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快速王子が守護神に名乗り!?矢野や羽月にあって野間や小園にないもの。それは「カープらしさ」!?

Mageちゃんの「熱視線」
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 「練習試合、巨人5-1広島」(27日、沖縄セルラースタジアム) 広島のドラフト3位・大道温貴投手(22)=八戸学院大=が27日、練習試合・巨人戦(沖縄セルラー)で初めて九回に登板し、1回無失点に抑えた。対外試合は3試合連続無失点。佐々岡真司監督(53)は結果を残し続ける右腕を、守護神として起用するプランを明かした。

情報源: 広島ドラ3・大道 守護神急浮上!最速149キロ!巨人主力をペロリ3戦連続0封
いよいよこの土日に行われる対外試合が沖縄キャンプの総仕上げと言っていいだろうねぇ。昨日の巨人戦はヒットはでるものの点に結びつかないケースが多かった。若手がチャンスを作るも中堅選手がブレーキになる場面もあった。若手が次の塁へと積極的な攻撃を見せながらも中堅選手がその流れを止める打撃をしてしまった。この辺を見ると開幕1軍の顔ぶれも今までとは大きく変わるような予感がするよな。投手陣に目を向ければ九里はもうローテが決まっているんでまだまだ「調整」の意味合いが濃い内容だった。3月からのオープン戦ではローテ投手らしい投球を期待したいよな。そのほかにもゲームに出た投手は明暗を分けたように思う。ルーキーは非常に攻撃的な投球をするも本来ならこのキャンプでローテーション争い、勝利の方程式入りを狙っている投手にはそういった闘争心や向かっていく姿勢が感じられなかった。ひょっとしたら中継ぎ陣も大幅刷新する。そんな「可能性」を感じたゲームだったよな。

快速王子が守護神候補の筆頭!?佐々岡監督も前向きな発言

昨日は帰宅したのが2時過ぎだったかな?ちょうど九里がウィラーにフェン直のツーベースで2点目を献上した場面だった。あの場面は2死3塁。打者との真っ向勝負でいい場面だった。スライダーだったかなぁ?低めを上手く救い上げてあそこまで飛ばすのはやはり助っ人パワーだよな。ただ、真ん中よりだったのでウィラーなら十分手が届く。あの辺のコースにまだ変化球のコントロールに課題があるなぁと思ったねぇ。まぁまだ練習試合だし、九里は右打者のインコースにシュートやカットを投げ込んでとコースを目いっぱい使って抑える投手だけに、難しさはあったのだと思う。でもオープン戦が始まったらその辺の投球もしっかり披露してほしいよな。
さて、この日出てきた投手で目立ったのはやはりルーキーの二人。森浦と大道だよな。残念ながら大道の投球は見ることができなかったけど、「9回」に投げたというのがミソだよな。この9回に出番というのは当然佐々岡監督の中で「抑えの適性」を見たいという思惑はあっただろう。展開はビハンドだったけど、展開によっては1,2点リードの場面の可能性だってある。この9回登板を予定していたという意味ってのはね、抑えを大道でとかなり傾いている証だろうねぇ。大道本人もその辺は十分感じていただろう。連投を想定して力を抜いて投げることを試したようだねぇ。大道のいいところってのは常に前を向いて打者に対峙する心構えだと思う。どんな打者だろうが、腕を振って決して1歩も引かないという気持ちの強さを感じるよな。このギラギラ感ね、たまらんよな。これで対外試合を3試合無失点。結果を残してきたよな。間違いなく1軍に残るだろうねぇ。ただ、昨日も書いたようにこれまでのキャンプを見てカープ投手陣の編成を考えてみる。栗林・大道を勝利の方程式に組み入れてはどうだろう??栗林の抑えもアタクシは非常に魅力的だと思っている。社会人でも抑えの経験があるし、やはりあのフォークは大きな武器。まぁどちらが抑えでも結果が出ればいいんだけどな、栗林と大道が守護神を争うような展開になれば、課題である勝利の方程式も早い時期に固まりそうだよな。

森浦は本当に実戦向き。あどけなさが残るも強気な投手

もう一人のルーキー森浦。実際にじっくり見たのは初めてだけど、いい投手だなぁと感じたねぇ。個人的には先発で見てみたいけど、中継ぎの適性も十分あるように思う。この日は巨人の1軍クラスも含まれたの4人の「左打者」と対戦した。練習試合でありながらも左打者のインコースをついてきたのは非常に好感が持てる。たぶん抜け球かもしれんけど、スライダーが左打者のインコースに曲がるか曲がらないか微妙な球がいくつかあった。ただ、解説の高橋由伸さんも言っていたけど、あれが左打者にとっては一番嫌な球。曲がるのか曲がらないのか?うわっ曲がらないとわかるや慌ててバットを出してしまう。球速、コース共に打ちやすい球であるにもかかわらず打者を惑わしてしまうってのはね、対戦する打者は森浦を「イヤな投手」と感じさせながら対峙できるのも大きな武器だよな。
森浦本人も「対左」を意識して投げたようだねぇ。ルーキーなのに感心だよな。
それに引き換えローテ入りを賭けた矢崎。そして勝利の方程式入りを目指すケムナとピリッとしなかった。打たれたのは真っすぐが多かったように思う。変化球でストライクが取れるようになった矢崎。カーブを駆使して投球が安定してきたケムナ。これまでは真っすぐで押してきた投手が変化球を覚えながら、これまで武器にしてきた真っすぐを打たれてしまうというのはなんとも皮肉だよな。矢崎にしてもケムナにしても投球の基本はなんだかんだ言っても真っすぐが主体。両投手ともこの真っすぐのキレ、スピード、球の力、コントロールとどれをとっても甘かったように思う。折角投球術を身に着けたんだからもったいないよな。

羽月が途中出場ながらも猛烈アピール!!

野手の方に目を向けてみると入団3年目の選手が元気だよな。羽月、正髄、林といったところがそれにあたるんだけど、みんな結果を出してアピールしている。楽しみだよな。その中でも羽月がここの所実戦で結果を出し続けているよな。
もちろんカープのセカンドには無失策記録を作った菊池が控えている。レギュラーは確定だろう。しかしシーズンに入れば菊池を休養させるゲームはある程度あるだろう。ここに昨季は上本が入ったケースが多かった。このイスを羽月が虎視眈々と狙っている。いや、狙わなきゃいかんだろうねぇ。上本以外にも曽根もいるしな、ファームでは守備職人の三好もいる。その中で羽月は今キャンプで間違いなく一歩リードといった感じだろう。昨季は1軍に昇格し羽月で勝ったゲームもあった。しかしその後はファームに行くことになったわけで、今季は何としてでもキャンプからシーズン終了まで1軍にしがみついてほしいし、その意気込みが伝わってくる。体は大きくないけどまさに「カープらしい選手」になってきた。今後が楽しみだよな。

矢野もルーキーらしからぬ「いやらしさ」。1,2番を打たせたい選手

ルーキー矢野もアピールが続いているよな。スタメンは広輔に譲ったけど、代打で出た最初の打席でツーベース。どちらかというと守備と足、肩の印象が強いけど、打撃にもしぶとさを感じるよな。河田ヘッドが好みそうな選手だよな。まだまだ体の線は細いけど、練習量の多いカープの1軍キャンプを完走できた。この辺にも頑張り屋で食らいついて行く気持ちの強さのようなものを感じるよな。
その辺を感じさせてくれたのが唯一の得点が入った7回。中村奨がヒットで出塁。バッテリーのすきをついて積極的な走塁で1死2塁の場面で登場したのが矢野だった。1死2塁というのがミソでね、この場面、無死なら当然進塁打を打つ場面だよな。1死2塁なら当然、タイムリーを打ちたい場面だし、最低の仕事はランナーを3塁に進めること。この辺の判断はボールカウントで色々変わってくる。ここで打席は矢野。アピールするのであれば何が何でも「ヒット」を打ちたいよな。あわよくばタイムリーであればなお良い。しかしながらボールカウントはフルカウント。ヒットを打てば2塁ランナーが帰ってくる可能性は非常に高い。矢野は左打者だから2塁ランナーをけん制するのはショートの役割。守る方もヒットでランナーを返さないようにショートは2塁ベースよりにシフトする。となれば三遊間が広く空く。打者としては狙い目になるよな。
恐らく矢野の頭の中にも逆方向の意識はあったように思う。もちろんバッテリーも何も考えていないわけではない。フルカウントからの勝負球はインコースの真っすぐを選択した。逆方向に意識のある矢野は当然外の球に意識があるだろう。そこへインコースの真っすぐが来た。打者によってはバットが出ずに見逃し三振となるパターンもあるよな。ところが矢野はギリギリのところでバットを出してカットした。この粘りというかね、そう簡単にはやられないという気持ちの強さを感じたんだよな。そして次の球もインコースの真っすぐ。これを見極めて四球を「もぎ取った」。3連覇時代にあった「繋げる意識」を見たような気がしたねぇ。アタクシは羽月のタイムリーはこの矢野の選んだ四球が呼び水になったような気がしている。この辺の食らいついてくるいやらしさね、非常に「カープらしい」選手だなぁと感じたねぇ。

3番野間の淡白すぎる打席で点に結びつかず

途中出場にも関わらず矢野が2打数2安打1四球、羽月が3打数2安打1打点と1,2番が機能した。本来なら1点で終わるゲームではなかったはず。それでも点が入らなかったのはこの日3番に入った野間が機能しなかったというのも大きな要因だろうねぇ。ランナーを動かすにもバットに当たらない。これでは攻撃のリズムが悪くなってしまう。その「淡白さ」は矢野や羽月に比べてとても対照的に映った。
まずは5回。1死から矢野がツーベース、羽月がヒットでつなぎ1死1,3塁で野間に打席が回ってきた。確かカウントはフルカウントだったと思う。1死だから1塁ランナーは当然スタートを切るよな。でもこのスタートは「盗塁」の意味ではないように思う。どちらかと言えば羽月がスタートを切って野間はバットに当てなきゃいかんのよ。それが仮にフライになれば羽月は戻ればいいし、内野ゴロならゲッツーを防ぐという意味でのスタートだったろう。こうなると野間は「チーム打撃」を考えるのであれば何としてでもゴロを打たなきゃいかん場面なんだよな。しかし結果は空振りして三振。そしてスタートを切っていた羽月は2塁で刺されて三振ゲッツー。一気にチャンスが潰れたよな。
そして7回羽月のタイムリーで1点とってなおもチャンスの2死3塁。2死でも3塁にランナーがいれば点が入るチャンスはいくらでもある。野間の身体能力から考えれば、ボテボテのあたりでも内野安打になる可能性は高い。そういうものも頭に入れる場面だし、野間の足をもってすればそういう打撃をされると相手もイヤだろうねぇ。しぶとく粘って次につなぐという打席を首脳陣にアピールしてもよかったように思う。しかしながら、この打席もあっけなく三振で攻撃終了。矢野や羽月に比べて淡白さがより一層際立ってしまった印象だよな。

何も最初から内野ゴロや四球を狙えと言っているわけではない。野球というのはチャンスやピンチになるほどボールカウントごとに狙いや目的がコロコロ変わってくる。この場面も野間は早々に追い込まれてしまった。特に2球目の甘いボールをしっかりとらえていれば、いい打球が飛んで行っただろう。しかしこれを野間は「仕留め切れなかった」。首を傾げ、非常に悔しい表情を浮かべていたよな。この追い込まれるまでは打てる球を仕留めてタイムリーや長打は狙っていいのよ。そして結果を出す選手はここで打てるんだよな。しかしそうそう2ストライクと追い込まれたのであれば、あらゆる球種、コースにアンテナを張っておかなきゃならん。したがってなかなか自分のスイングをさせてもらえない打者不利なカウントだよな。こうなった時に打撃や考え方を打者は変えていかなきゃいかんのよ。少なくともボールカウント2-2くらいになるまではね。仮にフルカウントになれば、次につなげる四球を選ぶという選択肢も十分考えていいのだと思うし、ベンチが求めているのはこういうことなんだと思うんだよな。しかしながら野間のこの打席ではこうした「切り替え」が見られなかった。結果はあえなく三振。2人前の矢野の打席とはあまりにも対照的だったよな。

プロはドラフト順位ではなく入ってからが大事

野間はドラフト1位。身体能力は誰もが認めるものを持っている。打撃が安定してくれば3番や1番を打たせたい選手になるだろう。それとポカが多い。代走で出て牽制死なんてのも多いし、外野守備でもなんでそっちに投げるんだ??とサプライズがある(笑)。ゲームに出られなくなってからはハツラツさも影を潜めているよな。
ポスト広輔の1番手として入団した小園もドラフト1位。くじを引き当てた時はこれでカープのショートは15年安泰とまで言われていた。今季当たりはショートの「世代交代」のムードがあってもおかしくなかった。しかしながら小園の姿を1軍キャンプで見ることができなかったよな。その小園とポジションが被る羽月や矢野が1軍キャンプでガンガンアピールしているというなんとも皮肉めいた展開をみてね、プロって入団順位じゃなく、入ってから大事なんだなぁとつくづく思ったねぇ。まぁこれはプロ野球に限らず一般社会でも十分言えること。もちろんキャリア次第で出世の限界がある世界もあるけど、会社に入ってから頑張ってそれなりの地位を築く人は世の中に沢山いる。要は入ることがゴールではなく、何事もそこに入ってからが勝負で、結局は入ってから頑張った人が笑うことになる。世の中そういうもんなんだよな。矢野はドラフト6位、羽月はドラフト7位。でもその一生懸命さが実を結びつつある。いかにも「カープらしい選手」になってきたよな。ついつい応援したくなってしまうのもカープファンの性だろうねぇ。

この辺の矢野や羽月なんかを見ていると3年後の二遊間はこの二人が守るのが現実的なように見える。いやいや、それでも小園はそこに入ってこなきゃいかん選手だと思う。大盛も打撃を磨いてセンターに一番近い位置にいる。いやいや、それでも野間がセンターのポジションをガッチリつかまなきゃいかんよな。矢野や羽月にあって野間や小園に感じられないものがあるのだろう。同志の中でも色々なご意見はあるだろうけど、アタクシは「何が何でもやってやる」というハートの部分のように思う。もちろんそれを表に出せる人もいれば、出せない人もいる。それでも第3者の目から見れば、ハートが燃えているかどうかってのはその仕草や表情、目つきで伝わってくるもんなんだと思うんだよな。矢野や羽月はギラギラしている。正髄だってそういうものを感じる。大道や森浦にも感じる。こういう若手がどんどん出てきてくれればアタクシは黄金時代が三度到来するのはそう遠くないと思う。ぜひ、その中に野間や小園の名前があってほしいと思う。みんな、頑張ってほしいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    こんにちは。
    羽月や矢野にはカープらしさやチームのために戦うってのがあると思いますよ。下位指名なのも大きいのではないでしょうか。
    羽月は明確に小園越えるが目標ですから。
    両方左打なのが気になる所ですが、二遊間候補の中では期待できるのではないかと。

    反面小園や野間はドラ1で指名されたから、一般論としてはチームにそれなりに居座れるしチャンスももらえると思っているでしょうし、野間なんて前監督の肝煎りでコネ入団した(スカウトの投手指名を押し切った挙句、新井コーチの二軍で鍛えるべきって意見を無視して対立した挙句新井コーチ退団の原因の一つに)、正直ドラフト1位で獲る価値のない選手だとずっと思ってます。
    コネ入団したって意味では伊藤隼太に近いものがありますしね。
    外野手のドラ1なら高橋由伸ぐらい打たないとと思います。ドラ1の松井や福留も入団後に外野コンバートですし。

    小園も競合引き当てて指名できましたが、外したチームの方が得してるイメージあります。
    それに小園が自分の嫁の紹介で女を紹介して小園の後輩が悪い道に走るみたいな可能性も否定できません。
    長い目で見たら悪影響しか考えられませんね。

    そう言えば野間って世渡りは上手いですよね。
    道化になってテレビ出たり、コーチたちや誠也をはじめとした主力選手に取り入るのは上手いですし。
    言ってしまえば、力のある後輩に対して先輩風を吹かす情けない先輩ポジションではないかと。

    個人的に野間が好きではないので、最近の試合でも第四の外野みたいな扱いで出てるみたいですが、それならDHに入ってる長野に外野守らせろよと思うところがあります。
    はっきり言って野間は戦力外にしてもらいたいですし、仮に戦力外にして他球団に拾われて成功したならそれはそれでいいじゃんって思います。
    巨人で由伸のゴリ押しで一軍にいて巨人ファンに嫌われていた中井大介もプレッシャーの少ない横浜ならそれなりにやれてますし。

    自分が贔屓チームの選手に求めるものは勝つためにチームに貢献することであり、それが誰でも構いません。生え抜きでも外様でも結果出せるなら誰でもいいです。
    ただ、それが野間や小園である可能性は非常に低いのではないかとも感じています。

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