宇草、ムチャ振り弾で連敗は8でストップ!!栗林の三者三振締めは圧巻。大型連敗で露呈した長年の課題とは??

宇草、ムチャ振り弾で連敗は8でストップ!!栗林の三者三振締めは圧巻。大型連敗で露呈した長年の課題とは??

 「広島5-3西武」(15日、マツダスタジアム) 広島が逆転勝利で連敗を8で止めた。

情報源: 広島 連敗8でストップ 佐々岡監督「一つ勝つのがこんなに難しく、苦しいものとは」

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埼玉西武ライオンズ
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3
広島東洋カープ
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X
5

【西武】 松本 宮川 水上 森脇 ●ギャレット(1勝3敗)
【広島】 大瀬良 ○塹江(2勝2敗) S栗林(12セーブ)
[本塁打] 川越2号(西) 山川10号(西) 宇草2号(広)

まずはお詫びから。昨日の記事ですが、午前中にアップしてから夕方まで新しい記事が閲覧できない状態になっておりました。誠に申し訳ございませんでした。読者様からTwitterで教えていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。今後はこうしたことのないように細心の注意を払ってまいりたいと思います。

さて、ようやくカープが連敗を8でストップ。と同時に今季の交流戦はセ・リーグが勝ち越しに成功。よりによってカープがセ・リーグの命運を握るとは思わなかったけどな(笑)。まぁ当のカープはそれどころじゃなく自分のことで精いっぱい。とにかく主力と若手が一体となって勝利をもぎ取った。非常に苦しい展開の中、みんなよく我慢したし、若手の思い切ったプレーも色々見られた。まずは一安心だけど、この連敗していたカープの姿を見ているとアタクシが長年感じていたカープの課題を改めて再確認できたように思う。勝って兜の緒を締めよじゃないけどな、この白星をきっかけに課題克服に向けて前進してほしいよな。では、その「課題」とは一体何か??昨日のゲームを振り返りながら進めていこう。

大瀬良の一発病で苦しい展開もエースの意地は垣間見れた

だいたい大型連敗の脱出ってのは初回から打線爆発で一方的に勝ってというパターンが多いんだけどな、得点力不足に悩むカープはなかなかこの芸当で連敗脱出を試みることは難しい。このゲームのような投手が我慢して接戦に持ち込み打線が何とか勝ち越し点をもぎ取り、栗林で逃げ切る。これしかないと思っていた。そのためには先発投手ね、この日の先発大瀬良はエースの責任を背負ってのマウンドだったよな。立ち上がりは制球に苦しんでいた。會澤の要求も外中心。この辺は大事なゲーム。インコースを要求しても真ん中に入る「怖さ」があった。賢明な選択だと思う。2回の失点は西武打線にそこを突かれた印象だよな。ただ、この西武の攻撃が1点で済んだのは非常に大きかったように思うし、後々効いてきたよな。
そんな大瀬良は3回くらいから立ち直った。コントロールが甘くなるのを縦に落ちるスライダーを上手に使って打者の目付を外していたように思う。そのうちカットボールが左打者のインコースに決まるようになった。これで何とかゲームを作ることができたよな。
ただ、大瀬良はデビューから被本塁打の多い投手。その辺がこの大事なゲームでも露呈した。味方が勝ち越し点を取った直後に被弾。この辺は「エース」としては大事なゲームではやっちゃいかんことだよな。
だいたい弱いチームってのは大体得点の直後に失点するパターンを繰り返す。当然、カープの選手たちも意識はしているように思う。この辺の意識がチームに蔓延っているうちは強くなれない。得点直後の相手をゼロに抑えるのは勝つ為のイロハのハくらい基本的なことだよな。これを意識するのではなく当たり前にできるようにならんといかん。そういう意味ではカープ投手陣には「まだまだ」といった感じだよな。

ゲーム終盤で簡単に先頭打者出塁を許す塹江。それでいいのか??

ゲームは3-3で終盤へ。大瀬良は7回でお役御免。まぁ通常よりは神経を使っただろうし、我慢のマウンドだった。本当にお疲れさまだよな。その後を引き継いだのは「勝ちパターン」を担う塹江がマウンドに。連敗中、同点というスコアでモチベーションのコントロールは難しかっただろう。なおさら「先頭打者」を打ち取るってのは大事になってくる。ところが塹江は簡単に先頭打者にヒットを許した。ここね、塹江に限らずカープの投手はプレッシャーのかかる場面で簡単にこういう「ミス」を犯す。この辺も長年の課題だよな。もちろん相手もバット持ってるからヒットは打つだろうけど、四球で出したりってのも結構ある。ここをきちんと「普通」にできるようになると野手からの信頼も勝ち得るだろうし、守備もバタバタしなくなるだろう。
塹江には細かいことやらすのは無理なのだろう。今のところはね。でも以前も玉村の勝ちを消してしまったように勝ちパターンを担うなら「自分はこうだから」云々じゃなく、何としてでも先頭打者を出さない投球をやらなきゃいかんだろう。塹江の課題はそこなのよ。この日も左打者のスパンジェンバーグに簡単にスライダーを真ん中に投じて打ち返されていた。慎重さに欠ける投球だったよな。
ファームではフランスワが姿を現したという情報も聞いている。まぁまだ時間はかかるのだろうけど、フランスワが上がってきたときに塹江は今のポジションをキープできるのだろうか??フランスワにそのポジションを取られる可能性はこういう投球を続けていたらかなり高い。左で150キロ投げる投手は貴重だよな。ただ、それを生かせずに安易に変化球を打たれて先頭を許すような投球をしていたらアタクシは「もったいない」と思う。今はチーム内で塹江のポジションを脅かす投手はいない。でも1軍に上がってきたバードも面白そうだし、フランスワが上がってきたら取って変わられる可能性はある。塹江にはもう一皮むけて欲しいんだよな。

宇草・林に見る積極的なスイングが好結果に

決勝点は8回2死から林のヒット、宇草の一発といった流れだった。若手の活躍が勝利をグイッとこちら側に引き付けてくれた。うれしいよな。この宇草と林のいいところはファーストストライクをしっかり振ってくること。カープの打者はこれができないというかやらない選手が多いよな。この辺「ボールをよく見て」という打撃コーチの指導の悪影響のように思うけど、カープ打線に今一つ迫力がないのは、ここ部分も多分に影響しているように思う。一回も振らずに追い込まれたりね、ちょっと劣勢になると慎重になりすぎる感じなんだよな。この辺を若手がブチぶってくれたように思う。
林は下半身がどっしりしていてぶれないよな。だから外の球を素直に力強く逆方向に打球が飛ぶ。そしてしっかりスイングするよな。宇草はどちらかというと「走り打ち」のような印象。スイングした後に体が1塁方向に流れる感じ。これ、コーチによっては「なおせ」と言われがちなフォームなんだよな。勝ち越しの一発も完全に体が1塁方向に流れていたよな。それでも強い打球を打てる。これが宇草の一番打てる感覚と体の使い方なんだろうねぇ。形はどうあれ強くスイングできるんだから今はそれでいいだろう。あのフォームだとインコースの速い球を見切れるかどうか不安になるけど、結果が出ているんだから今のままでいい。むしろ見習わなきゃいかんのはファーストストライクから思いきりスイングできること。どうしても負けが込むと打者も慎重になりがちだし、気持ちの面で弱気になっているからなかなかバットも出ない。カウントが打者有利になると四球を選びに走りがちだけど、それでは打線に活気が出ない。この二人のようにファーストトライクを思い切りスイングすることの方がいい結果が出やすい。こういう選手が多くなれば、ここまで大きな連敗も減らせるように思うし、交流戦の成績もこうはならないように思うけどねぇ。

スタメン落ちの龍馬が代打で見せた久々の集中力

今季、なかなか打率の上がらない西川龍馬がこの日はスタメン落ち。まぁ仕方ないよな。その龍馬がヒットにはならなかったけど、これまでとは違った打撃を見せてくれたように思う。相手投手は初対戦であろうギャレット。まぁ交流戦はほとんどが対戦したことのない投手だろうし、打者も手探りで打席に立つしかない。ここの所の龍馬はどうしても球を見てしまい、相手投手の術中にはまってしまっているように見えたし、あれこれ考えさせられていた要因だったように思う。この日は代打。かつては代打として大きな仕事をやってのけ、その打撃を買われてレギュラーを取った龍馬にとっては久々の「代打」。非常に集中していたように思うし、素直にバットを出した。打球も鋭くセカンドの守備を乱した。この積極性と集中力をこの打席で思い出して欲しいよな。

このチームは受け身になるとグダグダになる伝統

このゲームも再三「やられるのでは!?」という場面があった。そのたびに映し出されるカープベンチはシーンと見守っている選手たちの表情が見られた。解説の野村謙二郎さんもこの辺に苦言を呈していたよな。カープは伝統的に相手に押されるとそのまま押し切られてしまう悪い癖がある。アタクシの記憶が確かならば、この時期まで首位を走っていたものの札幌で巨人に3タテ喰らって、その勢いで巨人に優勝をさらわれた「メークドラマ」や西武との日本シリーズで3連勝4連敗された経験がチームとして尾を引いている。古いファンもこの辺の苦い経験を引きずっている。FAで主力を引っこ抜かれて指をくわえてみているだけという歴史もある。カープと言う球団はそうやって押されると押し返せない何かがある。
3連覇中も日本シリーズやCSなんかでも一度相手に流れが行くと取り返せずにそのままやられるケースが多かった。この交流戦の8連敗も根っこの部分は同じのように思う。この辺はね、監督が代わったところで変わるもんじゃない。球団がこういった悪い伝統を放置しているからに他ならないのよ。今も昔も首脳陣の選び方や選手補強の姿勢ね、これがあまりにも消極的だし、外の血を入れないから違った人種を見ると妙におびえるというかね、免疫がない。だから交流戦も弱いし、日本シリーズも勝てない。カープのいいところもたくさんあるけど、球団創設以来の負け犬根性みたいなものも脈々と受け継がれている部分はかなりあると思う。他球団の考え方や経験をいいものはどんどん取り入れていけば、自ずとそういった負の歴史は忘れ去られる。外の血を入れる化学反応をカープはずっと怖がってきた。この辺ね、そういったしがらみのない若手が思い切った打撃で連敗を脱出したのを見て、改めて新しい血、外部の血の必要性を実感したねぇ。

悪夢を吹き飛ばす三者三振締めの栗林はスゴイ

最後は守護神・栗林大明神が三者三振で締めくくった。アタクシはここに栗林の凄みを感じたし、これまで歴代のカープの守護神には見られなかった「強さ」も同時に感じた。
前回の登板では4点差を8,9回で追いついた流れの中での登板で、サヨナラ負けを喫した。3つの四球が絡んでのプロで初めての失点だった。この悪夢を見事に断ち切る投球をやってのけるってのは大したものだと思う。久々の勝ちゲームでの登板で胸が躍ったのだろう。前回の失敗を引きずることなく思い切って投げ込んでいた。投げ込む球に「絶対に打たさない」という気持ちがこもっていた。
3連覇時代の守護神・中崎はこういう投球は出来なかった。失敗した次の登板を引きずり苦しい投球を何度も見せた。中崎に限らず、カープのリリーフ投手にはそういった傾向が多く見られた。しかし、栗林の投げっぷりを見ていると今までカープにはいなかったタイプだよな。こういう守護神がいるんだから、野手は思い切って振ってくればいい。先発もスタミナ配分なんか気にしないで思いきり投げ込まばいい。決して受け身にならずに攻めの野球をやっていけばいい。ここでの攻めは守りの野球を否定しているのではなく気持ち、メンタル面で受けてはダメということ。野手はファーストストライクに狙いを定めて思いきり振ればいい。投手も打たれる心配、四球の心配をするんじゃなくもっと打者との勝負を意識してほしい。栗林が渾身の球を投げ込む姿を見て、アタクシはカープに足りないものを見せてくれたような気がするねぇ。これは一発を打った宇草、林もそう。小園もファーストストライクを必ず振ってくるのには好感が持てる。菊池の鮮やかな攻撃的な守備も素晴らしいし、積極的にワンバンドの難しい送球をさばいた坂倉にも攻めの守備を感じた。そうよ、攻めて攻めてという野球をカープはこれからもやっていかなきゃいかん。かなり借金は膨らんだけどな、そういう気持ちを毎試合もって戦っていけば、知らず知らずのうちに減ってくるだろう。とにかく上を、前を向いてね、積極的な野球をしてほしいよな。この連敗を止めたゲームにはそのヒントが散りばめられているように思った。まだまだこれから!と思わせてくれる希望の1勝だったように思う。頑張ってほしいよな。

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