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勝ち方忘れた佐々岡カープ。先発争いは明暗。遠藤は前進、薮田は…

Mageちゃんが斬る!
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 広島が打てず守れず0―6で敗れ、練習試合の再開から3連敗を喫した。3月7日の西武戦からはオープン戦、練習試合を通じて対外試合は2分けを挟む12連敗となり、佐々岡監督も苦悩の表情を浮かべるしかない。

情報源: あれれ…広島12連敗 散発5安打に守備の乱れ 佐々岡監督は泰然「勝った方がいいが、試すこともある」 – スポニチ Sponichi Annex 野球

これで対外試合12連敗。公式戦ではないとはいえ、「おい、佐々岡!勝ち方わかってんのか!?」なんてぇ不穏なムードがお茶の間にも漂い始めたんじゃねぇかねぇ。

確かに「練習試合」よ。試合ごとにテーマもあるんだろう。それは理解できる。

それでもこのコロナ渦の中で首都圏や関西圏に比べれば被害の少ない広島は他球団に先んじて調整できたはず。緊急事態宣言が明けて他球団は始動してんだから、単純に考えれば「カープの選手はやっぱり動きがいいね」とならなきゃいかんだろうにどうも選手の動きに「キレ」と「元気」がない。

野手に関しては守備のミスが多いし、打撃もまだ自由に打たせているんだろうけど、なんとなく打っている感じでね、対する阪神は野球をやっていて選手から「楽しさ」が伝わってくる。盗塁を仕掛けたり、積極的な走塁だったりね、阪神ファンもいずれ開幕するシーズンに様々の想いを馳せたことだろう。すこしうらやましくも思う。

特に打撃に関しては薮田の投球パターンを読んでいるのでは?と思うくらいスムースにバットが出てくる。この辺、捕手出身の矢野監督が知恵をつけているようにも思える。そう想像させてしまうくらい、矢野阪神には目的意識が浸透しているように思えるし、佐々岡カープはその真逆にいる。そんな印象を受けたよ。

この温度差がそのまま勝敗に出た。そんな練習試合3連戦だったよな。

この日は「先発テスト」で使うという意図は理解できた。薮田、遠藤をそれぞれ4イニングずつ。明暗を分けたよな。

残念ながらアタクシの推しメン遠藤の投球は見られなかったけど、よかったようだねぇ。これでまた先発のイスを引き寄せることができた。よかったよな。

ただ、まだフォームに関しては2段モーションも捨てきれていないようだねぇ。

このゲームに関しては2段モーションよりも流れ重視のフォームで好結果が出たようで。そろそろ固めたいよな。

遠藤は恐らくスピードを含めた球威について追及したい思いが強いのかな?自主トレから取り組んできたのはそこを強化したいという気持ちがあったんだろうねぇ。

若いからな、何でも挑戦してみていいと思う。今回の2段モーション挑戦も今季は難しかったけど、何年か後に「しっくりくる」場合もあるかもしれん。あの時やってよかったとなるかもしれんよな。

一般人でも、昔、やってきたことが後々「やっといてよかった」と感じる経験をオッサンなら一つや二つあるだろう。今回の取組も決して無駄ではなく、いつか生かせる時が来る「財産」になるはず。そろそろ「今季はこれで」と決めていくことになるだろうねぇ。

対する薮田。残念ながら4回を5失点、8安打3四球。2本のホームランを食らった。散々だったよな。

でも、この日の投球を見ていると手ごたえをつかみ始めているのかなぁという印象も持った。

まず打たれた原因は二つ。球が全体的に「高い」のよ。これは薮田が長期低迷している大きな原因でもある。それともう一つは「ストライクが取れる球種」の精度。逆にここが改善されれば「まだまだ使えるのでは?」とも感じた。

薮田のフォームってのは本来なら「コントロール重視」のフォーム。頭の上から投げおろすというよりは耳の横から球を押し出すようなフォーム。砲丸投げのようなね、これ故障しやすいのよ。押し出すイメージではなくそこからスナップを効かせるイメージだとコントロールがついてまた違うんだろうけど、球威に問題が出てくる。変化球の精度も含めて、その辺は薮田自身がしっくりこないんだろう。押し出しながら投げるフォームが今の薮田にはベストなフォームなんだろう。それはそれでしょうがないんだけどな。

ただリリースポイントが一定でないとコントロールが難しい。結果が出なくなったのは全体的に高めにボールが集まってしまう。ここなんだろうと思う。

あれだけボールが高めに集まれば打者は楽。高めに「目付け」しておけばいい。低めは捨てて高めのストライクゾーンを待っていればいい。

その典型がボーアに打たれた一発。初球インハイに行った。というよりは「行っちゃった」んだろう(笑)2球はインコースやや真ん中の真っすぐをファール。3球目の低めのフォークには反応せず、4球目のカープは高めに外れてカウント3-1。薮田はもうこの場面、フォークは怖いから真っすぐかカットでストライクを取りに行くしかない。まぁそこにいい具合のインコースよりの高めの真っすぐ。「待ってました!」と日本語では言ってねぇとは思うけど、ボーアにとっては思っていた通りの球が来た。弾丸ライナーでライトスタンドへ持ってかれたよな。

薮田が打たれるのはこういうパターン。この場面で例えば4球目のカープでストライクが取れると全く内容も打者の感じ方も変ってくる。アタクシが「ストライクが取れる球種」を課題にあげたのはこういうこと。本当にカーブでストライクを取れるならその後の真っすぐやフォークが生きてくるし、何しろ打者が勝手に考えてくれる。

これぞ、薮田というのもあった。2回だったと思うけど、木浪に対して初球カーブでストライク、2球目をインサイドよりの低めの真っすぐでファールを打たせて追い込み。もう一度ボール気味の真っすぐでファール。最後はフォークで落として三振。この木浪の打席は全て低めに集まった。フォークの持ち主だけに低めに集まれば優位に攻めの投球ができる。可能性はまだ秘めている。そう思いたい。

アタクシは薮田という投手に散々痺れさせられた。15勝した2017年シーズンよ。

中継ぎから先発にまわり、低めの真っすぐと下に落ちるフォーク、外にずれるカットを駆使して三振の山を築いた。自分の球を信じて黙々と投げ込む姿に惚れ惚れしたもんよ。

その薮田をアタクシはずっと追い求めている。今季は少しだけどその片鱗を見ることができる。

とにかく低めにボールを集め、カーブで簡単にストライクが取れれば真っすぐやフォークが絶対に生きてくるはず。

恐らく佐々岡監督が2軍からの推薦された投手のテストを示唆したよな。恐らく薮田は下で再調整となるだろう。

まだまだ自分との戦いが続くんだろうけどな、アタクシは痺れる薮田をずっと待っているよ。頑張ってほしいよな。

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