上本、宇草など8名が戦力外通告…寂しさもあるけどこの程度でいいのかな??

情報源: 広島 上本崇司、松山竜平、田中広輔ら大量8人に戦力外通告 上本は引退示唆「正直体はボロボロ、悔いはない」松山と田中は現役続行希望

すでに報道された松山と田中広輔の戦力外通告。まぁ3連覇時代の中心選手ということで先行報道されたんだろうけど、昨日合計8人の戦力外通告が行われた。プロ野球選手の宿命とはいえ、寂しいものはあるよな。

体がボロボロ…上本は引退か

今回戦力外通告された選手、それぞれ思い出や思い入れはあるけど、やはり一番寂しさを感じるのは個人的には上本かなぁと。マイクを向けられると照れくさそうに話すけど、ムードメーカーとしてベンチを盛り上げてくれたりもしたよな。まぁやはり上本といえば「全力プレー」。その姿勢から繰り出されるスピード感ね、守備でも走塁でも驚かさせられたもんだよな。
新井監督1年目。チーム事情もあって4番を打つこともあった。まぁこれだけ上本が注目されたシーズンはなかったし、このシーズン2位に入ったけど、上本の活躍があってだろう。上本としても思い出に残るシーズンだったろうねぇ。
この全力プレーや年齢的なこともあるけど、体はボロボロだそうな。引退という流れになりそうだ。本当にお疲れ様だよな。

社会人出身の二人

社会人から入団した選手は即戦力の期待がかかっての入団だけに、高卒や大卒の選手に比べるとどうしても見切りが早くなる。2021年ドラフトで誠也の後釜の4番候補として獲得した中村健。そして22年ドラフトで指名された即戦力投手・河野がそれぞれ戦力外通告を受けた。中村健は4年、河野は3年とカープでは短い部類に入る在籍期間だった。まぁ給料が保証されている社会人からいつクビになるかわからないプロ野球に飛び込ませるわけだから、選手の人生というものへの配慮もあるのだろう。それぞれ期待していただけに寂しいものがあるよな。
中村健は中京大中京⇒慶応大⇒トヨタ自動車と野球界のエリートといっていいだろう。カープに慶応大卒の選手が入るってのも驚きをもって見守っていた。持ち前の元気の良さでTVからもその大きな声が聞こえてきた。この人は仮に野球を辞めても社会人としては引っ張りだこだろう。本人はチャンスがあれば続けたい意向もあるようだ。どの道を進んでも頑張ってほしいよな。

河野はやはり悔しさはあるのかなぁと。ドラフトでも評価は高かったようだけど5位でカープが指名。当時のドラフト中継で河野がここまで残っているのが驚きと言っていたけど、どうだろう??どこかプロ向きではないという印象を各球団持っていたのかもしれんねぇ。確かにいい球投げるし、変化球も多彩、でも打者を一人抑えるのに苦労するタイプ。体もそれほど大きくないしな、ちょっと苦しさを感じさせるマウンドではあった。悔しさで人目をはばからず涙していたけど、この悔しさを次の糧として前進して欲しいよな。

宇草も悔しい

涙といえば宇草も涙の会見だった。宇草も故障をもっていながらもその素質を見込んでドラフト2位で獲得。この時の1位は森下でお互い切磋琢磨してきたようだ。
確かにその素質を開花させそうなタイミングは何度かあったけど、故障だったり、好・不調の波が大きくてなかなか首脳陣の信頼を勝ち取れなかった。自分自身に対しての悔しさが大きかったようだねぇ。会見の内容を見ても非常に思いやりのある優しい性格。現役続行を希望するようだけど、体はだいぶ良くなってきているようだし、チャンスがあれば頑張ってやって欲しいよな。

戦力外8人は多い??少ない??

毎年、12球団で戦力外通告を受ける選手は大体120~150人くらい。1球団で10人以上という計算にはなる。まぁ近年は育成契約というのがあるんでその選手たちもこの戦力外に含まれる。支配下登録だけに絞ると実質はもっと少ないのだろう。ちなみに今季出てきた前川は昨季に一度育成契約から戦力が通告を受けて育成再契約をして、今季支配下を勝ちっとった。なので「本当に要らないよ」という意味合いの選手が均せば、6,7人といったところだろう。

今季カープはここまで8人の戦力外通告を行った。育成は昨季戦力外通告を受け育成契約した小林樹だけなので、支配下で7人となる。まぁ近年のカープからすると多いのだろう。
しかしパリーグ5位に沈んだ西武は11人、セリーグ最下位(まだ決まっていないが)のヤクルトが9人だ。優勝した阪神だって7人が戦力外。個人的にはカープは決して多くない。むしろ「ようやく普通」といった印象が強い。
以前、今オフの球団の動きで「やる気」を測るつもりでいたのでコーチの退団2名、戦力外8名というのは正直物足りないと思っている。まぁまだ出るかもしれんけどね。

新井監督来季も続投は「既定路線」も見せて欲しいカープ球団の「やる気」を。


ここに助っ人陣の去就が上乗せされるだろう。残留はファビアンだけでいいと思うし、モンテロをもっと見てみたい、個人的にはドミンゲスのリリーフも見てみたい気がするけど、その力が未確定ながらも高いサラリーでプレーしている助っ人はやはり即戦力としてきているわけで、この辺の見切りに関しては「非情」なくらいがちょうどいいと思っている。仮にファビアン以外を切るとなれば今季は4人体制だから3人。これで8人と合わせても11人。あとはドラフトの結果次第となるわけだけど、残念ながらカープ球団の「やる気」は今のところは今一つといったところだろう。

カープファン同志の皆様それぞれ、思うところはあるだろうけどね、まだまだもう見切りをつけていいのでは??という選手は数人いる。まぁ誰とは言わんけど、そこのあなたが考えている選手だろう(笑)。支配下パンパンの状態で戦力外の8人に対してドラフトでどれだけとるか??6人獲れば2人分の「補強枠」しかないわけで、球団から優勝を狙うと思わせる熱量としては弱いよな。今後さらに戦力外通告の発表はあるかもしれんけど、大きな期待などせずにじっくり見届けていくつもりだよ。

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上本、宇草など8名が戦力外通告…寂しさもあるけどこの程度でいいのかな??” に対して2件のコメントがあります。

  1. MAX より:

    こんばんは。
    個人的には65人でスタートするのがベストかなと思っているので、ドラフトで何人獲るか分かりませんけど日本人だけで10人はクビ切るのがむしろ正常なことだと思っています。
    上本しかり宇草しかりまあ仕方ないかなと。

    二次は捕手獲っていてもいなくても持丸は整理対象でしょうね。持丸がいて良かったと思えた試合ありませんでしたし。

    今年はいつもと比べると思い切った感は感じます。
    もしかしたら監督は編成に関わってなくて、ファンからの反応なんかも見てフロントが田中、松山、上本を整理対象にしたのか?とすら思いました。
    今の監督ならみんな残しそうな感じがしますからね。

    1. MAXさま。今季もたくさんのコメントありがとうございました。そしてそのコメントになかなか返信できず申し訳なく思っております。
      そうですね、今季も2人育成から支配下にして70人枠パンパンになりましたけど、この辺、「何考えているんだ!?」といったマネジメントでしたね。
      2年連続無様なシーズンを送ったわけですから、おっしゃるように2ケタの人員整理は必要でしょう。いい方向に行ってほしいものです。
      これからも引き続きよろしくお願いします。コメント、ありがとうございました。

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