情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】新井監督9月3勝13敗の急失速に「各自の100%で頑張ってもらえたら」/一問一答
<ヤクルト5-1広島>◇19日◇神宮広島は先発床田が5回10安打5失点で7敗目を喫した。1回に幸先良く先制するも、2回に同点ソロを被弾。4回には犠飛で勝ち越しを許した。5回にはサンタナに中堅へ3ランを浴びた。打線は2桁10安打を放ちながら、1回に奪った1得点に終わった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。
-床田投手が2被弾
新井監督 サンタナのホームランは結構いいところだった。あれは打ったサンタナが上だったということかな。
昨日もサンタナの一発で勝負あった。この時点でTV観戦を辞めてしまった、そんなカープファン同志も多かったと思う。なぜ、そんな行動に出てしまうのか??9月の新井カープの戦いぶりから考えれば、「もう、追いつけっこない」と脳が判断してしまうのだろう。それにカープにとって「ホームラン」という自分たち持ち合わせていない「武器」でやられるというのは結構キツいものがあるのだろう。一気にゲームが決まってしまった感じになったよな。これで9月は3勝13敗で月間の借金が10となった。さて、新井カープは一体どこへ行ってしまうのだろうかねぇ??
九里・床田でヤクルトに連敗
この神宮でのヤクルト2連戦はカープの先発が九里と床田。となればこれまでは連勝のチャンスありだった。しかし、勝負の9月での大失速は恐らくだけど、カープナインも非常に落胆しているというか、このブログでは「フワフワしている」という表現を使わせてもらっているように何か地に足をつけて野球ができていない感じだよな。
勝っていても村上の一発で完全に受け身に回ってしまった初戦。昨日のゲームは1点先制するも簡単にそのリードを吐き出し一発攻勢に床田が沈んだ。もう、3点差4点差つけられると反撃する術がないカープはお手上げで攻撃も焦りばかりが目立つ形になってしまう。まぁこれまでの長い間、たくさんのチャンスをつぶしてきたカープらしい「負けっぷり」だよな。
こうして主戦級の先発で勝てないゲームが続くとカープは本当に辛い。出口が見つからない状況になってきたよな。
先発投手がガス欠??
今季カープがこの時期まで優勝争いに絡めたのは1にも2にも投手陣の奮闘、これが唯一最大といっていいだろう。本当に頑張ってくれた。打線が点が取れない中でも辛抱強く投げてくれたよな。しかしこの勝負の9月でとうとう「ガス欠」といった印象が強い。この唯一最大の武器がガス欠ならば、もうなす術なしといった形になるのも仕方がないと思っている。ただ、大事な時に…という気持ちは多くのカープファン同志が持っているのは間違いないし、もうちょっと踏ん張ってほしいというのはあるよな。
話は変わるけどアタクシの妻は結構小心者(笑)で、車のガソリンのランプが点灯するともう気が気じゃないらしい。あのランプがついても50㌔くらいは走れるよと教えても何かフワフワ、ソワソワしている。ちょっと車が変な音を出せば「え!?何?何⁉」とうろたえる。
カープ投手陣も走者が出ると何となくソワソワ、フワフワしているのが目立つ。2死からあっけなく失点をしたりというシーンが9月は多くみられる。どうだろう??体力的な部分よりメンタル的な部分で「ガス欠」を起こしてしまったように思うねぇ。
この神宮での2連戦は引退を発表したヤクルト・青木が代打でヒットを打ち、それが得点につながっている。青木のヒットで神宮の杜に大歓声が響き渡った。この歓声や球場のムードに九里も床田も飲まれてしまったように見えた。普段ならどうってことないこともこの9月はとても気になっているように見えたねぇ。この辺にメンタル面での「ガス欠」をものすごく感じるんだよな。
リードを許すのも1点、2点といった感じではなく、3点、4点となる。今季のカープ打線を考えれば、我々ファンも「もう厳しい」となる。投手陣はそこのせめぎあいをずっとやってきた。力の限り抑え込んできた。しかしもう、ダメだとなったときに一気にダムから水が放出されるようにこれまでのカープの問題点・課題が一気に雪崩れ込んできた。まぁこれを今季中にせき止めるのは難しいだろう。大工事が必要だろうねぇ。
矢野に疲れが…??いい経験
あるネット記事には阪神OBの掛布さんがカープ失速について語っていた。広島カープ失速した理由とは
ここで指摘されたのは今季ショートに定着した矢野に疲れが出て9月に入り守備のミスが多発したことやこれまで奮闘してきた投手陣にも疲れからか、四球や死球が増えたという指摘をしていた。まぁ当たらずとも遠からじといったところだろう。
確かに矢野はこれだけ毎日、それも猛暑・酷暑の夏場にゲームを出続ける経験は初めてだろう。体の線も細いし、食欲なんかも落ちているのかもしれん。当然疲れはあるだろう。それは矢野だけではなく、小園もそうだろう。まぁエラーやらかすとこう言われてしまうのもプロ。裏を返せば「体調管理ができていない」ということでもある。
矢野は守備を買われて小園を押しのけてショートのポジションを奪った。よく頑張っただろう。まさかシーズン前にここまでゲームに出るなんて準備はしてこなかっただろうし、とにかくポジションを奪いたい一心でやってきたはず。個人的には矢野の今季はこれで100点満点だったと思う。ただ、長くプロでやっていく上で必要な体力に必要とこれはゲームに出続けることによって新たに生まれた課題だろう。こんなの出続けなきゃわからんことで来季以降、その辺の改善が求められるだろうけど、それに気づけて良かったと思えばいいだろう。今季、ある意味ムードメーカー的な存在でチームを盛り上げてくれていたし、それ以上を求めるのは酷だし、失速の原因とされるのもちょっと気の毒なような気もするけど、ゲームに出続けている以上はそういった責任も負わされてしまうというのもプロ野球なんだというのわかっただろう。さらなる飛躍を期待したいよな。
この状況にベンチは動けない??あえて動かない??
矢野のようにシーズンフル出場が続く選手は当然「疲れ」というのものが出てくる。矢野のようにガムシャラなプレースタイルの選手はなおさらでこの辺、矢野を休ませたら??という意見が聞こえてきても何らおかしくない。それでも新井監督を筆頭にベンチは矢野を使い続けている。というより、この勝負の9月に入って負けが込んでも大きなスタメンの変更はない。これに疑問を持つカープファン同志も多いだろう。矢野がつかれているのであれば、二俣を起用してもいいと思うし、野間が精彩を欠いていれば大盛をスタメンに使ってもいいように思う。ファームで元気な選手を上げてきてもいいだろう。
それでも矢野を使い続け、9月にメンバーを固定しているのはなぜだろう??あまりのショックで動けないのだろうか??まぁそんなことはないと思うけど、ヒントは開幕前からのチーム構想についてのプランが影響していると思う。
カープは開幕から様々なパターンのラインアップを繰り広げてきた。オールスターまではいろいろな選手を使いながら勝負の夏場や9月に向けてチームを作っていくという構想は藤井ヘッドの口からも発せられていたし、それを頑なに実行しているように見える。その競争の中から生まれたのがショート矢野であり、ポジションを奪われながらも打つ方で結果を出しサードスタメンを勝ち取っている小園、1番に定着した秋山といった形で「答え」を出した。まぁこの辺の選手は連敗中でもしっかり役割をこなしてくれているように思うし、この作り方は決して間違いではないだろう。
こんなことを言うとカープファンに怒られるかもしれないけど、新井監督の中でまだまだチームは「成長期」の過程にあると考えているのであれば、矢野や小園にはチームが負けが込んでも「経験」を積ませるシーズンと割り切っているのかもしれない。そういった考えのもとシーズンを戦ってきたら、なんと8月でも首位にいる。これはもしからしたら新井監督にとって「誤算」だったのかもしれない。選手に経験を積ませて「成長」をテーマにシーズンを戦ってきたものの何とチームは首位にいる。残念ながら首脳陣の頭の中にそこからの戦い方のプランができていなかった。この9月の崩れ方を見るにつけそんな見方もできるのかなぁと感じたねぇ。もちろん、真相は新井監督のみが知ること。でも、そうであれば、なんとなく9月の失速も腑に落ちるんだよねぇ。本当はそれじゃ困るんだけどな(笑)
まだ、開き直れていない
さて注目は3位争いだけど、カープは神宮で連敗もDeNAも巨人に1敗1分けだから半歩しか動いていない。まぁ連敗したカープから見れば、まだ「ツキはある」といっていいし、もうそろそろいい意味での「開き直り」が欲しいところだよな。
そういった意味では今日からマツダで行われる巨人戦ね、もう首位攻防戦とは言えないけど、ここをきっかけにしてほしいというのはあるよな。前回は3連敗したわけで、何としてでも取り返すという「熱」をもって戦ってほしいよな。
巨人もカープはもう敵ではないとローテを崩し、菅野、戸郷をカープ戦に当てないことになったようだし、「ならば」と巨人を慌てさせてやろうくらいの「野心」をもって臨んで欲しい。もし、このまま負け続けてBクラスなんてなったらどうしようなんて考えている選手がいるのであれば、いやいや、もう開き直っていいんじゃない??言いたい。カープファン、カープが元気のないまま終わることこそ一番悲しいことなのよ。色々あったけど、最後は「よく頑張った」と肩を叩きあいながら終わりたいじゃない??そういったものを残りゲーム見せて欲しいよな。
コメント
完全ガス欠の新井カープはCS進出も難しいの?
kuborinnさま
数字上はまだまだ十分可能性がありますが、流れが悪いですね。ここまでくると「気持ち」も大事ですから、メンタル面で追い込まれ連敗を重ねるとあっというまにその可能性も消えるのが勝負の9月です。見守りましょう
こんばんわ。
スタメンに関しては岡田阪神みたいに固定化してナンボみたいな考えがあるのでしょう。
確かにチームの主軸となる選手はある程度は固定するべきだとは思います。
しかし現状のチームでそれができている選手がどれだけいるかと言う話です。
できたとして秋山と菊池、次点で坂倉といった所でしょう。
そもそも三連覇の頃はショート田中、セカンド菊池、ライト鈴木誠也みたいに固定化しつつも相手の先発投手を見ながら新井エル松山ルナなどの日替わり4番などで主軸だけにこだわらない。いい意味で誰でも主役になれる、ヒーローになれるチームだったと思います。
選手をローテーションすることで疲労の分散もできますからね。
三連覇の頃は日替わりヒーローで勝っていたチームなのに、今は当時のメンバーを固定化もしくは聖域化して若手は結果が出ていないのもありますけどほとんど起用しない。
若手を使えばいいと言うわけではないですけど、二軍で結果出してるならとりあえず1試合は使ってみるなりするべきなのに基本はベンチ待機ですからね。
下手したら12球団で1番新陳代謝が進んでないんじゃないですか?
経営的に考えても一軍参稼報酬の無駄ですし、登録日数の無駄です。代打でしか使うつもりがないなら上げなくていいです。
そもそも新井や黒田、エルと言った当時のベテランは自分の立ち位置に不満を言うことはないのに、今のベテランはは監督から温情かけられているようにしか感じませんからね。
ようやく田中と松山は抹消されましたけど、會澤も前半戦は坂倉の不調の穴埋めをしてくれましたが現状の成績なら坂倉を使うべきなんじゃないの?と思います。
空いたファーストは林でも韮沢でもいいわけですから。
左投手との対戦では不安も出ますけど。