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なぜカープは中日に弱いの!?バンテリンでの接戦は中日ペースに!?消極采配??でひっくり返せず完敗+首位陥落…

強いカープがみたい!
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情報源:デイリースポーツオンライン 中日に弱い広島 痛恨敗戦で首位陥落 鬼門の中日本拠地で2カード連続負け越し 巨人が首位浮上
広島が鬼門・バンテリンドームで敗戦し、首位陥落となった。2位は7月31日以来。2カード連続負け越しで勢いに陰りが見られ始めた。

新井監督は0-2の五回に勝負手を打った。坂倉、堂林の2者連続長打で1点を返し、なおも1死三塁で矢野がスクイズを敢行。しかしファウルとなり、矢野は投ゴロに倒れた。さらに指揮官は2死二塁で投手・九里に打席が回ったところで代打に上本を起用した。

ロースコアが続く同球場での試合、相手の勝ちパターンが強力であること、翌30日の中止が決定しており、中継ぎ陣がつぎ込めることを考慮したのか、早めに仕掛けてたが、上本は左飛に倒れ、絶好の同点機を逸した。

台風の接近に伴い雨風はもちろん、各球団、移動の影響も考慮して神宮とハマスタは中止に。屋内球場のバンテリンドームだけゲームが行われた。2位巨人のゲームがない時に勝っておくのが上位チームの鉄則だけど残念ながら中日に完敗。首位の座を明け渡す形になった。今季、中日を苦手にしているカープに対して色々言いたいことがあるんだろうけど、なぜこれほどまでに中日に弱いのか??それに輪をかけてバンテリンドームで弱いのか??あくまでも個人的な意見だけど昨日のゲームにその理由がちりばめられていたように思うねぇ。

休養十分の九里一発に泣く…

先発は一度抹消してリフレッシュしてきた九里。一部先発投手に与えられた「チケット」を利用したのかな?前回登板を白星で飾り、しっかり調整してのマウンドだっただけに期待も大きかった。その期待通り序盤は完ぺきな投球を見せてくれたよな。
3回2死から投手の松葉にこの日の初安打を許した。まぁこの時にちょっとイヤな感じがしたんだよねぇ。ちょっとノリすぎていないかと。

そして4回に先頭の福永にヒットを許すも細川・カリステを打ち取り2死1塁。打者は宇佐美。なんとなく九里も先頭は出したけど、ここまでくれば大丈夫とちょっと気が抜けたのかもしれん。そう、前のイニングに松葉にヒットを打たれた時のようなムードが出ていて九里マニアのアタクシとしてはちょっとイヤ感じで見ていた。そして宇佐美に対しての初球、中日ベンチはランエンドヒットを仕掛けてきた。九里の投じた球はインコース寄りのチェンジアップかな??コースも甘かったよな。サイン通りにバットを出した宇佐美の打球はそのままライトスタンドに吸い込まれた。2ランだ。ここの所のバンテリンでのこのカードは2点取った方が勝っている。カープベンチも、我々カープファンも予期せぬ一発を食らって正直「キビしい」といったムードが広がったように思うねぇ。これがバンテリンでの難しさなんだろうと思うわけよ。

坂倉・堂林の長打で反撃開始!!

2点を失った直後の5回。先頭の坂倉が3ベースで出塁した。3塁はいい送球ならアウトっぽかったけど、送球が坂倉に当たってラッキーだったよな。続く堂林も左中間を抜く2ベースで1点を返した。なおも無死2塁。同点は固いと確信したカープファン同志も多かったんじゃないだろうかねぇ??
ここに来て坂倉が調子を上げてきている。打球の鋭さというかねぇ、いいライナーが飛ぶようになってきた。坂倉本来の打撃といっていいだろう。堂林もチャンスに弱いイメージだし追い込まれていた状態で期待薄だったけど、見事にインハイを打ち返した。見事だったよな。これで一気に中日先発の松葉をKOできるムードになってきたのは間違いなかったよな。

押せ押せムードなのにアウトを一つあげちゃうの??

無死2塁。もうここは小細工はいらない。いきなり長打2本を食らった松葉をこのイニングでKOできれば、後半も戦いやすくなる。ここが勝負所だよな。打線は下位に入ってきている。場合によっては九里にも代打という展開は当然「アリ」だと思っていた。
続く7番菊池の場面。菊池は初球からバントの構えを見せていた。1死3塁の形を作って「まず同点」というベンチの意図が伝わってきたよな。まぁこれまでの新井カープの野球からすると当然と言われてもしょうがないと思うけど、アタクシはここは一気に攻め立てる選択肢を取ってほしかった。結果、菊池はバントを決めて史上5人目の350犠打達成。ホームランを100本以上打っている選手で350犠打の記録は初だそうで、いかに菊池が守備だけではなく攻撃面でも貢献してくれてきたのがわかるよな。
新井監督もまさか記録のために送りバントのサインを出したわけではないと思うけど、このバントが松葉を助けてしまったように思う。ここにカープがバンテリンドームで苦戦する理由が見え隠れしているように思うねぇ。まぁそれは後で書くとしよう。

1死3塁で打席には矢野。まぁなんでもできるといえばできるけど、何度も言うけど「同点狙い」という目的なら矢野という打者はいろんな意味でこの場面での適任者だろう。それを証拠に3球目にスクイズを敢行した。残念ならファールとなって追い込まれてしまい、結局打つことしかできなくなってしまった。5球目を打ったセンター返しはヒット!?と思ったけどうまい具合に松葉のグラブに収まり3塁走者が封殺。2死2塁に場面が変わってしまった。残念ながら菊池の350犠打も点にはつながらなかったということになっちまったよな。

カープベンチはこの場面で九里を諦めて上本を代打起用。外野フライに打ち取られてこのイニング1点どまり。同点にすら追いつくことができなかった。まぁこのイニングが敗戦の大きなポイントだろうねぇ。

中日に勝つなら一気に引き離す野球を

今はバンテリンドームというけど、本名ナゴヤドームが中日の本拠地になったときに中日の野球は大きく変わるといわれた。それまで本拠地としていたナゴヤ球場は非常にホームランが出やすく打撃戦が多かった。それが一気にホームランが出づらい広いナゴヤドームに本拠地が変わるわけで、中日球団もチーム編成を変える必要性に迫られた。俊足・好打の選手を集め、投手力を強化。落合監督が就任して長距離砲はFAで補強。タイロン・ウッズや和田といった中心打者、正捕手に谷繁を補強。そしてブランコのような化獣を連れてきて球場の広さに関係なく長打を生み出せる補強をした。パワーヒッターを中軸に据え、あとは若手から鍛えた森野、井端、荒木でセンターラインを固めた。落合監督時代の中日のチーム編成は見事だったし、黄金時代を築いたのはいうまでもない。ただ、金はかかったのは事実で、その反動が今に来ているといってもいいだろうねぇ。

カープはこの頃からナゴドで全く勝てなかった。序盤2,3点勝っていても追加点が取れずにいつの間にか追いつかれ、追い越される負けパターンを繰り返していた。中日にどうやったら勝てるんだ!?なんて記事を書いたこともある。その頃の野球を今季もやっているように見える。確かに今季の新井カープは接戦をモノにしてきた。このゲームも序盤まではむしろカープペースだった。ただ、この球場に限ってはそのような戦い方はむしろ中日の土俵で野球をすることになる。時には一気に引き離す野球をするのもこの球場で勝つ方法なんじゃないかと思うんだよな。

なので5回の菊池の送りバントに関しては疑問というか、それでいいのか??と問いたい気持ちになった。中日サイドからすれば、苦手な九里に対して2点を先制。あとは松葉が6回くらいまで粘ってくれれば盤石のブルペン陣で逃げ切れる。そんな青写真を立浪監督は描いていただろう。ところがその直後に2本の長打を浴びて1点差。中日ベンチが慌てないはずがないし、松葉もこんなはずじゃと気持ちの整理がついていなかっただろう。その動揺を突いて一気にひっくり返す最初で最後のチャンスだったように思う。松葉もアウトを一つとれば落ち着くだろうし、攻め手としてはいかに最初のアウトをやらないという姿勢でぶつかって行けば一気KOに持ち込むくらいの展開になっていたかもしれない。新井監督も勝負どころとこの場面で九里に代打は当然考えていたはず。ならば一気にビッグイニング作るぞという意思表示をしてほしかったので送りバントはあまりにも消極的に感じてしまった。

勝負をかけるならば最低でも同点までもっていかなきゃいかん。まぁ新井監督はその最低ラインを狙っての送りバントだったのだろう。ただ、この球場で同点のまま終盤に行けばそれはそれで勝ち越し点を取るのが難しくなる。中日に分がいいチームは先発を序盤で叩いているケースがほとんどだからな、カープと同じで得点力がないから引き離されるとどうしてもあきらめムードになる。そこまでこのイニングを狙って攻めて欲しかったと思っている。

ゲーム展開上同点にもできなかったのが後を継いだブルペン陣の失点にもつながっているように思う。中日に、バンテリンで勝つには勝負所で積極的にビッグイニングを作る攻撃を目指し、点が取れればそれはそれでいいし、仮に取れなくても中盤以降にも期待が持てる。そうやって中日を「追い詰める野球」が個人的には効くような気がしているのでちょっとあのイニングの送りバントには疑問が残った。まぁ終わったことだし、仕方ないけどな。

1か月ぶりに首位の座を明け渡すもここからが勝負

巨人がゲームがなかったというのもあって、カープはとうとう首位から陥落した。まぁこれでペナントが終わったわけではなく、勝負はまさにこれからだよな。「勝負の9月」。ここを戦い抜くにはいかに新井カープが今まで通りの野球ができるか否か。それをやり通してもテッペンでなければ、それはそれで仕方ない。それでもカープファンは新井カープの戦いぶりについては納得してくれると思っている。悔いのないように戦ってほしいよな。
この「勝負の9月」はプレッシャーとの戦いでもある。負けられないゲームが続く中、へこたれたチームが脱落していく。ただ、仮に脱落してもその先にはCS争い、順位争いもある。負けられないのはカープや巨人だけではない、どのチームも「負けられない戦い」が強いられるのが9月だよな。だから連勝・連敗も多い月でもある。
昨季のカープの9,10月の成績は9勝14敗。途中6連敗があった。優勝争いから脱落し、下からDeNAの突き上げを食らった。15勝11敗だ。この2チームの成績を見ても1か月で5ゲーム差を縮められた。ペナントレースがあと2,3試合多ければひっくり返されただろう。今季は今のところ3位阪神との差が4.5差だから1か月でひっくり返される可能性は十分にある。ただ、そこを見て野球をやっていたら本当にやられる。前を上を向いて戦い抜いてほしいよな。
このバンテリンでの3連戦は選手にも少し硬さが見られたし、采配も少し消極的に見える場面もあった。今日はゲームが中止だけど、しっかりこれまでの自分たちの野球がどんなものなか??みんなが一つになって勝負の9月を戦い抜いてほしいよな。
本当の厳しい戦いはこれからだ。頑張れ!!カープ!

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コメント

  1. 鯉の新井 より:

    Mage さん、こんばんは。鯉の新井です。
    バンテリンで勝てませんねえ。見てると手を打つのが
    遅いですよね。火曜日に7回に森下に代打なしってのは
    あまりのんびりしすぎだなあと思いましたね。新井監督には
    もっと柔軟性を持って目の前の試合を勝ち取る執念を
    見せて欲しいですね。最近、よく話題になってますが
    2ヶ月もヒットが出ていない田中を使い続けるってのは
    勝利より自分の思いだけで起用を決めてるように思えます。
    とにかく監督自身が一皮も二皮も剥けてもらわないと
    巨人とのデッドヒートを勝ち抜くのは厳しい感がしますね

  2. MAX より:

    こんにちは
    試合の前半からバントするのは好きではないので、最近の前半からバントするのは正直打てない連打できそうにないみたいな消極的思考になってるかなと思いますね
    その癖に代打には上本や田中持ってきてますけど、特に田中は使う場面も限られますし一軍いるだけ枠の無駄だと思ってます
    まあ若手上げて代打しかしないのも登録日数無駄にするだけな気もしますけど

    新井監督就任時に選手に温情をかけてしまうなんて言ってましたけど、これからこんなことしてると普通に負けそうですけどね
    個人的にはエラーした後の矢野も競争を煽るためにどこか1日だけスタメンから外すべきだと思いました

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