鬼門9回またまた逆転負け…あれだけ守ったんだから打たんとねぇ
「広島1-2巨人」(8日、マツダスタジアム) 広島がまさかの逆転負け。連勝が2でストップし、勝率5割に逆戻りした。
情報源: 広島まさかの逆転負けで勝率5割逆戻り またも九回に悲鳴 “鬼門”で中崎が逆転2ラン被弾
この日の両先発が発表された時はスコアが動く展開になるかなぁと想像したけど、見事な投手戦だった。巨人先発の田中将は変化球のキレ・コントロールが良く、岸田とのバッテリーで見事にカープ打線に狙いを絞らせない投球を見せてくれた。素晴らしかったよな。ただ、若い選手が多いカープ打線もこうした投手を打っていかないと「世代交代」はできない。ベテラン投手に道をふさがれた格好になった。道は険しい。そう感じたねぇ。
森翔平7回0封
先発の森翔平、今季初先発なのかな??非常にいい投球を見せてくれたよな。低めにボールを集めて巨人打線が凡打の山を築いた。7回までの21個のアウトのうち実に半分以上の12アウトと内野ゴロで稼いだ。ヒット以外のアウトで外野に飛んだのは3つだけ。いかに低めのコントロールが打者を抑える意味で有効かを実演してくれた。まぁこれは巨人先発の田中将も同じ。打者を抑えるのに何も160キロはいらない。先発投手の醍醐味を両投手が演じてくれた。森翔平も田中将と投げ合えたことは自信にしていいよな。
やはり高めに抜けるとさすがはプロ。外野に飛ばしてくる。抜けた変化球を岸田がとらえると打球はこの日初めてレフトへ。フェンスを越えたかに見えたけどファビアンが見事なホームランキャッチ。守備に助けられたよな。
この日は菊池も3つくらいファインプレーを披露して元気なところを見せてくれたし、森翔平自身もライナーをキャッチしたり、ガッチリ守ってくれたというのも大きい。だからこそ、勝ちたかったよな。
中﨑逆球に泣く
7回に1点を奪い9回に前日の守護神、中﨑がマウンドに上がった。連夜セーブとなれば、守護神の座をしっかりつかみそうな大事なマウンドだったけど、残念ながら泉口に逆転ツーランを浴び負け投手に。これで9回に白星が逃げるのは3回目。新たな鬼門が出現した結果になってしまった。
どうだろう??この日の中﨑は前日と違ってコントロールが悪かった。先頭のキャベッジ、HRの泉口ともに捕手・坂倉の構えたところに行かずに打たれている。特に泉口への初球は坂倉が外に大きく寄っていたにも関わらず、変化球がストライクゾーンからひざ元に落ちるような左打者が長打を打ちやすい球になってしまった。明らかに「失投」だったよな。見出しの中﨑の画像は恐らく前日の見出しの画像と同じ角度から取ったものだと思われるけど、まさに天国から地獄。切り替えてやって欲しいよな。
やっぱり打たないと勝てない
今回は中﨑を責める気にはなれない。前日のセーブは3点差。この日は1-0という薄氷を踏むような展開での登板。3連覇時代のクローザーでもシーズン中はこういう展開での登板は少なかったように思う。こうした経験の無さが短期決戦で勝てない一つの要因だったと今でも思っている。3連覇時代は打線も点を取ってくれて2点差、3点差の場面の登板が多かったし、ある意味このゲームの展開は中﨑にとっては「苦手」であることは間違いなかなぁと。それでも勝っていくにはある程度の点差をもって中﨑につなぐ野球をしていかなきゃ現時点では活路を開けないんじゃないか??そんな気もしている。
今季の新井監督談話はこれまでとは違い、「なぜ負けたのか??」を口にするようになった。これまでは選手を守るような談話が多かったけど、若いチームを強くするためにはマスコミ談話を通じてメッセージを発することもアタクシは重要な「教育方法」の一つだと思う。あくまでも責任は指揮官にあるのは大前提だけど、「なぜ負けたのか??」を検証して共通の認識を持たせて課題克服を促していくことも監督の重要な仕事だと思うねぇ。ある意味、アマチュアは試合後のミーティングなんかで、監督によっては個人攻撃もあるだろうし、みんなで話し合って課題克服の意思統一をはかることもやるだろう。でも、そこにはマスコミはいないしある意味、そこでの内容はブラックボックスの中で終わってしまう。でもプロは違う。勝っても負けても記者に囲まれ色々な質問にも答えなきゃならん。そこで答えたことが記事になり選手にも伝わっていく。ある意味、オープンな空間で間接的でも選手やファンにメッセージを伝えられるツールでもあると思う。気づいているカープファン同志の方もいるだろうけど、新井監督は今季、談話でメッセージを発するようにはなってきたよな。
長くなった。話を戻そう。このゲームの新井監督はこう発している。
「次の1点をなんとか入れていかないと、なかなかブルペンに負担がかかるよね。1点差だと」
日本語に訳すと「オマエら、もっと打て」と(笑)。
当然だろう。絶対的な守護神はいない。ブルペンの勝ちパも層が薄い。となれば、いかにブルペンに負担をかけずにゲームを終えられるか??とれなれば、終盤までにいかに「安全圏」に持っていくか??それは打って点を取るしかないよな。ならば、この日の巨人先発・田中将を早いイニングで潰していこうという意思を示していかなきゃいかん。ベテラン投手、スタミナに課題があるにもかかわらずそれを助けるような早打ちはかなり田中将を助けたように思う。今のカープが勝つためにやらなきゃいけないことを新井監督はゲーム後の談話でそれを伝えたかったように思う。あとは選手にどう響くのか??ファンの反応なんでどうでもいい。いかに選手がこのコメントを受け止めてチームのために働けるか??なんだろうと思う。
8回にその追加点のチャンスはあった。野間がヒットで出塁、大盛が送って1死2塁。ここで中村奨が右飛。どうだろう!?中村奨は開幕からヒットが出なかったというのもあるんだけど、ちょっと結果欲しさに右打ちを意識しすぎているような気がしている。まだ自分のことで手一杯で「チームのために」という打撃まで意識を持っていけてない感じだよな。
続く小園が歩いて、4番佐々木がインハイに詰まって二飛の倒れた。佐々木の悔しそうな表情が印象的だった。ちょっと力は入っていたよう思うけど、これも佐々木の持ち味。その気持ちは忘れて欲しくないよな。
こうしたチャンスをしっかりものにして点を積み上げていき、最後は勝ちパに託す。こういうゲームが増えてくれば順位も上がっていくだろう。まぁそれができたらカープファンも苦労しないけどな。
守護神・中﨑に関してSNSでは色々な声が聞こえてくる。中崎を擁護する声もあれば、連投がきかないといったキビシい声も聞こえる。まだ4月なのに中﨑やハーン、森浦の連投に警鐘鳴らす声も聞こえてくる。まぁこの辺は守護神を誰にするかよりも、いかにブルペンの層を厚くしていくのか??こちらに着手していけば、自ずと変わってくるようにも思える。そういった状況を作るにはやはり首脳陣の腕にかかってくる。まだ4月だけど、ゲームは着々と消化されていくわけだからな、1試合でも早くそういったものを克服できれば、順位も上がっていくだろうねぇ。

