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遠藤 打撃での手の痺れから不調坂本に逆転被弾…ひとつの「間」で流れが変わる怖さを実感。改めて考える投手の打撃とDH制。昔の人は…??

Mageちゃんの「熱視線」
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「巨人5-4広島」(28日、東京ドーム) 広島は二回にデビッドソンの5号ソロ、三回には野間の二塁打から追加点を挙げたが、先発の遠藤が四回に坂本に逆転3ランを浴びた。

情報源: 広島・新井監督 遠藤のアクシデントは「打撃で手がしびれた」

前日、延長12回を戦って勝利はしたものの翌日は東京に移動してナイトゲーム。プロ野球選手は大変だよな。まぁそれだけにチームのムードや流れね、どれだけいい状態を保てるか??というのも大事なところ。この日のゲームは前日のサヨナラ勝ちの流れをそのままに前半は巨人を圧倒するゲームになるかな??と思ったけど、一つの出来事でガラッと変わってしまった印象を残した。決して好調とは言えない巨人を元気づかせてしまったのもちょっと気になったゲームになったように思うねぇ。

デビッドソンが久々の看板直撃弾で復活??

そのサヨナラ勝ちの勢いを感じさせてくれたのが2回のデビッドソンの14試合ぶりの一発だ。高橋優の甘いスライダーを引っぱたいて打球は打った瞬間それとわかる角度で飛んで行った。キリン一番搾りの看板直撃、豪快な一発だったよな。100万円もゲットだ。
この日は少し打つときに足を上げていたように見えた。まだタイミングの取り方に試行錯誤している様子はうかがえた。まだまだ自分のタイミングではなく、相手にタイミングを合わせている印象だけど、こうやって少しずつ結果が出てくれば、自信になってくるだろう。自信がつけば、今度は自分のタイミングで打てるようになる。チームもファンもデビッドソン本人もまだまだ辛抱が必要だろう。個人的には本当に一通りの投手との対戦がないとなかなか対応は難しいだろうと思っている。小手先の打撃ではなくしっかりスイングする打撃をしている以上、タイミングは大事。これだというのが見つかれば、本来の打撃を取り戻してくれると期待しているよ。
個人的にはガラっと相手が変わり、お互い知らない者同士となる交流戦ね、ここがきっかけになればと思っている。頑張ってほしいよな。

野間がやらかした!? フェンス直撃の「ライトゴロ」は珍プレー??好プレー??

先発は遠藤。今季カープに初勝利をもたらしてからは2連敗。6回を投げ切れない投球が続いてかなり力が入っていたように思うねぇ。なんせ最初の勝ちは降雨コールド勝ち。まぁ勝ちは勝ちだけど、雨の力も借りた感じだった。その後は連敗なのでなんとなく自分の力で勝った気がしていないのかもしれん。そんなことを考えると力みの理由もなんとなく理解できるような気がするなぁと見守っていた。
力が入っているなぁと感じたのはチェンジアップの抜け方。高めに抜けてしまう。スライダーもそうだけど、かなり危ない球が多かったように思う。特に2回は巨人打線のポンポンと外野にいい打球を飛ばされていた。個人的には「あのプレー」が無ければ、2回にかなりやられていたように思うねぇ。
そのプレーは大城の長打性の打球をライト・野間がジャンプ一番ダイレクトキャッチをしたかのように見えた。しかし打球はフェンスにあたり「ワンバウンド」。その打球が野間のグラブにサクッとおさまった。記録は「フェア」。一塁ランナーは2塁に進塁しなければならない。1塁ランナーの岡本はキャッチされたとハーフウェイから1塁へ戻りかけていたが踵を返し再び2塁へ。しかし野間の送球が一瞬早く1塁走者岡本は2塁フォースアウト。記録は「ライトゴロ」となった。みんな「あれがゴロかよ!?」と突っ込みたくなるだろうけど、野球のルール上は「ゴロ」。面白いよな。
気になるのはこのプレーの「真相」だ。恐らく地元の放送局ではこの辺は詳しくやっていて情報もあるんだろうけど、アタクシは映像以外の情報がない。なので映像を見た上で真相を推理してみたいと思う。
まず、野間自身があの打球をダイレクトなのか??フェンスに当たったのかを知っていたのか??ということ。東京ドームの歓声というのは独特。屋根がついている分歓声が籠るというかね、球場内に響く印象がある。恐らくマツダや神宮に比べるとかなり大きく感じると思う。巨人の選手がホームラン性の打球を打ったとなるとそれはそれはかなりのボリュームだろう。
映像を見ると打球が当たった箇所は柔らかいラバーフェンスだった。もしかしたら野間はフェンスの振動を感じていたかもしれん。と、なると捕球後の野間はヒットと理解していたら2塁ではなく、3塁に送球するのが「セオリー」ではある。それを野間は慌てることなく2塁に送球した。慌てることなくタッチアップを防ぐために2塁に送球したように見えたので野間はダイレクトキャッチの自覚があったようにも見える。ひょっとしたら「たまたま」だった可能性もあるように見える(笑)ただ、カープの他の野手がよく見ていたように見えた。カバーに入った秋山は2塁方向を指さしていた。横から見てフェンスに当たったのを確認後、1塁走者岡本の動きを見ていたのかもしれんねぇ。中継に入った菊池は送球をカットせずにそのまま見送っていたのをみると菊池もわかっていたのだろうし、その頃には審判も「フェア」のジャッジをしていたタイミングだったと思う。この辺は守備の声の連係が作り出したプレーでもあると感じたねぇ。ただ、当事者の野間が状況を理解していたのか??興味深いよな(笑)
それにしてもあの位置から2塁ペースまでほぼノーバン送球。手前でちょっとショートバウンドしたけど上本がしっかり捕球した。野間の肩ね、やはりあれを見ると使いたくなる気持ちはわからないでもない。野間にファンの間で賛否両論あるけど野間らしいプレーだったよな。さて、このプレーは「珍プレー」なのか「好プレー」なのか??難しいよな。いずれにしてもこのプレーで遠藤は立ち直ったようにも見えた。

流れがガラっと変わってしまった遠藤のベンチ治療の「間」

相手の巨人は前日のゲームで阪神に15点取られて完封負け。そしてこのゲームでもデビッドソンに被弾、続いて3回にも長打から内野ゴロで追加点を取られた。巨人ベンチも「今日もか!?」というムードはあったと思う。この流れを一気に逆転させてしまったシーンがあった。それが坂本に一発食らった4回裏の攻防だよな。
先頭のブリンソンに対してはが外角低めに球を集めてね、よさそうに見えた。しかし岡本に四球を与えた後に不調を訴えてベンチへ。アタクシはこの時にできた「間」ね、これが流れを変えたように感じた。
少しして遠藤がマウンドへ戻ってきた。ここで続く中田翔を打ち取れば「間」で生じた流れの移動を引き戻すことができたかもしれん。しかしここで遠藤はストレートの四球を与えてしまう。まぁこの四球ね、ベンチもファンも「大丈夫か??」という空気になったよな。続く大城はファーストゴロ。これでゲッツー取れていれば、というのはあったけど1塁はセーフ。ランナー二人残っちまったよな。
そして続くは不調で7番を打っている坂本。この坂本にタイムリーでも打たれたら交代はあったかもしれん。いや、新井監督のことだから、同点まではというのはあっただろう。ところが遠藤は確率的には少ないであろう坂本に一発食らってしまって一気に逆転されてしまった。この辺は「想定外」だったろう。この坂本のへの6球目ね、これだけ1,2回に見られたチェンジアップの中途半端に抜けた球だった。まぁ普通ならひっかけ気味に打ってファールになる打球も坂本の技術でポール際に残した印象だった。見事な技ありの一発だった。ただ、治療の間に生まれた「間」と直後の中田へのストレートの四球ね、あれで流れが巨人に行ってしまった印象はあるし、巨人2番手の横川にカープ打線が完全に抑えられたの大きかったよな。

投手の打撃は難しい…DH制ならこんなことない??

さて、この遠藤が作った「間」の原因。これは4回表、自身の打席での手の痺れが残っていたとのこと。まぁ経験ある人は大きく首を縦に振るだろうけど、硬式球+木製バットね、これ当たり損ねや変なところに球が当たった時の痺れはハンパないのよ。手がどっかに飛んで行ってしまうような痛みとビリビリ感ね、凄いんだよな。まぁセ・リーグは投手も打席に入るからな、特に先発投手は2,3打席入ることになる。気をつけなきゃいかんよな。
もちろん投手の打撃がいいというのはそれはそれでセ・リーグでは武器になる。カープでも大瀬良や床田、森下と打撃のいい投手が多い。古くは今投手コーチの横山コーチ、川口さんもバッティングは好きだったように記憶している。相手からすれば打線を切ることができる可能性が一番大きい打順。特にゲーム前半はそういった効果があるし、やはりセ・リーグの場合はアウトが2,3個くらいはたやすく取れるといった印象はあるよな。

では遠藤の手の痺れにつながったプレーだけど、4回表2死ランナーなしで遠藤に打席が回ってきた。遠藤は4球目をバットに当ててショートゴロ。インコースの難しいコースにバットを出してのことだった。この打席で遠藤がバットに当てたのはもう1回ある。直前の外角のフォークをファールした。恐らくバットの先っぽだったように記憶している。このどちらが手の痺れに直結したかは定かではないけど、個人的にはこのアクシデントは昔なら防げたのではないか??と昭和の野球を思い出した。

昭和の時代は例えば根性論とかね、迷信やジンクスみたいなものを結構信じていた(笑)。時代は平成・令和と移り、科学的トレーニングやコンピュータを使った動作の解析、映像での確認といった根拠ある研究や練習ができるようになった。そして道具も進化している。恐らくバットも進化しているだろうし、バッティンググローブも振動を抑える何かがあったりするのだろうと勝手に思っている。いずれにしても昭和の時代に比べれば、かなり進化しているのだろう。
まだ、そういったことを野球に持ち込めていなかった昭和の時代は投手が打撃をすることを可能な限り辞めさせていた。それでもセ・リーグは打席に立たなきゃいかん。もちろんバントの場面はバントするし、チャンスなら打たなきゃ行かんけど、そういった場面でない限りは基本投手は「三振」してベンチに戻ってきた。恐らくこれはベンチの指示で遠藤のようにバットに当てて手がしびれたり、打って走塁時に足を痛めたりといった「可能性」に対しての自衛手段で「三振」を指示してきた。
今回の遠藤のように2死ランナーなしなら間違いなくベンチから「三振」の指示が出る。打席の一番後ろに立って「打ちません」という意思表示する。これならバットに当ててアクシデントになる可能性は極めて少ないし、死球を受けることもない。相手投手も力まず真ん中にストライク三つ投げてチェンジという場面はかなりあったと記憶している。まぁ相手が打ちませんといっているのにストライクが入らない投手がたまにいて面白いと思ったこともあったねぇ(笑)

あの打席で仮に遠藤がバットを一度も振らずにいれば、ひょっとしたら勝っていたかもしれない。まぁ遠藤も若いからな、自身を助ける意味でも何としても打ちたいという気持ちはわからなくもない。ただ、この辺は投手コーチや、ヘッドコーチあたりが指示してあげた方がいいかなぁとは思ったねぇ。遠藤はこれで3連敗になった。ちょっと立ち直るには時間も必要かもしれんねぇ。
まぁ こういうのを見るとセ・リーグもDH制導入の方がいいのではないかなぁと思う時もある。だた、遠藤の件もセ・リーグの野球だしな、ゲーム終盤の9番の代打起用も9人制野球の魅力の一つ。残したい気持ちもあるんだけどね、悩ましいよな。

坂本を乗せてしまった!?

なんでもカープは開幕から巨人に4連勝すると成績がいいんだってな。そういう意味でも昨日の敗戦は残念だったよな。
巨人も現在5位かな??やはり投手が苦しいのと中軸に当たりがないというのが悩ましいところだろう。丸は打率1割台。中田は打っているけど岡本もなかなか打てていないし、坂本は昨季から絶不調だよな。

しかし昨日の巨人の得点は不調の坂本の3ラン、丸のタイムリーとね、今季なかなか見られなかった点の入り方。舞台は東京ドームということで個人的には昨日のゲームで巨人を乗せてしまった、特に坂本を乗せてしまった印象を残してしまったのがちょっと気にはなる。そういう意味では今日のゲームでどれだけこの辺を抑えられるかがカギになってきそうだよな。
先発は前回好投したコルニエル。そして巨人は前回カープ打線が攻略したグリフィンだ。デビッドソンはこのグリフィンをアメリカではカモにしていたらしいから、何かきっかけになるといいよな。とにかくカープ打線がこのグリフィンを昨日巨人守護神・大勢に集中打を浴びせたようにしっかり攻略して欲しいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    こんにちは。

    坂本が調子取り戻すと腹監督は調子に乗って使うので若手が出てこなくて世代交代できないのであまり心配していません。
    ここから坂本が30本打てるとも考えにくいですし、長い目で見たらマイナスな気もします。

    投手のDHは走塁時の怪我を防ぐ、ノーコン投手の球が抜けて死球になってしまったみたいなリスクを減らせますからDHでも構わないかなと思います。
    そもそも投手の少ない打撃のために多くの無気力な打席をファンに見せていいのかとも思いますし。
    守備できない選手を増やすのかと言う人もいるかもしれませんが、逆に言えば打撃はいいけど守備が不安みたいな若手お試し枠や休養枠で選手をローテーションできますから、固定化しなくてもいいですし。

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