数字から見えてくる「投手陣の踏ん張り度」がBクラス転落の要因の一つ。その中で遠藤はよくやってくれたよな。

数字から見えてくる「投手陣の踏ん張り度」がBクラス転落の要因の一つ。その中で遠藤はよくやってくれたよな。

 広島の遠藤淳志投手(20)が3日、来季の目標に先発ローテ入りを掲げた。2年目で初めて1軍に昇格した今季は、中継ぎとして34試合に登板して1勝1敗1セーブ、防御率3・16。2軍では先発を務めながら、1軍ではチーム事情で中継ぎに回っていた。こだわりが強いという先発で、来季は勝負をかける。 遠藤は真っすぐ前を向いて、胸にある思いを言葉に込めた。今季はプロ初登板や初勝利のうれしさなど貴重な経験を積んだ。さらなる飛躍を見据える来季。自らの手で勝ち取りにいくポジションは先発だ。

情報源: 広島・遠藤、先発再挑戦 来季のローテ入り目標にフェニックスL参戦

もうシーズンも終わっちまったしな、いつも記事を書く時間がぽっかり空いちまってね、途方に暮れそうだから今日も更新することにしたよ。

それに、今季初めに短くても記事を書くと決めているしな、色々ネタ集めて、オフを乗り切ろうと思っているよ。

ある読者の方のツイッターでカープの防御率は改善されているのに佐々岡コーチの評価が低いとのご意見を目にした。

なのでカープの今季の投手成績を少し掘り下げてみてみることにした。

防御率 3.68(リーグ2位)
失点  601(リーグ4位)
自責点 524(リーグ2位)
与四球 513(リーグ5位)
被安打 1198(リーグ2位)
被本塁打 135(リーグ2位)
セーブ 23(リーグ6位、1位は中日の37)
ホールド 119(リーグ6位、1位は阪神の145)
完投 10(リーグ1位)
完封 14(リーグ1位)

この数字を見て色んなご意見があるでしょうなぁ。1イニングで12点取られたこともあるのに、防御率2位は意外だよな(笑)

ザクっとみて、意外に防御率はリーグでいいじゃねぇか?そう感じた同志は多いんじゃないでしょうか?やはりこういう部分というのは被本塁打、被安打の数と比例してくる。つまり防御率4点台だった昨年と比べて、投手陣のレベルはいい方向に向いているということだよな。ある程度佐々岡コーチの手腕というのは評価していいと思う。

完投勝ち、完封勝ちはやはり先発陣の頑張りというのが見て取れる。逆にブルペン陣のセーブやホールドはリーグ最下位。来季への補強ポイントが見えてくるよな。

逆転負けがヤクルトに次いで2番目に多かったのもこの数字とリンクする。いかに中崎・一岡の不調が痛かったというのがわかる。

もう一つは「勝負弱さ」。ピンチをどれだけしのげるか?ここもブルペンの質が勝敗を分ける。まぁこれってのは数値化するのは難しいし、あくまで「印象」で判断するしかない。

ただ、ヒントはこの数字の中にある。それは「自責点」だよな。

「失点」と「自責点」の違いはわかりますかな?

当ブログの読者の方には女性の方も多く、また若い方にも読んでいただいている。最近カープを好きになった同志はまだまだ野球の数字の部分までご存じない方もいらっしゃると思うので簡単にご説明を。

「失点」その文字通り失った点。ホームランを打たれた時の点、押し出しで与えた点、エラーで与えた点。取られた点全ての合計。これはわかりやすい。

「自責点」というのは投手自身の責任で、取られた点のことを意味するんだけど解りづらいのでもう少し具体的な例で説明しましょう。

例えば、保っさんが8回から登板。ポポ~ンとツーアウトを取ります。その後平凡なサードゴロを安部が1塁へ悪送球(安部、ゴメン)。その後、保さんは連打を浴びてツーアウト満塁とし、満塁ホームランを打たれる(保っさん、ゴメン)。さて、保っさんの失点は4だけど、自責点は?

答えは0。不思議でしょ?

ちなみに自責点の定義は
自責点は、安打、犠飛、犠打、刺殺、四死球(故意四球を含む)、暴投、ボーク、野手選択、盗塁によって進塁した走者が得点したときに、失点とともに記録される。ただし第3アウトを取る機会を得た後の失点は自責点にはならない。

保っさんが自責点0の根拠は安部のエラーがきっかけ。ただし書きに注目なんだよな。要はスリーアウトを取る機会があったのにエラーで出塁された後の失点は基本自責点にはならない。安部がちゃんと送球していればスリーアウトだよね?保さんには責任ないよ、ということ。

よくファールフライを落球する場面あるよな。あれ、ファールだから当然塁には出られないけど、野手には「エラー」がつく。それも自責点をカウントする上で重要なのよ。その落球の後、ホームランを保っさんが打たれても(保っさんゴメン)、保っさんの自責点にはならない。こういうことよ。ちゃんとやっていれば、なんてことないのに投手の責任以外で作ったピンチで失点したのは投手の責任ではない。だから失点と自責点を分けていることになる。

となると見方を変えると失点と自責点の差が大きければ大きいほど、失点に失策が絡んでいるということ。それと、そういった味方のミスに対して投手が踏ん張れないという部分も見えてくる。特に一つのミスでピンチを迎えるリリーフ投手陣の踏ん張りを見る一つの指標ともいえるよな。

さて、カープはどうだろう?

失点-自責点の差
1.中日 19点(失策リーグ最少45)
2.巨人 37点
3.DeNA 54点
4.ヤクルト 64点(失策リーグ2位97〉
5.阪神 70点(失策リーグ1位102)
6.広島 77点(失策リーグ3位87)

阪神の失策102個だから当然失点と自責点の差が出るのは当然だろうねぇ。でもそれよりも失策が少ないカープの方が差が大きい。

これを見てみるといかにリリーフ陣の踏ん張りが効かなかったということがわかる。ツーアウトから失策がらみで点を失うケースが多いということだよな。この辺の勝負弱さというのがよくわかるデータだよな。これも来季に向けての課題だよな。

こうしてみると中日が守りの野球ができ始めている。監督が投手出身、ヘッドが捕手出身。この辺、指導者のカラーが出ているよな。来季、楽しみなチームになってきたよな。

その苦しいブルペン陣の中で若手の成長もあった。その筆頭は何と言っても遠藤だよな。まぁこのブログでもかなり贔屓にしている投手よ。

投手の台所事情でリリーフにまわったけど本来は先発。来期はローテ入り目指してまずはフェニックスリーグでアピールだな。

「後悔するなら腕を振れ」みたいな気持ちでマウンドに上がっているそうで、その投げっぷりを見れば気持ちが伝わってくる。

個人的にはフォークを武器にしているので抑えをやってほしいという気持ちはあるけど、遠藤本人は先発へのこだわりが強いようだねぇ。

先発転向と言えば、今季のアドゥワが色々苦しんだよな。いい経験をしたシーズンだったろう。それと同じような道をたどる遠藤も当然、来季は苦労するだろう。

特にリリーフで連投の続いた夏場はやはり疲れも出た。仕方ないよ。でもその辺ってのは経験しないとわからない部分でもあるし、夏強い選手もいれば弱い選手もいる。そういう大変さというのはファームではなかなか経験できない。

ブルペンにまわってもプロの大変さというのを体験できたというのは今後の遠藤にとっては大きなプラスになるだろうねぇ。

強打者を打ち取る、打たれる経験も1軍ならでは。この経験を来期に行かしてほしいよな。

とはいってもカープは投手陣の再編が急務。来季への課題だろうねぇ。今後の補強に注目だよな。

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