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コリジョンルールの意味って何よ!?佐々岡監督には退場覚悟で抗議してほしかったな。

Mageちゃんが斬る!
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 「広島2-3中日」(28日、マツダスタジアム) 八回、本塁での広島・会沢のタッチプレーがリプレー検証によりアウトからセーフに覆った。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「このプレーはアウトにすべきだ」と強く訴えた。

情報源: 安仁屋氏が疑問呈す 広島-中日八回の判定は「アウトにすべきだ」

ゲームとしては両投手が好投した接戦で面白かったとは思うけどな、どうも釈然としない。モヤモヤっとした朝を迎えた同志も多いことでしょうなぁ。

8回表のクロスプレー?の判定に関しては後ほど書くとして、気になったのはカープの選手もベンチも闘争心というものがない。アタクシはここが非常に気になった。

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塹江には粘ってほしかった

1点差の8回にマウンドに上がった塹江。不運な形で同点にされたよな。まぁそれは仕方ない。でも、そこから勝ち越しを許したというのはね、個人的には悔いが残る。もう少し粘れなかったかなぁと。何がなんでももう1点もやらんという闘争心が感じられなかった。

同点となってなおも2死2塁。ヒットで勝ち越しを許す場面。この場面はイヤなムードを吹き飛ばす意味も込めて三振でスカッと終わりたい場面だよな。

しかし動揺もあったのだろう。高橋周を四球で歩かせた。それもワイルドピッチのオマケつき。ここでマウンドを保っさんに譲ることになった。

塹江も悔しいと思うけど、セットアッパーという地位を貫くのであれば、高橋周を何が何でも抑えなきゃいかん。それがストレートの四球というね、「弱さ」をさらけ出してしまった。こういう経験というのは初めてだろうけど、何が何でも抑えてやるというムードが感じられなかったのが残念だよな。

九里は何とか粘れたのが収穫。

ここの所、試合序盤で捕まることの多かった九里。この日の登板は非常によかった。試合前半は力で押した。中盤、ランナーを出すも粘れたよな。7回を1失点。次につながる内容だったよな。白星をつけたあげたかった。

それと対する中日先発の福谷が非常によかった。この内容だと打線を責めるのはちと酷。それほどいい投球だった。

福谷は入団から持ち前の速球を武器にリリーフだった。抑えの経験もある。ただ、ハートの面で弱さがあったし、コントロールもアバウトだった。この日の予告先発が発表された時点で連勝狙えるかな?と思ってしまったのも、その時のイメージが強く残っていたから。

ところがこの日の投球はコントロールが安定してたよな。そこから落ちるスライダーや右打者にシュートで踏み込ませず非常に打ちづらかったように思う。まぁ左打者がなんとかしてほしかったとは思うけど、この内容を打ち崩せというのは、難しい。

ラッキーだったのは中日ベンチが2点目を取りに行く作戦で福谷を下げてくれたこと。直後にカープが逆転したことを考えるとベンチの采配ミスだったよな。

この日は中日ベンチのチグハグさが目立った。にもかかわらずカープが勝てなかったよな。本当に困ったもんだよな。

サードコーチャーのミスから始まったクロスプレー?の判定

中日ベンチのミスがもう一つあった。2死1塁からビシエドの強烈なライト線のツーベース。打球が速かったのと誠也の肩を考えたら、1塁からホームに突っ込むのは無理だったろう。それでもサードコーチャーは腕を回した。

まさか、コリジョン狙いで腕を回したわけではないだろう。結果はセーフになったけど、明らかにサードコーチャーの判断ミス。まぁこれが例のプレーのきっかけになってしまったよな。

ホームに送球されたボールを會澤がキャッチした時点で、走者大島はホームの5,6メートル手前のところにいた。大島も諦めた感じでスピードを緩めた印象だったけど、「とりあえず」滑り込んでみた。

楽々アウトのタイミング。どうだろう?捕手・會澤も走者・大島もなんとなくだけど「アウトだよね」という暗黙の了解みたいなものがあったように思う。どちらかと言えば會澤の方がこの暗黙の了解で気を緩めた感じだった。タッチが甘かったように思う。見出しの画像からもしっかり見ながら「丁寧」にタッチしに行った様子が伺えるよな。

まぁこの辺を「ミス」と指摘する声もあるだろう。大島の好走塁とたたえる声もあるだろう。でも個人的にはこの中途半端なプレーを生んだ原因は「コリジョンルール」にあると思う。そんならこんなルール、辞めちまえと。

コリジョンの解釈が間違っていないか??

そもそもコリジョンルールの始まりってのは本塁への危険な走塁を防止するためにメジャーがはじめてNPBが追随する形をとった。きっかけは阪神にいたマートンのプレーだったと記憶している。

捕手がボールを持っている時、そしてクロスプレーの時、体当たりをしてボールをはじき出す、捕球できなくするプレーで捕手が大怪我するというものを防ぐためにルール化されたよな。アタクシの記憶では黄金時代の西武、清原やデストラーデがやり始めたように思う。もちろん日本野球をナメくさっていた助っ人選手も結構やっていた。

まぁあれはあれで見ている方は面白いのだが、体当たりを食らう捕手はたまったもんじゃないよな。ルール化することには大賛成よ。

でも、それが導入されたとたん、捕手はベースをブロックして走路を妨げてはいけないのが、捕手と走者がぶつかってはいけないという少し違った「解釈」が先行してしまったように思う。この辺が誤解を生んでしまって、このようなプレーになっちまったような気がするんだよな。

コリジョンルールについて、ウィキペディアからの抜粋だけど載せておくな。

コリジョンルールは、公認野球規則6.01(i)項に規定されている。

規則の大要は、本塁での衝突プレイについて、

  1. 得点しようとしている走者が、走路をブロックしていない捕手または野手接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで、走路を外れることを禁じる
  2. ボールを保持していない捕手が、得点しようとしている走者の走路をブロックする行為を禁じる

である。1の場合は走者にアウトを宣告し、ボールデッドとなって、他のすべての走者は接触発生の時点で占有していた塁まで戻らなければならない。2の場合は走者にセーフを宣告する。

要は走者は体当たり目的で捕手にぶつかるのはダメよということ。これは走者への注文だよな。次に捕手はボールを持っていなければ、走路を妨げてはならない。つまり送球に備えて待つときにホームベースをブロックしちゃだめだよってことだよな。

では、あの時のプレーを振り返ってみよう。

前にも書いたけど、大島がホームベースから5,6メートルのところですでに會澤のミットにはボールがあったよな。それでも會澤は「走路を塞いではいけない」と思い、大島がホームに来るのを「待っていた」。そしてケガしないように「丁寧」にタッチしたよな。

でもルールには「ボールを持っていない捕手が走路を塞ぐのはダメ」とある。この場合は會澤はボールを持っているわけだから、走ってくる大島に向かってズンズンと2,3歩出てタッチしてもいいということになる。またそれに対し大島が接触したら大島がアウトということになる。

じゃ、會澤はなぜ、大島が来るまで走路を開けて待っていたのか?

それはコリジョンの解釈が「捕手はタッチ以外は走者に接触してはダメ」となってしまっているからだろうねぇ。

これまでコリジョンルールを適用されたケースは走路を塞ぐ=走者と接触しているプレイが多い。ルール導入の段階でキャンプなんかで審判員は各チームから「この場合はセーフ?アウト?」と質問攻めにあっただろう。そういう結果を踏まえて、ルールとは違う解釈が独り歩きしてしまっている側面もある。恐らくだけど會澤もそういう解釈でプレーしていたんだと思うんだよな。そういう背景で生まれたプレーなんだよな。

それならタイミングは楽々アウトでもキャッチャーが接触を避けるのに待っていたのなら、余裕がある分回り込んだり、フェイントかけたり、ある意味「突っ込んだもん勝ち」になる。ボールを持っていてもブロックできなきゃセーフになる可能性は低くないよな。どうせ厳しいタッチしてこないとわかってやってくる選手だっているだろう。

ボールを持ってタッチに行く分には問題ないでしょう?ボールを持った會澤は走路を塞いでタッチすればよかったのよ。でもそうなるとケガする恐れもあるよね?だから捕手は「遠慮」しなきゃいかん。「遠慮」しなきゃいかんルールってそれじゃスポーツじゃないでしょう?そしてどこでどう間違えたのかわからんけど、タッチに行く行為がルール違反という「解釈」になってしまっている。そんならそんなルール止めちまった方がいい。

もともとはケガ防止から始まったルールなら、今回のように三本間の真ん中位で捕手がボールを持ってタッチの体制を取ったら、アウトにするくらいのルールを作らんといかんよね。楽々アウトなのにランナーが来るのを待つなんておかしな話よ。安仁屋さんも言っていたけど、これじゃコリジョンルールの本質から離れていってしまうよな。

佐々岡監督もボヤっとしてねぇで退場覚悟で審判に一言二言言わんと會澤がかわいそう

このプレーはコリジョンのルールの解釈と會澤の性格から出たものだろう。會澤は優しい男よ。會澤自身、後悔しているだろうねぇ。

リクエストってのはビデオ判定なんだけど、この問題ってアウトかセーフの問題ではなく、ルールの問題も多分に含まれているように思う。この辺ね、そういった切り口で佐々岡監督は審判団に抗議するべきだったんじゃねぇかねぇ?

もちろん、それがリクエストへの抗議とみなされて退場させられるかもしれん。でも、アタクシはやるべきだと思うよ、會澤の為にもね。その辺、佐々岡監督はおっとりしている部分があるよな。まぁその後はチームも何の抵抗もせず終わっちまった。なんか寂しいよな。

まぁなんとも後味が悪い形で今週が始まった。地元では2勝8敗と相変わらず分が悪いよな。このうっぷんを今日、明日で晴らしてもらってだ、カード勝ち越しと行きたいところだよな。

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コメント

  1. かずのすけ より:

    Mageちゃんさん こんにちは!

    佐々岡が抗議に行かなかった件、ルールをよく理解していない感じがしますがどうでしょうか?

    今回のことはいろんな悪条件が重なったように思います。良くないときはこんなもんでしょかね…。

    • かずのすけさま、こんにちは!

      ルールもそうですが、いったい何が起こっているのかさえもご理解されていないように思えました(笑)。
      アツ、なにやってんだ!?って感じで、なぜ會澤があぁいうプレーをしてしまったのかさえも理解できていないような(笑)。

      おっしゃる通り、ダメな時は何やってもダメですし、故障者なんかも重なるんですよね。ホント、そう考えると三連覇という偉業がどれだけすごいか気づかされますね。生ぬる~く見守っていこうと思います(笑)

      コメント、ありがとうございました。

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