情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】大瀬良大地、5回途中6失点で防御率0点台から陥落「こういう投球をなくさないと」
<ヤクルト6-3広島>◇17日◇神宮広島 防御率0点台を維持していた大瀬良大地投手(33)が、6回途中6失点で3敗目を喫した。
1回に先制を許したが、尻上がりに調子を上げた。だが6回1死満塁からオスナに三塁線を破る2点適時二塁打を浴び、さらに2本の適時打を打たれて5失点。防御率は1・37になったが「0点台で終わるとは思っていない。ただ、こういう投球をなくさないといけない」と敗戦の責任を背負った。チームは2位巨人にゲーム差なしに迫られた。
昨日、今日と地元の町会の盆踊り。今日は神宮に応援に行くので昨夜子供たちはそれぞれの友達と約束をして出かけていった。子供会に入っているから食券をもらってね、「かき氷食べる」「フランクフルト食べる」とワクワクしながら出かけた。日本の夏の風景の一つ。いいもんだよな。その子供たちが出かけている間、親父はTVにかじりついてカープを応援。残念ながら買い物に出かけている間に大瀬良が大量失点で黒星。ここの所カード初戦をとれていただけに、少し流れが悪くなってきそうな予感がしないでもない…
難しいスライド登板
台風接近の影響でカープ先発陣のローテ再編を余儀なくされた。16日先発予定だった大瀬良がスライド。17日予定していた森下は翌週の首位攻防戦の初戦に回った。この辺の影響は大瀬良の立ち上がりにあったかなぁと。ストライクを揃え過ぎるというか、球が真ん中へ真ん中へ入っていくような感じでね、打たれた村上の打球は「やられた!?」かに見えたけどフェン直のタイムリー2ベースになった。命拾いをしたよな。その後は立ち直ったけど、6回にビッグイニングを食らった。中盤にビッグイニングを食らうのは前回登板の巨人戦でもあった。この辺、暑さもあるんだろうけど、夏場に来ての大瀬良の投球に少し不安が出てきたように思う。まぁもともと夏場はあまりよくない投手だから今季はむしろ頑張ってくれていると拍手を送りたい。勝負の9月にはしっかり調子を戻して頑張ってほしいよな。
気になる先発陣の「連打癖」
この日のスコアは3-6。もっと長いゲームになってもおかしくないけど、終了したの20時半。2時間半ほどのゲームだった。それもそのはず、両チームの投手はほとんど四球を出していない。ヤクルト投手陣はゼロだし、カープも大瀬良が2個。
もっと面白いなぁと思ったのはこの日ヤクルト打線が放ったヒットは7本。先制点を取った初回に2本。ビッグイニングの6回に5本。得点したイニング以外はノーヒットだ。なんかもったいないというかね、大瀬良、踏ん張れなかったかなぁとというのはあるっちゃぁある。
しかし夏場のカープの戦いぶりを見ていると先発ローテ投手が急に連打を浴びて止まらなくなる傾向はあるのかなぁと。この日の大瀬良も今回、そして前回登板も好投しながらもビッグイニングを作られ負け投手に。床田も主に立ち上がりにそういった傾向があるし、九里もここの所、ゲーム前半で連打を食らって少し信頼を失いかけている。むしろアドゥアや玉村の方が安定しているようにも見える。投球内容が良くても勝ち星が伸びない大瀬良や九里といったあたりはその辺の連打癖も影響しているかもしれんねぇ。それでも今季は二人ともローテをしっかり守ってきてくれているし、勝負の9月に向けて修正して頑張ってほしいよな。
末包お目覚めのマルチHR!!
故障明けに一発打ってから快音が聞こえなくなった末包がこの2本のHR。2本目は完全に吹っ切れたスイングしていたし、復活しそうだよな。なんでも26打席くらいヒットが出なかったようでスタメンを外れるゲームも増えてきていたよな。そんな末包が新井監督の直接指導を仰いでタイミングの取り方を見直したようだねぇ。いい感じで振れるようになったようだ。
まぁ新井監督も新井監督で直接指導後にいきなり4番に起用。そして末包が2HRで応える。この二人の相性もバッチリといった感じだよな。
1本目は泳ぎ気味だったけど、上手くバットに乗せて最前列まで運んだ。2本目は長谷川の強い真っすぐを豪快に跳ね返した。どうだろう??いずれもボール球のように見えたけど、やはり打撃ってのは「タイミング」だなぁとつくづく感じたねぇ。明後日から東京ドームで巨人との首位攻防があるけど、1本目のような打ち方のHRがまた見れそうな気がする。巨人戦での強さを昨季は見せてくれたけど、首位攻防戦前にこういった結果が出ると本当に心強い。期待したいねぇ。
巨人とのゲーム差なしも今日勝てばどうってことない
カープが破れ、巨人はDeNAに大勝。これでゲーム差がなくなった。ゲーム消化が遅い分まだカープが上にいる状況だ。尻に火が付いたなんてことを言われるかもしれないけど、これ、カープがずっと独走状態で来ていて、こうなったらそれこそ尻に火がつく状況になるし、メンタル面のコントロールも難しい。しかし、今季は6チームの混戦から1チームずつ脱落していってカープが首位、2位巨人、3位阪神の状況。阪神もカープが負けたので首位に半歩詰め寄る形にはなっているけど、脱落しかけている。こういう展開のシーズンだからな、この差はどうってことないし、まだまだ勝負は先。明後日から首位攻防と言われるけど、カープ的には一つ勝てれば問題ない。だからこそ巨人戦の初戦に森下を回したわけで、新井監督を筆頭としたベンチも非常に冷静にこの混戦を戦えている印象がある。頼もしいよな。
とは言ってのこのヤクルトとのカードは雨中があって2連戦。初戦を落としているわけで、今日のゲームは何とか取りたいよな。カープ先発は九里。前回のDeNA戦では早々にマウンドを降りただけに名誉挽回と鼻息も荒いだろう。ヤクルトはベテラン・石川。早いイニングでつぶして戦意喪失させたい。今日はとにかくしっかり勝って首位攻防戦に向かいたいよな。
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