情報源:デイリースポーツオンライン 広島・新井監督 痛恨4連敗も「今が底と思えば、どうってことない」 首位・巨人と1差、3位虎と1・5差「広島0-3中日」(6日、マツダスタジアム)
広島が後半戦初の4連敗で、試合のなかった首位・巨人とのゲーム差は1に広がった。今季初の中5日で先発した大瀬良大地投手(33)が初回に自身10年ぶりの2者連続被弾で3失点。今季10戦目にして本拠地初黒星を喫した。打線も今季19度目の完封負けとなったが、新井貴浩監督(47)は「今が底と思えば、どうってことない」と前を向いた。まずは7日の一戦で連敗を止めたい。
ごめんなさい。今日は忙しくてなかなか記事を書く時間が見つかりません。この記事も仕事の合間を縫って継ぎはぎで書いているので変な文章になっていたら、ご勘弁を…
これが勝負の9月の恐ろしさ
確かに中日戦は今季分が悪いカープだけど、地元ではそれなりに戦えている。ハマスタで喫した3連敗のショックも地元に戻れば…と期待していたカープファン同志も多かっただろう。しかし残念ながら大瀬良が初回に3点を失い、打線は中日投手陣の前に沈黙。打撃が決していいわけではないカープにとって常に追いかける展開というのは本当に厳しい。まぁ連敗中だからそうなのか??そういう展開が続いているから連敗しているのか??この辺は完全に流れが悪くなっているってことだと思う。まぁこういう厳しい展開の中で何とかここを抜け出して優勝となれば、それは喜びもひとしお。アタクシは優勝することしか頭にないからな(笑)、新井カープの試練だと思って見守ることにしているよ。
まぁアタクシのように割り切れるファンは恐らく少数派だろう。昭和からのカープファンは逆に「これから」と思っている人も多いように思う。しかし3連覇時代にファンになった同志たちにとって、ぶっちぎりの展開ではないだけに、今季の新井カープに物足りなさを感じているかもしれん。まぁあの3連覇時代のカープが今季の混戦に身を置いていたら、とっくに脱落していたと思う。あの時のカープはこうした痺れるような展開では勝てなかった。短期決戦でも勝てなかった。優勝しても勢いのあるチームに飲み込まれ日本シリーズに出られなかった。そういった「弱さ」を強さとともに兼ね備えていたように思う。今季の新井カープは本当に粘り強く、打てなくても自分たちの勝てるスタイルを持っているし、大きく脱落しないだけの要素をアタクシは兼ね備えていると思うので、本当に1つ勝てば風向きは変わってくると思っている。今、新井カープは「勝負の9月」の恐ろしさをまざまざと見せつけられている真っ最中といったところだろう。このまま連敗を重ねれば、当然脱落していくだけ。ただ、アタクシは新井カープはこのままで終わらないと思っている。
大瀬良「慎重に行き過ぎた」もったいない初回の3失点
ハマスタからずっと続いている「負の連鎖」。それは先制点を許すこと。それも初回の失点はどうしても連敗中だとチームのムードが沈んでしまうよな。この日先発の大瀬良には何としてでも序盤3イニングくらいは0で言ってほしかったというのはカープファン共通の願いだったろう。その立ち上がり幸先よく2死を取るもカリステにヒットを打たれ、細川にツーラン。続く宇佐美にも被弾。この辺は丁寧に言った分、球威という部分では弱かったのかもしれんねぇ。
2回以降の大瀬良の投球を見れば、いかに初回を意識していたかがわかる。残念ながら大瀬良でもこの負の連鎖は止められなかった。残念だったよな。
4番堂林がブレーキ…
このゲームは終わってみれば「中軸の差」といっていいだろう。初回に中日は4番、5番が一発を打って主導権を握った。対するカープは小園は好調ながらもこの日4番に入った堂林がノーヒット。5番の坂倉も最終回でようやくヒットが1本。やはり中軸が打たんと野球は勝てないよな。
特に8回のチャンスに回ってきた堂林は空振りの三振に終わった。初回のチャンスは四球を選んだけど一打欲しかったというのはあるし、ここで打っていれば、初回の失点の重さも薄まっただろう。残念な打席が多かったように思うねぇ。
打ち取りやすい打者を4番に据えるのは今のカープのカラーには合わないのでは??
中日の先発はカープが大の苦手にしている松葉。この松葉を意識してかカープベンチは4番に堂林を起用した。恐らく「相性」ということなのだろう。末包と松葉の相性はどうかわからんけど、末包も少し打撃を崩しているようにも見えたし相性重視のオーダーだったのだろう。
ただ、アタクシはこの連敗中、勝負の9月ということを考えると堂林の4番というのは決していい策だとは思えなかった。昨季の堂林なら、うなずけるけど今季の堂林では厳しいと感じたねぇ。それはなぜか??
今季の堂林、いや入団からずっとそうだけど、堂林というのは教科書通り投げれば抑えられるのが比較的容易な打者。それも「三振」を取りやすい打者なんだよな。昨季のように2ケタHR打っているような調子ならまだしも、今の堂林には好調さは感じられない。恐らく中日ベンチも4番堂林を知ったとき、組し易いと感じただろう。
このブログでは何度も書いたけど堂林は追い込まれると三振の確立がグンと上がる。なので相手チームは堂林を打ち取るというよりは「三振」に仕留める前提で配球をしてくる。このゲームでもチャンスの場面8回がそうだった。真っすぐ系の球でファールを打たせる。好調な堂林だとこれを仕留められるんだけど、普段の堂林は大体ファールか空振る。2球目も大体同じような球に手を出して追い込まれる。あとは外のスライダー、もしくは落ちる球を続けるだけで打ち取れる。最初は見送ることができても続けられると我慢ができない。そういう打者として映っていると思う。
堂林という打者にベンチは何を期待するのか??昨季の堂林なら個人的には4番でも何ら問題ないと思っていたけど、今季はやはり穴がありすぎる。このゲームは松葉との相性重視だろうけど、勝負の9月に相性重視に頼るのはちょっと違うような気がしているし、新井監督、藤井ヘッドもシーズン中盤までは多彩なオーダーを組んできたけどオールスター後はスタメンの顔ぶれもほぼ固まってきていた。これは恐らくカープ首脳陣のシナリオ通りに進めてきたことだろう。現にこのゲームの8回は2死3塁の場面で小園を歩かせて堂林勝負で中日バッテリーはピンチを切り抜けた。これが4番に末包が座っていたらどうだったろうか??相手からすればこうした策を施しやすい打順になってしまうんだよな。こうなると今季粘って粘って点をもぎ取る野球をするカープのカラーからすれば、こうした淡白な打者を4番に置くというのはちょっと違和感を感じずにはいられなかった。堂林のせいで負けたとは言わんけど、4番堂林で勝てるのか??ということ。ちょっと疑問が残る起用法だったと思うねぇ。
この日の堂林起用は首脳陣がなんとかしようという「もがき」にも見えた。勝負の9月、今更もがいてもしょうがない気もする。今までやってきたことに自信をもって精一杯グランドでぶつけてくれればいいと思う。もう、今日のゲームが始まるころだと思うけど、これまでの戦いに自信と誇り持って残りゲーム駆け抜けていってほしいなぁと思うねぇ。
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