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投手が踏ん張り終盤の集中打で難敵・ロッテを突破!!接戦を勝ち切る経験の積み重ねでカープはどんどん強くなる!?

強いカープがみたい!
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情報源:デイリースポーツオンライン
広島・松山&秋山 ベテランコンビで堅首! 対ロッテ7年ぶりカード勝ち越し!!
「広島4-1ロッテ」(9日、マツダスタジアム)

広島が接戦を制して2カード連続の勝ち越しを決めた。同点の八回に代打・松山竜平外野手(38)が左中間へ勝ち越しの適時打。続くチャンスで秋山翔吾外野手(36)が追加点となる2点中前適時打で試合を決めた。ロッテ戦のカード勝ち越しは7年ぶりとなった。頼れるベテランコンビの活躍でチームは首位をキープ。交流戦の成績を勝率5割に戻した。

交流戦6カードのうち4カードが終了。僕らのカープは3カード勝ち越しもソフトバンクにスイープされた影響で勝率5割で順位は6位。この結果をポジティヴに受け止めているカープファン同志は多いだろう。アタクシもここまでの戦いに関しては非常に満足。まぁしいて言えばソフトバンクに一つくらいは…というのはあるけど、これまでやられ続けてきたオリックス、そして7年ぶりの勝ち越しとなったロッテ、そしてソフトバンクとの対戦を終えての勝率5割だから、よく戦ってくれているといっていいだろうねぇ。

昨日のゲームも今季のカープらしい戦い方、勝ち方だった。なんだろう??新井カープが戦うたびに「勝ち方」を身に着けているように感じてきた。今日はこの辺を取り上げてみよう。

アドゥワ初回から飛ばして6回無失点

カープ先発はアドゥワ。ここまで5勝をあげている。カープはこの位置にいるのは先発の5番手、6番手がしっかりゲームを作ってくれて勝ちを拾えている。ここも大きいと思うねぇ。
初回に失点するケースが多いアドゥワ。このゲームでは初回から飛ばしていたように思うねぇ。球速はないけど、力のある真っすぐをしっかり投げ込んで打者を追い込み、ストライクゾーンの中で球を動かしロッテ打線に的を絞らせなかった。非常に安定した投球を見せてくれたよな。
これまで立ち上がりに失点していたのにはきっとアドゥワなりの理由があったのだろう。もちろんどんな投手だって立ち上がりの不安は抱えているんだけど、そこをどうやってうまく立ち回るかってのは長く先発をやるのであれば絶対にそこをやっていく必要がある。アドゥワ自身先発ローテに入るのは実質初めてといっていいし、立ち上がりの不安から失点するパターンが続けば自信も揺らぐだろう。何とかしなきゃというのはあったろうねぇ。
もう一つは「スタミナ」の部分。長いイニングを投げなきゃいかんということで頭から、初回からなかなか力を入れられないというのはあったのかなぁと。まぁアタクシの想像の域をでないけど、なんとくそこを気にしながら、力をセーブしながら投げていたように思う。先発投手は長く投げる分、力を入れる場面と、抜く場面は当然あるだろうし、そこのコントロールできるかというのは大事。力を入れる場面は当然ピンチの時ってのは想像つくけど、それだけではないだろう。今回の登板ではアドゥワにとって初回・立ち上がりを「ピンチ」ととらえてしっかり力を入れて投げた結果、課題の立ち上がりをクリアできたように思う。結果6回まで無失点でしっかり仕事ができた。これも経験。何度かやってみないとつかめない感触というかねぇ。アタクシは今回の登板でそんな手ごたえをアドゥワが感じ取れたんじゃないか??そんな気がしている。白星とはならなかったけど、6回無失点は立派。次の登板が楽しみだよな。

菊池が絶妙なスクイズで先制!!

この日は午前中は雨だったのかな??まぁそれでも日程を消化しておきたいということで開始時間を遅らせてのプレーボール。ゲーム途中も雨が何度か降ってきたよな。こうなると「降雨コールド」という結末も頭に入れておかなきゃいかん。そういう背景から生まれたのが5回菊池のスクイズだよな。1死後1番秋山がメルセデスに10球投げさせて内野安打をもぎ取った。この出塁の仕方ね、非常にいいと思ったし、ここで点が取れれば流れがカープに来るかなぁといった感じだった。続く野間のところでエンドラン成功。1死1,3塁と得点のチャンス。ここで菊池が打席に入った。

この場面はいろいろなことが新井監督の頭に過ったことだろう。悪天による降雨コールドの可能性。ここを考えたら5回裏だし、何とか点を取りたいよな。
1死1,3塁。菊池が打つ打球によってはゲッツーで終わる可能性もある。ならば、1塁走者の野間を走らせてゲッツーを防ぐという手もある。また菊池のここの所の打撃というか、これは菊池の打撃スタイルといった方がいいけど、バットで球を巻き込むような打撃なのでアウトになるときは結構ポップフライが多い。これだとアウトカウントが増えて無得点の確率も高くなる。いろいろ考えた結果、カープベンチはより確率の高いスクイズを選択した。ロッテ先発のメルセデスはコントロールがいいし大きく外れる球も少ない。比較的スクイズはやりやすい投手だったのだろう。
しかしスクイズを決めた球はスライダーかな??非常に当てるのが難しい球だった。そこを菊池が何とか前に転がし非常にいいバントになった。見事な先制点。これでカープは主導権を握れたように思うねぇ。

気になる中継ぎ陣の四球の多さ

カープは勝ちパが確立されているから、先発投手の仕事は6回を投げ切ることが一つの目安になる。先発・アドゥワは無失点で投げ切った。立派だよな。しかし点差は1点。7回からカープベンチは勝ちパの矢崎を投入するも同点に追いつかれてしまった。
きっかけはベテラン角中の全力疾走から生まれた内野安打。まぁカープが得点した5回もきっかけはベテラン秋山の全力疾走の内野安打。これってやっぱり投手の立場からするとイヤな出塁ということになるだろう。打ち取ってはいるのに転がったコースや打球の弱さが災いしたりとモヤモヤした気持ちになるよな。
矢崎にもちょっとモヤモヤがあったように思う。続く佐藤が送りバント。これが奪取してきた小園の正面へ。タイミングは微妙だったけど2塁封殺。送球がショートバウンドして非常に難しかったとは思うが、矢野がしっかり捕球してくれた。この辺は記録にならないけど好守備だよな。
これで楽になるはずの矢崎がここから連続四球。1死満塁のピンチを作ってしまった。フォークのコントロールに苦しんでいたよな。代打・岡に犠飛を許し同点にされてしまった。最近の矢崎はちょっと四球が目立ってきたように思う。まぁ四球は昔からだけど、そこをうまくメンタルのコントロールで切り抜けて今の地位を得たわけでここが狂ってくると残念ながら矢崎は並みの投手になってしまう。これからも見守っていきたいよな。

島内も8回に登板。やはり先頭打者を四球で出してピンチを招いた。最後は開き直って真っすぐで押して事なきを得たけど、この辺の勝ちパの四球ね、それも結構簡単に出してしまう。粘られて根負けならまだしも、ボール先行であっさり出すというのは守っている方からすれば「何やってんだ!?」となるわけで、この辺の問題は早く刈り取ってほしいものだよな。

頼れるベテランの集中力で勝ち越し

スコアは1-1のまま終盤へ。カープはホームゲームなので予定通り島内⇒栗林のリレー。できれば9回までに勝負を決めたい。逆にロッテはここからのリリーフ陣の人選というのが難しい。8回裏ロッテは澤田とマウンドへ。力強い真っすぐとフォークのコンビネーション、まさにリリーフ向きの投手だよな。
先頭の小園がその澤田に揺さぶりをかけるセーフティバント。あたりが良すぎてファーストがそれほど奪取せずに捕球。クロスプレーにもならなかったけど、狙いは非常によかったよな。
続く石原。アタクシはこの打席、石原の思い切りの良さが出た打席だと思う。もう澤田の真っすぐしか待っていない。そんな感じだったよな。初球高めの真っすぐを空振り。タイミングはあっていた。2球目は初球より甘めの高めの真っすぐ。これをしっかり振りぬいてあっという間に三遊間を抜けていた。打球の勢いからすると上に上がっていれば長打という打撃だった。おそらくだけど、ロッテバッテリーは初球の空振りを見て2球目はボール球要求だったように見えた。しかし甘く入ってきたところを石原がしっかりスイング。もう、真っすぐしか待っていなかったからできた打撃だったよな。1-1で終盤という場面でこうしてしっかり考えをまとめて打席に立てるというのはいいことだし、頼もしくも感じる。アタクシはこの石原のヒットを高く評価したいねぇ。

続く矢野が送りバントも俊足を生かして1塁セーフ。矢野のバントもここに転がせば自分も生きると狙っていたように思う。石原もそうだけど矢野も周りが見えるようなプレーが増えてきたように思う。頼もしいよな。
これで1死1,2塁。石原に代走大盛、そしてとっておきの代打・松山が登場だ。

ここでロッテの守備陣形は外野はバックホーム体制。やや左中間を締めている感じだった。内野はゲッツー体制だよな。バッテリーはどうなんだろう??松山は低めの変化球を拾うのがうまいというデータでもあったのだろうか??松山に対して全休真っすぐで押してきた。その4球目を叩いてバックホーム体制だった左中間が必死に追うも追いつかず芝生にボールが落ちた。見事な勝ち越しタイムリーだったよな。これで松山もほっとしただろう。
続く秋山もセンター前にタイムリー。これも逆方向の打球が多い秋山に対してセンターがレフト寄りに寄っていたために追いつけなかった。これで走者が二人還って4点目。見事な集中打だったよな。

ロースコアはカープペース

このゲームも先発アドゥワが6回無失点。5回に1点を取った。一時追いつかれたけど、追い越されはしなかった。これも投手陣の「踏ん張り」だよな。その「踏ん張り」に打線が呼応して終盤に勝ち越し、最後は栗林が締める。島内の勝ち星4勝が示すように今季のカープの野球は競り勝つ野球ができているよな。そしてこういう展開に持ち込めばベンチも選手も「勝てる」という感触をつかんでいる。そんなゲームだったように思うねぇ。

数字が物語っている。まず交流戦の防御率、カープは中日について2位の1.77。ただし順位は5位タイ。一番防御率がいいのは中日で1.55。それでも順位は10位だ。失点も一番少ない26だけど、得点は西武に次いで19と少ない。投手が頑張っても点が取れずに浮上できない形だよな。カープは28に対して得点が40。まぁ14点取ったオリックス戦が効いていると思うけど、この辺の投打のバランスね、ボカスカ打たんけど、投手が打線の点が取れる範囲で抑えてくれている。打力のレベルは低いけどそこを投手陣が頑張ってバランスを保っているといっていいだろうし、その戦い方が「自分たちの戦い方」という自信を身に着けているように思う。だから昨日のゲームも同点にされてもあわてる様子はないし、チャンスと見るやベンチも打線もじっくり攻めることができている。戦うたびに自信を深めている。そんな感じになってきたよな。

3連覇中は打線が活発だった。3,4点リードされていても打線がすぐに跳ね返した。新井カープはその逆を行っている。打撃の強いチームが上に行きがちな交流戦の中でひときわ光る野球を見せてくれている。もう交流戦は苦手なんて言わせない。そんな新井監督に意地も感じるよな。

捨て試合も見事に回収

このロッテとの3連戦、勝ち越したのは7年ぶりだそうで、それだけでもカープは交流戦でずっと苦しい戦いを強いられてきたのがわかるよな。このカードの2戦目にはまずは打てないであろう佐々木朗希との対戦があった。昨日の記事やっぱり佐々木朗希はスゴかった!?3安打1得点の「完敗」も想定の範囲内??でも書いたけど、この佐々木朗希先発のゲームは今のカープの打力から考えれば勝つ確率が少ない。それなら若手を試したり、ベテランを休ませる「捨て試合」にすればダメージも少ないし、切り替えも不要。ただし、3戦目をしっかりとらないと連敗、カード負け越しというプレッシャーが発生する。この捨て試合を回収できるかどうか??がポイントになるんだけど、カープは見事にこの捨て試合の回収に成功した。カードも勝ち越した。立派だなぁと思うねぇ。これで4カード中3カード勝ち越し。これだけでも素晴らしいよな。

残りは2カード。交流戦でも調子が上がらず最下位の西武。最後は交流戦首位の楽天だ。アタクシがファンとして願うのは相手ではなくいかに自分の勝てるペースに持ち込めるかどうかだろう。元気のない西武に対して床田、森下、九里で3タテ楽勝なんて考えているカープファン同志もいるかもしれんけど、そんなに甘くない。相手が元気がないからといって途端に野球を変えるようなことはやってはいかん。とにかく1試合ずつ先発が先制するまで踏ん張り、打線はどんな形でもいいから点をもぎ取る。そういった野球が残り6試合できればおのずとアタクシは結果がついてくると思う。他の球団がどうなるかわからんけど現在楽天と3ゲームある。直接対決で並ぶためにはこの差がMAXなわけで、交流戦首位を狙うのであれば、西武戦がキモになるだろう。カープファンが経験したことのない「交流戦優勝」の可能性はまだ残っている。我々ファンをもっともっと楽しませてほしいよな。

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