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なぜカープはCSで敗退したのか?①「ハマスタサヨナラ3連敗のトラウマ」

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 圧倒的な強さで3位DeNAには14・5差をつけてペナントを制した広島だったが、CSは初戦で勝った後、まさかの4連敗。日本シリーズ出場はならなかった。

情報源: 広島 日本S出場ならず 緒方監督「自分の責任 もっと勉強しなくては」 – スポニチ Sponichi Annex 野球

 巷では日本シリーズが始まってますな。初戦は試合開始からTV観戦してたんだけどな、2回くらいから悔しさがこみ上げてきた。悔しくて悔しくてね。消しちまったよ。それから見てねぇよ。

 ファンの想いってのは多種多様なんだろうけどな、アタクシの悔しさの源はセリーグ覇者の意地をこれぽっちも見せてくれなかったこと。ここなんだよな。

 確かに短期決戦ってのは流れが大事。でもその流れを仮に相手にやってもまた引き戻す。これが本当の「強さ」だと思うんだよな。

 去年の日本シリーズ。25年ぶりだからな、そら日本シリーズに出ただけでアタクシ達ファンも満足しちまったところがあったよな。でも選手は日本シリーズで負けたことで「日本一」という目標ができた。それを糧にセリーグ連覇を成し遂げた。これは素直に褒めてあげたいと思うんだよ。

 当然、今年こそ日本一を!って気持ちは選手にもあったろうし、ファンの夢も大きく膨らんだ。しかしながらいいところなく敗退。天国から地獄をまたも味わった。SNSでは様々な意見が飛び交っているよな。緒方監督じゃダメだ!とか誠也がいれば…なんて故障者を悔やむ声も聞こえてくる。日程が空きすぎたなんてのもあるしな、終いにはCSの制度が悪いと。(笑)まぁ人それぞれ悔しさの表現も違うからな。それに対して今日は何も書かんけど、アタクシなりにCS敗戦の原因を3部作くらいで書こうかなと。

 カープのチーム成績をみればリーグ優勝の名に恥じない立派な数字だよな。逆転勝ちも41試合で勝ち星の半分近くを占めている。確かに強かったと思うよな。ただアタクシはこの強さってのが本物か?と聞かれたらならば、まだまだ疑わしいと言わざるを得ない。そんな気持ちでずっとみてたんだよな。

 それを象徴するのが8月22日~24日のハマスタでのベイスターズ戦。思い出したくねぇけど3連敗全てサヨナラ負けの悪夢。アタクシはこのCSはあの時の流れとよく似ているなぁと感じたんだよな。先制しても追いついてくる。チャンスが来たら投手がスイッチして抑えられる。そして筒香やロペスの一発を警戒するあまりにその前の打者を歩かせたりしてね、完全にベイスターズペースにハマっちまったよな。

 実は同じよう出来事は5月に甲子園でもあったよな。9点差をひっくり返されてその3連戦も3タテ食らったよな。いずれも敵地だったから次の対戦、ホームでリベンジしたりしたんでそのことも忘れちまった同志もいるかと思うんだけどな、まぁ阪神に関しては9月のマツダスタジアムで逆転勝ちで3タテしたから忘れちまうのも無理はねぇと思うけどな、でもベイスターズにはリベンジしきれてない。

 この悪夢、実はピッチャーのほうが野手よりも強烈に覚えていると思うよ。ピッチャーってのは抑えたことは忘れるけど打たれたことは忘れねぇっていうからな、そんな不安な気持ちがCSで投げる投手の背中からにじみ出ていたよな。特に4戦目、5戦目はいい形で先制しながらもひっくり返されている。初回先制はその試合を支配するのに大きなアドバンテージのはずが、どうもそれを守りにいった感は否めない。逆に重荷になっていたよな。そんな投手陣の気持ちを察して野手が何としてでも追加点をって気持ちが焦りにつながる。恐らくペナント中、カープと対戦していた相手はみなそんな気持ちで戦っていたんだろうねぇ。そら、プレッシャーだよな。

 シーズン中のハマスタ3連敗にしても、甲子園3連敗、ナゴドでも2敗1分けってのあったよな。あの辺の「脆さ」というか「反発力」というかねぇ、どんなにひどいやられ方をしてもそれをはね返す力とでもいうかねぇ。そういう力を感じ取れることができなかった。こういう試合はシーズン中に何試合かはあるんだけど、すぐにやり返す力。アタクシはカープの今シーズンを見ながらこの部分の成長ってのを感じることができなかった。確かに強いんだけど、本当の強さ…というよりは「凄み」とでもいいましょうかねぇ。連覇の王者としては「凄み」が足りない。本当の強さを最後の最後に証明する「王者の凄み」ここが足りないなと。こら短期決戦は一方的に行かんと去年同様1歩躓いただけでもろくも崩れ去る可能性は非常に高いと感じましたな。

 CSファイナルの相手は阪神かDeNAどちらが組みやすいか?と聞かれたら、大多数の人が阪神と答えたんじゃねぇかねぇ?それは阪神には前にも書いたけど5月の3タテされた仕返しを勝負の9月でできていたから。でもDeNAには最終的に負け越した。最後の最後勝っていればカープが勝ち越しだったけどな、岡田がボコられた。余談だけどDeNAが上がってきた時点で岡田の出番はなくなったよな。結局8月サヨナラ3タテの影を残したままCSに入った。最終的に「トラウマ」として残っちまった。アタクシはここが一つのポイントだと思うよ。短期決戦でカープを打ち負かす要素を持っていたのが唯一DeNAで、よせばいいのにDeNAが上がってきちゃったというところにね、カープの選手は内心ビビっていたんじゃねぇかと思ってるよ。特にピッチャーね。

 その不安要素がほころびとなり最後は大きな大きな底なしのブラックホールになっちまった。その結果が第5戦の9失点。出る投手みんな打たれたよな。野村も大瀬良も一岡も。

 しかしながら本当に強いチームは、短期決戦でも勝ち切るチームはこういう不安を吹っ飛ばせるのよ。その力がカープにはまだないということ。シーズンも2年連続でぶっち切りだからな、短期決戦のような独特な緊張感の中で勝ち切る経験がまだまだ乏しい。退任する石井コーチの記事で野球は90%メンタル。なんて言ってたけどな、結局は「ハマスタサヨナラ3連敗」のトラウマが邪魔をしてペースを引き戻せなかった。アタクシはCS敗退の原因のひとつ目として上げたいですな。案外根が深い問題かもしれんよな。

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コメント

  1. 鯉の新井 より:

    確かにあのサヨナラ三連敗がカープ投手陣には完全にトラウマになってる気がしますね。CSでは初戦はコールドで助けられたもののその後はリードしても全く勝てる気がしなくなった。たぶんもうひとつアドバンテージがあっても同じ結果だった気がします。

    ただ今回のCSはカープにとっては前日の夜まで対戦相手は決まらなかったことや、間の二日の中止で日程のアドバンテージが完全に無くなったことなどいろいろな要素が絡み合ったせいだとも思いたいですけどね。あとおっしゃるとおり今年こそ日本一という気持ちが強すぎて日本シリーズに気持ちが選手や首脳陣も先走ったのではないかと推察します。

    今の日本シリーズでソフトバンクの戦いを見てるとやはり選手層の厚さ、ただ数の問題だけではなくて大舞台でも各選手がどれだけ正確な質の高いプレーをできるかに尽きる様な気がします。それとリリーフ陣に左右のいろんなタイプをそろえる事。あとはやはり多くの場数を踏むことですかね。ソフトバンクだって去年の悔しい思いがチームを強くさせてると達川ヘッドもコラムで書いてましたから。結局、なんかありきたりの内容になってしまってすみませんでした。

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