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痺れる試合の勝利が一番の薬。

2017年記事
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情報源: 広島 松山のタイムリーで反撃/カープ/デイリースポーツ online

 以前にも書いたけど、弱いチーム、上位に上がれないチームの典型が「勝ちは大量得点、負けは接戦か逆転負け」なんだよな。これってのは相手の追い上げってのを気にせず野球をやってればなんてことないけど、勝っていても、一つのフォアボール、一つのエラーでね、ノーアウトだろうがツーアウトだろうが、何か一つ綻びがでると途端に浮き足立って自分達の野球ができなくなる。ま、こんなチームじゃ1点差勝ちなんてのは絶対に無理なんだよな。

 阪神に9点差をひっくり返されてからというもの、カープの選手がとてもビクビクしながら野球をやっている感じでね、勝とうが負けようがちょっとのミスやフォアボールで急に様子がおかしくなる。連覇、日本一と黄金時代を目指しているのをすっかり忘れちまったような感じでねビビリながらやっている姿が一番、腹がたつ。おまけに菊池が欠場となると、なおさらバタバタしてね、本当に覇者の誇りというものが、君らにはないのか!?シーズンを戦う上で、大きな武器となる「覇者の誇り」のアドバンテージ、10連勝のアドバンテージ、これを失ったとき、カープはまたBクラスの歴史を繰り返す可能性が高くなる。交流戦前の大事な一週間、注目していきたいポイントだったんだよな。

 試合開始から丸がサッカー始めたり、広輔がポロリと締まりのないプレーを見るにつけ、またかよ!?ってムードが漂い始めた2回の守りね、まぁ満塁の場面でブラッドがファーストゴロをベース踏まずにホームに投げてフォースプレーのアウトだけになった時は本当にイヤな予感がしたんだけどさ、あんだけ打たれて、あんだけ記録にでないチョンボやらかして2点で済んだ(笑)これは結構大きかったよな。

 その直後に1点返したことで祐輔は立ち直るかなぁと思ったけどな、3回の投球も決してほめらる内容ではなかったし、ピッチャーゴロを併殺にできなかったチョンボまで飛び出した。それでも0点に結果抑えられた。ヤクルトベンチとしては、マツスタの大歓声も後押ししてイヤな流れになってしまったよな。

 3回に同点に追いついたのも、ミスをもらいつつも、それを得点に結び付けられなかったことで流れがカープに行き始めたことが大きかったと思うよ。さぁ祐輔よ!立ち直って6,7回を投げきって欲しいなと思った矢先に降板しちまったよな。

 アクシデントなのか?ピリッとしない投球での懲罰交代なのか?その辺の情報は今のところ入ってねぇけど、仮にアクシデントなら流れがヤクルトに行ってしまう恐れもあった。それにカープの場合主戦投手や中軸に故障者が出るととたんに受身になり、黒星を重ねる黒歴史がある。かなりイヤな予感がしたよな。

 それを断ち切ってくれたのが薮田。真直ぐでグイグイ押すってよりもグリグリねじ込んでくるような投球にヤクルト打線が手も足もでなかったよな。この3イニングを見事に封じ込めたってのが、結果勝因になったよな。

 5月上旬あたりは結構打ち込まれてきた。まぁ開幕からこれだけ投げるのも初体験だろうし、疲れもあっただろう。1週間くらい下にはいかせずに再調整。ある程度のところまで復調してきたかと思いきや、ついこの間の中日戦で痛い追加点を取られたりしているし、正直「薮田で大丈夫かよ!?」不安がこみ上げてきたよな。

 それを剛速球でふっ飛ばしてくれた。この投球でヤクルトに流れが行きかけたのをまた引き戻した。きょうのポイントはこの薮田のピッチングってのは誰も文句ねぇだろうなぁ。

 しかし、薮田は亜細亜大学でほとんど投げていないにもかかわらずカープが上位指名したのは正直に驚きだったけど、やはりカープのスカウトってのは違うねぇ。もんげぇピッチャーを見つけてくれたよな。

 薮田の好投に応えるように、安部が逆転のタイムリー!個人的には前回の記事で5番安部という打順に異と疑問を唱えたんだけど、いいところで打ってくれたよな、ま、でもだからといって前回記事を撤回するつもりはありませんがね、今日のタイムリーは5番安部だからこそ飛び出したもんだと思うよ。まだ5番打者の顔ってのは認めてねぇけど、5番でこういういい仕事が続けば、評価も変わってくるとは思うよ。

 とにかくこの3イニングを薮田一人で投げきったってのが後の投手起用に生きてくる。復活の中崎、前回今シーズン初めて点を許したジャクソン、そして今村がきっちり1イニングずつ仕事ができたよな。

 これ、もし薮田が捕まっていたらワンサイドで負けている可能性が高い。祐輔降板ショックを引きずって終わっていたと思うよ。それを考えても本当に大きな仕事をしてくれた。素晴らしいよな。新妻も喜んでいるだろうに。今夜は祝杯だな。

 しかし僅差で勝ったのはいつ以来だ?ルーズベルトゲームを除けば1-0で巨人に勝った4月27日以来だよ。1ヶ月一回しか僅差の試合を制せないでこの位置にいるってことがある意味奇跡だよな。だって僅差の2点差以内で負けている試合が9試合もある。これをせめて5割の勝率にすればしっかり貯金ができる。連覇のためには僅差のゲームを取るってのは絶対条件だよな。

 僅差で勝つってのは、そら打っても守っても、投げる方も緊張感を持って戦い、その中で勝つことで自信を深めることに繋がる。フォアオールやエラーを繰り返すダラけた野球になれちまうと勝負の9月なんざぁ絶対に勝つことはできないのよ。緒方監督の言う「守り勝つ野球」ってのはこういった勝負どころで結果を出す為に掲げている方針だと思うからね、そういう意味では守り勝つことができたことで、選手も自信を取りもどすきっかけになると思うよ。「良薬は口に苦し」。苦しい試合を勝つことが、失いかけた自信を取り戻す最高の薬だよ。まぁ連敗を見失いかけた野球で止めることができた。乗って行って欲しいよな。

 明日は大瀬良かな?仮に祐輔がアクシデントとなれば、今後、大瀬良にカード頭の登板が予想される。強打のヤクルト打線相手に辛抱しながらの投球になるだろうけど、踏ん張りを見せて欲しいよな。

 

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