守り勝つ野球から殴り勝つ野球へ

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◆広島9―1中日(25日・マツダスタジアム) 悪夢を払拭した。アンパンマンが窮地を – Yahoo!ニュース(スポーツ報知)

情報源: 【広島】緒方監督「あきらめるまで殴る」過激メッセージでマジック再々点灯「21」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース
悪夢の横浜3連戦が終わって広島に戻ってきてね、引用記事にあるようにベンチ裏のホワイトボードに…

「あきらめるまで殴る。最後まで殴る。」

と記されていたそうで。相手が戦意喪失するまで殴り続けろ、手を緩めず攻め続けろということのようですな。

緒方監督の発案なのか?いやいや、アタクシは琢朗コーチの仕業と踏んでるんだけどな、自信を失いかけた選手たちを奮い立たせるにはなかなかいいんじゃねぇかなぁと思ったよ。

昨日、今日のカープの試合を見ているとね、横浜でのカープは本当にカープなのか⁉と目を疑った。まぁ裏を返せばベイスターズが乗っていた、ムードが最高潮の時期にカープが当たった。首位のチーム相手だしな、失うものは何もない。思いっ切ってぶつかってきた。それをカープが最後までぶん殴り切れず、ベイスターズに懐に潜り込まれて最後にうっちゃられた。正直、相手と対戦するタイミングが悪かった。昨日と今日の勝ち方を見るとそう納得させられる。3連敗の後に2連勝。これで吹っ切れたんじゃねぇのかねぇ?

特に初戦に関しては中日が音を上げるまでぶん殴り続けた。

今日の試合でもボクシングで言えば早いラウンドで強烈なアッパーカットでダウンを奪って大ダメージを与えたものの、小熊が結構粘ってきた。少しイヤな感じもしたけどな、終盤で安部の強烈なストレートで2度目のダウン。そして止めは地味~に堂林のボディブロー。これまでふらふらだった中日にとっては無茶苦茶効いたんじゃねぇかねぇ?これで見事にKO勝ち。

緒方監督もマジックが点いたあたりから野球を変えてきた。ランナーが出たら手堅く送る采配。恐らく先取点をとって「守り勝つ野球」を体現しようと試みたんだろうねぇ。

黄金時代を知る世代は1点差、2点差を守り切る野球で勝ってきたのを見てきているんでね、そしてマジックが点灯してからの苦しみ、重圧ってのも知っている。我慢に我慢を重ねながらなんとかマジックを消しきる。これが理想だと思うし、優勝するにはこういう野球をやらなきゃいけない。そう思い込んでいた。緒方監督もそういう野球をやろうというのが采配で見て取れたよな。

ところが横浜でリードを守り切れなかった。その原因は明らかにリリーフ投手の登板過多、ヘバってきた。本当に色んな負の要素が横浜に集まってきてしまった。

はっきり言って負け方が首位のチームの負け方じゃなかった。このままズルズルいく可能性を大いに感じていた。守り勝つ野球を少なくともこの中日との3連戦でやろうとすれば、選手へさらなるプレッシャーをかけてしまうかもしれない。リリーフ投手のヘバリも考えれば先発がある程度試合を作っているうちに殴りまくって戦意を喪失させて4点差、5点差にして終盤へもっていく。まぁ作戦通りうまくいくかどうかは別にしてね、試合に臨む姿勢というかねぇ?とにかく打者は攻撃に集中して行こう。投手は野手を信じてね、先発はなるべく長く投げて不調のリリーフ陣に重圧のかからない形で投げさせて復調を待つ。勝負の9月向けて態勢を立て直すにはいいタイミングで、わかりやすい言葉で試合に集中できるフレーズだと思うよ。ベンチのファインプレーじゃねぇかねぇ?

どうせなら、残り試合、ポストシーズンも含めてね、このフレーズ通りの野球をやって走り抜けちゃったほうが、今のチームはいいような気がしてきた。勝負の9月はとにかく形はどうでもいい。勝てばいいのよ。そういう意味では接戦予想で手堅い攻撃をするのではなくて、とにかく相手投手を殴り続けてセーフティリードで終盤にリリーフにつなぐ。今のカープ打撃陣ならある程度こういう勝ち方ができると思うしな、むしろこういうカープの方が相手もやりづらいし脅威になるだろうねぇ。この姿勢で突っ走っちゃえよ!っていうのアリと思えるようになってきたよ(笑)

どうやらリリーフ陣は配置換えするみてぇだな。個人的には今村が調子を落としているのが残念。せっかく中崎からもぎ取ったクローザーの座を一時的かもしれんけど明け渡すことになった。8回ジャクソン、9回中崎のリレーが復活したよな。これが一時的なものなのか?今村が調子を取り戻すまでの応急処置なのか?それともこの役割分担で行けるところまで行くのか?

ジョンソンがいい意味の誤算で昨年のようなピッチングをみせて戻ってきた。薮田も長いイニングを意識して投げてくれた。明日の岡田は突如崩れる悪癖が顔を出すとやっかいだけどな、今日の薮田のように7回くらいまで放ってくれれば、リリーフ陣にはいい休養になる。週明けのヤクルト戦からボチボチ今村を楽な場面で投げさせて回復具合を見極める。そんな青写真があるのかもしれねぇけどな。

さて今日の試合を振りかえってみるとまずは先発の薮田がよく投げてくれたよな。正直序盤はボール先行でね、申し訳ないけど相手が中日じゃなかったら早々にマウンドを降りてもおかしくない感じだったよな。薮田の生命線は内角のひざ元のコースが基本線。そこから落とすのか?曲げるのか?そのままズバッと来るのかってが基本的なスタイルなんだけど、今日の序盤はボールが抜けてたよな。低めにボールが集まらんかった。ここ数試合はこういう立ち上がりの姿が目に付くからな、今後はしっかり修正してほしいよな。ま、それでもナイスピッチングだったよな。

広輔の満塁弾は本当に大きな一発だったよな。下位打線でつないだチャンスを一番打者が一発で返すなんてぇのは相手にとっては相当なダメージだよな。守備に関しては突っ込んできてのグラブさばきが非常に上手くなったよな。とにかく打率3割をクリアしてね、不動の1番ショートを確固たるものにしてほしいよな。

8回登板のジャクソンも本来のボールを投げていた。体の開きからスライダーの曲がりが打者に対応され始めておかしくなったからね、スライダーの精度ってのを注目してみたんだけど、だいぶいい時の状態になってきている。9月は大車輪の活躍を予感させるジャクソンスマイルだったよな。

阪神は勝ったみてぇだからこれでマジック20。まぁ阪神の勝敗に一喜一憂するのではなく、勝てばマジックは確実に減らせるわけだからそこに集中してほしいよな。「あきらめるまで殴る。最後まで殴る」。選手を集中させる魔法の言葉になりそうな予感がするよ。もし、そうならこのフレーズを書いた人が今シーズンのMVPかもな。