広島が今季11度目のゼロ封負けを喫し、連勝は4で止まった。試合のなかった首位阪神とのゲーム差は5・5に広がった。3回までに2度得点圏に走者を進めるも、いずれも… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
情報源: 【広島】新井監督「ちょっとかわいそうだった」床田が1回に不運な当たりもあり2失点/一問一答 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
勝たなきゃいかんゲームだった
4連勝・貯金15となったカープ。この日は阪神がゲームはなく、先発は床田。相性のいい岐阜長良川球場ということもあり、勝てば阪神とのゲーム差が4.5になる…はずだったけど、残念ながら完封負け。失点も初回の失策絡みと2本の犠牲フライで失った2点を打線がひっくり返せなかった。新井監督封に言えば「こういう日もある」んだろうけど、今日から勝負の9月、残り23試合はそういう日を極力少なくしていかなきゃならん。選手も大変だけど、ここからが逆転優勝に向けて正念場になる。これが最後の「こういう日」だといいんだけどねぇ。
マサさん絶賛の床田 悔やまれる初回
この日はCS放送で観戦。解説はこのカードでは珍しい中日OBの山本昌さんだった。まぁ東海地方の岐阜でのゲームということなんだろうけど、普段はあまり聞かない解説だから新鮮だったよな。その山本昌さんが我らが床田を絶賛していた。なんでも練習のキャッチボールのやり方なんかが自身の現役時代と似ているそうな。キャッチボールの段階から腕の振りを意識してやっていたらしく、非常に大事なことなんだそうな。
それと床田のギアの入れ方ね、これは長いイニングを投げるために絶対に必要な要素を身に着けているとも言っていた。下位打線やランナーがいない時の真っすぐは130キロ代の時もあるけど、ピンチや勝負どころでは147,8 キロと「加速」する。この球速差だけでも大きな武器になるし、いい先発投手はみんなやっていると。ダルビッシュや田中将大の名前を上げて床田を褒めていた。この時期で二けた勝っている床田の実力はだてじゃないということだよな。
その床田は立ち上がり、巨人は1,2番を床田対策として浅野、北村と若い右打者を並べて連打でチャンスを作ると守備のミスもあり満塁から2本の犠牲フライで失点した。まぁ今のカープ打線からすれば、ここで止めておけばというのはあったし、実際に床田はこの2点で巨人打線を封じ込めた。この辺はさすがと言っていいだろう。6回以降は右打者に魔球・パームを使って封じ込めた。圧巻だったのは6回、2死満塁で代打・中田翔の場面。まぁ普通ならおっかなくてな、緩いボールなんか投げられないんだろうけど床田はこのパームボールで中田を追い込んだ。前の打者の岸田にぶつけてしまってなかなか腕の振れない場面でもしっかり腕を振った。2球目、3球目とパームを続けたことで中田翔の頭の中はパームで一杯だったろう。また来るのではないか??とね。そこで床田は渾身の真っすぐを投じ、中田のバットはまさに「着払い」。ミットにボールが収まってから振っているようなスイングね、完全に惑わしていたよな。この最後の真っすぐは148㌔でこの日最速。やはり二けた勝つ投手は違うねぇと思わせる投球だったよな。2回以降は素晴らしい投球だっただけに大学時代に馴染みのある岐阜で勝たせて上げたかったよな。
4番龍馬がブレーキ
完封負けしたカープもチャンスが全くなかったわけではない。巨人先発の赤星の真っすぐ中心の投球に少々面食らって立ち遅れた印象はある。だけど、やはり初回のチャンスを潰したのが尾を引いた形になったよな。
この日の1番は菊池。こちらも中京学院大学時代に過ごした岐阜の地で躍動して猛打賞だ。この菊池が投手への内野安打で出塁、同じく岐阜の中部学院大学出身の野間は9球粘るもライトフライ。小園がライト前ヒットで先制点のおぜん立てをして龍馬を迎えた。しかし龍馬はここで投ゴロ併殺打。かなりの確率でこういった場面でタイムリーを打ってきた龍馬だけに期待が高まったけどな、ここで波を作ることができなかった感じだよな。3回の2死1,2塁のチャンスにも三振。この日は完全にブレーキとなった。これからの奮起に期待だよな。
10安打で無得点…打ててないわけではない
今季の巨人戦は巨人のお株を奪う長打攻勢でずっと優位にゲームを進めてきた。巨人との対戦成績は1試合を残して16勝8敗。実に8個の貯金を巨人戦で作ってきた。もうあと1試合しかないというのはちょっと寂しいよな(笑)。ただ残念ながらこのゲームに限っては長打でペースを握れなかった。まぁ新井監督の「こういう日もある」じゃないけど、仕方ないだろう。
完封負けというと完全に抑え込まれるイメージだけど、この日カープ打線10安打打っているわけで、ここに四球とか長打が絡めば点は入っていただろう。
3試合連続ホームランを打っている末包もこの日は打順を一つ上げて7番。ヒットは1本出たけど4試合連続とはならなかった。この4連勝の立役者と言っていい末包も守備でいいところを見せてくれたし、ノビノビプレーしてくれている。負けてはしまったけど、チームのムードが悪くなってきたというわけではない。切り替えて勝負の9月を戦い抜いてほしいよな。
7試合残っている直接対決ばかり注目されるが…!?
勝負の9月。注目は9月8日からの甲子園での直接対決。ここをどんなゲーム差で向かるかが一番の注目だろう。直接対決の3連戦はこれが最後。後はマツダでの2連戦が2回ある。マスコミはこの直接対決の7試合にばかり注目しているけど、アタクシ個人的には同じく7試合残している中日戦ね、ここにも注目している。それはなぜか??
現在最下位を独走中の中日はセ・リーグ5球団に負け越している。負け越してはいるけどカープ戦に限っては8勝9敗といい勝負をしている。この中日戦との残りゲームを負け越したりするとかなり厳しいだろうねぇ。それと8日からの甲子園の後はやはり今季なかなか勝てていない神宮への遠征もある。逆転優勝するためには阪神だけじゃなくまだまだ関門が沢山あるということ。勝負の9月に新井カープはこの壁を突き抜けていけるか??注目だよな。
今日はそのポイントとなる中日戦だ。大阪⇒岐阜⇒広島と移動も大変だし、土日はデーゲーム。大変だろうけど、頑張ってほしいよな。
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