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「捕手王国・カープ」の熾烈な1軍争いは中村奨が脱落。開幕1軍の切符をつかむのは!?

2020年キャンプ
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 広島のドラフト5位・石原貴規捕手(22)=天理大=が攻守に輝きを放ち、開幕1軍入りをアピールした。阪神戦に「9番・捕手」でスタメン出場。2回2死一塁で横山から左翼線へはじき返し“プロ初安打”となる二

情報源: 【広島】ドラ5石原貴、開幕1軍アピール 初安打&近本刺した「開幕を1軍で迎えたい」

今季のキャンプは1次キャンプの段階で捕手が5人が1軍に選ばれた。今や侍ジャパンの正捕手の位置に近い會澤、ベテランの石原慶、打力が自慢の坂倉、甲子園で大活躍した中村奨、そしてルーキーの石原貴。

それ以外にも昨季若手投手と1軍でバッテリーを組んで経験を積み、打撃も向上してきた磯村。ムードメーカーでもある。これだけ捕手の名前がスラスラと5,6人出てくるのはカープぐらいだろうねぇ。

どのチームも正捕手が故障離脱となるとチーム状態が悪くなる。2番手、3番手捕手の力が落ちるからねぇ。どのチームも捕手には苦労する。その辺、カープの捕手の層は厚いしベテラン、中堅、そして若手とバランスもいい。「捕手王国」だよな。

1軍当落上にいると思われるのは坂倉、中村奨、石原貴の3人。1次キャンプではそれぞれ持ち味を出した。2次キャンプの実戦でこの3人を見たいということで出番のない石原を日南に残した。これは決して石原が脱落という意味ではないよな。

チームとしては捕手の理想として「打てる捕手」ってのはあると思う。当然 、打てなきゃ話にならないということで、打撃練習をそれぞれ重ねて来ただろう。

しかしあくまでも「捕手」というのが一番のポイントで試合を任せられるにはゲームのコントロールという部分が最重要課題だろうねぇ。投手のリード、良さを引き出す。流れを渡さない配球や攻め、そして肩を含めた盗塁阻止といった部分が本業なわけで、それが同等なら「打てる方」という選択なるんだろうと思う。だからキャンプでのアピールはどちらかと言えば「打撃」であってそれぞれに持ち味をアピールできたんだろう。だから沖縄組に残れた。これから実戦で「捕手」としてどうかという段階に入ってきたわけだよな。

佐々岡監督がこれだけ捕手を残したということは、その辺をゲームで見たかったということだよな。

それを証明するかのように練習試合の初戦は坂倉、2戦目は石原貴、3戦目が中村奨がそれぞれスタメン。試合を一番落ち着かせたのは石原貴だし、一番荒れたのが中村奨。

もちろんその試合に投げた投手の調子、調整具合も影響はあるだろう。もしからした中村奨の時に調子の悪い投手がズラリ並んじまったのかもしれん。

それでもそういった投手を誤魔化しながらリードしていくのも捕手の務め。客観的に見て中村奨にはまだリード面で課題あり。そう判断しての日南行きなんだろうねぇ。まぁ本人も言っていたけど腐らずやっていくことだろうねぇ。

これで石原貴と坂倉の争いになってきているよう感じるけど、忘れちゃいけねぇのがいる。そう、日南組の磯村だよな。

記憶が間違っていなければ、磯村は昨季も2軍スタートだったように思う。しかし開幕すればアドゥワや山口を中心に若手投手の時にマスクをかぶり、それなりの存在感を示してくれた。1軍の投手相手に打撃も向上しているよな。

こちらには情報が入って来ていないけど、日南で元気にやっているんだろうか?故障じゃないよな?だとすれば、最終的には磯村と1軍に残った捕手で開幕ベンチを競う形になるだろう。

開幕ローテも影響してくるだろう。開幕投手は大瀬良で決まり。ジョンソンを2カード目の頭で使うか、大瀬良の後の2戦目で使うかで開幕1軍の面子も変わってくる。2カード目の頭でジョンソンとなれば、登板まで石原をファームに置くという手がある。

残り試合、この捕手の開幕1軍争いには目が離せないよな。

さて、その捕手争いが高いレベルで展開している中で、SNSでは「コンバート」の話題も結構上っているよな。打撃を生かすために坂倉を外野に、中村奨を内野でなんてぇ声も聞こえてくる。でもアタクシは反対だねぇ。まだ、その決断は早すぎるよ。

まず、捕手というのは成長するまでに本当に時間がかかるポジション。若手のうちは試合に出るために打撃を磨いている。というのが坂倉や中村奨、石原貴の立場だと思う。

その上は磯村で彼のリードはやはりこの3人に比べると1段上だと思う。この1段上に上がるのに必要なのは捕手としての経験なんだよな。

もちろん捕手不足で打撃が良ければ1軍でマスクをかぶることができるかもしれん。この3人が捕手不足のチームに行けば開幕1軍の座を得ることもできよう。しかし、リードが未熟な捕手のチームが優勝できるかと言えば、それは非常に難しいだろうと。

カープが黄金時代を継続していくにはこの若手3人の捕手が後3,4年お互いが競い合って打撃だけではなく、捕手として成長していくことこそが一番大事だと思うんだよな。

あと、3,4年するとみんな25歳前後。この間にも捕手をドラフトで獲ることもあるだろう。上にも詰まっているのもいるしな。

その中で25歳くらいで捕手を撤退して野手に専念としても決して遅くない。まずは捕手で向こう3,4年切磋琢磨して高いレベルで定位置争いをしてほしいよな。

坂倉は昨季は外野の練習なんかもしていたけど、今季は捕手一本でと気合が入っていると聞く。そうよ、そうでなくちゃ會澤のポストは奪えんよ。これまでは試合に出るために得意な打撃をアピールしてきたけどな、捕手で入った以上、捕手で勝負しなきゃ。その辺の強い気持ちというのを感じたよ。

5年後には誰かが捕手をあきらめることになるかもしれんけど、坂倉、中村奨、石原貴とそれぞれ特徴のある捕手が揃っているんだから、これを武器にすることを考えた方がコンバートするよりもチームにとってはいいことだと思うよ。

ルーキーの石原貴はこれまでカープにはいないタイプの捕手。近年のカープの盗塁阻止率を考えるとあの強肩は本当に魅力だよな。昨季の盗塁王近本を刺したんだから、使いたくもなるし、自信にもなろう。

カープの投手というのは牽制や走者を塁にとどめる技術というのは素晴らしい。そこにこの強肩となれば、守備面でかなり強みを発揮できるだろう。試合で見てみたい捕手だよな。

残念ながら中村奨は日南に行くことになってけど、初めての1軍キャンプで感じたことは沢山あるだろう。特に指摘されているリード面の課題克服に取り組むには試合に出ていくのが一番だろう。この経験を胸に頑張ってほしいよな。

いつの間にか「捕手王国」になったカープ。やはり強いチームにはいい捕手が絶対条件。次代の正捕手は誰になるのか?もう今から戦いが始まっているんだねぇ。

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コメント

  1. 鯉の新井 より:

    Mageさん、こんばんは。鯉の新井です。
    ちょうど今日、坂倉のインタビューやっていて
    今年から捕手一本で行く決意を話してましたよ。
    それとおっしゃる通り石原貴は肩いいですねえ。
    大卒のキャッチャーをわざわざ取った意味がわかる気が
    します。それと磯村のニュースは本当に流れませんね。
    私も故障じゃなきゃいいがなと思います。
    それと松ちゃんは残念ですね。達川さんも守備の様子が
    おかしかったと言ってましたからしっかり治して
    戻って欲しいですね。

    • 鯉の新井さま。
      松山、残念ですねぇ。折角秋季キャンプから気合を入れて若手に交じって頑張っていただけに本人が一番悔しいでしょうねぇ。

      個人的には3,4年後に坂倉が打てる捕手として7番あたりを打つと打線に厚みがでますし、3番でも面白いと思います。まずは順調に成長してほしいですね。

      コメント ありがとうございました。

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