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天王山「自分たち野球」で見事に敵地で勝ち越し!!こりゃ、もう、間違いないっしょ!!

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム 【広島】9回に追いつき10回に勝ち越し「エキサイティングなゲームだった」/新井監督一問一答
<巨人1-2広島>◇22日◇東京ドーム

広島が粘り強さを発揮した。2位巨人との首位攻防戦第3ラウンドで、0-1で完封負け直前の9回に小園海斗内野手(24)の適時打で追いつき、10回に矢野雅哉内野手(25)が決勝打。3連戦を2勝1敗と勝ち越し、23日からは地元に戻って3位阪神との3連戦に臨む。最短で24日に優勝マジック28が点灯する。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

野球だけではなく、なんでもそうだと思うけどやっぱり「自分たちのスタイル」を持っている者は強いなぁと。巨人との首位攻防戦、1勝1敗で迎えた3戦目はまさに「カープの野球」をしっかり体現し、延長戦の末の逆転勝利。こうした大事な場面で「自分らしさ」をチームも選手たちも見せてくれた。こうなると「強さ」を感じさせてくれるよな。

アドゥワと戸郷 対照的だった両先発

まずは先発投手。カープは前回登板で巨人打線を完封したアドゥワ。巨人はこれも2週前の同カードでカープを完封した戸郷。完封対決となったけど、今回の対戦は非常に対照的だったよな。完璧にカープ打線を抑え込む戸郷に対し、アドゥワは初回からピンチの連続だった。それでも初回の守備の好判断だったり、自身の粘りで6回1失点でまとめた。ヒット10本打たれても土俵際で踏ん張る投球は巨人ベンチを苛立たせただろう。四球も一つだけと打たれても粘って粘っての投球だったし、粘りの中にやはり気持ちが感じられた。腕をしっかり振ってね、見事な粘りを発揮してくれたよな。勝ち星はつかなかったけど、勝利の立役者であることは間違いない。今後の登板も楽しみだよな。

巨人・戸郷はスイスイとカープ打線を3安打に抑えて9回まで来た。まぁ個人的には9回は大勢が来られたら終わるなぁと思っていただけに戸郷が9回のマウンドに上がったときは「何かあるかも!?」と色めき立った。まぁ巨人ベンチも難しい判断だったと思うけど、結果、悔やまれる続投だったよな。

小園「技あり」の同点タイムリー!!

この日9回目のマウンドに上がった戸郷。この9回目はこれまでの8回とは違った気持でマウンドに向かっただろう。これまでは「チームの勝利」という大義名分を胸にマウンドに上がったけど、9回目はそれプラス「完封」という言葉が加わった。これで投球を乱したように思うねぇ。
そうしたちょっとした心に乱れをカープ打線が見逃さなかった。先頭の野間が外角やや高めの真っすぐを叩きつけると打球が高く跳ね上がりサードの頭を超えるヒット。戸郷としては打ち取ったあたりではあった。あったけど、野間の執念というかねぇ??いや、野間だけではなくカープナインの執念が打球を大きく跳ねさせたような気がしたねぇ。
ここで代走・羽月を起用。矢野がきっちり送って1死2塁。ここで小園だ。ここまでのお膳立てだけど羽月の走塁にしても矢野のバントにしてもこの大事なゲームという中で難なくチャンスを作れるというのがね、当たり前のようだけど非常に難しいこと。この辺を「しっかり」というより「いつも通り」に決められるところに矢野という選手の成長を感じるんだよな。

このチャンスに小園も変に気負ったり、硬くなったりせずに非常に冷静だったように思う。戸郷は初球・2球目と真っすぐで小園を追い込んだ。3球目はフォーク。どうだろう??巨人バッテリーはこのフォークは決して勝負球ではなかったように思う。外のボール球でうまく手を出してくれればラッキーくらいの「遊び球」だったように思う。逆に小園は甘くなったフォークを一か八かで待っていたような気がする。
戸郷が投じたフォークは高さもコースもストライクゾーンに来てしまった。本来の戸郷のフォークはひざ元当たりの真っすぐのように来てストンと落ちる。ワンバウンドするくらいの落差だから打者から見るとボールが消えるような感覚だろう。おそらくこの球はこの日投げた一番甘いフォークだったように思うねぇ。
小園はその球を見逃さなかった。必死に食らいついてセンター返し。見事なタイムリーだったよな。戸郷も決して勝負球を打たれたわけではないので非常に悔いの残る一球だったろう。本当に野球は何が起こるかわからんよな。

小園の話に戻るけど、この3連戦非常にいい働きをしてくれている。ポイント、ポイントで熱さと冷静さをうまくコントロールしてゲームに臨んでいるように見える。このカードの初戦の押し出しもそうだし、このゲームの初回の守備もそう。そして同点打もそうだけど、非常に視野を広く持って野球に向き合っている印象が強く残った。これも「成長」だろう。今後の活躍が楽しみだよな。

矢野が154Kmをはじき返して決勝打!!

カープが9回土壇場で追いついた。接戦ならこっちのペースと延長10回に見事に勝ち越した。巨人3番手・ケラーを攻略。この辺も決勝打を打った矢野が非常に冷静に打てる球をしっかり待っての結果だったように思う。

先頭の中村奨が倒れて1死から菊池が四球を選ぶ。ここでこの日スタメンを外れた秋山がライトへ2ベース。見事だったよな。これでチャンス拡大だ。続く上本は外野フライ狙いの打撃もやや詰まって浅いセンターフライ。タッチアップは無理だった。これで2死2,3塁。ここで「俺たちの矢野」だ。
高めに弱いデータでもあるのだろうか??巨人バッテリーはケラーの剛速球を高めに集める。個人的にはちょっとやり過ぎというか、続ければ続けるほど矢野はタイミングを合わせやすくなる。ケラーが矢野に投じた7球のうち5球が高めの真っすぐ。7球目の釣り球はやや外寄りに来た。これを矢野がバットにぶつけてサードの頭を超えた。ヒロインでも同じところにずっと来ていたので狙っていたといっていたし、この日TV解説の浩二さん、村田さんも高めの速球を打ち返す教科書のような打撃がと褒めていた。1塁ベース上に繰り出すガッツポーズも絵になっていたよな。154kmを打つなんて初めてとも言っていた。この辺にも矢野がプロ野球選手として成長している証だろうし、矢野自身もそれを感じ自信を深めていってくれるだろう。もともと守備で入った選手だけど、守備からどんどん経験を積んで打撃が向上すると非常に息の長い選手になるパターンが多い。これからの成長も本当に楽しみだよな。

天王山で見せつけた「自分たちの野球」

長い間プロ野球を見ていると優勝するチームというのは大事な夏場で信じられないようなミラクル劇で勝ったりして勢いづくパターンというのはよくある。まぁ実力以上のものを引き出して勝つんだからそら、乗ってくるよな。
この天王山はそういったミラクルはなかった。派手な一発や逆転劇もなかった。それでも昨日の勝ち方がカープファン的には「劇的」だったし、ある意味「痛快」だったように思う。そして巨人も昨日の負け方にはダメージが相当残ったように思う。それは何故か??

答えは一つしかないだろう。今季の新井カープが自分たちの野球で勝ち越しをもぎ取った。これ以上のことはないだろう。打てないながらも必死に食らついて、投手が粘って失点を抑え、最後は粘り強く点をもぎ取り勝ち切る。これこそ今季の「自分たちの野球」だろう。これを体現し続けることによって選手たちが成長していった。ある意味、この天王山は選手たちの成長をまざまざと巨人に見せつけることができた。新井監督がコメントしていたけど本当に選手たちが成長した成果を見せつけることができた。高校野球じゃないけど、試合を重ねながらどんどん強くなってきている。そんな感じだよな。

これでこのカード勝越しに成功。巨人とのゲームは2に広げることができた。そして今日から地元に戻って阪神戦だよな。
昨日は3位阪神、4位DeNAともに非常に不味い負け方をしている。両チームとも連勝できながらも阪神は守備の乱れから、DeNAは大逆転負けを食らっている。この大事な8月でも不安定さは否めない。やはりカープと巨人の戦い方に安定感を感じるよな。星勘定から言えば巨人に勝ち越したから阪神に対して3連敗しなければ問題ないだろう。初戦を取れれば、本当に自分たちのペースでこの3連戦も戦えるだろう。
カープ連勝、巨人連敗で優勝マジックという話もあるけど、勝ち続ければいつかは出るもの。これからも今季培ってきた「自分たちの野球」を貫いて栄光を手にしてほしいよな。

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