松山・會澤とは複数年を結ばず。選手の真意は?カープ球団の真意は?

松山・會澤とは複数年を結ばず。選手の真意は?カープ球団の真意は?

野球情報満載デイリースポーツ/カープ会沢、ナインのため100分交渉 選手会長はグラウンド外でも奮闘

情報源: カープ会沢、ナインのため100分交渉 選手会長はグラウンド外でも奮闘/デイリースポーツ online

個人的には大変注目していた今週の主力選手の契約更改。その注目のポイントはこちらの記事で確認していただくとしてだ、アタクシはどうも納得いかない部分が多い。FAせずに残留を決めた松山と来季FA資格を取るであろう會澤とそれぞれ「単年契約」を結んだ。多くのカープファンが複数年契約を結んでほしいと願っていただろうに、思い切り期待を裏切る結果になっちまったよな。

期待を裏切ったのは松山?會澤?いえいえ期待を裏切ったのは思い切りカープ球団だよな。

松山、會澤の年俸に関してはアタクシは妥当だと思うし、昔のカープを知っているからな、アップ率を考えるとやはり財布の中身は結構潤っているのがよくわかる。年俸に関しては問題ないだろうねえ。

ただ、ファンの関心というかね、せっかくリーグ優勝して3連覇も日本シリーズ敗退でしぼんでしまった盛り上がりがね、丸のFA巨人移籍がトドメで大変後味の悪いシーズンになっちまったよな。ファンがある程度笑顔で今年を終えるとすれば、やはり来期以降FA移籍が懸念される選手たちと複数年契約を結び、ファンを安堵させること。球団の今年の最後の仕事はこれなんだと思うんだよな。

だが今のところは来オフの懸案事項を一つもクリアにできていない。それは何故か?

それを考える上では選手の真意とカープ球団の真意を分析してみる必要があると思うんだよな。

まずは選手の真意。

FAを行使せず残留を決めた松山に対してカープは複数年契約と単年の両方を提示したと言われているよな。

「安定を求める年じゃない。勝負して年俸を上げたい」

そういった理由で松山は単年契約、それも一番「やりがい」のあるベース1億+出来高を選択した。

松山は33歳。選手の中にはそろそろ「終活」を考える年齢であってもおかしくねぇよな。それをまだまだそんな安定を求める年じゃないと「勝負」に出たわけだ。

「勝負」とは言ってもまだFA権は保有しているわけだし、来季も好成績を残せば自分をもっと高く売れることになる。非常に残念な話だけど、もう少し成績を残してからFA宣言しても遅くないと思ったのかもしれん。大変いやらしい見方をすればね。

もう一つは過去にもFA宣言せずに残留した選手が何人かいるんだけど、「その後」ってのはあんまり芳しい成績を残せていない。特に松山が入団してからというのは正直残留してパッとした選手がいないってのも判断材料のひとつなんじゃねぇかねぇ?

過去10年位のFAと言えば東出、梵、栗原、石原、広瀬あたりかねぇ?残念ながら複数年契約を結びながらも以前のような成績を残すこと出来なかった選手もいるよな。彼らは決して複数年契約に胡坐をかいていたわけではないと思うけど結果から見ればFA交渉時が選手としてのピークでそこを境に故障で苦しんだり、若手の台頭があったりで出番が減っていたってのは共通しているんじゃねぇかねぇ。一言で言えば「老け込んでしまった」わけよ。

もちろん松山がどう考えているのかはわからんけど、アタクシがもし松山だったら、1年1年目標を目指してプレーした結果、好成績であれば出来高で年俸が上がるやり方ってのが一番モチベーションを高めることができる、それも大好きなカープというチームでということなのかなぁと。松山はそういう男だってことだよな。

複数年の場合の条件てのは報道されていないけど、恐らく年俸を2千万くらい上乗せしての3年契約位だったのかな?いや年齢を考えれば2年かもしれん。そのくらいなら頑張って成績を残せば1億5千万、2億の可能性を追い求めるのも決して間違った選択じゃねぇと思うし、松山自身がそういう自信を深めたシーズンであったからこそ、単年を選んだと思うわけよ。

そこをカープ球団が汲んであげてね、もう少し複数年でも色んなオプションをつけてあげるくらいことをやってあげればもっと変わった形でファンを安堵させることができたんじゃねぇかなぁと。

會澤に関しては来期FA流出の可能性が高まったと言わざるを得ないよな。會澤には複数年の提示という報道をアタクシは目にしていないけど、あったんだろうか?

コメントによると「FAのことは考えていない。プロ野球選手は1年1年が勝負。1年間必死になることを考えていきたいです」。

まぁ来季プレーしてみて成績次第ではアタクシは丸と同じ展開になる確率が非常に高まった。そんな印象を受けたよな。

これって會澤がどうだって話じゃなくてね、選手の気持ちとしては当然だと思うわけよ。どんなにいい選手だって故障に見舞われる可能性はあるわけだし、會澤はデッドボール多いからほかの選手よりも高いかもしれん。来期は絶不調になるかもしれん。そうなったらFA宣言なんてぇ恥ずかしくてできんよな。

丸だって2年連続MVPを取るくらいの活躍をしたから、声を掛けてくれる球団があったわけで、悪ければ来季も赤い帽子をかぶっていたと思うよ。

會澤もそう。今からFAなんて考えられないっての。来期のシーズンを終えて今年並みの成績なら「他球団の話を…」という気持ちが湧いてきて当然だと思うのよ。選手は悪くないと思うわけよ。

ただ、會澤が単年契約を結んだことでツバつけようと間接的に接触してくる球団は間違いなくあるだろうねぇ。結局はカープ球団がそういう魔の手からも選手を守るっていう気概があるかどうかって話に繋がっていくんだよな。

そんな状況を整理するとカープのFA取得選手の対応というのが非常に悪いという結論になってしまうんだよな。

松山は左投手の攻略に成功して自信を深めた。1億円プレーヤーになった。もっともっと頑張りたい!という気持ちにカープは契約内容で応えるべきだろう。その提案をしないから単年契約になった。まぁ松山の事だから来期もFAチラつかせて交渉なんてぇのはしないだろうけど、ファンから見ると一難去ってまた一難とハラハラさせらるわけよ。

それなら3年、4年契約位で初年は1億+出来高、2年目は初年の最終年俸+出来高、3年目は…といった感じで1億円を最低年俸として頑張りしだいではどんどん年俸が上がっていくような契約ってのを提示したら話が変っているような気がするんだよな。

會澤にしてもそう。せっかくキャッチャーとしては大変重たい「27」を背負って2年連続ベストナイン。球団が會澤をリスペクトしているのなら、FA資格取得を控える會澤にはもっといい条件を出せないものかと。

そもそもカープ球団のFA交渉ってのは新井、金本がFA移籍した時代から止まっていて進歩していない。「宣言残留」を認めることがカープ球団としての精一杯の「誠意」だといまだに思っているよな。だがどうだろう?宣言残留を認めた選手はみな出て行ったよな。つまり「宣言残留」はカープ球団が勝手に選手に押し付けた「誠意」であり、当の選手は「ありがたい話」程度にしか感じてないってこと。本当にこの選手に残ってもらいたいのなら、その選手に見合った「誠意」示し方ってあるんだろうと。それを武器に交渉していくのが本来の「交渉」だと思うんだよな。

「誠意」=「金」だ。という選手もいるしファンもいる。そうではなくて選手のやりがいや環境改善に答えを出していくことも「誠意」だと思う。選手だけではなく家族やプライベートな部分でのフォローをすることも「誠意」と感じる選手もいるだろうねぇ。

その辺てのがカープは他球団に比べると「甘い」というか「不慣れ」というかね、どうもそういうアプローチが上手くないんだよな。内川のFA交渉もそう。どこかで「金ふんだくられるんじゃねぇか!?」とビク付きなら交渉している印象は否めんのよ。

FAを控えている選手には今からでも君が必要だと言っておくべき。近づいてきてから話すんじゃなくて主力に関しては今年は會澤や菊池だけど、大瀬良や誠也だって順調に行けば必ず来るわけよ。そんなん、今から球団の想い、ビジョンなんかをきちんと話しておくべきだろうと思うよ。FAは選手の権利なんてぇスカしたこと言っているけどな、そんなんじゃみんなそっぽ向かれちまうよ。

男も女も恋人や結婚相手は自分の意志で決めるよな。仮に好きな異性がいたとすれば、大抵の人は表現方法に個人差はあるだろうけどさ、たいてい自分を見てとアピールするだろうに。カープがやっていることってのは、恋人を誰に決めるのは彼女の権利だからと遠くから見ていたら他の男がチョッカイ出してきて慌ててアプローチしているようなもの。それで本当にアタシのことが好きなの!?と言われたら「いや、そういうの…苦手で」と頭ポリポリとやってるのと同じなんだよな。もうやり方をいい加減やり方変えんとな。カープも。

その基本というか根底にあるのが「金」の問題。ここでも何度も書いているけど、独立採算制を取る球団としては経費コントロールってのは絶対にやらなきゃならんのよ。だからコストパフォーマンスってものにこれまでも非常に神経を使っているよな。

FA残留以外に複数年契約を結ばないってのは結局は「コスパ」を意識してのことだろうねぇ。だからベースをある程度作っての出来高払いってのがカープは助っ人とはそういう契約が多いよな。老舗球団は活躍するかもわからん助っ人に3億出しても結果はサッパリってのを何度も繰り返しているよな。カープはあぁいうことは出来んのよ。でも考えてみればカープの助っ人が活躍するのはこの出来高ってのがモチベーションに繋がっている側面もある。逆に大枚もらっていると変なプレッシャーってがかかるのもわからないでもないよな。

FA宣言しての残留ってのはマネーゲームには乗らないって言えば少しはカッコいいんだろうけどな、結局はFA宣言をすれば一度、所属している球団を離れるという格好になる。仮にもとにいた球団と再契約するにはドラフトで入団した時のように「契約金」ってのが発生する。丸が巨人に行ったのはもちろん「憧れ」って要素が強かったのかもしれんけど、それ以上に「金」なのよ。5年で30億にプラスされる契約金がべらぼうに払われるのよ。恐らく巨人の提示している契約金の金額ってのは年俸の数倍の金が動くだろう。そら、結局金だよねっていう金額なのよ。カープは昔からそういう勝負になったら戦えませんよ、という球団。

だからこそ、一人一人の選手の性格や家族状況ってのものを把握しながら条件を詰めていくっていうきめ細やかな対応ってのが必要になってくるような気がするんだよな。

そこが「誠意」なんだろうと思う。「誠意」の示し方が少々時代遅れというかね、せっかくファンが毎試合マツダスタジアムに駆け付けて、選手の年俸の足しになればとグッズをファンは勝ってくれる。10年前と比べれば、そら球団の金庫にはある程度の金はあるだろう。

でも、その金の使い方ってのは万年Bクラスの脳みそのまんまなのよ。別に儲かった金を全部使えとは言わんよ。でも儲かった金をファンが喜んでくれる為に使うってことは大事だと思うわけよ。

その金の使い道ってのがね、主力選手の引き留めに使うってことも熱心に応援してくれるファンに対する答えのような気がするんだよな。

選手の育成であったり、ドラフト戦略ってのはカープは独特の考え方で12球団の先頭を走っているってのは、紛れもない事実だし誇りだよな。

でも、これだけ球場にファンが詰めかけ、グッズが売れていくっていう根本にあるのは「ファンの気持ち」だと思う。だから、10年20年前の貧乏球団の発想ってのは捨てて欲しいのよ。

それを捨てたという意思表示をファンに示すのは丸の引き留めであり、會澤、松山の複数年契約だとアタクシは思っている。結果が大事なのよ。それが出来なかったということであれば、アタクシはカープファンとして経営陣に引導を渡したい。

もちろん、若い選手は育っているよ。4連覇だってかなりの確率で実現してくれる戦力はある。だから丸が出て行ったって個人的には全く心配していないのよ。

でも、丸を好きになってカープファンになった人だっているはず。アンパンマンの愛称で松山を好きになったチビッコファンはいっぱいいるはず。會澤のように打てる捕手に魅力を感じてファンになった人もいるだろう。

カープは、そういうファンに対しても「答え」を出す責任がアタクシはあると思うわけよ。もう貧乏なお荷物球団じゃないわけよ。中〇みたいに世界第二位の先進国と言われながらまだまだ途上国だから援助してくれみてぇな分厚い面の顔の持ち主ならまだしもな、3連覇という結果と夢の器マツダスタジアムという背景を持っているわけで、もうそういう言い訳でファンをごまかして納得させるレベルの球団じゃないのよ。

でも、明らかにカープの経営ってのはその部分を疎かにしているってのは変わっていねぇよな。そこが一番の問題とアタクシは思うよ。育って選手が引っ張られていることをまたカープ球団が繰り返そうとしているんだよな。

松田オーナー、鈴木本部長体制になってからもうずいぶん長いよな。こうなると組織が膠着してしまっているのが想像つく。そろそろ次世代にバトンを渡すアクションもしてほしいよな。

そこに目と行動がいかない限りはマツダスタジアムは以前の旧市民球場のように、強くても球場がガラガラという悪夢を再び見ることになるかもしれん。そうなれば、またカープの存続問題になることは目に見えているのよ。

みんな、カープに甘いよ。ダメなところはダメとファンが言わんとな。広島では松田オーナーを批判することは御法度に近いんでしょ?批判したら出入り禁止になるんでしょ?マスコミは。だからカープの批判は広島では皆無でしょ?

マスコミはあてにできません。結局はファンが声を上げないといかんのよ。丸を流出させた責任を、仮に来季會澤も菊池も松山も出ていくようなことがあれば、明らかに球団の怠慢と経営陣の責任をカープファンが問わなければいかんと思うよ。なんやかんや言って「市民球団」なんだから。

本当にこれまで契約更改ってのは、気にいらん。本当に気に入らんのよ。

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