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遠藤が今季初の対外試合で先陣を切る!!昨季の経験を糧にどこまで成長を遂げるのか!?

愛すべき赤ヘル戦士
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 「広島春季キャンプ」(11日、沖縄) 2年連続の“開幕投手”を託された広島の遠藤淳志投手(21)が、14日の阪神との練習試合に向けて意気込みを語った。

情報源: 広島・遠藤 2年連続“開幕投手”「指名されたからには全部出したい」
第3クールの初日に今季初の紅白戦が予定されていたんだけど、無情の雨により残念ながら中止となった。佐々岡監督の描いていた青写真ではこの紅白戦で登板した投手が14日に予定されている阪神との練習試合でも登板という流れだったようだねぇ。この辺は紅白戦で助走して対外試合で力を出して欲しいという佐々岡監督の優しさが垣間見れる。その助走期間である紅白戦が中止となり、練習試合で登板する投手はいきなりのぶっつけ本番という形になった。まぁ1軍に残る選手はぶっつけ本番でも力を発揮するものよ。さて、誰が登板するのか?楽しみだよな。

遠藤が2年連続で先陣を切る!!監督の期待に応えられるのか!?

その今季初の対外試合に先発するのが遠藤だよな。これで2年連続で先陣を任せられることになった。佐々岡監督が期待をかけているのが伝わってくるよな。その遠藤の昨季の成績を振り返ってみよう。19試合すべて先発し、調子の良し悪しに関わらずローテを守った。これは高卒3年目の投手としては本当に大きな経験をすることができた。途中2軍行きを命ぜられてもおかしくない内容の投球が続いた時もあったもんな。。まぁ佐々岡監督の期待も非常に大きな投手。かなり我慢したことだろう。大瀬良や野村の離脱、ジョンソンも不調というのも重なり遠藤に投げてもらわなければ困るという側面もあっただろう。遠藤本人も「投げさせてもらっている」というのを感じながらもローテを守り切ることができたのは財産だよな。ローテ落ちの危機も何度かあった。立ち上がりに毎度毎度失点したり、厳しいところを狙いすぎて歩かせたりね、まぁそれがリーグ最多の52与四球にも表れているよな。佐々岡監督からも「何度も同じ失敗をしている」と苦言を呈されたことが何度かあったよな。まぁそれも昨季は遠藤にとっては「修行」みてぇなもんでね、本当にいい経験をさせてもらった。大きな財産をたくさん得たシーズンでもあったように思う。

印象的だった遠藤の完投ストーリー

悪いことばかりではない。5勝(6敗)した中で遠藤は完投勝利を2度上げている。それも2試合とも相手は優勝した巨人だよな。これは立派だと思う。特に主砲岡本には「(遠藤の)顔も見たくない」ほど抑え込んだ。相手の主砲を抑えられるというのは本当に大きいよな。アタクシはこの遠藤の巨人相手の2完投ね、ここに昨季の遠藤の成長の過程がビッチリと詰まっているように思う。この辺を振り返ってみようと思う。
まず遠藤が昨季最初の先発登板は6月25日の巨人戦だった。先発ローテ6番目の投手として東京ドームのマウンドに上がった。味方が2点を先制し、5回勝ち投手の権利を得られるかというところで坂本に逆転のツーランを浴びた。5回3失点でマウンドを降りた。開幕から悔しいマウンドだったよな。先発初勝利はそこから3週間後の中日戦だった。その前の登板であった阪神戦では打線一回り目は抑えるも二回り目になるとボールが先行しランナーを貯めてボーアに満塁弾を浴びた。昨季の「悪い時の遠藤」の典型のような内容だった。その反省を踏まえてこの中日戦ではやはり二廻り目で捕まりそうになるも1失点にとどめてそのまま中盤までいった。6回1失点9奪三振で先発初勝利を飾った。
ただ、その後はやはり悪い癖がどうしてもゲームで出てしまう。ゲーム序盤での大量失点する癖、一つ歯車が狂うとどうしても流れを止める投球ができなかった。初完投は8月2日の巨人戦。このゲームも2回に捕まりそうになるも何とか大量失点は免れた。その間に打線が大量得点で比較的楽な形でのプロ初完投だった。これで変わるかなぁと思ったけど、その後もやはり同じような内容の繰り返しだった。特に阪神戦には弱かったように思う。まぁ弱かったというよりは必ずと言っていいほど先制点を許してしまい、その後持ち直すもそのまま負け投手になるパターンが多かった。一言で言えば「もったいない」。佐々岡監督もそう感じていたに違いない。そんな投球の繰り返しで、このプロ初完投の8月2日から遠藤は2か月白星から遠ざかってしまう。この間には好投しても打線の援護に恵まれないケースもあったけど、総じて序盤で失点して常にビハインドの流れで投げるゲームが続いた。中には勝てそうなゲームもあった。印象に残っているのは9月22日の巨人戦だった。この日は菅野との投げ合い。決して調子は悪くなかったし、気持ちも入っていた。しかし松原にタイムリーを打たれて2点の先制を許した。その後長野が菅野から逆転のスリーランで遠藤に久々の白星のチャンスが転がり込んできた。勝ち投手の権利がかかった5回。2死3塁のピンチではあるものの打者は遠藤を大の苦手としている岡本。恐らくだけど、遠藤も何とかしのげると感じていたかもしれない。この場面、ボールが先行してボール2。カウントを悪くした。3球目、捕手はインコース低めに構える。ひざ元へのフォークか変化球でファールを打たせるような要求だったのだろう。しかし遠藤の手から離れた球は恐らくすっぽ抜けだと思うが、非常に力のないものだった。それが外より高めに入り岡本のバットが鋭く反応した。打球は一直線にレフトスタンドへ。打った瞬間それとわかるものだった。瞬間、遠藤はガックリと膝を落とした。恐らくだけど、この球が昨季遠藤にとっては最も悔しい球だったに違いないだろう。自分の弱さ、甘さを痛感したゲームだったように思う。ただ、アタクシはこのゲームが遠藤にとって転機になったような気がする。

菅野との2度の投げ合いが勉強になったのかも!?

ここからはあくまでもアタクシの「推測」の域を出ない。ただ、昨シーズン遠藤の投球をずっと見てきて感じたのは10月の声を聞いてから遠藤の投球内容が非常によくなった。それまでは調子の良し悪しに関わらずランナーを出すと自滅する傾向にあった。一言で言えば「我慢」が足りなかった。そんな気がしている。前出の岡本に手痛い一発を食らったゲーム、そしてその1週間後の同じカードで遠藤は巨人のエース菅野と再び投げ合う形になった。両ゲームとも遠藤にとっては苦い敗戦になったが、その投げ合った菅野の投球の凄みというのは大いに参考になったのかもしれない。この両ゲームとも菅野は決して調子は良くなかった。1試合目は2点のリードを逆転される1発を食らっているし、2戦目も初回にカープに先制点を許している。しかし悪いなら悪いなりにポイント、ポイントをしっかり抑える菅野の投球は遠藤にとって目からウロコだったのかもしれない。本当にアタクシの勝手な思い込みだけど、この菅野との投げ合いは遠藤にとっていい経験だったと思う。
遠藤が3勝目を手にしたのは10月7日の阪神戦。実に2か月以上ぶりだった。そして相手がこれまで1つも勝てていなかった阪神というのもミソだったように思う。この日も点の取られ方は「いつもの遠藤」だった。2回に2点先制を許し、味方がすぐに2点を返すもその直後にまたリードを許す。しかし4回以降は何とか立ち直り踏ん張った。5回に打線が爆発して久々の3勝目を上げた。もちろん久々の白星というのが大きかったと思うけど、アタクシはこのゲームの4,5回の遠藤の内容は非常によかったと思った。悪い時は悪いなりの投球がこの4,5回は出来ていたように思う。その時にこの前の対戦した菅野の投球が参考になったかな?とその時に感じたのでよく覚えている。しかし久々に白星を手にしながらも残念ながらまた遠藤はそこから連敗してしまう。ただ、10月21日の阪神戦は非常に好投した。この日は阪神の青柳を筆頭に阪神投手陣に完全に抑え込まれた。初回の遠藤の2失点がそのまま敗因となってしまったんだよな。でもこの日の遠藤は粘り強く味方の反撃を信じたいい投球内容だったと思う。ここから遠藤の内容は日に日によくなってくる。何かをつかんだ、そんな印象だよな。次の登板のヤクルト戦もその時の投球のように素晴らしかった。7回を1失点で4勝目をあげた。久々の先発投手らしい仕事をした。自信がついた印象があったよな。
そして最後の登板の巨人戦。11月4日だった。この日の遠藤は4勝目をあげた前回のヤクルト戦同様真っすぐのキレ、スピード、コントロールと申し分なかった。最後は完封も意識したのだろう9回に点を失うも堂々の完投勝利。最初の完投からこの最終登板での完投まで間に遠藤は沢山の経験をした。個人的には2度目の完投の方が遠藤を成長を感じ取ることができてうれしかったのを覚えている。本当に昨季の遠藤は沢山の得るものがあったに違いない。成績以上にいいシーズンだったように思う。

自信と経験を胸に今シーズンはどんな活躍をみせてくれるだろうか!?

こうして昨季の遠藤の投球を振り返ってみると遠藤自身が言うように「投げさせてもらった」シーズンだったのは間違いないだろうねぇ。しかし振り返ると着実に遠藤は経験をし成長していているように思う。そしてそれなりの自信も芽生えてきたことだろう。昨秋のフェニックスリーグではやはりその辺の若手選手よりも抜きんでている印象を持った。この辺も自信から来るものなんだろう。そしてこのキャンプもその成長の度合いがどんなものか?佐々岡監督も非常に興味を持っているだろうねぇ。2年連続で対外試合の先陣を切ることになったのもうなずけるよな。
今季もまだ「ローテ確定」とはいかないだろう。それなりのプロセスを踏んでいかないと開幕ローテに入れるかどうかも難しい。先発陣が充実しているからねぇ。そういう意味でも14日の投球というのは遠藤にとってもチームにとっても重要な意味を持ってくるだろう。いい結果がでるように頑張ってほしいよな。
遠藤は九里と並んでアタクシの推しメン。遠藤の話題だけで4000字書けるブロガーはそうはいないだろう(笑)困ったもんだよな。今季は何としてでも勝ち星先行で最低でも8勝くらいはやってほしいよな。そして巨人キラーとして巨人戦にバンバン完投してほしいもんよ。昨季の経験をどれだけ今季に活かせるか?今季の見どころの一つになりそうだよな。

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コメント

  1. ただのじ~ より:

    こんにちわ。

    紅白戦が始まったようですね。
    カープのニュースをすべてチェックしているわけではないのですが、
    ニュースの話題は、ドラフト新人と九里、森下、開幕投手は誰?が多いですね。

    ただ、開幕投手は誰?よりも、開幕ローテーションが気になりますね。
    今のところ、
    九里、森下は確定、
    床田は入ってくれないと困る、
    遠藤も入ってくれないと困る(去年よりレベルアップが欲しい)、
    中村祐は入いれたらいいが、去年の終盤の好投を継続できるのか?
    でしょうか?

    大瀬良は入って欲しいが、無理はさせたくない、
    野村は、どうするのか???状態、

    ローテーションに6人は欲しいかと思いますが、誰になるでしょうか?

    中継ぎも、去年芽が出た、ケムナ、島内、塹江のニュースが出てこないは、なぜでしょうか?
    先発志望の中村恭平がどうなっているかも、不明みたいですね。
    フランソワは、結局8回投げるのか、抑えにするのかも、まだ不明でしょうか?
    今村、一岡、中崎は復活したのか?

    一年間、野球をしたことがない新人に過剰に期待にするのは、危険かと思います(森下は別格)。

    野手も、まだまだ3連覇組を超える若手が出てきていないみたいですね。

    あと一月くらいで、形が見えればいいのですが…

    • ただのじ~さま こんにちわ。
      確かに先発候補は沢山いますが、現時点でコイツだ!というのはまだまだ少ないですね。おっしゃるように森下、九里は決定と言っていいでしょうねぇ
      佐々岡監督の頭の中では遠藤、床田は入ってこないと困るいった感じでしょう。実戦はまだまだこれからですから、何とか6人はそろうと思いますよ。
      大瀬良も開幕に標準を併せてくるでしょう。
      中継ぎ陣の話題が出てこないのが寂しい限りですが、この辺は流動的でいいように感じます。確かにケムナ、塹江、島内あたりに出てきてもらわないと困りますが、去年の今頃、この3人を1軍で使うなんて思ってもいませんでした。今季も中継ぎの編成はこれからだと思います。今季は一岡や今村がいいかもしれませんし、昨年出てきた若手も軒並み悪いかもしれません。本当に中継ぎ投手というのはその年の調子次第で編成は変わってきます。これからじっくり見ていきましょう。まずは実戦で結果を出す若手がどれだけ出てくるか?アタクシは林がブレイクするのでは??と期待が高まっています。

      コメントありがとうございました。

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