情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】末包昇大、“惨デー・マツダ”呪縛解く1号逆転3ラン 燕サンタナの動作参考に結果出す
<広島9-3巨人>◇19日◇マツダスタジアム広島が“惨デー・マツダ”の呪縛をようやく解いた。
3点を先制された直後の1回裏、4番小園の適時打で今季23回無得点だった日曜日のマツダスタジアムで初得点を刻んだ。さらに2死一、二塁から、3年目の末包昇大外野手(27)が、巨人高橋礼から左中間へ1号逆転3ラン…
昨日は日曜なのに子供たちも予定がなかったので午後からショッピングモールに出かけてね、ゲームは初回しかみていない。その初回も野間のヒットを見届けただけであとはスマホでゲームを追っていた。結果は初回3失点のビハインドを跳ね返して見事な逆転勝ち。これで巨人を引きずりおろして2位浮上。広島は本当に清々しい月曜の朝を迎えたことだろうねぇ。
アドゥワ乱調??逆転後無失点の修正能力は大いに評価
ゲームは見ていないので論評は避けるけど、初回アドゥワが3失点した場面は見ることができた。決して立ち上がり不安定といった感じではなかったように思うけど、球審とのストライクゾーンのズレだったり、最初のアウトを取るのに時間がかかったりと、どの投手でも経験する「立ち上がり」の難しさね、ここを突かれてあっという間に3失点といった感じになったよな。決して球が悪いわけではなかったし、調子が悪そうな感じでもなかった。
その直後に味方が逆転をしてくれた。この1回の攻防を見れば、「乱打戦」の展開になりがちだけど、2回以降アドゥワは巨人打線を封じ込めた。ゲーム中盤には味方打線が着実に得点を重ねて一気にカープペースになった。打線ももちろん称賛に値するけど、ゲームを立て直したアドゥワの修正能力は高く評価したいよな。個人的にはアドゥワは中継ぎ向きかなぁと漠然と思っていたけど、カープ首脳陣が今季は先発に抜擢してここまで4勝。先発の適性を見抜いていたのだとすると素晴らしい眼力といっていいだろう。確かにマウンドでのアドゥワは中継ぎで投げているよりも落ち着いて投げられているし、切り替えも上手だよな。ある程度失点しても立て直せる力を証明したわけだから首脳陣の評価もさらに上がるだろう。これからも楽しみだよな。
末包逆転スリーラン!!今季も巨人キラーは健在!?
昨季は巨人に大きく勝ち越したわけだけど、その要因として挙げられるのが助っ人デビッドソンの存在だよな。巨人戦だけ!?一発を量産していた。今季は韓国球界に移籍してすでに2ケタHRをマークしているようでこの辺を見るとどうだろう??日本球界の投手のレベルの高さね、韓国とはだいぶ違うのかなぁとも考えたりする。
もう一人巨人キラーがいる。それが末包だよな。昨季も11本塁打中6本を巨人戦で打っている。そのキラーぶりがこのゲームでも発揮された。初回3点ビハインドを跳ね返す今季1号はスリーラン。やっぱりホームランは破壊力抜群だよな。
前日は4番に座りいいところなかったけど、この日は6番スタメン。ランナーがたまったところでドカンとね、理想的な攻撃だったよな。この3連戦で巨人は対カープに対して「やりづらさ」が刷り込まれたようにも思う。これからの巨人戦での末包の打席が楽しみだよな。
展開負けしなくなったところに感じる「成長」
初回いきなり3失点。相手先発はここまで全く打てていないアンダースローの高橋礼。すでにカード勝ち越しの余裕から、「今日はダメかな??しょうがないか」と考えていたカープファン同志は多かったと思う。アタクシも1回表終わった時点で「でかけよう」となったのもすでにカード勝ち越しているし今日くらいはいいかという考えから出た行動だろう。
しかし1回裏、巨人先発の高橋礼が先頭の秋山にストレートの四球。2番野間の初球も大きく外れた。この辺を見ると「あれ??」この回追いついちゃうかも!?」という期待感が生まれた。案の定野間が粘ってレフト前。この日の観戦はここで終わったけど、このまま負けないという期待感があったのは確か。途中スマホで経過を確認すると一気にひっくり返していた。予感的中といったところだ。
前にも書いたけどアドゥワの修正能力がこのゲームを勝ちに導いたと思う。もちろん3点取られたら4点取った打線も大いに評価するけどやはりアドゥワが粘っているうちに打線が中盤引き離したゲーム展開ね、アタクシはこの「展開力」を大いに評価したいと思っている。
「展開力」といってもなんか大雑把だし、それを測る指標は数値はないんだけど、例えば佐々岡政権時代にこういう展開で一時は逆転しても勝ち切れずに追いつかれ、追い越される展開は何度も見たと思う。もし、佐々岡監督だったら(失礼)初回のアドゥワを見たら最初の打順が回ってきたところで交代させていたかもしれん。いや、大体の監督はそういった行動にでるだろう。それは一気に追い越したこの1点を守りに行こうとする気持ちがそうさせるのだろう。そうなれば勝ちパの島内、栗林はこのゲームもマウンドに上がっていたかもしれんよな。仮にアドゥワが2回以降立ち直ってもだ。こうしてせっかく逆転したんだからと大事に行ってしまって最後は投手の駒が足りずに栗林につなぐ前にひっくり返される「展開」をカープは数多く経験してきたよな。「展開負け」というのはアタクシがこのブログで使っている用語だけど、この「展開負け」するチームは絶対にBクラスに終わる。そんなもんよ。
「展開力」のわかりやすい例は両軍点を取り合った後に2,3イニング膠着状態になる。こうなると「先に点を取ったほうに流れが…」なんて話をよくするよな。Bクラスにあえいでいたカープはこの「先に点を取る」ことがなかなかできずにゲームを落とした。これはまさに「展開負け」だよな。
今季のカープは連敗がないし、接戦を制している印象が強いのも「展開負け」しないから。こうした接戦をしっかり勝ち切っている。投手の力はもちろんだけど、ここぞというところで何とか点をもぎ取る野球もできつつある。新井監督が目指す野球が少しずつだけど実現し始め、前進しているように思う。これが現在の「貯金3」になっているように思うねぇ。非常にいい勝ち方で3タテできたよな。
逆に巨人も若いチームだからゆえに「展開負け」してしまった。3点リードを一気に吐きだして受け身になってしまった。あきらめてしまった感じさえある。巨人の課題でもあるし、若い選手を使ってチームを作る上で必ず通らなきゃいかん道。阿部監督も悩ましいだろうけど、敵ながら頑張ってほしいよな。
SNSで話題になった「欠陥球場」
土曜日のゲーム終了後、SNS上で「欠陥球場」というのがトレンドに上がっていた。気になってみるとどうやら連敗で荒れ狂った巨人ファンがマツダスタジアムが「欠陥球場」だといちゃもんをつけていたようだ。イレギュラーする土のグランドに相当ご立腹のようだった。まぁ負けた腹いせに出たフレーズだと思うし、長く野球ファンをやっていると敗因を贔屓チームではなく審判やら設備、天気のせいにする。条件は同じなのに何かのせいにしないと気が済まない。こういうタイプの人間は必ずどの時代にもいる(笑)
それよりも気になったのは野球を経験してきた人間は「イレギュラー」というのはつきものだと理解しているはずだし、そういった打球にも対応できるように内野手は姿勢を低く、グラブは上からかぶせるのでなく、下から上にという動作を練習するし、打球によっては正面ではなく半身やあえて逆シングルで捕球したりと「練習」したものだよな。だからイレギュラーするグランドにいちゃもんつける「野球少年」は絶対にいない。イレギュラーは野球に、特に内野手は当たり前に起こるもの、それが「野球」だと理解しているからだよな。だから、件の「欠陥球場」を発した人は野球の経験がない、野球は好きだけど、ゲームでルールを学び、ゲームで選手を覚えたタイプのファンなのかなぁと想像がつく。それをアタクシは別に非難はしないけど、こういうところに野球人口の減少、野球経験者の減少というのを感じるねぇ。
アタクシが子供のころは野球ができない男の子はほとんどいなかった。空き地があれば、大きな石や落ちている段ボールなんかをベースにして独自のルールを決めて楽しんだ。石が転がっていようが、空き地が左右非対称だろうが関係なく楽しめた。当然イレギュラーはするし、転んで膝や肘をすりむく子だってたくさんいたもの。幼少の時から野球を楽しんでいれば、こういう発言・発想やフレーズね、出てこないんだろうなぁと。
まぁその欠陥球場をホームにしているカープの内野陣のプレーは素晴らしいよな。菊池はGGを何度もとっているし、矢野の守備も魅力的。小園だって素晴らしいよな。控えの上本や羽月だって負けちゃいない。イレギュラーの対応もしっかりできているもんな。まぁ人工芝をホームにしているチームに比べればそら、練習量は相当違うんじゃないだろうか??これはこれでカープファンの誇りだよな。
村上・大竹を返り討ちできるか!?
巨人を地元で3タテ。気持ちいいよな。明日からは首位阪神を迎えて3連戦だ。今季は火水木で阪神戦が組まれることが多い。よって前回の甲子園同様初戦が村上、2戦目は大竹と来るだろう、カープはこの二人を打ち崩したまではいかないけど、勝ってきている。この二人に勝ち、次の中日戦で同じく苦手の松葉を打ち崩してからいい状態になっている。今季カープが首位であり、優勝候補である阪神とがっぷり四つに組んで優勝争いするには再びこの村上、大竹から勝つことで今後の展望も開けてくるだろう。当然、阪神も甲子園で連敗してからパッとしていないんで何とかやり返そうという気持ちは持っているだろう。交流戦前の大きなヤマになるだろうねぇ。
その首位阪神とは1.5ゲーム差の2位につけた。3つ勝てば首位奪取となるけど、アタクシは一つ勝てば全然OKだと思う。それも村上か大竹から一つ勝つだけでも今後の展開に大きく影響してくるように思う。3戦目はやはり苦手部類に入る西が投げてくるだろう。カープが「展開負け」せず、接戦を勝ち切ったり、苦手克服といった「成長」を阪神・岡田監督に見せつけることができるか??その結果次第で「交流戦後」が見えてきたりすると思う。そういった角度で明日からの阪神戦は見ていこうと思う。楽しみだよな。
おはようございます。
巨人戦はいい感じで終われましたね。
アドゥワも先発としてチームに貢献できていますし好調を維持してもらいたいです。
ネットでは巨人ファンから欠陥球場とか言われてますけどそれなら天然芝球場は全部欠陥球場になると言うことですから、負け惜しみも甚だしいですね。
天然芝だからこそ守備が鍛えられる面も大きいのかなと思います。