「記録」のためのサポートって悪いことかね?

「記録」のためのサポートって悪いことかね?

 広島の田中広輔内野手(29)が決勝打と満塁弾でチームの連敗を2で止めた。

情報源: 【広島】田中広、決勝打&満塁弾!不振脱出だ「少しずつ良くなっている」

昨夜はちと、外で一杯やりたくなって帰宅したのがちょうど広輔の満塁ホームランの場面。前の打席には勝ち越しタイムリーと広輔が8番を打つ「価値」というものを感じさせた試合だったよな。

でもまだ万全とは言えん。ホームランを打ったのは左の変則投手(ゴメンなさい、名前が…)。左打者は体が開きがちだけど、開かずに体の前で打てた。勝ち越しタイムリーも左投手から。もともと左を苦にするタイプではないんだけど、左投手だと体が開かずに打てる。

課題は右投手のインコースへの速球系。どうしても振り遅れたり、体が開き気味になる。この球を別に打てとは言わん。ファールでもいいのよ。ところがこの球にバットが当たらん(笑)。せめてファールで逃げることができれば配球も変わってくるはずなのよ。でもそこが当たらんから対広輔へのウィンニングショットになっちまってる。この辺が改善されると打率は上がってくるだろうねぇ。

SNSで見たんだけど、カープOBの達ちゃんが「広輔は故障していた。それが良くなってきたんで打つぞ」みてぇな発言をしたらしい。それに対して様々な意見があるみてぇだけど、中には不調の広輔を使い続けてきた理由はやっぱり「記録」のためなのねぇ~みてぇな意見も見かけた。

アタクシは「記録」のために試合に出続けて何が悪いの?と思うわけよ。実際に4月はチーム全体は不調だった。借金8で最下位だった。でもそれは試合に出続けた広輔のせいなのかといえば、そうではないよな。

確かに1番打っていた時は打率もさることながら出塁率も悪かった。もともと3割を打ったことのない打者だけど、最高出塁を取ったのは粘って四球をもぎ取ることができたから。それができていないってのは何度もここで書いているけど球が見えていないってことなんだと思うわけよ。チームが乗れなかったのは広輔の出塁率の悪さの影響はあるかもしれん、でもそれが全てではないよな。

5月に入りベンチは打線にメスを入れたけど、広輔を外すことはしなかった。下位打線に「異動」した。小園を使えという声もあったけど、3連覇に貢献して、億もらってる選手に対して2軍でも結果が出ていない高卒ルーキーに代えるってのはチームの崩壊につながりかねない「愚策」だと思う。

会社組織に例えるのはあまり好きではねぇけど、仮に広輔がバリバリの営業マンだったとしよう。会社のトップまでとはいかんけどいつも3,4番手くらいの売り上げをコンスタントにたたき出している。

その営業マンが様々な要因で売り上げが下がったとする。さぁ営業部長はどんな策を講じるのか?

営業部長は広輔の「実力」を知っている。営業部のために数字以外でも部下をまとめてくれたり、若手の教育にも熱心に手を貸してくれる。地味な仕事も嫌がらずにこなしてくれる。欠かせない存在なのよ。

そうとなれば、スランプ脱出のために話を聞いてあげたり、環境を変えるために一部担当替えをしたり、自分のクライアントを少し回したりと営業部長は奔走するだろう。それが普通よ。

仮に営業部長が成績不振だけを理由に広輔を営業担当から外し、そこにまだ入社したての新入社員に担当替えをしたらどうだろうか?

恐らくアフターファイブの居酒屋で「あの部長はダメだ」「あの部長は何もわかってない」「なんで新人なんかに…」なんてぇ愚痴がアチコチから聞こえてくるだろう。

そうなると営業部長と部下の間に溝ができる。そうやって組織の中での信頼感ってのは薄らいでいくもんよ。そうなると立て直しはそれこそ人が変わらんと無理だろうねぇ。

まぁもちろんプロ野球は実力の世界。実力の世界だけど、広輔と小園を比べるのはまだ2,3年早すぎるよ(笑)。まぁファンはみんな監督みてぇなもんだけど、ちと曲論すぎはしねぇかとずっと思ってたんでね(笑)。

広輔の場合は少しの配置転換でいい方向に出始めた。そしてチームも連勝を重ねてあっというまに借金完済、貯金が二ケタ。ここに広輔が全く貢献していないというカープファンはいねぇよな?

そこには当然広輔の力も十分貢献している。1番打者としては今の状態では難しいけど、ショートとしての経験や守備力、走塁、内野陣のまとめ役なども広輔の実力。使い続けていたのは打てなくてもベンチはそこに期待をしているから「外さない」わけで決して記録がかかっているから「外せない」ということではないと思うんだよな。

監督が「外さなかった」広輔が復調してきた。東出コーチも出塁率が上がれば1番復帰もあり得ると発言している。さぁ今後どうするのか?見ものだねぇ(笑)

記録といえば、西川の連続試合安打が球団2位タイまで伸びてきた。アタクシの永遠のあこがれ高橋慶彦さんの記録にとどくかどうかってところまで来たよな。

ノーヒットで迎えた第3打席。勝ち越しのチャンスに打順が回ってきた。試合は終盤、後まわってきてもこの打席を含めて2打席しかない。この2打席でヒットを打たなきゃならん。でもここでベンチは送りバント。

もし、緒方監督が「記録優先」の監督ならバントをさせただろうか?

違うよな。「勝利優先」だよな。

そして西川はしっかりバントを決めて広輔の勝ち越し打につながった。いい仕事をしたよな。

その後打線が繋いで繋いで西川にはもう2打席回ってきた。その最後の最後で内野安打を打って記録をつないだよな。

これはやはり7回の「いい仕事」をした西川に対してチーム全体が「勝利優先」から「記録優先」に切り替えてつなぐ意識が見えたよな。

特に誠也は4打席目、5打席目は四球を選んでいる。4打席目はランナーが1塁にいればファーストがベースにつくので1,2塁間が大きく空く。つまりヒットゾーンが広がるんだよな。5打席目は自身がアウトになれば試合は終わる。ここを何とか打つのをグッとこらえて、西川に回すって心意気が伝わってきたよな。まぁ誠也本人には確認する術はないんだけど、恐らくそういう「思いやり」ってのが多分に含まれた四球だったような気がする。

「記録」ってのは個人の力だけで作られるもんじゃねぇと思うよ。監督コーチ、チームメイト、そして裏方さんにファンの声援だって力になるもんよ。

これで広輔も西川も記録が途切れずにすんだ。これでいいんじゃねぇかねぇ?「記録」のためにプレーし、周りがサポートすることってのは悪いことじゃないよ。二人とも、記録を伸ばせるといいよな。

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