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阪神はCSに出るにふさわしい戦いぶり。「勝負の9月」に浮き彫りになる「監督の本当の実力」

Magetter
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 広島は4年ぶりのBクラスが決まった。阪神がこの日の最終戦で中日に勝ち、順位が入れ替わった。 15年以来、4年ぶりのBクラス。9月は8勝10敗と勝ち星を伸ばせず、残り5試合は1勝4敗。最終戦で敗れてCS進出を決められず、阪神に大逆転を許した。

情報源: 広島悪夢の4年ぶりBクラス 終盤の失速で阪神に大逆転を許す

このブログでも何度も書いてきたフレーズ「勝負の9月」。何も優勝争いだけではなく、順位争い、タイトル争いと様々な「勝負」が繰り広げられる9月ね、これをしっかり勝ち切るチームや選手が褒美を得ることができる。

そう考えると毎年9月に失速する阪神が投手力を前面に押し出して残り9試合の時点で4.5ゲーム差を逆転したというのは見事の一言。まぁカープが取らなきゃいかん試合をことごとく落とした結果なんだろうけど、阪神の3位というのは「あきらめない」というのを「言葉だけ」ではなく、采配で、プレーで追及してきた結果だと思う。本当に立派だよな。

個人的にはこの阪神のような戦い方で最後、巨人をひっくり返す絵を描いていたんだけどな、その力がカープにはなかった。

カープはどうだろう?残り10試合をきったあたりで本来なら4位を引き離すべく「ラストスパート」をかけなきゃいかんだろう。不安な投手陣の再編はやらなきゃいかんかったよな。

阪神はもともと投手陣が豊富な中、先発としては今季結果を出せなかったガルシアをロングリリーフ要員に置いた。これだけでも「監督はあきらめていない」という意思表示だったろう。緒方監督にはそういうところがなかった。「一戦一戦」「自分たちの野球」から抜け出せなかった。いや、逸脱するのが怖かったのだろうねぇ。

これでCSは面白くなってきた。2位のDeNAはカープに出てきた方が「楽」だったろう。ハマスタで7点差を逆転して勝った勢いがそのままアドバンテージになったはずだし、カープもあの逆転された試合から、立ち直るきっかけをつかめずにシーズン終了まで来てしまったよな。

逆に阪神をDeNAは苦手にしている。これは昔から。とある阪神ファンによるとDeNAには負ける気がしないという。ラミレスの采配も何も気にならないそうだ(笑)。もし阪神がファーストステージを抜けるとなると、勢いに乗りそうだよな。

阪神が2位でシーズンを終えCSで巨人を4タテして日本シリーズにいったことがある。その再現をと勢いづく可能性も十分に考えられる。

捕手出身の矢野監督の投手起用が冴えそうな気もしてきた。矢継ぎ早に継投する原監督に対して、冷静な継投を見せてくれそうだよな。残念ながら、緒方カープよりも魅力的に感じる。面白いCSになりそうだよな。

SNSを覗くとまぁカープのCS進出に関して言えば、6割くらいのカープファンはこの結果を受け入れている感じだよな。阪神が負けることをひたすら祈るファンもいる。中には最終戦でカープに勝っておきながら阪神に連敗した中日を責めるものいるけど、見苦しい、恥を知れといいたい。

「勝負の9月」の戦いぶりを見ればカープがCSにふさわしくないチームであることは誰の目で見てもわかる。

確かにカープファンなら、CS、下剋上を願う気持ちはわかる。でも、これまでの戦いぶりにその可能性、光を見出すことができただろうか?

残念ながら今のカープのチーム状況に緒方監督の野球が馴染まなくなってきた。そう表現した方が解りやすいかもしれん。

アクション映画を撮らせればヒットを連発する映画監督も社会派ドラマや恋愛ものを撮らせると駄作ばかり、大きな舞台で様々な演出を手掛ける演出家も小劇場ではその力が発揮されないのと同じでね、今のカープのスタッフでは緒方監督は結果を出せない監督ということ。

配役、スタッフがしっかりハマれば勝てるけど、そこに穴が開いてしまうと結果が出せない。融通が利かない、創造性がない。そういうことだと思う。だから、一度監督から降りてもらって、チーム戦力が整えばまたやってもらえばいい。チャンスがあればね。あればの話よ。しつこく言うけど(笑)

仮に3位に滑り込んでしまえば、松田元に続投の口実を与えてしまう。厳しい状況の中3位に食い込んだ手腕を評価するなんてぇ活字が頭に浮かぶ。もう1年、緒方監督に託せば恐らく来季の今頃は大変なチーム状況になっているだろう。それがある意味、松田元の狙いでもある。優勝には金がかかって困ると公言した人だからねぇ。まぁ3連覇して優勝というのはおいしいと考え方が変わっていればいいけどな。まぁでも期待薄よ。

我々ファンはそういうみじめなカープはもう見たくない。そんなチームにしないために声は上げなきゃいかんと思う。まぁそもそもこのブログは万年Bクラスに甘んじていたカープの尻を叩くために始めたようなもの。優勝できなかったカープに対して、CS進出すらできなかったカープに対して「不満」という意思表示をファンはするべきなのよ。

ただ残念なことに、マスコミは今回のCS進出を逃したのも「カープは頑張ったけど、惜しかった。阪神が強かった」で済ますだろう。もっと広島のローカルでいいから、ワイドショーなんかでV逸の徹底検証とか各局でやったらいい。まぁできんとは思うけどな(笑)

ある意味アタクシは4位でよかったと思う。ダメだったというメッセージがストレートに伝わるから。球団も変えざるを得ないだろうし、緒方監督も辞める理由が明確になったからな。ここからチームを立て直す人材が入ってくれば、黄金時代の継続に期待が持てる。アタクシはそうなればいい選手は沢山いるんだし、若手も育ってきている。希望は失われないと思う。3連覇で疎かになっていた秋季キャンプでまた若手をゴリゴリ鍛えたらいい。そこには必ず希望が見いだせるはずだからな。

今季、結局月間勝ち越しは5月だけ。そらBクラスなのよ。当たり前だよな。カープ球団の対応がこれから注目だよな。

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コメント

  1. 鯉の新井 より:

    Mageさん、こんにちは。鯉の新井です。
    まず今シーズンもブログの更新お疲れさまでした。
    去年までと違いストレスが溜まる試合が多い中
    興味深い記事を読ませてもらって感謝します。
    それと緒方監督も正式に辞任したそうでお疲れさま
    と言いたいですね。カープで野球一筋で体調も壊されてた
    みたいですからとりあえずゆっくり休んで欲しいですね。

    さて次は誰がなるんですかね。佐々岡コーチの内部昇格
    か野村前監督の復帰かと言われてますが私はやはり
    黒田監督が誕生して欲しいですね。いるだけでコーチも
    選手もビシッとしそうでワクワクしますが、難しいですかね。

    これからストーブリーグの記事も楽しみにしておりますので
    宜しくお願いします。

    • 鯉の新井さま。
      今シーズン、お付き合いいただきましてありがとうございました。
      なかなか返信ができず、申し訳なく思っております。これに懲りず今後ともよろしくお願いします。

      緒方監督の辞任ですが、潮時ではないでしょうか。個人的には緒方監督の監督としての能力というのはある程度は評価しています。なんせ、3連覇しているわけですから。
      ただ、優勝を経験しながらも主力選手であったり、精神的支柱であったり、コーチが抜けていく中で、球団がその部分を補強していかないことにより、チーム自体が疲弊しているように感じます。
      これまでの緒方野球ではカープは立ち行かなくなる。それは緒方監督も悟っていたのではないでしょうか。

      黒田監督、いいですね。投手コーチなんてぇ中途半端じゃなく監督して投手陣の立て直し、そしていい投手をどんどん育ててくれそうで夢があります。

      ストーブリーグは毎日とはいきませんが、ことあるごとに更新してまいりますのでよろしくお願いします。
      コメント、ありがとうございました。

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