緒方監督とラミレス監督の「勝負勘」の差が順位の差。そう感じた8回裏。

緒方監督とラミレス監督の「勝負勘」の差が順位の差。そう感じた8回裏。

 「広島2-3DeNA」(1日、マツダスタジアム) 広島が痛恨の逆転負けを喫し、CSの本拠地開催が危ぶまれる事態に陥った。CSでも対戦する可能性のある天敵・今永にこれで6戦5敗。2位・DeNAとのゲームは3・5に開き、4位・阪神には2差に迫られた。残り17試合。希望の光をつないでほしい。

情報源: 緒方カープ 天敵対策に右打者並べるも逆転負け 指揮官「悔しい試合」 4位阪神と2差

とうとうやってきた「勝負の9月」。

残念ながらカープは8月も13勝14敗と負け越し。7月も11勝12敗と負け越し。夏場をしっかり乗り切ることができなかった。結局月間勝ち越しは5月だけ。まぁそう考えればリーグ優勝というのも難しいし、Bクラス転落の危機も納得できるよな。

昨日の試合は6回からしか見られなかった。薮田の好投も観ることができなかった。ただ、印象に残ったのはカープの選手ではなくDeNAのエース、今永。眼下の敵、カープに対してきちんと白星を重ねている。1勝1敗で迎えたこのカード、しっかりカード勝ち越しに貢献した。

この前のカードの東京ドームでの巨人戦。勝ち越しをかけてエース・大瀬良が登板。ここで不甲斐ない投球をみせ試合序盤で勝敗が見えた。

先制されながらも一気に崩れることなく7回まで来た今永と比べてどうだろう?あそこで大瀬良が勝っていれば8月は逆に勝ち越せた。巨人⇒DeNAと上位と当たる6連戦も五分で切り抜けられた。

ここに来て、やはり「エース」の登板試合できちんと勝てるかどうか?巨人・菅野、DeNA今永に比べると明らかに今季は大瀬良が見劣りしたのは否めない。今の成績ってのいうが物語っているよな。

この勝負の9月は残念ながら3位争い、CSの最後の席を争う「勝負」になりそうだよな。

昨日のゲームの前半は見ることができなかったので試合の寸評はなし。スコアからみるに先発の薮田が申し訳ねぇけど、予想外に好投してくれたよな。できることなら白星をと思った同志も多いだろう。

薮田自身も昨夜はこれまでとは違った「悔しさ」がこみ上げてきたことだろう。すっかりご無沙汰してしまったあの「悔しさ」。

昨年、今シーズンと四球から崩れる、ストライクが入らない、そういう自分に対する悔しい毎日を送っていたことだろう。でも昨夜は違う「勝てなかったこと」「大事なところで打たれた」ことによる悔しさ。どうだろう?そういう悔しさを久々に味わった薮田が今後、変わってきてくれることに少し期待を持ちたくなった。そんな登板だったよな。

本人曰く、ソトへの一球だけと言っていた。まぁそれが同点のホームランにつながってしまった。別に薮田を責めるわけではないけど、その失投を同点につなげる一発という答えを出すDeNAはやはり優勝争いに絡む資格を持っている。そんな気がしたよな。

DeNA打線というのか核になる選手筒香、ロペス、ソト、そして故障しているけど宮﨑。このうち二人位を完全に抑えられれば勝機は十分にある。アタクシはそう考えていた。

カープ投手陣もこのカードは非常によく抑えていたと思う。まぁそれがこのカード、すべて接戦になった要因でもある。

こうなれば、勝負を決めるのは、チームの目標の有無であったり、選手の執念であり、ベンチの勝負へのこだわりだったりする。一言で言えば現状の緒方監督とラミレス監督との「差」がでた3連戦だろうねぇ。

アタクシは結果論みてぇでイヤなんだけど、8回満塁のチャンスでメヒアが惜しいショートゴロでチャンスをつぶした場面ね、あそこ、メヒアに代打を送る手はなかったのかなぁと思った。それはなぜか?

8回の攻撃を振り返ってみよう。西川凡退の後、長野が今永直撃の内野安打。これで今永は降板。今永を引きずり下ろすことができた。ここでイケイケにならんと嘘なのよ。続く国吉は誠也に四球。ここで松ちゃん対策でエスコバーが登板。注目したのはこのエスコバーのコントロールなんだよな。

松ちゃんは打ちに行ったところにインハイが来て、避けたけどスイングを取られて三振。はっきり言ってこの日のエスコバーはコントロールに難があった。ここに攻略のポイントがあったように思う。

続く會澤にも四球。まぁこれは敬遠気味ではあった。この辺はラミレス監督の勝負勘だろうねぇ。長打を打たれれば2点差になるランナーをあえて出したわけだからな。それでもメヒアならという想いがあったのかもしれん。

なぜならメヒアはチャンスであればあるほど、どんなボールでも振ってくる。打てるボールを待てない。アタクシはずっとそういう目でメヒアを見てきた。恐らくプロのスコアラーならその辺の情報は入っているだろう。それなら會澤勝負よりも、ボール球でも手を出すメヒアの方がエスコバーならいいのだろうという判断。だから敢えてボール2となった時点で會澤との勝負を避けたのだろう。満塁のリスクを負っても會澤<メヒアなんだということだよな。

もう一つ。これまでエスコバーは左打者のコントロールに苦しむシーンが結構ある。この日もそう。ならばあえて左の内野安打を狙える足もある安部を代打で起用する手もあったような気がするんだよな。いや曽根も面白いかもしれん。そうなるとDeNAベンチの目論見も外れることになる。計算外だよな。もちらん左対左になるけど、「あえて」の起用。案外押し出しであっさり同点なんてぇのもあったかもしれん。

ここで言いたいのは選手の状態、性格、通常時とチャンス時の打撃のスタイル、そして相手投手の状態を考える選手起用よりもあくまでも右投手には左、左投手には右という固定観念にとらわれすぎていないかということなのよ。特に勝負所でね。ここに緒方監督とラミレス監督の「勝負勘」の違いを見せつけられたような気がするのよ。

実際にメヒアに対してはあれほど荒れていたコントロールがズバりと決まっていた。というか初球は非常に甘い球だったけど見逃した。四球の後の初球というのは甘くなる傾向があるし、その球を待つというのっも一つの考え方。

結局、初球の甘い球を見逃したことによってメヒアはいつものように難しい球でもなんでも手を出した。最後のショートゴロは惜しいあたりではあったけど、初球の見逃しの段階でかなり勝負あったって感じになったよな。

もう一つは相手に考えさせる野球ってこと。安部ならセーフティバントもあるかもしれん。さっきも言ったように転がせば内野安打だって狙える足もある。ただ打つだけのメヒアよりはこの場面はもっと相手に考えさせる選手起用というのも必要だなぁと。

まぁその辺が緒方野球の頭の硬さということなんだろうねぇ。

さぁて、いよいよ勝負の9月、だよな。対戦相手は下位チームが圧倒的に多い。それと地元で残り10試合ある。これを生かして3位死守と行きたいところだけど、3位を守りに行ったら阪神にひっくる返されるだろう。あくまでも2位に狙いを定めて戦わなきゃならん。

そういう意味では、対戦相手うんぬんではなく、「勝ち続ける」という意識をどれだけ持てるかだろうねぇ。

ただ、難しいのは優勝を取りに行くのと、2位を取りに行くのではモチベーションを維持する上では雲泥の差が出る。どうしても「3位を守る」方が楽というか、現実的というかね、そっちに目が行っちまうのはある意味仕方ないこと。でも、そっちに傾けば、Aクラスは危うい。難しいよな。

阪神が4位だけど、まだ借金がある。でも、これ借金完済して5割に戻せば、かなり勢いを増してくる可能性がある。そうなると今のカープでははっきり言って跳ね返す力はないだろう。悩ましいよな。

もう一つ。やはり緒方監督の去就というのが、ファンの間でもささやかれているよな。この辺の空気も足を引っ張りそうだよな。

ただ、アタクシは3連覇の誇りというのは忘れてほしくない。そのプライドを持って勝負の9月を戦いきってほしい。そうすれば、来期に光を残せる。色んな意味で「勝負の9月」だよな。

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