やっぱり10点差くらいないと勝てませんか?

やっぱり10点差くらいないと勝てませんか?

 弱いチームの典型ってのはね、勝つときはバカみてぇに打って大量点で勝つけど負けるときは接戦負け、逆転負けが多い。逆に強いチームは接戦、それも1点差ゲームに強く、先制して逃げ切り勝ちが多い。負けるときは早々に見切りを付けて、若手に経験を積ませたり、リリーフを休ませたりして負けは負けでも何かを残す試合にする。アタクシはこう考えますな。

3連勝中のカープ。でも内容を見ると大量点を取って勝っている試合ばかりだよな。それはそれで痛快で気持ちはいい。カープはすげぇ強いと錯覚してしまう同志も多いことでしょうなぁ。でも強いチームはね、3点差で9回を迎えたら勝ちますよ。普通は。それが出来ないということは、黄金時代なんざぁちゃんちゃらおかしいし、連覇なんて口にするのも恥ずかしい。そんな野球をやってましたな。

9回に投げた今村だけを責めてはなんの解決にもならんのよ。このチームの守りは全く状況を把握して野球やってねぇよな。9回に取られた3点は取られたんじゃなくて、あげちゃったんだよな。そんなチームが日本一なんていっちゃいけねぇんだよ。

まずは9回先頭打者を今村が三振に打ち取った。中崎がそろそろ1軍にっていう情報も今村の耳にも入っているだろうし、そうは易々とクローザーの座は譲らんよとばかりに素晴らしい立ち上がりだったよな。恐らく今村の中でも今日は調子がいいという感触を持っていたと思うよ。

続くロペスの打球。イレギュラーした打球に対応した安部が慌てたよな。これ、打者が左の梶谷や石川なら慌てるのもわからんでもないけどさ、ロペスだよ?ロ・ペ・ス。なんでそんなに慌てて送球しなきゃいけねぇんだ!?状況を把握していれば、そんなに慌てなくてもゆっくりアウトだろ?ったくどこ見て野球やってんだっての。

まぁ投げる方も投げる方なら、受けるほうも受ける方。ブラッドね。あれ、止めるのと後ろにそらすのとでは感じ方が全く違うんだよな。ベースに離れてでも後ろにやったらダメ。ランナーが2塁に行こうが1塁にとどまろうがどっちでもいいのよ。要は次に内野ゴロがいったときに、後ろに逸らされるとスローイングも慎重になる。内野手にいらぬプレッシャーを与えてしまうんだよな。どうせセーフならどっちでもいいんだろうしな、あれはブラッドも止めてほしかったよな。止めときゃ1塁でストップ。今村にも妙なプレシャーを与えんで済んだよな。

これに敏感に反応しちまったのが今村。先頭の梶谷投げた球とは全く別人の球投げてたよな。まずはストライクが入らない。今村よ、3点差あるの忘れてんのか?って程浮き足立っているのがわかったよな。いいんだよ、2塁に出たランナーを返されても2点差。アウトを1個ずつ取る過程で2塁ナンナーがホームに返っても屁くらいに思っておかなきゃいけねぇんだけどな。打者が筒香だから?何言ってるのさ?今日の筒香は全くカモだよな。打ってねぇんだから。仮にホームランを打たれてもまだ1点リード。ここは攻めのピッチングで行かなきゃいけんのにストレートの四球出してるようじゃ、どこ見て野球やってんだ!?って話なんだよな。

これで解説の野村謙二郎氏も言ってたけど、1発で同点のシュチエーションを作りたくはなかったけど作ってしまった。これで今村だけじゃなくチーム全体がヤバイよ、ヤバイよ!とね、浮き足出し始めた。あの四球が全てといってもいいよな。リリーフ投手はピンチが来ても1アウトずつ取る事を心がければなんてことはない。同点や1点リードの場面じゃない。3点勝っている場面だもん。そんくらいの余裕を持って投げなきゃ年間通してクローザーなんてできっこねぇんだよな。

これで1アウト1,2塁、一発出れば同点の場面、当然バッテリーは一発警戒で外一辺倒のリードになるのは目に見えているよな。打者の宮崎は一発の力はあるけど、最初から右狙いのバッティングでライトへのライナー。恐らく1塁ランナーを返すのを防ぐ為、少し下がって守ってたのかな?ここで誠也は勝負賭けたんかねぇ?掟破りのスライディングキャッチが見事にトンネル。

わからんよ。ライトが目に入って苦し紛れのスライディングキャッチだったかもしれん。それを差し引いてもあの場面で攻めの守備をやるリスクが全くわかってねぇって感じだよな。取れればゲッツー狙うなんて冒険はあの場面はやっちゃダメなのよ。あれ、仮にワンバンでとっても2塁ランナーは帰ってこれないでしょこれないでしょ?だってロペスだもの。ヒットになってもその後は満塁で守りやすくなるわけで、あそこまで守備で冒険するってこと自体、周りが見えていないといわれても仕方ねぇよ?高校の後輩だから厳しく言うけど、少し調子に乗り過ぎてねぇか?気を引き締めろ!と言いたいよな。

誠也のあぁいうミスってのは今回が初めてじゃねぇはずだ。アタクシが記憶しているだけでも2回ある。それに記憶に新しいところで日本シリーズでも同じような場面で松山が同じようなことやらかしたよな。敗戦から学ぶ事をしてねぇといわれてもしょうがねぇよな。緒方監督が言う「守り勝つ野球」ってのはこういう野球なのか?みんな、監督の言うこと聞けや!何か基本的な部分が欠けている様な気がするよな。

今村もあれはねぇだろ!?って感じですっかり己を見失っちまったよな。もう1点もやれない場面であっさり初球を戸柱に打たれて動転…じゃねぇ同点。あの辺ももう少し頭を使って投げてほしかったよな。もうこの時点で同点で終わったけど、もうカープに反撃の力は残ってなかった。だって、この回、守備位置に向かう選手の頭の中ってのは半分試合が終わっていたようなもの。広輔や大瀬良はヒーローインタビューでなんて答えようか?思案してだろうに。そら、「プロ」ですから、そう考えてなんの問題もないよな。それがあるはずのない攻撃のためにベンチに戻らなきゃならなくなったんだから、そらプッツンするわな。

最後はベイスターズとカープのリリーフ陣の「質の差」が浮き彫りになったよな。延長10回、1点勝負の場面でストレートの四球を出すピッチャーしか出てこねぇんだから、そら負けるよな。あの四球で試合が決まったようなもの。片やベイは山崎、パットンが完璧に抑えたよな。

リードして投げたパットンと今村の内容を見れば一目瞭然。3点差あってあのザマとたった1点のリードでも自分の役割をしっかりこなす投手とどっちが上に来るのかって言ったら、そら後者に決まってる。アタクシがベイスターズが上に来ると思っているのはここがしっかりしているってこと。仮に中崎が戻ってきても、このひ弱なリリーフ陣が劇的に変わることはない。ジャクソン以外の防御率は決して勝ちゲームに投げる防御率じゃねぇよな。

この負けを今村と一岡にだけ擦り付けてもダメ。守備がちょっと頭使えば今頃、球場に詰め掛けたファンの皆さんは笑顔で帰路についていることだろう。アタクシも自棄酒飲まずに、ぐっすり眠れただろう。これはチーム全体で負けるべくして負けた試合。そして一番怖いのはこの負けをどんだけ引きずってしまうかってことだよな。阪神に9点差をひっくり返されたのはついこの間のことだしな、ここで救援陣は新たな重石を乗せられた感じだろうし、この辺ってのを改善しないとまた、大事なゲームでやらかす可能性が高いのとチームが常に不安を抱えながら野球をしなきゃならんストレスがね、絶対にいい方向に進むはずがない。でもそんなんじゃ黄金時代なんてやってこないんだよ。

首位を走る阪神は接戦をモノにして連勝を伸ばしたよな。阪神が強いとは思わないけど、完全にあの大逆転から波に乗ったよな。片やカープも連勝で喰らい付いているけどね、今日みてぇなことやっていると一気に離される可能性は大だよな。とにかく明日、なんとかカード勝ち越しを決めると同時に、「勝ち方」ってにもチーム全体でこだわり持ってやってほしい。負け方が悪いだけにいきなり踏ん張りどころ。しっかりせぇよ!まったく。