4連敗で今季Bクラス確定…コメントから臭ってくる「来季も新井カープ」

情報源: 広島　２年連続Ｂクラス確定　今年も９月に失速　５勝１２敗ＣＳ消滅　若手積極起用へ次世代育成にかじ

昨日はデーゲーム。仕事やら来週は色々と人前でしゃべることが3つあってね、その準備に追われてカープどころではなかった。スマホで速報を追ってという形だったけど、スマホの画面からでも「Bクラスの野球」が伝わってきた。この敗戦で今季のBクラスが確定。カープファンも今季野球が楽しめるのもあと7試合のみとなった。早すぎるシーズン終了はやはり寂しいものだよな。

得点後の失点は投手陣の立て直し急務の合図

このゲーム、1点ビハインドから売り出し中の中村奨の一発で同点に追いついた。これ以上ない形での同点劇。本来ならここから巨人を突き放す野球をやらなきゃいかん。しかし、同点直後に押し出し死球という最悪な形で勝ち越され、その後も1点を失い、そのままゲームセット。相変わらずつまらん野球をやっているよな。カープが勝てない時期というのは本当にこういうパターンが多い。いや、多すぎるといっていいだろう。こうした「負け方」がチームに染みこんでしまっている。そういってもいいだろう。

この4連敗中、このカード初戦も2点を先制しながらも2回に岡本に一発。4回にも岡本に一発。大瀬良が食らってしまった。この「一発」で巨人が調子づいてしまったよな。大瀬良には次の追加点を取るまでは我慢して欲しかった。我慢できなかったのを引きずって、投手の山崎伊に2点タイムリーを浴びた。
阪神とのカードも中盤に1点差に追い上げた直後に失点。さぁこれから!!という時に失点し反撃意欲が萎えてしまう。そういうゲームが多いよな。この辺は日ごろからの投手コーチの教えや考え方に問題があるのかもしれないし、新井監督が醸し出す「失敗OK」のユルさからくるものなのか??それは分からんけど、ゲームに勝つのであれば、味方の得点後の失点は絶対にやってはいけないこと。そういうところから建て直す必要性を感じるよな

今季も9月に大失速の悪い癖

新井カープの特徴として言えるのは一度連敗が始まるとなかなか抜け出せない。それと連敗しやすい体質になってしまっているのだろう。この辺は今の先発陣の顔ぶれを見ればわかるだろう。開幕投手の森下が今季14敗。床田も11敗。開幕ローテで残っているのは床田と大瀬良だけ。森もローテを守ってきているけど、いい時と悪い時の差が大きい。玉村は途中ファームに行って先日ようやく5勝目を挙げた。常広や髙といった若い投手が経験を積んでいる状態だ。要は主力先発陣が勝てなくなると一気に連敗が伸びてしまう。まぁこの辺はローテの組み方にも工夫が必要なのでは??前回の記事でも書いた。

新井カープ今季負け越しが決定…床田が今季阪神戦6敗目。ちょっと考えれば結果は違うのでは??

まぁこの辺はベンチにも工夫が欲しいというのはあるよな。
今季の9月はここまで5勝12敗。昨季の9月の悪夢を再現している。同じような負け方は7月にもあった。これだけシーズン中に何度も「失速」するチームが最下位ではないとうのも不思議だよな。まぁチーム打率はリーグでもトップクラス。最近は完封負けというのが少なくなってきているし、ある程度得点力は出てきた。しかし、その得点を投手陣が結構簡単に吐き出してしまう。そういう「展開」が多いよな。佐々岡前監督の時代もそうだったけど、カープはこの「展開負け」が多い。こういう展開になると何のサプライズもなしにそのまま負けてしまう。カープの野球がつまらないといわれる大きな理由だろうねぇ。

Bクラス確定で若手に切り替え

この日、ベテランの曾澤が登録抹消され、清水が1軍昇格。新井監督曰く「今季お疲れ様」といって送り出したそうな。まぁBクラス確定だし、4位も5位も一緒。文字通り「消化試合」となって若手の起用していくという意味での入れ替えだろう。当然だよな。
この日のスタメンも菊池以外は20代。3連覇戦士たちはそろってファーム。年月の流れだからしょうがないけど、よくもまぁこれだけ「ベテラン」がウジャウジャいるチームも珍しい。この辺、チームの新陳代謝の遅れね、新井監督だけのせいではないけど、チームが弱体化している要因の一つだろうねぇ。
今日の先発は常広だし、今後も若い投手の登板が多くなってくるだろう。まぁ床田は2ケタがかかっているから登板があるけど、起用法が床田に偏るってのもどうなのかぁというのはある。この辺は新井監督にも少し非情になってほしいよな、未来のためにね。

今季はベテランに別れを告げる「痛みのシーズン」?

新井監督は今季始まる前に「さまざまなことが変化する年。変わるということは痛みも生じてくる」といった発言があった。この「痛み」についてお問い合わせいただくこともあるんだけど、新井監督は今季、どんな痛みを覚悟していたのだろうか??
ファンの「痛み」は負けること。これは当然だよな。最悪はリーグ最下位だ。これは何とか回避できそう。でも5位でも相当な痛みだよな。なんせ今季は7月、9月と2度の大失速を見せられているわけでファンは痛くて痛くてたまらんよな。
でもファンはその負けの中でも「光」が見えるのなら我慢できる。特にカープファンは我慢強いからな(笑)

選手だって「負ける」のはツラいだろう。ベンチもそうだ。これは分かりやすい「痛み」なのだろう。
新井監督は「痛み」の前に「変化」にも言及している。アタクシはここがミソなのかなぁと。では、昨季との「変化」は何だろうか??と考えれば、3連覇時代の選手が投手では大瀬良、野手でも曾澤、菊池くらいで広輔は1軍に上がってきたこともあったけど、今、2軍でも好成績だけどお呼びがかからない。堂林もファーム落ちして戻ってこない。松山に関しては1軍にすら上がってこない。曾澤にも今季は出場機会無しと登録を外した。秋山も2000本はかかるけど、スタメンから外れるゲームが多かったし、先日の落球も「衰え」を感じてしまったカープファン同志は多かったと思う。

新井監督は本当に優しい男。普通は自身が監督を引き受けるのであれば、人員整理を球団に頼む人は多い。監督就任時は新井監督と一緒にプレーしていた選手が非常に多かったし、西川龍馬のように新井監督だからと1年移籍を伸ばした選手もいる。新井監督の性格から言えば、このメンバーでという気持ちもあっただろう。しかし、それがチームの新陳代謝を妨げる要因にもなった。これは新井監督は絶対に感じていることなんだろうと思うわけよ。就任3年目、いつかはやらなきゃいかんこの作業を今季やろうというのが「変化」という表現になったんじゃないかなぁと。実績組を使わない代わりに負けが多くなるよ。そういうことなんだろうなぁと。

新井監督のコメントからも
「（若い選手は）しっかりやってきたことをアピールして、出してくれたらそれでいいと思う。そんなにすぐに結果が出ると思ってないし、思い切ってやってくれればいいと思います」
と、残りゲームは若手切り替えという方針を打ち出した。アタクシはこのコメントから「来季も新井カープ」ではないか??と直感的に感じてしまった。退任説が日ごとに高まり、この日Bクラス確定。仮に辞任をするなら今日か、もしくは今日ハマスタでゲーム後広島に戻るので、明日球団に申し入れをしてという流れになるだろう。仮に「辞める」のであればね。そこで球団とどんなやり取りがあるかはわからんけど、そこを通過したら来季も新井カープの可能性は大きくなってくるだろうねぇ。

個人的には来季も新井監督でもいいとは思っている。ただ、選手もコーチ陣も大幅に刷新するのが条件。同じメンバーで来季もとなれば、それはカープ球団、何考えてんだ!?ファンをバカにすんな!!となるだろう。

若手に思い切りやってこい!!すぐに結果なんて出るとは思っていないというコメントにね、アタクシは新井監督が「来季」を見ているような気がしている。どうなるかはわからんけど、今日から若手に切り替えるのなら若鯉の頑張りで今季はもう少しカープを楽しめそうだ。いい若手が出てきてくれるといいよな。

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@magekoinikki