広島森下暢仁投手が7月12日巨人戦以来となる今季2度目の完投勝利で8勝目を挙げた。残暑厳しい中でのデーゲーム。9回まで116球を投げ、7安打を浴びながら1失点… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）
情報源: 【広島】森下暢仁「粘り強くできました」今季２度目の完投勝利 新井監督も「助かりました」 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
昨日の広島は台風の影響だろうか??終始曇り空で気温も30℃くらいだったようだねぇ??こちら東京は昨日も厳しい日差しが1日中続いて35℃。来年中学に進学する娘は中学の説明会に出かけて帰ってきたら頭が痛いと。首を冷やして体を休めたら回復したけどちょっと熱中症ぽかった。本当に今年の夏は厳しかったよな。東京がそんなんだから昨日からマツダスタジアムも土日はデーゲームということでね、こりゃ投手は大変だと思っていた。そんな中で森下がなんと完投勝利。少しヘバりが出ている中継ぎ陣を大いに助ける結果になった。見事だったよな。
そんなに調子は良くなかったよね??
ただ、森下の調子が抜群に良かったかといえば、そうでもなかったように思うねぇ。ゲーム前半、中日打線は森下のストレートを狙ってきたように思う。ファーストストライクを取ってくる真っすぐを結構弾き返されたように思う。2回のカリステのヒットや3回の細川のホームランも打たれたのは真っすぐ。その辺の狙い球に曾澤も気づいたのか4回くらいからカットボールとチェンジアップを勝負球に選んでからはリズムを作れた。6回以降は今度はカーブを織り交ぜて真っすぐを見せ球にして中日打線を翻弄した。8回、9回はツーシームかな??シュート系のボールを詰まらせて内野ゴロでアウトを重ねた。森下も言っていたけど気が付いたら9回といった感じでね、116球で完投してくれた。素晴らしいよな。
7回を投げ終わって新井監督と話し込むシーンがあった。ヒーローインタビューではベースカバーに入った時に大丈夫だったかと聞かれたと煙に巻いたけど、あの段階で完投の話は出ていたんだろう。
こうして調子が多少悪くても完投できる投手というのはチームとしても本当にありがたいし、森下も今後「エース」として成長していくには必ず通らなければならない道だと思う。無論エースになるにはこういう完投を何度も経験しなきゃダメだと思う。普通の投手ではなかなかできないことだと思うし、それが出来た森下ね、素晴らしいよな。
ブルペンを助けるよりは首位攻防に向けての中継ぎ温存では??
ただ、この完投劇にこの日TV解説した野村謙二郎さんはブルペンでアクシデントがあったのでは??と心配もしていた。確かに栗林は2試合ほどベンチから外れていたから体調はいいだろう。9回は栗林でもよかったのでは??と考えるのも間違いではないと思う。それに今日のゲームは九里が中4日で先発する。残りゲームが少なくなれば間隔を詰めて力のある投手が先発するのが普通だし、今後も森下が中5日で先発する日もあるかもしれん。そう考えると完投させることの「意味」に疑問を抱くのも無理はないかなぁと思う。まぁ結果として一人で投げぬいたんだから、中継ぎを休ませることができたというのは大きいよな。
もう一つ。新井監督は勝負をかける時は果敢に畳みかけていく。そういったことから考えるとアタクシは来週末の甲子園ね、投手陣はスクランブルで攻めていく可能性もあるのかなぁと思っている。もちろん日本シリーズの6戦目、7戦目のように先発が中継ぎにまわるようなスクランブルではなく、この首位攻防は逆に早め早めの攻めの継投を考えているのではないかと。だからこそ今、中継ぎは「なるべく使わない」という方針なのではないか??まぁアタクシの勝手な想像だけど、森下を完投させたのはめでたい話だけど、ついつい勘ぐってしまう。まぁこれもプロ野球の楽しみ方だけどな（笑）。
末包 悔しさ晴らす先制タイムリー
打線は前回やられている中日先発・高橋宏に対して序盤から得点を重ねた。この日のカープのスタメンは5番デビッドソン、6番堂林、8番末包と「左腕仕様」のオーダー。まぁ今のカープ打線を考えるとこの右打者たちがいい仕事をしてくれているので先発の左右関係なくこれで行こうということなのだろう。アタクシもペナント終盤だから、調子のいい選手を使って打線をつなげていく方針に異論はない。結果、この選手たちがしっかり得点に絡んでくれたよな。
2回、1死からデビッドソンがヒットでチャンスメイク。堂林が倒れるも曾澤が2ベースでつないで末包がセンター前にタイムリー。前日のゲームではチャンスで打てなかった悔しさを晴らす形になった。前日も悔しくて仕方なかったそうな。高めに抜けた変化球をセンター前に運んだわけだけど、あのコースは末包が大好きなコース。真ん中高めね。このコースはホームランできる球だったと思うけど、強振せず、丁寧にセンター返ししたように見えた。まずは1点と状況を理解しながらの打席だったように思うねぇ。
3回には1，2番で作ったチャンスに代打・松山が犠牲フライ。ランナーを残してデビッドソンがタイムリーツーベース。デビッドソンも毎試合ヒットが出るようになった。8月以降の活躍で来季の契約も見えてきたように思う。頼もしい選手が5番に入ったよな。
デビッドソンは守備でも森下を盛り立てる
3点目をたたき出したデビッドソンだけど、この日は守備でも森下を盛り立てた。ハデなファインプレーはないけど、サード特有の強いゴロを軽快にさばいていた姿が印象的だった。決して守備範囲は広くないけど、基本に忠実な守りに解説の野村謙二郎さんも感心していた。グラブに打球が収まればこっちのもの。安定したスローイングもいいよな。ゲーム開始時はサード、終盤はファーストとかつての衣笠さんのような活躍だけど、打つだけじゃなくてね、守りでも貢献してくれる助っ人はなかなかいない。これからも目が離せない選手だよな。
龍馬が途中退場…脇腹再発か??
3回のチャンスで4番龍馬にまわってきたけど、ここで代打松山がコール。マツダスタジアムも騒然としていたよな。なんでも前回痛めた脇腹の状態が良くないらしい。新井監督いわく、それほどではないようだけど、龍馬本人から「嫌な感じがある」との報告で交代を決断したようだねぇ。
龍馬も復帰してからは特に初回にタイムリーといういい仕事を何度もやってくれていたし、現在首位打者でもある。チームも優勝を争っている中で、何とか出たい気持ちをグッと抑えて自ら申し出たあたり、これからも続く厳しい戦いを想定しているのだろう。本当に大事に至らないといいよな。
ただ、故障してファームにいる秋山や上本は順調に回復しているようだ。この辺は明るいニュースだよな。誰かがダメでも誰かが出てくる。こうしてカープは今シーズン戦い抜いてきた。1軍に残るかファームに行くかは今日あたりはっきりするんだろう。仮にファームで調整となる可能性もある。そうなったら龍馬は悔しいだろうけど、休んでもらってね、やがて来るであろうポストシーズンでの活躍を期待したいよな。
難敵柳を突破できるか!?九里が中4日で登板!!
昨日は阪神がヤクルトの猛追を交わして勝利。マジック再消滅とはならなかった。どうだろう??アタクシは阪神の動向はまったく気にしていない。阪神は強いし「どうせ勝つ」と思っているから全くアテにしていないというのが大きいんだろうけど、今カープファンとしてやらなきゃいかんことはカープが勝ち続ける事への後押しだと思っている。阪神に勝てないヤクルトを責める気は毛頭ないし、カープが勝ち続けても仮に届かなかったとしてもアタクシは「よくやった」と胸を張って言える。そういうカープファン同志も多いんじゃないかなぁと。
なぜ、そんな気持ちになるかといえば、新井カープの戦い方ね、これに胸を打たれているファンが多いからなんだと思う。開幕4連敗からスタート。「君たちの力はこんなものじゃない!!」という新井監督のゲキから始まり、栗林の不調、新守護神矢崎の誕生と奮闘、鬼門の交流戦を5割で乗り切った。龍馬離脱で四番に菊池や上本を据えて破竹の10連勝、1度は9ゲーム差あった阪神をひっくり返して首位にも立った。開幕前の最下位予想を見事に覆してくれたよな。圧巻と言っていいだろう。そして9月まで優勝の可能性を残してカープは戦ってくれている。誇りに思うし、カープファンでよかったと思う。ここまで来たら最後まで戦い抜いてほしい。その一心。だから阪神の動向なんて全然気にならない。カープが一戦一戦悔いのないように戦ってくれることだけを考えながら応援しているよ。素晴らしいシーズンだよ、ホントに。
だから今日も阪神がどうなろうとカープが勝利するよう応援する。そのカープに立ちはだかるのが天敵・柳だよな。前回はノーヒットノーランやられているだけに、何とかリベンジしたいよな。
対するは中4日で九里だ。恐らく来週の甲子園に標準を合わせてのローテ変更だろう。中4日に九里も鼻息荒くしていると新井監督が様子を語っていた。いよいよ勝負の9月本番。疲れているとかそんなの関係ない時期に差し掛かってきた。この時期に優勝争いを演じられる幸せを選手たちも感じているだろう。何とか柳を攻略してね、阪神に「しつこいな」と思わせるくらい、食らいついていってほしい。今日もデーゲーム。龍馬の具合も心配だけど、カープは前進あるのみ。暑いだろうけど頑張ってほしいよな。
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