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流れを変えたダブルスチール失敗。佐々岡監督はなぜ勝ちパターンを作れないのか??

Mageちゃんが斬る!
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 「広島2-4DeNA」(6日、マツダスタジアム) 広島が終盤に勝ち越され、9連戦初戦は黒星発進となった。同点の八回、2番手・フランスアが佐野に痛恨の勝ち越し2ランを浴びて、借金は再び今季最多タイの16となった。

情報源: 広島の佐々岡監督が痛恨被弾のフランスアに注文「入りが課題だとずっと言っている」
[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”横浜DeNAベイスターズ” tm2=”広島東洋カープ” scr1=”0/0/0/2/0/0/0/2/0″ scr2=”0/0/2/0/0/0/0/0/0″]
【DeNA】 坂本 桜井 ○シャッケルフォード(1勝0敗) エスコバー S三嶋(15セーブ)
【広島】 大瀬良 ●フランスア(0勝1敗) 島内
[本塁打] オースティン18号(D) 佐野7号(D)
ペナントレース前半の最後の上り坂9連戦ね、アタクシはこの9連戦はカープにとって大きなヤマだと思っている。まぁ最下位低迷でヤマなんて恥ずかしい話なんだけどな、アタクシが考えているのは今季このままカープが最下位低迷でシーズンを終えるのか否かという意味でのヤマ。レベルが低くてイヤになっちまうんだけど、ここでの戦い方で大きく変わるような気がしている。初戦の戦い方を見ているとね、正直「難しい」と感じたねぇ。どことなく「チグハグさ」が目立つというかねぇ??「乗れない何か」を佐々岡カープには感じてしまうんだよな。

大瀬良、2段モーション復活で真っすぐに力

先発の大瀬良。ここの所ピリッとしない投球が続いているよな。週初めの火曜日に不甲斐ない投球が続いていた。これもカープがなかなか乗れない要因だろう。大瀬良自身も試行錯誤の上、投球フォームを少し変えてきたように思う。最多勝を取った時にみられた「2段モーション」ね、これが復活した。アタクシは非常にいいことだと思うし、これが大瀬良の本来の投げ方のように思う。もちろんこれまでも大瀬良は2段モーションで投げていたけど、昨日はそれをもっと大げさにというか、より意識的にやっていたように思う。もともと球のリリースポイントは早めに出る投手だけに下半身の力が球に伝わるかというのが大瀬良の生命線のように感じていたので、この日のモーションは非常によかったかなぁと。ただ、ランナーが出た時にセットポジションになる。この時にどうかという懸念はあった。

最初のセットポジションでオースティンに被弾

その場面は4回。1~3回を完全に抑え込んだ。3回に味方が2点を先制、この4回表も2死を取った。ここを3人で抑えられれば流れがグッとカープに来る。そんな展開だったよな。しかし佐野にヒットを打たれた。これも「打たれた」というよりは野手のいないところに落ちたといった印象のヒット。決して大瀬良の球がどうだという話ではなかった。大瀬良自身も打たれたという気持ちはなかっただろう。ただ、これでこのゲーム初めてセットポジションで投げることになった。打者はオースティン。おっかねぇよな。
このオースティンに対しても2ストライクと追い込んだ。外のスライダーやカットで仕留めるために高めの釣り球を坂倉は要求。これが甘く入ったところをオースティンに叩かれた。まぁもったいないというかね、明らかに失投。そんな感じだし、オースティンの集中力も凄かったと思う。ただね、あの高さの球にしては力がなかったように感じたし、甘く入ったのもこのゲームで初めてセットポジションで投じた影響が少なからずあったのかなぁと。好投を続けてきたがゆえに「落とし穴」にハマっちまった。そんな印象だよな。ただ、大瀬良はその後もランナーを出して何度かセットポジションの場面はあったけど、危なげなかった。本当にあの1球だけ。そんな感じよな。味方が先制した直後の失点というのも痛かったよな。

重盗でチャンスを潰し流れを持ってこれなかった??

やはり1発というのは強みだよな。カープは繋いで繋いでやっと取った2点を一振りで取り返せる。ただね、カープは2点を先制したんだけど、あの3回の攻撃はもっと点が取れていてもおかしくなかったような気がする。1死1,3塁の場面で仕掛けた重盗が三振ゲッツーに終わった。これでDeNA先発の坂本を生き返らせてしまったような気がする。本来ならあそこで坂本を潰しておけば、もっと楽な展開に持ち込めただろうねぇ。
この回は先頭の菊池、野間、小園の3連打で2点。その後誠也がファールフライで1死。坂倉が四球を選んで1死1,3塁の場面で打者は林。もう1点は取っておきたいところだよな。若い林の打撃に期待をかけるのは当然だろう。ここで別に策はいらなかったように思う。ただ、カープベンチは動いた。フルカウントから坂倉が走った。まぁ坂倉をここで走らせるのは基本あり得ない。ダブルスチールだ。小園がホームに突っ込むもDeNA内野陣に察知されて本塁アウト。三振ゲッツーの形になった。まぁ恐らくベンチのサインなんだろうねぇ。なぜ、ベンチはここで重盗を仕掛けたのだろうか??
これはあくまでもアタクシの個人的な見立てなんだけど、この日の林は4打数1安打。1打席目でヒットを打ったけど、この日DeNA投手陣が林に投げ込んだ球数は4打席で19球。そのうちインコースに17球集めている。林を崩すにはインコース攻めが有効ということなのだろう。あの場面は2打席目だったけど全球インコース。林が打てる雰囲気が全然なかった。恐らくその様子を見てベンチが仕掛けたような気がしている。まぁ本当かどうかはベンチのみぞ知るなんだろうけどな。
まぁあれね、ファーストランナーが足のある選手なら、わからなかった。比較的走力のない坂倉だったから「バレた」ような気がしないでもない。この辺ね、もう少し腰を落ち着けて攻められたらもう1,2点入っていただろう。ある意味、ベンチの焦りのようなものが出た気がするねぇ。この攻撃のあとはDeNA投手陣の前にチャンスらしいチャンスも作れずに終わっちまった。一つのポイントだったよな。

セットアッパー・フランスワが8回に被弾

さて、ゲームは同点で終盤を迎えた。こういう展開になったら後攻めのカープが有利だし、カープはこういう展開を取っていかないと上には上がれない。しかし残念ながらフランスワが佐野に被弾。痛かったよな。
この被弾に対して佐々岡監督は「入りが大事」とフランスワに対して昨季から口癖のようなコメントを残した。恐らく、このイニングの先頭打者に対してボール先行からストライクを取りに行った球を打たれたことを指しているのだろう。確かにフランスワは昨季から先頭を出すとかなりの確率で失点を許している。佐々岡監督がイラつくのも解らないでもない。ただ、佐々岡監督も投手コーチ時代から言っていることができない投手に対して、他の切り口からアドバイスすることもやらんといかんような気がする。毎度同じフレーズで苦言を呈しても変わらないのであれば、フランスワに対して何かを変えなきゃいかんような気がするねぇ。

佐々岡カープはなぜ「勝ちパターン」を作れないのか??

フランスワがこうした投球で佐々岡監督の信頼を裏切るとなるとなかなか勝ちパターンが確立できないという流れになってくるよな。なんとなくだけどコルニエル、フランスワと栗林というね、うっすらだけど輪郭ができたようにも思うし、それを確立する上でこの9連戦は大事だと思っていただけに歯がゆいよな。佐々岡監督が就任し、低迷して続けているのもこの勝ちパターンね、これが作れていないよな。とにかくこの日のような「逆転負け」が多いのもここから来るものだろねぇ。
では、なぜ佐々岡監督はなかなか勝ちパターンを作ることができないのか??まぁ一つは戦力的に「使える投手」の頭数が少ない。このブログでは何度も書いているけど本来なら1軍で頑張ってなきゃいかん投手が2軍で燻っている。これを球団が放置している。岡田、薮田、一岡、今村、中崎とスラスラ名前が出てくるよな。ドラフトで取った投手が3人も1軍で頑張っているのにまだまだ役者が足らない。そんな感じだよな。だから勝ちパターンの投手を決めるのもどうしても「消去法」になる。塹江がダメ、3連覇メンバーの勝ちパターンもダメ、森浦もダメ、島内もダメとなって残った投手で勝ちパターンを形成してしまっているよな。佐々岡監督は競争というけどセットアッパーの椅子を争っているムードは感じられない。いつも苦しい台所事情は相変わらずだもんな。
もう一つはパワーピッチャーを後ろにという構想ね、佐々岡監督は勝ちパターンは真っすぐが速く力でねじ伏せられるタイプを据えるのを理想としている。アタクシはそれはそれでいいと思うし、佐々岡監督が間違えているとは思わない。しかし、佐々岡監督の投手起用はただ、そういったタイプの投手をセットアッパー「あてはめているだけ」のように見える。そこに当てはめた投手をセットアッパーとして育てようという気持ちが感じられない。だから気がつきゃ助っ人がそのポジションを担う羽目になるパターンに落ち着いてしまいがちなように思うんだよな。まぁそういったパワーピッチャーというのは四球でピンチを作るパターンが多いんだけど、栗林のように落ちる球や真っすぐで押して抑えるのが真骨頂。フランスワなんかもグイグイ押していった方がいい結果が出るように思う。フランスワだって好きで先頭だしているわけではないだろうし、何度も入りが大事と言われて慎重になっているように思う。まぁフランスワに限らずカープの投手陣は総じてそういった傾向にあるように思うねぇ。打たれてもいいから先頭から全力でと言い方を変えれば受け止める方もポジティブになるように思う。「入りが大事」ってのは「慎重に行けよ」とも受け取れる。もっとポジティヴになるワードを使ってほしいよな。それとやはり投手に「勝負」という気持ちが弱いように思う。打たれるのを怖がっている、イヤ、首脳陣が怖がらせている側面もあるかもしれん。特に中継ぎ陣に関しては早いカウントからストライク勝負を徹底させた方がいいように思う。そっちの方が佐々岡監督のいう「入りの部分」の悪さは解消されるような気がするねぇ。何事も言い方次第で受け止める方の印象はかなり違う。この辺カープが乗ってこれないのはそうったネガティヴワードが案外飛び交っているのかもしれんねぇ。
フランスワは打たれたけど、どんどん勝負していったらいい。思いきり回転のいい球を捕手目がけて投げればそうは打たれない。これはコルニエルにも言えることだと思うねぇ。
さぁて、9連戦の初っ端を落とした。今日のDeNAの先発は今永だよな。カープが苦手としている投手の一人だよな。いつものようにヒネられるのか??それとも打ち崩すことができるのか??カギはここ一点だろう。連敗だと今季ワースト借金を更新することになる。踏ん張ってほしいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    もう首脳陣がアホやらかした挙句大瀬良がFAするかを見守りましょう。
    投手キャプテンとして首脳陣に思うところもあるでしょうし。
    巨人に行くなら背番号15つけて「黒田さんと同じ番号をつけることができて嬉しいです」「14番からさらに先に進む15番で15勝狙います」って言い切ってもらいたいですねw
    ソフトバンクなら14貰えるのかな? まあ大学とソフバンとの関係はイマイチなので、大学との関わりを考えたらソフバン行かないかもしれませんが。

    外野に関してはいい加減中村奨成使えよと思います。
    9イニングしかないんですから控えに磯村か石原貴置いておけばいいだけですし、仮に故障者出ても中村か坂倉と控え野手と守備位置変えればいいだけですから。

  2. 一禅小和尚92 より:

    記事を読んでコメントしています。
    野球経験がないので頓珍漢なことを言いますがお許し下さい。一回裏の攻撃。野間選手にバント。作戦としてはセオリー通りですか?ならば、バントできない野間選手が悪いということです。他の作戦はありませんでしたか?ベンチは取捨選択してバント指示だったんですか?セオリー通りにいかない。それはできない選手が悪い。でもですよ、野間選手を使っている以上野間選手の能力を活用する方法をとることもできますよね。ダメですか?
    プレッシャーがかかって、混乱している野間選手の姿。私は野間選手はニヤニヤしたり、苦笑いでごまかしたりすることがあるので、どうかな❗️と思うことが多いですが、混乱している野間選手の姿を見るのは辛かったです。予想通りの展開となってしまいました。
    そして、記事でもクローズアップされていた、ダブルスチールです。
    なにもしなきゃしないで文句言われるカープベンチ。ですが、いじらん方がいいこと場合が多い。キクマルならばほぼ完璧に近い形で成功する。タナキクマルに誠也も走りまくってました。選手の力が違うと思います。河田ヘッドには我慢して育ててもらうしかありません。作戦がはまらんのはなぜか❗️冷静に分析してもらわないと困ります。
    手間と時間がかかります。三連覇のときのノウハウだけを持ってきてもできないということです。プロに対して偉そうに言ってます。
    記事の後半部分は、「その通りです」につきます。佐々岡監督はマスコミに対する対応をもう少し学ばれたらいいのにと思います。良きアドバイザーはいないのでしょうか?

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