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こんな地味な試合、あなたは好きですか?

2017年記事
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情報源: 広島が6連勝、岡田は今季1勝目、プロ初完封は逃す「次に生かしたい」/カープ/デイリースポーツ online

 交代を告げられてマウンドを降りる岡田は何を思ったかねぇ?

 昨日の加藤と同様に「完封」目前でマウンドを降りた。まぁ9回を投げさせることに賛否両論あるんだろうけどね、アタクシはこれでよかったんじゃねぇかなぁと思うよ。ま、その話しは後にしようか。

 開幕2戦目の先発を任せれながらも、序盤からリズムに乗れず試合を壊したよな。この1週間の岡田の頭の中はどうなってたんだろうねぇ?もちろん個人的にはヘボ球審の方に問題があるとは思っていたけど、それも野球。肌が合わない審判だって長いプロ野球生活で必ず出くわすわけで、それを敗戦の言い訳にしたらプロじゃねぇよな。ってかそれを引きずった時点でプロとしてはお仕舞いよ。そういう環境下でも結果を出す選手が1流と言われるようになる訳で、今日の好投は前回の登板を冷静に自己分析できていた何よりの証拠。今風で言えばきちんと修正できたということだよな。

 序盤は球が荒れていたように思ったけど、さすがは猛獣使い石原。相手が一回りしたくらいから、岡田の投球フォームがいい具合に力が抜けていい球が行き始めた。どんなやり取りがあったかはわからんけど、こうして投げれば、オマエは打たれんのよってのをリードで導いてくれた感じだよな

 昨日の加藤は9回のマウンドに上がる前にカープの攻撃が長かった為にリズムが狂ったのでは?と何人かの投手出身の解説者が言っていたけど、完封や大記録がかかる最後のイニングってのを理由はどうあれ、早くマウンドに上がりたいって心理は解らなくもない。今日の岡田も8回裏の味方の攻撃が長かったし、その割には点に結びつかなかった。多少心理的な影響もあったかもしれんよな。

 完封の期待がかかる大歓声を背に投げるのも初めてだし、これだけの球数を投げたのもプロでは初めて。初めてづくしの中で上がったマウンドってのはこれからの野球人生で大きな糧になる。これを経験できただけでも岡田にとっては大きいと思うよ。

 個人的には同点までは投げさせてもいいんじゃないかなぁと思っていたんだけど、同志のみなさまはどう感じましたかな?中には最終回は中崎で、という意見があってもおかしくない。同点まで投げさせたらこれまでの力投が無になってしまう可能性を指摘するご意見があっても少しもおかしくない。でもそんなことは岡田にとってどうでもいいことなんだよな。自分が最後までゼロに抑えればいい。そういう気持ちをしっかり持ってマウンドに上がったかどうかってことでアタクシには岡田がそういう決意であったと信じてますよ。

 緒方監督の決断も難しかったと思うよ。仮につかまった場合、完封を逃した時点で交代か?それとも同点になったら交代か?アタクシは選択肢はこの2つだと思ってたんだけどな、交代のタイミングは同点のランナーが出てからという選択だったよな。これなら仮にリリーフが打たれて負けても、同点までは岡田の責任だけど負けたら黒星はつかない。途中交代は悔やまれるけど、最悪の場合の傷口はそんなに大きくならない。そんな判断だったんじゃねぇかなぁと。岡田の好投を岡田の将来の為、今季優勝する為に重要な戦力にする為、絶妙なタイミングだったんじゃねぇかねぇ?

 そして、冒頭の言葉。マウンドを降りる岡田が何を思ったのか?それは本人しかわからんけど、複雑な気持ちであることは間違いねぇよな。そんな岡田をベンチで緒方監督が笑顔で迎えた。監督だけではなくチームメイト、ファンもみんな笑顔で岡田を迎えた。マウンドからベンチまでの道すがら、色んな想いがあったとは思うが、みんなの笑顔で岡田は次をしっかり向くことができたんじゃねぇかなぁと。また目標ができたじゃねぇか!?今日はそれでいい。完封・完投は次への宿題だ。この試合展開であの球数を投げきれたんだから、岡田にとってそんなに難しい宿題ではねぇと思うよ。今日は本当にお疲れ様。また、頼むぜ!

 おいおい、岡田で随分文字数使っちまったな。(笑)

 さて、本題だ!(え?これからかよっ!)

 カープの今日の勝ち方ね、個人的にはとても強い勝ち方だったように思うんだよな。強打のヤクルト打線相手にロースコアで戦い抜いた。岡田のピッチングはもちろんのこと、堅い守備もあった。アライさんや菊池、田中の好プレー、石原のリードとね、外野にあんまり球が飛ばない、地味な野球だったけど、長いシーズン打てないときもあるし、好投手を相手にする試合はいくつもある。

 その中で相手のミスにつけ込む形になったダブルスチールで先制。動揺したバッテリーの隙をついて石原がタイムリー。得点シーンはここだけ。ホームランもない、連打も無い地味~な展開だったよな。この2点を守りきる野球ってのが緒方監督がやりたい野球だったと思うし、かつての黄金時代でたびたび見せた「広島野球」なんだよな。

 ライアン小川はけん制がすごく上手いし、独特なフォームでもクリックが早いし、1球ごとにタイミングを変えて投げるから盗塁ってのは本当に難しい投手。盗塁が駄目でも果敢にダブルスチールを敢行してもぎ取った先制点は相手のミスを誘う絶妙な攻撃。これやられたほうは結構ショックなんだよな。俗にいう「カープはいやらしい野球をやる」って昔言われていたのは、こういう野球。相手のたった一つのミスを点に結び付けて、それを守りきる。本当に地味なんだよ。本当に。

 昨シーズンは打って打って打ちまくって優勝を手にした印象が強い。現に逆転勝ちが総勝ち星の半数以上。打棒で相手を圧倒した戦い方。これは見ているほうは派手に見えるし試合としては面白い。カープは強い!ってのを一般的には印象付けられる野球だよな。でも打線は水物と昔からいうのは、そういう戦い方は長続きしないってこと。主力にケガが出たりすれば、あっという間に綻びを見せてしまう野球なんだよな。

 かつての黄金時代は本当に打てなかった。少ないチャンスと相手のミスに乗じて点をもぎ取り、それを守りきることで勝ち星を重ねていった。今のカープも打ちまくるだけではなくてね、こういう試合をモノにしていくことで短期決戦での戦い方、去年はぶっちぎりの優勝だったけど、シーズン終盤までもつれる展開になれば、こういう勝ち方は絶対に生きてくる。黄金時代の到来の為には必ず必要になる「勝ち方」なんだよな。

 地元に限らずビジターでも赤いユニがスタンドを埋め尽くす光景は心から嬉しく思う。優勝するといわゆる「にわか」と呼ばれるファンが増えてくるのも肌で感じる。でもアタクシは「にわか」なんての気にしねぇのよ。カープを応援してくれる「同志」だからな。でも折角カープを好きになってくれるのならずっとずっと好きでいてほしい。アタクシのような広島に縁もゆかりもない者がカープを好きになったのは初優勝がきっかけだし、「にわか」出身のようなもの。黄金時代も知ってるけど、25年間の我慢も知っている。なんやかんやで40年ですよ(笑)
 これから黄金時代が到来するかもしれない、今日のような勝ち方をすれば現実味が帯びてくる。でもこういう地味な試合が多くなった時、決まって「カープの野球はつまらない」と球場から、お茶の間からファンが遠ざかっていくことも見てきた。閑古鳥がなく球場をTVで見て何とかしなきゃと関東に来たときは選手の為、強くなる為の足しにしてほしいとメガホンを何本も買ったもんだよ(懐)古いファンはそういう経験をしてるんだよな。そういうのをひっくるめて「ファン」としての誇りがある。仮にカープの野球がつまらなくなってもカープはカープ。こういう地味な試合に勝てば勝つほど、黄金時代がやってくるんだよ。だからこういう試合で勝つのも好きになってほしいし、打ちまくる試合と同じように好きになってほしい。オッサンからのお願いでした。

じゃ もう寝るわ zzz…

 

 

 

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