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もう、まるで草野球。負の渦から抜けられないのは本物の「プロ」がいないから??カープが勝てない理由がわかる「ある数字」

強いカープがみたい!
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 「広島2-3西武」(14日、マツダスタジアム) 広島が逆転負けで、引き分けを挟んで今季最長の8連敗。借金は佐々岡政権ワーストとなる「13」まで膨らんだ。決勝点は同点の六回1死満塁から、中堅・羽月が中前への飛球を落球して失った(記録は中犠飛)。セ・リーグの12年ぶり2度目となる交流戦勝ち越しはお預けとなった。

情報源: 広島 今季最少2安打逆転負け8連敗 ミス響き借金13、球場ため息
[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”埼玉西武ライオンズ” tm2=”広島東洋カープ” scr1=”0/0/0/1/1/1/0/0/0″ scr2=”0/0/0/2/0/0/0/0/0″]
【西武】 与座 佐々木 ○森脇(1勝0敗) 渡辺 十亀 S平良(7セーブ)
【広島】 薮田 ●コルニエル(0勝1敗) 中田 森浦 バード

日曜日のサヨナラ負けの記事を途中まで書いたんだけどな、結局タイムアウトでお蔵入りにした。色々書きたいことが多すぎて欲張りすぎて記事としてまとまらなかった。
そして昨日のゲーム。ボツになった記事に書いたことがそのままゲームに出た。なので、昨日のゲームを振り返りながらカープの問題点を整理しようと思う。まぁもうゲームを振り返るのもイヤなんだけどな(笑)。

交流戦ダントツ最下位、リーグも最下位のダブル最下位

まず現状順位は交流戦もセ・リーグもダブル最下位。まぁ8連敗していれば、そうなるよな。まずは連敗を止めることが先決だけど、こんな野球していたら仮に連敗が止まっても、また連敗といった流れになることが濃厚のように思う。それほどにカープの野球は「崩壊」しているように思う。まぁ連敗中だからカープナインが怖がって野球をやっているのがよくわかる。これはかなりの重症のように思うねぇ。
もちろん交流戦前のコロナショックね、あの影響はかなり大きかっただろう。打線というよりはやはり先発投手が3枚抜けたってのが大きかったよな。役割分担も崩壊してしまったし、栗林も同点の場面で出るケースが多かった。まぁこの辺ね、自分たちの野球ができなかったというのが大きいと思う。ただ、役者は戻りつつあるし、本来なら連敗を抜け出せてもいいころだろうけどそれでも抜け出せない。まぁ一言で言えば「佐々岡野球」の限界なのだろう。このチームを立て直すのは今の監督・スタッフでは難しい。誰か別の人に入ってもらうしかないだろう。

「16試合連続先発投手に白星なし」で見えてくるカープの悲惨な現状

カープが勝てない理由を思い切り表現している記録がある。それは「交流戦16試合連続先発投手に白星なし」これではプロ野球のペナントレース、上位に行けるわけがないのよ。そしてこの数字を紐解いてみるとカープの野球のひどさが見えてくる。
まず、先発投手に白星がないということは
1.先発が早々にKO
2.先発が好投するも打線の援護がない
3.中継ぎ陣が逆転される
まぁ大きく分けてこんな感じだろう。これが16試合続いているんだもの、そら借金も13に膨らむわな。

先発が早々にKOされる場面を振りかえってみれば、ロッテ戦のネバラスカス、日ハム戦の大瀬良、楽天戦の3試合は全部と言ってもいいだろう。そしてオリックス戦の高橋昂とね、こういう展開。
打線の援護がないゲームも多かったよな。ソフトバンク戦の大瀬良や玉村、オリックス戦の森下や大道がその例だろう。
若い投手が多かった分、節目の場面、この場面を抑えればというところでもことごとくいい結果が出なかった。ロッテ戦の玉村や勝ちはしたけど矢崎も勝ち投手目前で降板した。
中継ぎ陣がひっくり返されるのも昨日のゲームなんかは典型だったように思う。そして中継ぎ陣の起用法もグチャグチャだよな。まぁそれだけ登板過多が響いているということだろう。薮田のことは後で書くけど、先発薮田が5回にピンチを作って交代。その後登板したのはコルニエルだった。これも??なんだよな。まずコルニエルの本来の役割を考えるとこの場面はどうなのだろうか??それに西武の打順は森、呉と左が続く。あんなに左右が好きなベンチなのに肝心なところでそれをやらないところになぜ??を感じる。コルニエルを出すのなら投手の佐々木に四球出したところだろう。この日の薮田はその前も投手の與座に四球を出してるしな、そら、流れも悪くなるっての。結局はここで登板したコルニエルが同点、勝ち越しされてそのまんまゲームが終わっちまった。こういう負け方もいい負け方ではないよな。
「16試合連続先発投手に白星がない」。まぁ2勝しかしていないんで当然と言えば当然なんだろうけどな、中を覗いてみれば非常にチグハグな野球をしているということ。打線が打てば投手が打たれ、投手が抑えれば打線が打てない。なんとなく選手たちも「そうなるのでは…??」と自分たちを疑いながらプレーしているように思う。まぁこういう状況になった時にベンチがどうやって選手たちを鼓舞するのか??どのチームだって連敗はするし、状態のよくない時もある。そういった時にいかに大きな連敗をせずにその状況を抜け出すかってのはベンチの仕事だし、その能力が問われる場面。残念ながら選手の起用であったり、選手が前を向けるようなコメントもできない。ん~個人的には佐々岡監督の監督としての「限界」を感じずにはいられない。この首脳陣でチームがいい方向に行ける予感すらしない。困ったもんだよな。

肝心なところでの守備の乱れは「本物のプロ」が守っていないから

昨日のゲームで言えば肝心なところでの守備の乱れが大きく影を落とした。6回の西武の勝ち越し点はまさにそれだったよな。1死満塁で打者はおかわり君。打球は浅いセンターフライ。センターの羽月はふらふらしながらもバックホームへの送球の為、勢いをつけながらの捕球を試みた。これを見た3塁ランナーは恐らくタッチアップを諦めただろう。ところが打球が羽月のグラブをかすめていった。記録は「捕球」とみなし犠牲フライが成立。打者はランナーとして残ったのでエラーが記録された。まぁ非常にプロとして恥ずかしいプレーだよな。そして羽月も今回だけではない。打球を見失ったりというミスを「本拠地」でやっている。まぁこういう選手を外野の要であるセンターに起用する方が問題。まぁ打てないから打線優先守備軽視なんだろうけど、それが敗因となればその背景にあるものも見直しが必要なのではないか??アタクシはこうした守備の乱れを見ると「プロじゃないなぁ」と思う。
その背景には複数ポジションというものを首脳陣が推進している。色々守れるようにしとけと。そんなら試合に出られる可能性があるよ。と。この「守れる」のレベルがあまりにも低い。だから昨日のような草野球を本拠地で思いきりやっちまう。プロとして恥ずかしいよな。
確かに攻撃のバリエーションは増えるのかもしれない。でも佐々岡監督が投手を中心とした守りの野球をやるのであれば、この方針は真逆を行っているように思う。投手が抑えるためには鉄壁の守備も必要だし、攻撃とのバランスも大事。この勝ち越し点のランナーは振り逃げ出たランナーだよな。捕手もポロポロやってるし盗塁も刺せない。この時の捕手は磯村だったけど、カープの捕手陣は打つけど守備を見ればやはり會澤が一歩も二歩も先をいっている。なのにスタメンで使わないのは他の捕手たちの「打力」が魅力なのだろう。今1軍に捕手が5人もいる。これすら異常事態というかチーム編成が歪んでいる証拠。オフにはコンバートは誰かしらやらんといかんだろうねぇ。
こういう点の取られ方は「複数ポジションの弊害だろう」羽月もセンターとは言わずにセカンドで菊池に真っ向勝負を挑めばいいし、林もサードの守備をどんどん磨けばいい。そうやって打撃だけではなく守備も磨いていかんとプロとは言えんのよ。今のカープには本当に攻守ともにプロと呼べる選手が少なくなったよな。

投手は踏ん張り、打者は攻めの姿勢を取り戻せ!!

交流戦のこれまでの成績を見ているとカープは得点が日ハムの次に少なく11位。失点はダントツのトップ。この数字を見ても「打てない・守れない」がよくわかる。数字は拾っていないけど恐らく四球もダントツのトップだろう。とにかく投手は四球が多すぎる。それも無駄な四球、怖がっての四球ね、これでピンチを作るケースが多いよな。昨日のゲームひとつ拾っても薮田は5回まで西武打線をそれなりに抑えていたけど、内容は5四球をあたえているし、そのうち二つは投手に与えている。これをやってちゃぁ薮田クン、勝てんよな。降板の時は非常に悔しそうな表情をしていたけど、アタクシは「当然の降板」だと思う。アタクシが監督なら投手・佐々木に四球出した時点で交代を告げるね。西武も投手が苦しいのよ。だからこの日はブルペンデーだった。投手も打席に立たせなきゃいかんのよ。アウトを一つくれてるのよ。それに四球出すってのはね、「プロ」だからねぇ。やっちゃぁいかんのよ。
打たれるのを怖がってカウントを悪くするパターンも多い。でもいくらパリーグの打者だってセ・リーグの投手とはほとんど対戦がないわけで「条件はいっしょ」なのよ。なのにこれだけ差が出てしまうのはカープの投手が「逃げている」証拠なのよ。カープの投手はおそるおそるコーナーを狙ってカウントを悪くしている。パ・リーグの投手はみんなストライクゾーンで勝負している。本当にこれだけの違い。これだけ交流戦で負けているのにそれに気づかないってのも問題だよな。カープの投手は一人一人見ればいい投手が多いのにこれだけ四球や失点を重ねるのはチームの方針が交流戦向けではないということ。もう少し、頭を使ってほしいねぇ。
打線も同じ。昨日の西武先発の與座はアンダースロー。直球も125キロ台と投球術でいかに球を早く見せるかが生命線の投手だよな。この與座の投球にカープの各打者は完全に差し込まれていた。解説の野村謙二郎さんや黒田さんもカープの各打者が「受けている」という表現をした。恐らく打撃コーチから「ボールをよく見て」という指示があったのだろう。選手たちがそれを「忠実」に守った結果、ヒットの1本も打てなかった(笑)。何がプロだ!?ちゃんちゃらおかしいよな。
「ボールをよく見て」なんてぇ少年野球レベルだよ??プロならあんな遅い球、滅多打ちにしてやるくらいの気持ちがないと。そう、打者は打席で完全に「受けてしまっている」與座に限らず、パ・リーグの投手に対して完全な受け身なんだよな。交流戦に限らず対戦のない投手に対してもカープは打てていないのもこの「受け」なのよ。だからブルペンデーの西武投手陣の前に2本しかヒットを打ててないのよ。
アタクシの永遠のあこがれである高橋慶彦さんも最近Youtubeでご活躍のようで。そこでも慶彦さんは「ボールをよく見る」の意味をはき違えている選手が多いと嘆いていた。よく見るのは球筋やコースではなく、自分のポイントに引き込むこと。そんなふうに言っていたように思う。まぁそれだけ自分の打撃スタイルが確立されていないからこそ、コーチの言うことを言葉通りに受け入れてしまう。パ・リーグの打者だって打撃コーチから色々指示はあるのだろう。でも、みんな「来た!」と思ったらしっかり振ってくる。この違いは大きいのだろう。まだ16~18試合しかやっていないのに交流戦首位のオリックスと8ゲーム差もついてる(笑)。困ったもんだよな。

理論派のコーチ、抑え方を知っているコーチが必要では??

もちろん、アタクシはカープの人間ではないし、横山、永川投手コーチ、そして朝山、迎打撃コーチががどんな指導をしているかは知らないし、佐々岡監督や河田ヘッドが今のカープの野球はこれだ!!というものを持てっているのかも知らない。ただ、、投手コーチの二人、打撃コーチは迎コーチはオリックスにいた方が長かったけど、朝山コーチはカープOB。ということはある意味、カープの伝統を引き継いでいるコーチ陣と言えよう。まぁ佐々岡監督もだけどな。それでも佐々岡監督は若い時は優勝を知っているけど、コーチ陣自身が活躍して優勝した経験はほとんどないだろう。もちろん、それがダメとは言わないが、ある程度投球術や投球理論というものに偏りはあるように思う。カープのいい伝統も悪い伝統も引き継いでいる側面は否めないよな。でもそれだけでは毎シーズン、いずれ「壁」にぶつかる。そしてその「壁」を乗り越えたり、ぶち壊したりできずにシーズンが終わってしまう。そんなふうに見ている。やはりコーチ陣には「よそを知っている」というよりはこの壁の乗り越え方やぶち破り方を知っている人に入ってもらわんと負の伝統ばかり引き継がれるように気がしている。
交流戦優勝のオリックスベンチを見てみよう。監督は中島監督。オリックスの前身である阪急に入団。その後は日ハムや西武、横浜と渡り歩いた捕手だった。コーチ経験も豊富だよな。投手コーチの高山コーチはパ・リーグの各球団を渡り歩いた名コーチ。現役時代はカープにも3年在籍していた。ヘッドコーチには水本さん。昨季までカープの2軍監督。打撃コーチにはカープOBの梵コーチ。そのほかにも野手総合コーチは小谷野コーチ。日ハム、オリックスを経験している。阪神から移籍した能見選手兼コーチなど、様々な野球を経験してきた人材を登用しているよな。それに比べカープのベンチは残念ながら各コーチにその経験値がない。指導の経験値というよりは、勝負の経験値といった方がいいかもしれない。投げる、打つの指導はできるけど、相手に打ち勝つ、抑える、そして壁にぶつかった時の切り抜け方、投手の役割の適性の見極めなど、実際に勝負を経験してきた人、勝ってきた人でないとわからないことは沢山あるだろう。今、カープのベンチにこの苦しい状況を切り抜ける術を持っている人材がいない。だから泥沼なんだろう。まぁこれも毎年行っているけどカープ球団はそっちには絶対に舵を切らない。困ったもんだよな。

それでも選手には頑張ってほしいし、応援しなきゃな

これだけ負けが込むとどうしても愚痴が多くなる。カープ戦を見るのに躊躇してしまっているカープファン同志も多いだろう。それでもゲーム前、ゲーム後は何を言ってもいいけど、ゲームが始まったらいつものようにカープを応援するだけ。アタクシ達ファンも頑張らなきゃいかんよ。今日の先発は大瀬良と松本。好投手の投げ合いだよな。とにかく打線は受けていてもダメ。積極的にバットを、それも「強くたたく」意識を取り戻して欲しいよな。大瀬良には味方が点を取るまでは我慢、我慢。頑張ってほしいよな。

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