情報源:デイリースポーツオンライン
広島・ドラ1常広 新井マジック大抜擢!V争いド真ん中15日DeNA戦先発で1軍デビュー 8日2軍ソフトバンク戦で完封
ここで来るのか!!広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=が15日・DeNA戦(マツダ)でプロ初登板初先発することが9日、明らかになった。熾烈(しれつ)な優勝争いのまっただ中での初陣となる。チームは10日から1差で追う首位・巨人と3連戦。このカードで3連勝するとマジック16が点灯する。先輩たちが流れをつくり、黄金新人に勝利のバトンを渡す。
日曜日のゲーム、カープは残念ながら序盤の失点が重たく中日戦も地元で負け越し。1勝5敗で大事な7連戦前の6連戦を終えた。長くプロ野球を見ているとやはり「勝負の9月」に入った途端、これまでの野球ができなくなってしまうチームというのはたくさん見てきた。残念ながらそれがカープであり、巨人。そして勝負の9月にエンジン全開となってきたのが阪神とDeNA。おそらく最後の最後までグチャグチャだろうねぇ。その中で新井カープがどう抜け出すのか??この7連戦を負け越せば、個人的には「脱落」だろうし、下手すりゃ4位で終わる可能性もあると思っている。やはり「連敗」ね、これがこの時期は一番キツい。先発陣がそろっているカープは今季の連敗は4が最高かな??大崩れはしないんだけど、やはり先に点を取られるのは苦しい。1点ならまだしも3点、4点となると苦しいよな。その典型が4連敗中であり、中日との3戦目もそうだったよな。
勝負の9月は打高投低??
今季のカープはファンの目から見ても「打てない」「点が入らない」という印象は誰もが持っているだろう。それでも投手が粘って接戦に持ち込み、勝ち越し点をもぎ取って勝ち切る。この「勝ちパターン」をより多く実践できて来たからこそ、今の位置にいるわけで、やはり勝つ形を持っているチームは強いよな。
DeNAのように打線のチームなら調子のいい時はその怖さを発揮しして相手を叩き潰す野球ができるけど、残念ながらその打線がしぼんだり、核になる選手を欠くとガタつくよな。
巨人も菅野と戸郷の2枚看板と大勢という抑えがいる。でもこの3人のどれかを欠くとやはりガタつく。今季も大勢が戦列を離れてからカープに首位を明け渡した形になった。
阪神は昨季大活躍の村上頌、伊藤将がパッとしなかった。ここで岡田監督は先発ローテを再編、青柳や高橋遥を入れてローテを作りなおしてからチームの状態も良くなった。ここに来て大山、森下、サトテルに長打が出るようになってきた。4チームの中では一番バランスがいいだろう。
カープの話に戻そう。中日との初戦、3戦目をみれば一目瞭然だけど、この3連戦は「一発」でゲームが決まったように思う。初戦は大瀬良が細川と宇佐見に一発食らってそのまま終わったし、3戦目も初回の細川の一発、2回の木下の一発だ。2戦目は取ったけど、ここでは坂倉が一発を打った。振り返ってみれば「一発打たれた方が負けている」のよ。このブログを長く読んでいただいている方ならご存じだと思うけど、アタクシが長く吠え続けてきた「長打力不足」ね、この補強が上手くいかなかった、助っ人補強が上手くいかなかったツケが来ているようにも思えた。デビッドソン、帰ってこいという一部の鯉党の嘆きもうなづける。そんな中日3連戦だったよな。
勝負の9月に入ってこれまで投手力で上にいたチームが打力の強いチームにやられ始めている。今季は投高打低のシーズンと入れているけど、この9月は打高投低のムードが強いように思うねぇ。
今のカープ、どこだけ見たような…!?
先週は4連敗を含む1勝5敗。これも先発陣が先に複数失点をしてそれを追いかけるも、ピストル打線で一歩届かず。そんな展開が続いている。この風景、今季一度見たことがある。それは7月上旬に3連敗、1つ勝って4連敗というのがあった。この時のチーム状態すごく似ているように思う。まぁ勝負の9月にチームのピークをという目論見が上手くいかなかったということだろうし、新井監督も口には出さないけど、誤算を感じていることだろう。
くしくも7月の連敗は直前に地元でヤクルトを3タテしてから始まっている。9月も直前のヤクルトに1試合は流れたけど、2連勝して遠征から連敗が始まった。どことなく展開が似ているよな。まぁチーム状態はコントロールするのが難しいし、バイオリズム的な感じで意識していなくてもそうなるときもある。新井監督じゃないけど、「そういう時もある」のだろう。我々ファンも切り替えが大事だろうねぇ。
7月は3連敗、4連敗の後に7連勝
ただ、7月はこの連敗の後に7月下旬から8月上旬にかけて7連勝している。同じパターンで行けば、最後の最後でカープが抜け出す予感も少なからずアタクシは持っている。カープが巨人を抜いて首位に立ったのもこの連勝中だ。必ず反動は来ると思っている。思っているけど、残りゲーム数を考えると間に合うかどうか??そこがポイントかなぁと思っているよ。
九里を抹消、常広プロ初登板から見る新井監督の狙い
今朝のネットニュースを見ると引用記事にあるように15日のDeNA戦でドラフト1位常広がプロ初登板という情報が入ってきた。「この大事にな時期にルーキーを登板させるなんて」「なぜ九里が抹消!?」というカープファン同志の声が聞こえてきそうなニュースだけど、この辺に新井監督の狙いというか、目の前のことよりもカープの未来を見据えているのかなぁと感じるねぇ。
新井監督が一番大事にしているのはチームの、選手の「成長」なのだろう。今、こうした団子レースの優勝争いに身を置けている現実も「貴重な経験」ととらえる気持ちの方が大きいような気がしている。助っ人補強も望まず、今の戦力、特に若い選手たちが様々な経験を積むことを優先しているように思う。今季は確かに優勝争いをしているけど、これはこれで新井監督の中では「うれしい誤算」のように見える。常広をこの大事な7連戦中に先発させるというのは勝利よりも経験を重視し、今季色々あった常広に対しても今季のうちに1軍のマウンドを経験してもらう、それも大事な7連戦に登板させることに「意義」を見出しているように思う。上手くいけばいい経験になるし、自信もつく。その経験は常広の成長につながるし、ダメならダメで1軍で投げるために何が必要なのか??今季のうちに経験をさせたいという親心も多分にあるように思うねぇ。
決して勝負を捨てているわけではないだろう。プロ初登板、初勝利なんてぇのはよくある話だし、常広が打たれるかもしれんけど、抑えるかもしれん。まぁ前監督は名前で野球やっていたのから考えると新井監督の決断というのはある程度、支持したいねぇ。
それと九里の抹消だけど、どうだろう??この辺は地元の方の方が情報を持っているかもしれんけど、この7連戦が終わると長い連戦は5連戦が最高。と、なると先発投手は1枚不要になる。当然、その投手は中継ぎ、ロングリリーフ要員となってくる。その役割を九里が担うのか??それとも間隔を詰めて九里の先発を増やすのか??いずれにしても優勝争いの中で九里の力や中継ぎの経験も豊富だし、フル回転させるための充電期間のような気がしている。まぁ真相は企業秘密だろうけど、そんな匂いはするよな。
チャレンジャー精神を忘れずに
さていよいよカープにとっては今季最高の山場である7連戦だ。まぁペナントの展開がこうなるとはだれも予測はできないし、この首位、3位、4位と優勝争いをしているチームとの7連戦は仕組まれたものではない。まさに新井カープに対して野球の神様が「どうだ!?やってごらん」と言ってくれているようなもの。「厳しい」と感じるか、「やってやる」と感じるかは人それぞれだろうけど、カープの選手にはこの痺れるような7連戦をしっかり楽しんできてほしいと思う。
先日、同じカープファンの上の息子と酒を酌み交わした。息子曰く、中日に負け越しても「仕方ない」と割り切れるそうな。聞くと、今季もここまで十分楽しませてくれたからと。まぁアタクシも同じ。開幕前の評価は前年2位にもかかわらず低かったし、その中で新井監督と藤井ヘッド、そして投手力の躍進はアドバイザーである黒田さんの力も大きいだろうし、この首脳陣が戦えるチームを作り上げてきた。戦いながら作り上げ来てくれた。もう、それで今季は十分。そんな気持ちで見ているカープファン同志も少なからずいるだろう。だからね、この7連戦、是非ともこの緊張感を楽しんで欲しい。そう思っている。
これまでもここを勝てば、この連戦を勝ち越せばCS出れたりというチャンスをことごとくつぶしてきた歴史があるカープにとって、この連戦はある意味、酷なのかもしれない。でも若い選手も多いし、もともと評価が低かった中でここまで来たわけで、もう失うものは何もないくらいのつもりで思い切ってプレーしてほしいと思う。首位の巨人、昨季王者の阪神、ハマスタで3タテ食らったDeNAに対してチャレンジャー精神でぶつかって行ってほしい。結果はどうでもいい。その気持ちをもって対峙してくれれば仮に7連敗でシーズン終わってもいいだろう。大事なのは我々ファンにそう感じさせてくれる野球を見せてくれるかどうか。これまで培ってきた経験から大きく成長できた姿を思い切り披露するつもりでね、カープらしくひたむきに泥臭く相手に縋り付いて離さない、そんな野球を見せて欲しいよな。
さぁ 勝負の7連戦、みんなで応援しよう!!
コメント