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魔の8回!?というよりは大事なところでど真ん中投げればそら、打たれる。一発で仕留めたヤクルト村上・山田を褒めるしかない??人選よりももっと大事なことを見落としていないだろうか??

Mageちゃんが斬る!
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魔の8回だ。広島がヤクルトとの首位攻防戦に敗れ、セ界トップを明け渡した。1点リードの8回、2番手ニック・ターリー投手(32)が村上に同点ソロを浴びるなど、2失… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 【広島】イニング別最多32失点「魔の8回」逆転許し首位転落…4年ぶりV奪回へ勝利の方程式急務 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

昨日は土曜日のデーゲームということでなかなかゲームを観戦するのが困難だった。ほとんどがスマホの速報でね、ちょうど逆転された時間は妻と買い物中。それまでいろいろと楽しく今晩何食べようか??なんて話していたんだけど、速報を受けたとたん、アタクシの態度が変わったのに気づいたのだろう。「あ、カープ、負けた??」と言われてね、いくつになってもカープが負けるとムスくれて顔に出ちまうんだねぇ(笑)

カープ投手陣の「弱さ」が出た

ゲームをみていないので詳しく書くことはできないけど、中盤で逆転してから同点、勝ち越しダメ押しとね、一発攻勢を食らっちまったわけだけど、それぞれにアタクシは打たれる理由があるように思う。それはやはり勝負球であったり、投手のメンタル面の弱さというのがそうさせている側面があるのかなぁと。まぁこれは投手だけでなく捕手も含めたバッテリーといった方がいいかもしれん。
例えば、6回表。先頭は村上。点差は1点。と、なるとこの打者で気をつけなきゃいかんのはまずは「1発」。その次に出塁を許すことだよな。森下は5回裏終了後のインターバルの影響かボールが2つ続いた。ここでバッテリーはストレートでストライクを取った。次にカーブ。いずれも見逃し。この打席、村上は一度もバットを振っていないんだよな。あ、ちなみにアタクシ、スマホ観戦の時は「一球速報」というので見ている。モードは投手の配球チャートにしている。これだと自分的にはものすごく客観的にみることができるので記事を書くのにすごく役に立つんだよな。
話を戻そう。前にも書いたんだけど、打者が村上ということは一番警戒しなきゃ行かんのは一発で同点にされることなんだよな。この配球で森下の持ち球を考えると外に落ちるチェンジアップに引っかかる確率は高かったように思う。チェンジアップを仮に手を出してファールされたとすると今度は村上の頭の中には真っすぐとチェンジアップの2択になるだろう。でも並行カウントでバットを一度も振っていない村上がこの5球目ね、かなりの確率で真っすぐ1本待ちだったように思う。そこになんとど真ん中の真っすぐね、まさに「一振り」で同点にされた。村上が素晴らしいといえばそれまでだけど、投げる方も問題があったように思う。もっとやりようがあったように思うねぇ。
では、なぜバッテリーは真っすぐを選択したか??それは仮に変化球でボールになるとフルカウント。と、なるとその先に「四球」というのが見え隠れしてくる。チェンジアップを見逃されるとバッテリーは苦しい。一発もダメはダメなんだけど、無死から先頭を四球で出すのもいかんよな。カープバッテリーの中で一番いけない一発がボール先行になったことで一発がかき消されて「四球」を防ぐ方に神経が行ってしまった。そんな風に感じた一発だった。この辺の勝負勘ね、捕手の坂倉にはもっと身に着けてほしいところかなぁと思うねぇ。まぁまだ捕手として経験することがたくさんある。そう感じたねぇ。

ターリー、本当は繊細な男??

一時は同点にされても坂倉の一発で1点リード。ここで「魔の8回」。佐々岡監督はここで先日の甲子園で好救援を見せたターリーをマウンドに送った。実はここで前回書いた記事ターリーが、森浦が甲子園を黙らせた!!早めの見切り継投策がズバリ!!4連勝で首位に!!でもあるようにアタクシはこのターリーというと投手はイニング頭から行くのはまだ怖いと思っていた。四球で崩れるタイプであるからに他ならないんだけど、村上に対しては「力」対「力」ということでの選択だったのだろう。決してアタクシは間違えてはいない。でも心配といった感じだった。ところがこの「心配」が別の形で出てしまった。初球を投げたところで球審がボール交換を要求。なんでもターリーがボールに唾を付けたとのこと。まぁこれはやっちゃいかんよな。これにターリーは動揺したのか、直後の真っすぐ154㌔を村上が右中間スタンドに運んだ。前の打席もそうだけど、150㌔以上の真っすぐを「一振り」で仕留めるんだから、村上という打者には脱帽だよな。このイニングもターリーはボールから入った。そして球審にボール交換を要求された。坂倉の目にターリーの動揺が映ったのかもしれん。2球目を安易に真っすぐを要求。これも打ちやすい真ん中の真っすぐだった。ここも村上は真っすぐ一本に絞っていたように思うねぇ。
この一発に動揺したのかターリーはベースカバーを怠ったりと自分で自分を苦しめ、1,3塁のピンチを作って降板。まぁこの降板もベンチの判断は一歩遅かったように思う。ベンチも気落ちするターリーに「頑張れ!!」とね、勝負そっちのけでターリーを見守ってしまったように思う。この辺が佐々岡監督の甘さというかね、判断を鈍らせてしまう「家族的」雰囲気が投手交代を遅らせてしまっている側面を感じるよな。
気持ちを前面に出して投げ込んでくるターリー。甲子園でもリリーフカーに乗らずに走ってマウンドに向かった。この気持ちを前面に出すスタイルの背景には自分の気持ちの弱さを自分がよくわかっているように思う。気弱な自分を奮い立たせるためにあえて作り上げたスタイルのように思う。それがいかんとは言わんし、そうやってターリーはプロの投手としてやってきたわけだから、むしろ自分をよくコントロールできているといってもいいと思う。ただ、この場面では「素」のターリーが出ちゃった。そんな気がしている。コメントでは次は勝利に貢献できるように頑張ると言っていた。その言葉を信じて応援するとしよう。

島内も早めの勝負が仇になった??その背景は??

ゲームは3-4で9回の攻防。1点差ならまだわからないという場面で島内が登場。ビハインドの展開だから佐々岡監督としてもこういう場面で自信を取り戻してほしいという起用だよな。
もちろん島内自身も結果が欲しい。だからこそ「四球」を出したりというのは一番やっちゃいかんこと。その気持ちが投球に表れてしまったかなぁといった山田の一発だったよな。
真っすぐとチェンジアップで早々に追い込んだ。真っすぐのボール球をはさんで勝負球。ここで真っすぐをど真ん中に投げた。それをトリプルスリー男が見逃すはずはなく左中間スタンドに放り込まれた。これね、真っすぐが勝負球というのは間違えていないけど、これが高めの力のある真っすぐとか外低めに決まるのであれば山田のバットが空を切ったり手が出なかったりといった結果になっていただろう。とにかく勝負球が甘すぎた。それと球速は151㌔なんだけど、球に力があったのだろうか?映像を見ていないのでアレだけど、島内の真っすぐって実は2種類あって(笑)、自分の力信じて投げる真っすぐと置きに行く真っすぐは全然球の力が違う。それは球速ではなくリリースからミットに入るまでの軌道ね、ホップするような球には力も気持ちも乗っかるんだけど、それが乗っかっていないと本当に回転の少ない球になる。バッテンィグマシンがほうるような球ね、これはいくら球速があっても飛ぶのよ。気持ちと力の入った真っすぐは解説者の人たちがほれぼれするような球を投げるだけに、もったいないよな。この辺もね、心理的なもののような気がする。勝負球がボールになったらイヤだなと。もう打者との勝負ではなく、自分との勝負にまだまだ勝てていない。時間がかかるように思うし、1軍で投げながら立て直すというのは難しいかもしれんねぇ。

こうしてみると、カープがヤクルトを苦手としている理由がなんとなくわかるような気がしたゲームだったように思う。そこをうまくヤクルトの選手が見透かして、そして「一発」という100点満点の答えを出した。まぁこれだけうまく100点満点を連発した村上や山田は「たまたま」だと思っているだろうしもう一度やれと言っても無理だろう。それでも、カープ投手陣にとって強烈なアッパーカットを食らった感じになっただろうねぇ。今日もゲームがあるけど、同じような展開になるかもしれんねぇ。

いずれにしてもこのゲームはカープ投手陣の「不安」がちりばめられていたように思う。そこにはヤクルトに対しての苦手意識だったり、6回表前のインターバルや魔の8回と別なプレッシャーが乗っかって、同じところで同じようにやられてしまっている。DeNAや阪神に対してはこれができるのにヤクルトや中日にはこれができない。アタクシはそれだけなんだと思う、一言でいえば「気にしすぎ」なんだろうと。ブルペン陣も首脳陣もね。この日のターリーはたまたま弱さみたいなものが出た感じだしな、これこそ切り替えていかなきゃ行かんのだろうと思うねぇ。

大胆な配置転換は必要??

前回の記事カープの課題は「1番打者」と「8回の男」。あなたならどうする??では「1番打者」と「8回の男」ついて書いた。昨日のゲームでは1番に大盛が起用されたけど、結果が出なかった。8回もターリーが抜擢も結果が出なかった。特に8回についてはこの記事のコメントを拝見すると「配置転換」でこの問題を解決していくというご意見が多かったし、アタクシもそう感じたねぇ。
先発投手を8回に組み込む。これは後ろが決まらない場合にこうした配置転換で活路を見出すチームは結構多いよな。特にパリーグに多いような気がする。楽天の松井やアンダースローで活躍した牧田、オリックスの平野や岸田、ソフトバンクの馬原とかね、やはり強い真っすぐを持っている投手が抑えや中継ぎにまわって力を発揮している。
カープでいえば、経験のある遠藤というご意見もあるし、新助っ人のアンダーソンもあの真っすぐは中継ぎでもっと輝くだろう。いやいや、結構皆さん、鋭いよな。こうした先発陣を後ろに回すのも手だと思うねぇ。
確かに先発も大事だけど、先発が好投しても8回でひっくり返されたら元も子もない。それに8回をビシっとできる投手が座れば攻撃だってリズムも出てくるだろう。8回までに点差を広げなきゃというミッションがあるとないとでは大違いだろうしな、まだまだシーズン前半だから手を打とうと思えば打てる時期。佐々岡監督の決断ね、まぁそれ次第なんだけどな、チームもファンも早くこの問題を解決したいよな。

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コメント

  1. 一禅小和尚92 より:

    mageさん、今日は。
    昨日も用事があって、1時頃広島駅にいたんですが、カープのユニホームの人びと一杯でした。(いいなあ、羨ましい)
    帰宅後、テレビにかじりついていました。
    しかし、何といったらいいのか?
    今日の記事を読んで、かなり納得しました。(素人なりにですが)
    今中さんが解説していたときのことです。「仕留めるというのは、投手にたくさん投げさせて粘った上でいえることだ。○○○」後半は正確に覚えていないのですが、今日のmageさんの記事読んで、カープのピッチャーは、粘っていない相手に対して、一番振り抜きやすい(仕留めやすい)球をなげているということ?なのかなあ?と思ったりしています。
    ただ、その球をホームランにできるかどうかの違いがある。この違いは大きい。
    では、何故この違いが出てしまうのでしょう?(変な質問ですみません)
    また、村上選手はズムスタでのホームラン?がとても多いというデーたがるんですよね。(何でだろう?相性?)
    ブログ記事やヤフコメで「ど真ん中のストレートを投げている。坂倉のリードもおかしい?」といい記事を多く読みました。
    つないで、つないで、やっとこさ一点のカープ、一振りで1点のヤクルト。
    現実を受け入れなければ
    しかし、ヤクルトは何であんなに強くなったのですか?(バカな質問ですみません)
    mageさん、心理的な問題はどうすればいいんでしょうか?マジで、教えてください。(床田投手はたくましくなったと思いますが)
    長くなりましたが、最後に
    「今日の記事の次の部分に激しく同意です。」ベンチも監督も変わってもらいたいです。変わらんといけんと思います。(外野が偉そうに、でも、気づかないものなのでしょうか?)
    →ベンチも気落ちするターリーに「頑張れ!!」とね、勝負そっちのけでターリーを見守ってしまったように思う。この辺が佐々岡監督の甘さというかね、判断を鈍らせてしまう「家族的」雰囲気が投手交代を遅らせてしまっている側面を感じるよな。
    今日はどうなりますかね?
    同じかなあ?
    先発、石川42才。チームの結束が強まるなあ。
    mageさん、忙しいと思いますが、これからもシビアな記事をよろしくお願いします。

  2. MAX より:

    9回に投げてた人とかもう敗退行為なのでもう何も言えません。
    巨人の井納より使えないのでもうDFAでいいですよ。
    1点差で出すならまだ薮田や矢崎の方がマシです。
    起用法からしてめちゃくちゃです。
    監督のお気に入りだからなのか起用されて毎回ホームランとか、それなら松本竜也を試した方がマシです。(個人的には巨人戦では積極的に登板させて欲しいと思っています。)

    8回問題は以前から遠藤と個人的には思っていますけど、小林と玉村の2人で抑えるとか、野村祐輔を打者一巡だけ起用するいわゆるオープナー的起用(ハムの斎藤佑樹や楽天に行った福井も経験しています)もありかなと思います。

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