情報源: 広島・島内 八回の男がまさか乱調２失点 痛恨連敗で自力Ｖ再び消滅 阪神と６・５差に
今季を見ると各チームの監督の特徴が出ているなぁと感じる。我らが新井監督はカープは家族と自ら選手とコミュニケーションを取り、選手を責めるような言動は一切しない。他チームの選手やファンから見るとノビノビやっている印象を与えているようだねぇ??首位を走る阪神・岡田監督は「理詰めの野球」。セオリーを重視し、きちんとした野球をやってくる。継投にしても気をてらうようなことは絶対にやってこないし、選手の好き嫌いや実績ではなく、調子の悪い選手は例えレギュラーであってもスタメンから外す。この野球にコーチや選手たちがしっかりついてきているからこそ、今の成績があるのだろう。
色々批判が出ているのが中日・立浪監督だよな。まぁ負けが込んでいると色々なことがうまく行かなくなってくるし、色々書かれる。白米禁止とか選手を批判するコメントが目立つ。まぁ高卒で入って即レギュラーという天才肌の監督としてはよくあるタイプだと思うけどな、中日のチーム内もギクシャクしているのは事実だろうねぇ。
そんな中日との地元での3連戦。昨日の記事でも書いたけど阪神休みで勝ちたかったゲームも完封負けで連勝ストップ…それでも赤ヘル戦士たちは前を向く!!勝負の9月でポイントは直接対決ばかりじゃない…!?個人的には阪神との直接対決よりも最下位の中日とゲームを多く残しているのが気にかかっていてね、直接対決なら白黒はっきりするんであきらめもつくけど、最下位の中日に足元をすくわれるというのが一番イヤな結果だと思うと、非常に「戦いづらい」のではないか??そんな風に感じていたんだよな。昨日のゲームはまさに心配していた部分が出てしまった。連敗で再び自力優勝が消滅し、阪神にマジックが再点灯したちまったよな。
玉村悔やまれる「2本目」
先発はカープが玉村、中日は仲地と若い投手同士の投げ合い。先に点を取られたのは玉村だった。2番カリステにヒットを許すも2死1塁まで来た。ここで石川昂に2ベース。2死だったために1塁がスタートを切った関係でホーム生還を許してしまった。高めの甘い球だったよな。
3回には1死からやはりカリステに高めの甘い球をレフトスタンドに持って行かれた。今季1号だってな。助っ人の割には2番を打たせているんでどちらかというと好打の内野手の印象だったけど、結構遠くまで飛んだよな。玉村もカープベンチもこのカリステの一発というはあまり想定していなかっただろう。
個人的には続く細川の一発ね、これは悔やまれるかなぁと思うねぇ。カリステの一発でまだざわついているうちに細川に左中間スタンドに運ばれた。真ん中に入ってきたスライダーだったと思うけど、この2本目でかなりゲーム展開が苦しくなるというかカープサイドの空気が重くなったよな。この日の玉村はどうだろう??いつもより変化球が多かったような気がしている。奪三振は5回をなげて7個だから三振は取れているんだけど、真っすぐの走りが悪かったのだろうか??打たれたのは全部変化球だからなのかわからんけど、いつもの玉ちゃんではなかったように思う。ちょっと一発食らうシーンをみてしまうと、順位のかかってくる勝負の9月で中継ぎ起用はちょっと怖い。次回の登板はあるかわからんけど、一つ課題が残ったよな。
打線は仲地をとらえきれず
打線は中日先発・仲地を中盤までとらえきれなかった。特に序盤はむしろ仲地に翻弄されていた感じもしていた。まぁ初対戦の投手だから仕方ない部分はあるけど、首位を追いかけるチームと最下位のチームとの対戦だからな、カープ打線が圧倒する絵を見たかったというのはある。
この日はCS放送で観戦。解説は達川さんと福留さんだけど、話題はカープと中日の比較というかね、福留さんもカープの打者にあって中日の打者にないものという感じの比較をしながらカープの選手を褒めていた。けど、勝てなかった。これね、アタクシが中日戦がポイントといっているのはここなんだよな。ローテの谷間で出てきた若い投手に中盤まで抑えられてしまう。こういう「まさか」が中日戦では多いような気がしているし、現にそれが対戦成績に表れているんだよな。今日は高橋宏、明日は柳と苦手な投手がいるのも中日が嫌だなぁと思う一つの要素。打線も粘り強く行ってほしいよな。
小園の一発でムードが変わった??
このままズルズルいくかな??と思い始めた4回。小園が一発をお見舞いした。ちょっと聞きにくかったけど、達川さんが小園の一発を予言していた。カウント1－1から次インコース来たら小園は打ちますよ。と。インコースの真っすぐをしっかりスイングしてライトスタンドへ。達川さんによると小園の打撃は福留さんの若い時に似ているそうな。ここぞという時に腰を入れてしっかりスイングできるんだって。確かに小園は早いカウントから打ってくるし、スイングに迷いがない。だから強振した時には一発もでる。同じ若手の中日・石川昂の打撃はどことなく狙い球に迷いがあり、しっかり腰を入れてスイングできていないと。だから初回の2ベースも8回の2ベースもホームランにならないと福留さんが力説していた。
まぁこの小園の一発で追撃態勢が整った感じなった。大きな一発だよな。今のカープ打線の中では非常に調子がいいと思う。今後のキーマンになりそうだよな。
6回に同点も勝ち越せず
ようやくカープ打線は仲地と捉えることができた。やはり先頭の小園がヒットで出塁。龍馬もツーベースで続いた。このツーベースはライト前ヒットだけど、中日のライトがテレテレやっている間に2塁を陥れた。龍馬も集中しているよな。これで無死2，3塁だ。続くデビッドソンは四球を選んで満塁。ここで堂林がレフトへのタイムリーで1点差。続く坂倉のショートゴロはゲッツーと思いきやセカンド村松がボールを握り損ねて送球が遅れて1塁セーフ。同点に追いついてなおも1死1，3塁。しかし末包、松山が連続三振で勝ち越せなかった。まぁここがポイントだったように思うねぇ。
新井監督が今後采配面で批判を浴びるとしたらこうした場面で選手を信じすぎてチャンスを潰してしまうところだろう。もちろん末包に一発が出る可能性だってあるしな、結果はどうなるかわからない。でも1死1，3塁という比較的点が取りやすい場面でいかに得点するか?はベンチ次第の所もある。今は勝っているから何も言われないけど、負けが込んでくるとあそこは末包じゃないだろ??という声も出てくるかもしれん。いずれにしてもここで勝ち越せなかったのが少々「気持ち悪かった」というのはあったよな。
島内がカリステに被弾…
6回裏に勝ち越せなかったけど、ホームゲームだからな、カープは勝ちパの投手を繰り出していく。7回は矢崎、8回は島内とね、この辺が投げているうちにカープは勝ち越し点を取っていけば勝利にグッと近づく。しかし先に点を取ったのは中日。それもカリステがこの日2本目の一発。ここまで本塁打ゼロの選手に1日2本打たれるわけだから、「想定外」といったところだろうねぇ。
個人的にはカープバッテリーはカリステに対して「真っすぐは強い」という印象を持ったのだろう。1発目のホームランが印象に残っているのも影響しているだろう。初球、2球目と高めのチェンジアップにタイミングが合っていないのを見ると3球目もチェンジアップを選択。恐らくボール球でよかったと思う。ただ、この3球目はカリステのひざ元、非常にすくいあげやすい高さに行ってしまった。これ、初球同様高目でもよかったし、ワンバウンドするくらい低めでも良かった。一番中途半端な高さに来た分打たれてしまった感じだよな。
島内も50試合ぶりの被弾。まぁここまで好投を続けてきたし、新井監督じゃないけど、こういう日もあるのだろう。切り替えて勝負の9月、ガンガン投げてほしいよな。
残りの中日戦が大きなポイント「想定外」に惑わされるな
この日の解説の達川さんと福留さんの会話のメインは「なぜ中日が弱いのか」だったように思う。カープの選手と比較して中日の選手に足りないものを議論していた。矢野のようにバットを短く持ってファールで粘るような姿勢や走塁の積極性、集中力など、カープにあって中日にないものを色々話していた。でも、現実はその問題の多いとされる中日に負けてしまった。
カリステに2本ホームランを打たれるなんてぇのは「想定外」だったろうし、一発の少ない中日打線に2者連続ホームランも「想定外」だろう。ルーキーの投手を打ちあぐねたのも「想定外」だったかもしれない。
チーム力ではなく、こうした想定外のプレーが中日戦は多いような気がしている。普通にやれば勝てるんだろうけど、こうした想定外のプレーで点を取られたり、抑えられたり、チャンスを潰しているようなゲームが多い。そこに戸惑いを感じながらというのが対戦成績にも表れているような気がしている。
アタクシは普通にやれば全然勝てると思うけど、この中日戦に限って言えばカープサイドが普通に戦えていないような気がしている。この相手と昨日を含めて7試合残っているのが非常に気持ち悪かったんだけど、それが現実のものとなってしまった。と、同時に悪い流れが出来つつあるような気もしている。何とか断ち切って再び阪神を追い詰めたいよな。まだまだ勝負の9月は始まったばかり。しっかり切り替えてね、今日の森下でしっかり勝ちたいよな。デーゲームで大変だけど、頑張ってほしいよな。
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