情報源：デイリースポーツオンライン 強いぞ広島 ６カード連続初戦白星 玉村２試合連続完投勝利 前半戦不振の坂倉が本塁打含む３打点
「広島１０－３ＤｅＮＡ」（１２日、マツダスタジアム）広島が快勝で６カード連続で初戦白星を挙げた。
初回に１点を先制されたが、三回に野間、坂倉、中村奨、玉村の適時打などで一挙６点を奪って逆転。坂倉は四回に７号ソロを放つなど２安打３打点の活躍。その後も打線は攻撃の手を緩めず、１５安打１０得点と爆発した。
前カードの阪神戦を勝ち越し巨人⇒阪神と上位チームとの6連戦は8月の一つの「キモ」だと思っていたカープファン同志は多かっただろう。それも遠征ということでカープがガタつくとしたらここという不安があったのは間違いない。そこを3勝2敗1分と勝ち越して地元に戻ってきた。これは非常に大きいし、今後の8月戦線、そして「勝負の9月」に向けて我々ファンに非常に明るい兆しを感じさせてくれたよな。その勢いがそのまま昨日のDeNA戦に出たように思う。個人的にはここから抜け出せそうな予感すらしている。今日はゲームを振り返りながら新井カープがVロードを突き進みそうな理由を整理してみよう。
玉村2試合連続完投勝利!!8月すでに「3完投」
まずは先発の玉村。大量援護に支えられ9回を投げ切った。これで2試合連続の完投勝利。給料もグっと上がりそうだよな(笑)初回に先制を許したものの3回に自信のタイムリーも含む大量6得点という大きな援護もあり見事な完投劇だったよな。まぁ個人的には味方の得点の直後に失点しているのが接戦になったときにボロが出そうな気もしているけど、前回の完投が「まぐれ」ではなかったことを証明できたと思うし、課題のスタミナ面はこれで完全に克服したといっていいだろう。これまで5回を何とか投げ切って6回、7回が課題となっていたけど、今後は投げるからには最後までという気持ちにマウンドに上がることできるだろう。それはそれでこれまでに経験したことのない難しさや苦しさ、そして投げ切ったときの喜びと自信ね、これがまた玉村にとって大きな財産になる。成長しているよな。
他球団はどうかは知らんけど、カープは8月に入ってすでに3試合「完投勝ち」をしている。巨人戦でのアドゥワの完封、阪神戦の森下の完投、そしてこの玉村とね、3カード連続で完投勝利をマーク。これは8月という月を考えても一人で投げ切ってくれるというのはブルペンにとっても非常に大きいよな。それとカープは試合消化が遅れているため、9月に連戦も予想される。勝負の9月に向けて少しでもブルペンの消耗はしたくないよな。そういう意味でも非常に玉村に完投能力がついたというのは大きいと思うねぇ。
若手先発陣の台頭
この9連戦で2度投げる投手は床田だけ。それだけカープの先発陣が充実かつ質がいいという証拠だろう。今日はベテランの野村が先発だからな、この辺も新井監督は「勝負の9月」をしっかり見据えているように思うねぇ。
この9連戦もアドゥワが巨人を完封し、カード初戦を取った。森翔平も阪神戦の初戦で先発して白星、そして玉村もカード頭で完投とね、オールスター前とカープも戦い方が変わってきたよな。これまでは実績のある床田と森下をカード頭に持ってきてという流れだったけど、ここの所、カード頭に「これからの投手」が先発して結果を残している。まぁ監督によってはおっかなくてこういった芸当はできないというのいるだろうけど、新井監督を筆頭とした首脳陣が本当に選手を信頼して送り出し、その信頼に起用された選手が応えるという図式が見事に出来上がってきているように思う。より一層投手陣の質、量ともに上向いている。投手がいいチームは短期決戦でも強い。今後が楽しみだし、連戦が続く勝負の9月に向けて若い先発陣の台頭は本当に大きいよな。
坂倉を筆頭に打線の調子も上向き
オールスター前まではとにかく点が取れなかったカープ。オールスターのファン投票でも首位のチームでありながら選ばれた選手はいなかった。とにかく接戦をモノにしている戦い方で貯金を作ってきた。
そのオールスターで不振にあえいでいた坂倉が満塁弾を放ち、後半戦坂倉が非常に調子を上げてきた。これは大きいよな。
そして守備の人だった矢野の打撃も上達してきたし、1番に入った秋山がこの夏場になって調子を上げてきた。菊池にもあたりが出てきたし、これまでどうしても小園頼みだった打線がつながるようになってきたよな。完投勝利が多くなってきたのも打線が援護できるようになったという側面は当然あるだろう。8月はチーム打率トップ。機動力を絡めてチームのバランスも良くなってきたよな。
連敗しない強さ
7月後半から始まった7連勝。これで首位に躍り出たわけだけど、この連勝が止まってからどうなるか??一つ注目をしていた。優勝できないチームというのはどうしても連勝のあと連敗したり、それも連勝が帳消しになる連敗ね、これがあるとどうしても上には行けないよな。巨人との3連戦で連勝が止まったあと、森翔平の好投で連敗しなかった。阪神との3戦目は完敗もこのゲームで見事に打線が玉村を助けた。この時期に連敗しないというのはある意味アタクシは「強さ」なんだと思っている。昨季優勝した阪神もこの時期に連勝を伸ばして一気に抜け出した。この時も連敗はしなかった。そういう意味では新井カープに「強さ」が備わっているのをヒシヒシと感じる。Vロードを一気に駆け抜けそうな予感がビンビンするんだよな。
毎年プロ野球を見ているとやはり優勝するチームというのはどっかでスパートを駆ける…というよりは駆けられる戦力が整ってくるといういい方の方がいいだろう。今の新井カープにはそれを感じるんだよな。今月のヤマは9連戦後の東京遠征。今週日曜の神宮は生観戦の予定。キモはそのあとの巨人との3連戦がまさに「首位攻防戦」となるだろう。ここのカープの「戦い方」にも注目している。巨人もピタリとついてきているしな、今後の展開に目が離せなくなってきたよな。
 |
|
コメント