デビッドソン2試合連続弾＆広輔2年ぶり弾で巨人を3タテ!!歓声とともにマツダスタジアムで強いカープが戻ってきた!?

　３３歳ベテラン・田中は、右翼席への着弾を見届けて無我夢中の全力疾走を緩めた。４回１死。２１年９月２日の敵地・ＤｅＮＡ戦の代打弾以来、リードを３点に広げる貴重な今季１号。本拠では同年３月２７日の中日戦

情報源: 【広島】田中広輔、 本拠７４３日ぶり１号で４連勝貢献「正直、もう打てないのかと思っていた」

昨日は妻も子供たちもお出かけ。留守番のアタクシは今季初のデーゲームを最初から最後まで堪能した。デーゲームもいいもんだよな。そんなふうに思わせてくれたのはカープが勝っただけじゃなくてね、マツダスタジアムの雰囲気ね、トランペットの音色、スクワットに応援歌にチャンステーマ、それよりも何より得点した時の地鳴りのように響く大歓声。本当にマツダのムードというのはいいよな。カープ戦が早く終わったんで甲子園の阪神VSヤクルトを観戦。こちらも甲子園の大歓声が凄かった。
この日は近鉄・オリックス・ヤクルトOBの坂口さんが解説だったけど、3連覇時代のマツダスタジアムの声援は本当に独特で相手としては脅威だったと話していた。あの時のカープはマツダで驚異的な勝率を誇っていた。佐々岡監督になってからはマツダで勝てなくなった。やっぱりホームで強いチームは上位に来る。そのマツダで阪神、巨人を迎えて4勝1敗の好成績で勝率を5割に戻した。マツダで強いカープが戻ってきた??そんな気もしてきたよ。

先発玉村がいきなりの「事故」

ゲームはカープが玉村、巨人が赤星と若い投手同士の対戦。このクラスの投手が勝ち星を伸ばしてくれるとチームの順位も上がってくるだろう。しかしその玉村が初回にいきなり「事故った」。
先頭のオコエに対して投じた初球は真ん中やや内よりのストレート。これをオコエは豪快に振りぬいてレフトスタンドへ。先頭打者、それも初球を叩いての一発だった。玉村曰く「衝突事故」（笑）。
こういうのをやられると若い投手は動揺が走り、直後はグダグダになるもの。しかし玉村はしっかり切り替えてその後は巨人打線を寄せ付けなかった。真っすぐと変化球のコンビネーション、コントロールが冴えていたよな。この玉村のメンタルね、しっかり自分を理解している頭の良さ、切り替えの早さは大したものだなぁと思うねぇ。この投手が7，8勝くらいしてくれるとカープが上位に入ってきそうな予感がする。頑張ってほしいよな。

デビッドソンが2試合連続弾!!長打率10割!!

カープは初回に失点するも打者1巡してから巨人先発の赤星を捕まえ始めた。3回1死から菊池のヒット、野間の打席でエンドランが成功。新井監督が野間を2番に置いている理由はこれなんだろうねぇ。3番の秋山がしっかり還して同点。なおも1，3塁でマクブルームが勝ち越しの犠牲フライ。無駄のない点の取り方だよな。
そして4回にはデビッドソンがライトスタンドへの一発。2試合連続弾だよな。この一発は非常に大きく、巨人サイドからみるとかなり「効いた」一発だったように思うねぇ。
打った球は高めのボール球だろう。アメリカの選手はローボールヒッターが多いし、あの高さをフェアゾーンに入れるには技術ではなく「パワー」がなせる業。ボールの力とデビッドソンの力がぶつからずに「合体」して飛んで行ったような打球だった。バットに思いきりボールをぶつけて飛んで行った。豪快そのもだよな。これでリーグトップ4号ホームランだ。今季のヒットは5本。そのうち4本がHRで後1本はツーベースだから長打率10割だ。こういう打者が6番にいるというのがミソ。日本の野球にも日に日に慣れているようだし、サードの守備もライナーを好捕したりね、ストレスなく野球をやってくれているようだねぇ。これから一体何本打つのか??楽しみな6番打者だよな。

広輔、2年ぶりの一発でお祭り騒ぎ

デビッドソンの一発の興奮が冷めやらぬ中、今度は広輔がライトスタンドに一発放り込んだ。今季取り戻した引っ張りの打撃ね、これがいい効果をもたらしているよな。
広輔曰く「もう打てないのではないか??」この一言に不振に喘いでいた広輔の心中を察するに余りあるよな。相当苦しかったんだと思う。今季もスタメン・ショートは小園だった。その小園が打撃不振で広輔がスタメン。このゲームでは途中から小園がショートに入っていきなり、栗林を助けるプレーを披露。小園も負けられないよな。広輔と小園が高いレベルでスタメン争いをするようだとチームも盛り上がってくるだろう。いい効果が出るだろうねぇ。
新井監督のコメントでは「彼もうれしいと思うが、僕もうれしい」とあったけど、いやいや、広輔の元気な時を知っているカープファンはみんなうれしいよ。よかったよな。

栗林3連投で被弾…この日くらいは休ませたかった??

さて、ゲームはこの広輔の一発後は打線が沈黙。巨人の中継ぎ陣に抑え込まれた。ゲーム展開、地元でのゲームということを考えて、もう1，2点取って楽勝ムードで終わりたかったというのはある。それはやはり栗林がこの日で3連投。WBC合宿時に腰の違和感で離脱。何とか開幕には間に合ったけど、もう少し大事に使いたいというのはあるよな。
新井監督も前日の球数が12球だったし前日に2，30球投げていれば止めたといっていた。栗林も真面目な男だから行けと言われれば行くよな。それが守護神。その栗林が最終回、中田翔に一発を食らった。ボール2からストライクを取りに来た球を狙い打たれた感じだったよな。

カープがこれからやっていかなきゃいかんのは以前にも書いたけどブルペン陣の「肉付け」だと思う。こういった栗林の連投や、勝ちパの連投は夏場に絶対に響いてくる。戦いながらになるけど、この辺の整備はやっておかなきゃいかんだろう。新しい中継ぎのスターが出てくるといいよな。

4連勝で勝率5割。先発投手にみんな勝ちがついたのは大きい

先週の今頃は開幕カードでヤクルトに力の違いを見せつけられ失意の月曜日だった。これから開幕の連敗記録を伸ばすのではないか?そんな心配をしていたカープファン同志も多かっただろう。それが1週間後には全く違った気分になっている（笑）。
個人的には「雨」がポイントだったかなぁと。全く打てなかった開幕カード。その後地元に戻っての阪神との初戦ではリードされながらも終盤に同点に追いついた。同点で栗林が大山に食らったけど、このゲームでなんとなく「連敗脱出は近い」という手ごたえはあった。
次の日は雨で中止。ここで一度一息つけたのが大きかったと思う。そして阪神とのカード3戦目で今季に入って初めてリードを奪う展開に雨が味方してくれた。降雨コールドで新井カープが初勝利した。このゲーム、9回までやっていたらここまで未勝利のカープには大きなプレッシャーがかかり、逃げ切れたかどうかはわからかったと思う。前のゲームで栗林が打たれているので、接戦になると怖さはあったと思う。それを雨が味方し白星をプレゼントしてくれたわけで、この初勝利は非常に大きかったと思うねえ。この遠藤の白星から大瀬良、床田、玉村と立て続けに先発投手に白星がついた。明日は九里の登板が予定されているけど、九里にも白星がつくと4月戦線は非常にいい流れになってきそうだよな。どのチームも先発ローテに不安がある中、ローテ投手に早く白星がつくと安定感が出る。あとは何度もいうけど中継ぎの整備だよな。

日程をみると今週はバンテリンで中日2試合。その後はマツダで首位ヤクルトを迎え撃つ。アンダーソンの調整が遅れているので今週は5試合というのはありがたいよな。特に金曜日からのヤクルト戦ね、ぜひ開幕カードのリベンジをやってほしいし、そうすることでヤクルトさんのお得意様から脱出したいよな、それがシーズンの早いうちからできれば、案外カープは上に行けるんじゃないかと思う。新井監督もそうだけど、カープファンもみんな「こんなもんじゃない」と思っているからねぇ。

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