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遠藤見殺しの貧打で交流戦4季連続負け越しが決定。随所に感じる戦力不足。カープ球団はいつまでこの状態を放置するのか??

Mageちゃんが斬る!
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 「楽天1-0広島」(8日、楽天生命パーク宮城) 0-0の延長十回をドラフト5位・松本竜也投手(22)=ホンダ鈴鹿=に託したが、浅村に打たれ、広島は今季3度目のサヨナラ負け。交流戦は4勝10敗となり単独最下位に逆戻り。4試合を残して、4シーズン連続(実施されなかった20年を除く)の負け越しが決まった。今季6度目の完封負けで貯金は再び0。本塁打も14試合連続で0。『0』では勝てない。

情報源: 交流戦負け越し広島 上本、堂林を左対策で起用も0得点 嘆く首脳陣 貯金も0
浅村の打球が上に上がった瞬間、外野の頭を超えるだろうと。カープサヨナラ負けが決まった瞬間だった。このゲームは遠藤、辛島両先発の好投でいいゲームだったけど、それぞれのチームが抱えている問題点が浮き彫りになったような気がするねぇ。両チームとも交流戦は勝ち星に恵まれていない。カープは相変わらずの貧打で交流戦ホームランはいまだに0。なんでも記録は2016年の阪神が3本らしい。まぁ余裕でこの記録は更新しそうだよな。楽天は先頭打者を5回も出しながら遠藤から得点が奪えなかった。走塁のミスが目立ったけど、やはり「焦り」のようなもを楽天打線から感じたねぇ。お互い、早く交流戦、終わんねぇかなぁと思っているだろう(笑)。

遠藤が好投も報われず…勝たせてあげたかった

先発の遠藤はいい投球をしてくれた。まぁ先頭打者を出す場面が多かったし、相手のミスにも助けられた。よかったのはそういう部分をしっかり自分にとってプラスにしていけたことだろう。得てしてこうして相手のミスに助けられても中盤以降持ちこたえられない若い投手は結構いる。その中で遠藤はツキも実力のうちとピンチに対してしっかり対応できていたように思うねぇ。コントロールもストライクに来る球は非常に力とキレを感じたし、マウンドでも慌てず騒がず自信に満ちていた。成長を感じるねぇ。
それと石原とのコンビもよかったように思う。特にこの日は変化球のコントロールね、これが抜群だった。4回くらいから非常にブレーキのかかったカーブを多投してカウントを稼いでいた。辛島もカーブ投げるしな、最近の野球はカーブが見直されてきているよな。これだけカーブという球種を見るゲームはそうそうないだろう。両投手、いいものを見せてくれたよな。
7回を投げ切って降板したけど、やはり遠藤に勝ちをつけさせてあげたかったというか、勝ち投手になるにふさわしい内容だったからなおさらそう感じてしまうよな。遠藤はこれで交流戦は最後の登板だろう。ロッテ戦に続く交流戦2勝目とはならなかったけど、遠藤はこの交流戦での成長をファンに見せてくれた。今後も期待したいよな。

カープは「9人野球」で交流戦3度目の完封負け

さてこのゲームは投打に渡りカープというチームの「限界」を見たような気がするねぇ。この日のスタメンは3番に中村奨を戻し、6番に「左」の松山。7番、8番に右打者の上本、堂林を起用した。結果は4安打完封負け。松山にヒットが2本、上本が1本、マクが1本。1~3番がノーヒット。延長10回に楽天が1~3番でサヨナラ勝ち。上位打線が全く機能しなかったのが楽天との差だったように思うねぇ。
延長戦に入りながらもカープベンチが起用した野手はスタメンの9人だけ。代打も代走もないし、延長に入っても選手の交代はなし。まさに野手は補欠のいない高校野球チームみたいな感じだよな。ベンチも打つ手がないというか手が打てないといったところだろう。別の角度から見れば、他に起用できる選手がいないとも見れる。ここなんだよな。まぁ佐々岡監督を筆頭に東出、朝山両コーチはベンチワークという意味では期待できない。この両コーチが「打て」というだけだからな(笑)。辛島にやられているのを指をくわえてみているだけ。腹の中では「なぜ打てない」と嘆いているけど、自分はベンチに座っているだけ。これが「9人野球」の真相だろう。困ったもんだよな。東出野手コーチはおそらく次期監督の最右翼だろう。地蔵野球がしばらく続きそうだよな。
例えば7回2死から松山、上本が連続ヒットで2死1,2塁。楽天の投手はすでに辛島から右投手の西口に変わっていた。数少ないチャンス。アタクシは手を打ってもよかったように思うねぇ。これまで辛島に完全に抑えられいた後のチャンス。アタクシはゲームを動かすためにも堂林の所で代打があってもよかったように思う。もちろん出した左の代打が堂林同様に三振に終わったとしてもいい。固まったゲームを動かすためにはビジターのカープはやるべきだったんじゃないかなぁと。完全にベンチはゲーム内容に引っ張られているだけで、流れを変えようということをやらない。アタクシはここは非常に不満なんだよな。

だって、いい左打者がいないんだもん

アタクシが「限界」を感じるというのはベンチワークはもちろんだけど、この場面で出せる左の代打ね、見渡すとやはり人材不足。守備固め要員の広輔。代走要員の曽根。打撃絶不調の小園。そして宇草。ちょっと人選に困るよな。西口がフォークピッチャーなんで早めに勝負をかける小園、宇草が適任だろうけど、小園の調子を考えると宇草なのだろう。でもね、やはりこうやってベンチ入りメンバーを見ているとカープの戦力に限界を感じる。西川一人いないだけで、これほどまでに控えが手薄になるのか!?といった感じだよな。ここに一発の期待がかかる助っ人がベンチに入っていると違うだろうしな、結局この場面も消去法で堂林を打席にそのまま立たせた流れだというのが容易に想像がつく。まぁベンチ入りの人選というかね、1軍に置いておいても走れない、打てないという選手の比率が大きいように思う。イキのいい若手を代打陣に入れたほうが面白いと思うけどねぇ。ここもベンチワークの悪さというかね、色んなものが不足している。そんな感じだよな。

延長戦でもう投手がいない!?

延長10回で松本竜がマウンドに上がった。アタクシはこの投手結構好きなんで頑張ってほしかったけど、ここにもベンチワーク、選手の起用法の不味さと人材不足がモロに出ていたように感じた。もちろん延長戦で先頭を四球で出す松本竜には「しっかりしろ」と言いたい。ただ、0-0の場面でビハインドの投手をそれも先発遠藤が7回を投げたにもかかわらず延長10回でこういった立ち位置の投手を投げさせざるを得ないというところにカープの戦力不足というのが浮き彫りになったように思うねぇ。

佐々岡監督の頭の中ではビジターだからな、栗林はリードしてからか延長12回と決めていたのだろう。栗林にもそう伝えていたに違いない。この戦法は先攻だから当然だし、間違えていない。問題はどうやって栗林までつなぐか??結局はここの人材がいないということなのだろう。8回を森浦、9回をケムナと来てね、10回、11回を投げる人材がカープブルペンにいないということなんだよな。塹江は前回登板でやらかしているし、矢崎も失点している。または11回があれば矢崎だったように思う。ターリーもいるけどこの投手はイニング頭からはちょっと怖い。しいて言えば延長10回は左が続くので松本よりもターリーの方がよかったのかもしれん。ただ松本が四球だしたようにターリーにもその危険な香りはするよな。
佐々岡監督は松本竜に期待していたというし、そう考えればある程度妥当な人選だったと思うねぇ。今いるメンバーでみればということだけどな。

色々な駆け引きが絡み合って生まれたサヨナラ打

最後に浅村が高めの球をセンターに弾き返した。これがサヨナラ打になったわけだけど、この球は高めの真っすぐだった。これを浅村が待っていたように思うねぇ。それはなぜか。
この日の浅村はこの打席の前まで4タコ3三振。この3三振のうち2三振の内容が全て高めを振らされていた。ここがキモだったように思うねぇ。第1打席は初球インハイでのけ反らされてあとは外高めの真っすぐで空振り三振。3回はチャンスに大きなライトフライに終わったけど、4球全部が外角高めだった。3打席目も見逃し三振はすべて外角高めに集めたもの。この辺はカープがデータを取っていたのか??それとも石原の勘なのかわからんけどこの浅村をしっかり抑えていたよな。逆に4打席目は投手が森浦に変わっていたこともあって初球に外の高めを見せて残りは低めにチェンジアップを集めて空振り三振に取った。非常にうまい攻めだったように思うねぇ。そして10回裏。投手は右の松本竜。浅村はたぶん外の高めの真っすぐね、これ1本に絞っていたと思う。初球の甘い真ん中低めの真っすぐに全く反応していなかった。高めに目付をしていたのだろう。3球目にまんまと外高めの真っすぐ。これをしっかりセンターに打ち返した。さすがといった読みだよな。それに読み切ってヒットにする。これが一流の選手なんだろうねぇ。

もうひとつ。あの場面、浅村を歩かせてランナーを詰めるというのも手だったように思う。次が島内、銀二、辰巳、鈴木と左が4人続く。浅村を歩かせてターリーをぶつける手もあっただろう。まぁこの辺の真相はベンチのみぞ知るんだろうけど、これまで3三振の浅村の方がやりやすいとの判断なんだろうねぇ。ここはベンチの決断なんだろうけど、最終的には「松本、頑張れ」で終わり。ここにベンチワークでチーム全員でこのピンチをしのぐといった野球をやればムードも上がってくるんだろうけどねぇ。

これで交流戦負け越し決定。まずは貯金を残して終わりたい

この敗戦で再び貯金がなくなり、交流戦も負け越しが決定+単独最下位。これで3季連続最下位も見えてきた。本当に情けないよな。まぁこの日はセ・リーグが全部負けてくれたのが不幸中の幸い。セ・リーグでは依然として3位をキープしているけど、勝率5割を割るとズルズルと落ちていく可能性は大きいよな。なので交流戦4試合。何とか借金を作らず、できれば貯金を残して交流戦を終わりたいよな。そのためには最低でも2勝2敗。3勝1敗なら貯金2で交流戦を終えられる。アタクシは残り4試合が本当にカープの正念場だと思うねぇ。まぁとにかく打線だよ。そういえば依然として交流戦本塁打ゼロだし、だからと言って機動力を使うわけでもない。ただ、ボーっと打っているだけ。この辺打撃コーチや野手総合コーチがボヤっとしているからだろう。しっかりしてほしいよな。先発ももちろん大事だけどやはり攻撃。点を取られなければ負けないというけど、点を取らなきゃ勝てない。貪欲に点を取りに行ってほしいよな。

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コメント

  1. 一禅小和尚92 より:

    mageさん、こんにちは。
    今日の記事を読んでいくと、納得しすぎて、どうしていいものか?
    親会社がないということは、どうなんでしょうか?いいこと?悪いこと?
    現オーナーが手放すくらいのお金で、どオーナーが手放すくらいの金額で買ってくれるような企業なないんだろうし、オーナーが手放すわけないですよね。ズムスタの入場者数って、かなり上なんでしょうし。
    今日は、野村投手の先発です。またまた、ベテランの出番です。野村投手の復活に期待しましょう。

  2. セブン より:

    佐々岡監督はどんな選手を育てたいんだろ?
    本調子では無い松ちゃんや長さんつかうなら末包や中村健じゃダメ?カープが求める長距離打者より東出が求めるコツコツ当てる選手?走れる選手がいないんじゃ無くて走れる選手を育てて無いとは思わないの東出君?
    黒田監督、新井ヘッド、守備走塁コーチ赤松、臨時コーチに金本、前田、高橋慶、正田は松田元が生きてる限り無理だろうね。松田元が生きてる限り、全盛の選手が揃わないと優勝も見れないんだろうなぁ。

    • セブンさま
      まさにおっしゃる通りです。今日の記事にも書きますが選手の目が死んでますね。アタクシの推測ですが、ちょっと選手たちがベンチの指示に疑問を持ちながらプレーしているように思います。特に野手陣が。
      カープのオーナー色というのは本当においしいんでしょうねぇ??チームのためを思うなら本当に身を引いて若い人にやってもらいと思うのが経営者だと思うのですが…
      コメント、ありがとうございました。

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