祐太、宿題やって監督に褒められた。でも1-0で投げぬいた勝利の方程式3人衆も褒めてあげたい。

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野球情報満載デイリースポーツ/菊池が13号先制ソロ弾 ブキャナンから左翼席へ

情報源: 菊池が13号先制ソロ弾 ブキャナンから左翼席へ/デイリースポーツ online

上の息子が小学生のころね、どうやら宿題をサボっていた時期が結構あったってのが発覚してね、ビンタ食らわしたことがある。息子の言い分は「どうせやっていかなくても叱られないし、みんなもやってないから平気」。その言い分にアタクシはなんてぇ姑息なやつなんだとその考え方に腹がたってねぇ。

その時に息子に言ったのが「宿題というのは先生との約束事。出来がどうかってことじゃなくて、やることに意味がある。約束を守れん奴を信用できるか?社会は信用してくれない。みんなやってないからやらんなんてぇのはじゃテメエは友達が人を殺したら、テメェも殺すのか?友達が死んだらテメェも死ぬのか?そんな勇気なんかねぇだろ⁉自分のやっていることの原因はみんな人のせい。先生が怒らないから?友達がやらないから?だから約束を破っていいなんてあまりにも身勝手。そんな自分の行動に責任もてねぇ人間はろくなもんにならねぇ!」とね。まだ「忘れちゃった~テヘヘ」のほうがかわいいよ。あの時は本当に情けない気持ちになったね。

子供もそうだし若者もそう。みんな未熟だし過ちを犯す。それを大人が諭し、子供がどう考えるか?答えを出すか?理解して直したり努力することを早い段階で覚えねぇとな、ろくなもんにならねぇ。アタクシは古いかもしれんけどそう思うよ。

2カ月も前に、今日の先発・中村祐はソフトバンク戦で2回持たずに降板した。そのままファームへ直行。詳しくは覚えてないけど緒方監督が即決で抹消と言っていた。中村祐にとっては厳しい現実を突きつけられた。そんな感じだった思うよ。

その時点で中村は何を改善したらいいのか?先発としてどういう投球が求められているのか?具体的には知らんけど緒方監督を筆頭に首脳陣から様々な宿題を出されたと思うよ。それをこの2か月間必死に取り組んできたんだろうねぇ、今日の宿題発表日に満点に近い答えを出してくれた。よく頑張ってきてくれたよな。

6回を投げ切ったところで緒方監督が直々に足を運び、握手をして労った。勝利が決まった瞬間にも選手を出迎える中村の後ろから声をかけていた。あれが「よく頑張ってきたな」という二重丸の評価の形だったと思うよ。これをきっかけに先発頭数が少ないわけだから頑張ってもらわんとな。期待したいよな。

そうやって這い上がっ来る力ってのはもって生まれたものだと思う。カープのスカウト方針はこうした「宿題」をきちんとやる子。しっかり練習する子を育てるってことに繋がっていると思うしな、その辺てのはカープ独特の文化だよ思うよ。

さて試合は菊池の虎の子の1点を中村からタスキをつないだ勝利の方程式がなんとか抑えて1-0の勝利。マジックが出てから接戦をモノにするってのはチームにどんどん力がついてくるきっかけにもなる。かつての黄金時代のカープは特にシーズン終盤こういう試合をものにして優勝をもぎ取っている。個人的には非常に「いい勝ち方」と言えるよ。

もちろん打線の援護があればって声も聞こえてくるけどな、野球は何といってもピッチャーよ。ピッチャーが0で抑えれば負けねぇんだからな。

そういう意味では勝利の方程式の3人ね、1-0という厳しい条件の中、しっかり仕事をしてくれた。アタクシはここが一番大きいと思うんだよな。

一岡の安定感は3人の中で一番だよな。疲れを感じさせないノビノビした投球が印象的。速球をズバズバ投げ込んでくる度胸もいい。頼りになるセットアッパーだよな。

中崎はずっと無失点を続けている。ランナーを出しながらも役割を果たしているよな。あのピンチの場面ねツーアウト2塁でバレンティン、山田を迎える場面。ヤクルトは最下位といってもこの二人はセリーグを代表するバッター。点差は1点。本当にチビッちまいそうな場面を切り抜けた。バレンティンにはフォアボールを出したけどな、バレンティンをイラつかせる「首振り戦法」ね、あれは石原のサインだと思うし、首の振り方も不自然で中崎も演技が大根だなぁと苦笑したけどな、あの場面はバレンティンの間合いで投げたらやられるよ。とにかく何としてでも抑えるって気持ちが伝わってきた。山田を見事に三振に打ち取ったけどな、まぁ外の高めの要求にしっかり投げ込んだ。ボールに見えたけど最後は石原のキャッチングで球審に手を上げさせた。バッテリーの粘り勝ちだよな。

締めはここのところピリッとしねぇ今村。前々カードでサヨナラ負け食らっているしその後の登板でもピリッとしねぇよな。ま、明らかに調子が悪いしサヨナラ負けを引きずっている節も感じられる。最後の大松は今季劇的ホームランを結構打ってるからな怖さはあったけど最後はしっかりフォークを低めに投げ切れた。この1球ってのは今村にとって自信を取り戻せる1球になりそうな感じがする。今日初めていいフォークが最後にいった。終わり良ければ総て良し。って感じでね。

それでも最近の今村の不安定さに「抑えを一岡や中崎に」なんてウチのオフクロみてぇなこと言ってる声もチラホラ聞こえるけどな、ここまで抑えの大役を立派に担ってきた投手の配置をなぜ変えなきゃならんのか理解に苦しむ。ボール先行や投球リズムを指摘する声もあるけどそれは先発投手に求めることで、中継ぎ、抑えはそんなことどうでもいいのよ。結果「0」に抑えればいいわけよ。そう、これでいいのだ!

ただ不安定に見えるのは中崎も今村も三振が取れなくなっている。中崎もボールのキレはイマイチだってことは認めるし、今村は真っすぐのキレとスピードもイマイチ、フォークもイマイチ、イマイチだらけよ。

そんな二人も今日はそれぞれ最後は「三振」で締めくくった。待ちに待った三振かもしれん。これでいい方向に調子が上がってくるような気がするよ。

とにかく1-0で投げるリリーフはしんどい。様々なプレッシャーの中投げ、この3人が出した結果ってのはポストシーズンに向けて一つ大きな意味のある勝ち方だと思う。マジックも自力で一つ減らした。阪神とDeNAも負けたんで二つ減った。まぁ二つ目はオマケみてぇなもんでね、こういう接戦を制してマジックを減らしたってことが日本シリーズに出たらきっと役に立つはずよ。しびれる場面の一発勝負できっとこの経験がいい結果に導いてくれる。そんな自信を感じた試合でしたな。