スポンサーリンク

龍馬狙った獲物は必ず仕留める仕事人ぶりを発揮!!床田好投で4連勝!!選手から、ファンから消えた「不安」これも新井ガンガン野球の効果!?

強いカープがみたい!
スポンサーリンク

情報源: デイリースポーツ・広島・西川 6年ぶり交流戦4連勝導いた!今季最多貯金4 「秋山さん『お先です』」から3戦ぶり快音マルチ&タイムリー

平成の暗黒時代、このZOZOマリンスタジアムというのはあまり…いや、かなり印象が悪い。もちろんロッテやロッテファン、球場にイチャモンつけているわけではなく、ここでのカープの「負け方」ね、これが良くなかった。今でもロッテのチャンステーマを聞くと悪夢がよみがえってくる(笑)。ロッテファンの応援スタイルってのは紳士的で独特だよな。メガホンを使わず拍手や歌、ジャンプとかね、そういった応援スタイルはサッカーから取り入れたと聞いたことがある。この応援に我々カープファンもスタンドで圧倒されたのも印象に残っている。

ロッテとロッテファンの絆

ロッテでは背番号「26」というのが永久欠番になっているそうな。いったいどんな名選手の背番号??と聞かれるけど、これは選手ではなく「ファン」の背番号。当時はベンチ入り選手は25人。ファンも一緒に戦うと意味で26番目の選手という意味合いでこの「26」を欠番にしたそうな。この辺からも球団とファンの絆がうかがえるよな。

若い人は知らないかもしれんけど、今のロッテの応援スタイルね、きっかけは98年の18連敗だと記憶している。18連敗となれば6連戦を3週間負け続けている計算になるけど、ファンも選手もベンチもしんどいよな。あの時はアタクシはまだ20代後半だったけど、10連敗くらいまでは「ロッテ弱いねぇ」だったのがさらに連敗を重ねるごとに日本中が「ロッテ頑張れ」という空気に変わっていった。

それでも連敗を重ねるロッテ。細かい数字は忘れたけど確か15,16連敗を喫したあたりから白い布にマッキーで書いたお手製の横断幕がライトスタンドに掲げられる「マリーンズ俺たちがついているぜ!!」と。他球団ファンながらこみ上げてくるものがあった。そしてゲーム後にはかなりの数のファンが球場前に集まって応援歌「俺たちの誇り」を大合唱。これに選手たちは「ファンのために」という気持ちが強くなったそうな。連敗が止まった時には日本中が祝福した。こうしてロッテとロッテファンの絆が深まり、2000年代にバレンタイン監督を迎えてチームは躍進する。まぁこの時のロッテにカープは全く歯が立たなかった。

そんなZOZOマリンスタジアムだけど、昨日の応援に関して言えば、カープファンがロッテファンを圧倒していたように思う。昨日はローカル局で観戦したけど、カープファンの迫力に普段はカープ戦を見慣れていない実況アナと解説の薮田さんも驚いていたよ。いよいよ、ファンも調子上がってきねぇ(笑)

狙った獲物は逃さない!!龍馬が2本のタイムリー!!

このゲームも交流戦12球団最低打率のカープらしい展開になった。まぁ裏を返せば、先発がしっかりゲームを作ってくれて、こちらに点が入るまでは何が何でも0で抑えるという流れが出来てきているように思うねぇ。先発床田がロッテ打線を寄せ付けなかった。
ロッテ先発は西野。現在6勝とチーム勝ち頭。厳しい相手だったけどカープ打線は2巡目でとらえ始めた。3回に広輔のヒットで出塁。デビッドソン三振、野間がヒットで続いて1,2塁。菊池が三振の倒れた。まぁ勝てない時のカープはここで残塁で終わるケースが目立ったけど、今季、特に交流戦に入ってからは2死になってもタイムリーが出るようになった。この辺の集中力というかね、成長を感じるよな。
ここで打席は龍馬。追い込まれながらも西野が繰り出す勝負球を次々とカットした。「俺が欲しいのはこの球じゃない」と言わんばかりにバットでいらない球をバットで振り払っているようにも見えた。そして、いよいよ「欲しい球」が来るやいなや見事に打ち返してタイムリー。貴重な3点目のタイムリーも同じように追い込まれてからファールで粘って生まれたものだった。打たれた西野は「コイツ、どうやったら抑えられるんだ??」と頭を抱えていたことだろう。ここぞという時の龍馬の集中力は今季目を見張るものがある。狙った獲物は絶対に逃がさない!!そんなワイルドな仕事人龍馬もいいよな。

床田、ロッテ打線を寄せ付けず8回1失点で5勝目!!

先発の床田。1軍復帰後初白星で5勝目を挙げた。まぁロッテ打線がかなり手こずっていたよな。非常にロッテの攻撃時間が短かったもんな。1失点は不運な当たりから生まれたもので床田本人も「しゃぁない」と割り切れていたのだろう。真っすぐを右打者の胸元にどんどん投げ込み、ツーシーム、パームで手玉に取ったよな。この辺は床田、昨季故障離脱する前に何かを掴んだんだろうねぇ、自信がみなぎる投球だった。
球数からいったら、完投しても良かったように思う。8回を投げ切って101球だったからね、連戦ということを考えたら一人で投げ切ってくれという考え、特に佐々岡前監督ならあったかもしれんけどな、新井監督は9回を矢崎に託した。床田と矢崎ははドラフト同期生。いつかリレーが出来ればと話していたそうな。それが実現したと形になった。よかったよな。まさか、新井監督、そんな二人の会話を聞いていた??なんてことはないだろうけど(笑)床田と矢崎の絆が深まったリレーだったよな。

チーム盗塁数が昨季に並んだ!!

この日のカープ打線は打撃だけではなく、走塁でもロッテ先発の西野を揺さぶった。なんせチームの勝ち頭、6勝を挙げている投手だから、色々なところから攻めないとなかなか攻略できない。このゲームでも果敢に盗塁を試みてきたよな。まぁ成功も失敗もあったけど、野間が盗塁を決め、これでチーム盗塁数は26となり昨季のチーム盗塁数に並んだ。まぁ昨季はいったい何やってたんだ!?と怒りがこみあげてくる(笑)けどな、選手の持っているポテンシャルをゲームで実行に移せばカープの選手たちはいい選手ばかりだからな、こうなるってぇのって感じだよな。これからも臆することなガンガンやってほしいものだよな。

守護神・矢崎が徒歩で登場!!

9回、床田からバトンを渡された矢崎。不運な形で1点を失ったけど、慌てず騒がず相変わらずのマイペースで後続を断って7セーブ目を挙げた。この日は登場から矢崎ワールド全開だったよな。マリンスタジアムのブルペンは両翼のボール際にある。登板を告げられた矢崎はそこからなんと歩いての登場だ。のっしのっしと大きな体を揺らしてね、普通ならゲーム進行のため小走りで来そうなもんだけど、そんなのお構いないといった感じでね、いいなぁと思ったねぇ。
まぁ歩いてきたんでちょっと疲れたのか先頭打者に対してコントロールが定まらずに四球を出した。まぁこの辺はご愛敬だろう。まだ投げてみないという場面はあるもののこの落ち着きぶりってのはこれはこれで一つの武器になっているよな。

カープが圧倒されなくなった 新井ガンガン野球の効果??

今季は交流戦、ここまでカープはいい成績で来ているよな。この要因って何だろう??と考えてみれば、大きいのはパ・リーグのチームに「圧倒されていない」というところじゃないかと思うねぇ。それを象徴するシーンが9回にあった。

2死1塁。あと一人でカープの勝利が決まる。打席にはポランコ。一発のある打者だよな。その3球目にポランコはレフト方向に非常に高い飛球を打ち上げた。これで決まったか!?に見えた。しかし飛んだ位置が非常に微妙でショートの矢野が向こう側を向いてキャッチを試みた。打球がグラブに収まった!かに見えたけど転倒した時にボールがこぼれてしまった。2死かだからな、1塁走者はこのプレーの間にスタートを切っていてらくらくホームイン。打ったポランコは2塁に進んだ。これで一打同点、一発出れば逆転サヨナラという場面になった。
それでも後続を断って勝ったわけだけど、これ、昨季までのカープならひょっとしたらひょっとしていたような気がしてならない。ロッテファンで湧くマリンスタジアムの雰囲気で一気にやられてしまうのではないか??そんな光景が頭をよぎったカープファン同志も多かったと思う。ただ、選手たちがね、慌てず騒がず落ち着いて反撃を断った。そんな印象を持っている。今季は違うなぁと。

印象的なシーンはボールをこぼしてしまった矢野に対して、龍馬が飛んでしまった帽子を矢野にかぶせ、ポンと頭を叩いて一言二言。「お前、よくやったよ」とでもいったのだろうかねぇ??矢野がちょっとホッとした表情を見せた。続けて秋山が矢野に歩み寄り声をかけた。「大丈夫、大丈夫」とでも言ったのだろうか??その後守備位置に戻る矢野の表情は精悍を漂わせ、きちんと切り替えられているように見えた。果敢に攻めたプレーを誰も責めることなく、その勇気をチームメイトが讃え、前を向く。果たして交流戦3季連続最下位の時にはこういった切り替えができていただろうか??矢野も「なんで落としたんだろう??取っていれば勝っていたのに…」と切り替えられていなかったかもしれない。矢崎も取っていれば…と引きずって後続に打たれていたかもしれんし、守備のミスなんかが出ていたかもしれん。完全に受け身に回ってしまい、圧倒されてしまう。これが交流戦での弱さの象徴だったと思う。でも今季はそこが違う。違うんだよな。

あの打球が上がった時、矢野は2塁ベース付近にいた。盗塁に備えてベースよりに守っていた。それをレフト前まで果敢に打球を追って一時は追いついたわけだから、激突なんて考えない一目散ダッシュの賜物だろう。「ガンガン」と攻めの守備を見せてくれたよな。そう、交流戦前の新井監督の「ガンガン行こうぜ!!」を選手たちが体現してくれたようなプレーだった。監督が「ガンガン行け」と言っているから矢野もガンガン行けたんだと思う。そしてそれを選手たちがきちんと理解してグランドに立っている。あのプレーを責める人はカープにはいない。だから矢野も前を向けたんだし、矢崎も踏ん張れたような気がするんだよな。

交流戦に入ってからは1試合1試合、新井イズムの浸透を感じるカープファン同志は少なくないだろう。勝っているゲームも接戦が多い。多いけど、リードしていてもやられるんじゃないか??という不安感がない。もちろん投手陣の安定感から来るものだけど、その投手の投球や捕手のリード、そしてチャンスで畳みかける攻撃、果敢な走塁や、攻めの守備などなど、こうしたガンガン行く姿勢をファンが感じ取れていることからくる安心感というのは少なからず影響しているように思う。これも新井マジックなのだろう。これまでに絶対に存在していたであろう、選手、ファンが抱えていた交流戦への「不安」ね、今季のここまで交流戦の好調の要因はこれを取り除けたことが大きいような気がする。自信を深めた選手たちが今後の交流戦も躍動しそうな予感がビンビンするよな。

関東地方は日中一杯天気が持ちそうで、今日のデーゲームも行われるだろう。明日は雨、佐々木朗希先発予定だしな、もちろん負けるつもりはないけど、カード勝ち越すには連勝を伸ばして決めたいよな。先発は森下とロッテは初先発の本前。カープ打線は初見の投手にからきし弱いけど、ぜひともガンガン行ってもらって今日も赤く染めるであろうカープファンがマリンスタジアムを圧倒するシーンを見せてほしいよな。

にほんブログ村、ブログランキング参加中です!ポチっとやってくれるとありがたいです!
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました