やったぜ!!アドゥワプロ初完封で９連戦好スタート!!末包復帰即一発でＧキラーぶりを発揮!!ぼくらのカープがノってきた!?

情報源：ニッカンスポーツコ＜巨人0－5広島＞◇6日◇東京ドーム

広島アドゥワ誠投手がプロ初完封で72日ぶりの6勝目を手にした。

4回まで無安打投球。5回1死から初安打も後続を断ち、6回2死満塁は大城を二ゴロに打ち取った。7回以降は危なげなく、プロ最多133球で投げきった。「長いイニングを投げようとは思っていないけど、結果こうなったので良かったのかな」。7日にも再び出場選手登録を抹消され、次回登板は2週間後の同じ東京ドームでの巨人戦が見込まれる。ム　【広島】アドゥワがプロ初完封「結果こうなったので良かった」プロ最多133球72日ぶり６勝目

ずいぶん長い期間このブログを書いてきているんだけど、やはりプロ野球はこの8月ね、毎シーズン本当に大きなターニングポイントになる月になっている。ボチボチ自力優勝がなくなったなんて優勝の可能性が消えるチームも出てくる。まさに8月は「生き残り」をかける月。ここで生き残った者が「勝負の9月」で負けられない試合を勝ちぬき栄冠を手にする。本当にポイントになる月だよな。その8月によせばいいのに9連戦がある。その初戦である昨日の巨人戦は新井カープが「この9連戦はこう戦っていくよ」とファンに強いメッセージを発したゲームだったように思う。非常に頼もしい「強い」勝ち方だったよな。

「先鋒」アドゥワがプロ初完封!!

9連戦となると各チーム一番苦労するのが先発投手のやりくりだ。初戦にいい投手を持ってきて登板間隔を詰めていくチーム、谷間が多くてどうするか頭を抱えるチーム、ブルペンデーでしのぐチームとそれぞれのチーム事情に合わせて戦っていかなきゃならん。投手力が弱いチームだとこういった連戦で沈んでいくチームを毎年見かけるよな。
これはあくまで想像だけど、今季の監督が投手出身の佐々岡前監督ならこの9連戦の初戦は間違いなく床田を持ってきただろう。しかし「新井カープ」はこの9連戦の初戦をアドゥワに託した。そしてこの9連戦で2度先発予定は床田だけ。あとは玉村や森翔平の先発が予定されている。9連戦を7人の先発投手でやりくりする。ただ、この日のアドゥワ、玉村は1軍でしっかり戦力になっているし、森翔平もファームで好成績を収めている。1軍の経験もある。決して力が劣るわけではないだけに、今季のカープ投手陣の充実ぶりがこの9連戦で活きそうだよな。新井監督を筆頭に首脳陣がみんなアドゥワの実力を認めているからこそ、この9連戦の初戦はアドゥワに託した。そのアドゥワがなんとプロ初完封をやってのけた。これはいろんな意味で本当に大きいよな。もしカープが優勝したら間違いなくこの完封劇がきっかけと言われると思うねぇ。

そのアドゥワだけど、決して調子がいいようには見えなかった。ボール先行する場面もあったし、球数も要していた。ただ、巨人打線がなかなか的が絞れていない印象を受けた。この辺は同期入団の坂倉とコミュニケーションを取りながらというのはあっただろう。それと特筆すべきは133球を投げ切ったスタミナね、これも大したもの。成長を感じさせるマウンドだったよな。アドゥワはこの大役を無事にやってのけて今日登録抹消。2週間後の巨人戦に備えるらしい。ここでも抑えるとなれば新たな巨人キラーの出現となるだろう。次の登板も楽しみだよな。

秋山が小園が坂倉がそして野間が!!

巨人の先発は山崎伊。シュート系の球を駆使して打たせて取る投手だよな。その山崎伊に対してカープベンチは1番から5番までずらりと左打者を並べた。まぁこの辺は外勝負が多くなり左打者が有利ということなのだろう。この打線が功を奏して防御率1点台の山崎伊から5点を奪った。そしてこの点の取り方もよかったよな。
まずは初回に秋山がツーベース。1番打者として秋山がこだわっている第1打席でチームを勇気づけるいい仕事をしてくれたよな。そして4番小園がタイムリーだ。
5回には2死満塁のチャンスで野間が粘って粘って11球目をライトへ2点タイムリー。ゲーム展開上先に点が入った方に流れが来そうな中で見事な「2点」タイムリーだった。巨人サイドからすればグサッと刺さった価値あるタイムリーだったよな。
6回には坂倉が初球を打ってライトスタンドへの一発。上位打線が見事に結果を出してくれたよな。

末包が復帰即一発で打線に活気

そしてとどめは末包の一発だ。坂倉の一発で興奮冷めやらぬ中、これも初球をたたいて左中間スタンドへ。復帰即一発というのは末包にとってもチームにとっても見通し明るいものになった。1点以上の勝ちがある一発だったよな。
末包のような長いのを求められる打者というのは長期離脱後もなかなか調子が上がらないケースが多い。久々の１軍投手のスピードや変化球の鋭さに慣れるのに時間がかかるし、求められるものが長打だからやはりそこを狙って力みも出てしまう。そんな中。末包は積極的にスイングすることで結果を出した。次打席でも初球をたたいてツーベース。頼もしい男が帰ってきたよな。

2位・3位が負けて首位固め!?

首位攻防戦となったこのカードの初戦は巨人・阿部監督も「完敗」と認める内容でカープが快勝。3位阪神も敗れたため2位との差は2ゲーム、3位との差は2.5差となった。この巨人との3連戦の結果次第では「首位固め」の声も聞こえてくる。

個人的には現在7連勝中と非常に状態がいいだけに、ここで一気にというのができればなおいいけど、大事なのはこの連勝が止まってからのような気がしている。連勝が止まると連敗というパターンはよく聞く話で、連敗が止まってもカード勝ち越しを重ねられるか??ここがポイントだと思っているし、見極めていきたいところだよな。

この7連勝で貯金も12だ。これも個人的な見立てだけど、貯金が15まで伸びたら「首位固め」といってもいいと思う。それが今の連勝を伸ばして届くのか?それとも連勝が止まってから再度勝ち続けて届くのか??いやいや結局届かなかったという結果だって十分あり得る。まだまだ余裕かましている場合ではないだろうねぇ。まさに1戦必勝の戦い方はこれまで通りだろう。

今日はカープが床田。巨人がグリフィン。グリフィンは今季非常にいい投球をしているし簡単な相手ではないだろう。打線も末包を4番に据えるなど「右打者」の活躍も期待されるところ。アタクシはこのゲームを生観戦の予定。気分よくゲーム後の反省会ができることを期待してしっかり応援してきますな。