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勝負の7連戦初戦は完敗…勝負の9月に過去のデータは関係なし!!大事な場面で引っ張れる選手不在が今後の課題??

強いカープがみたい!
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情報源:ニッカンスポーツコム
【広島】“Gキラー”森下暢仁、6回途中4失点7敗目「自分の実力不足」重要な7連戦初戦落とす
<広島1-6巨人>◇10日◇マツダスタジアム

“Gキラー”広島森下暢仁投手(27)が、巨人打線につかまった。

5回2/3、7安打4失点で7敗目。21年10月10日から続いていた巨人戦の連勝も8で止まった。「自分の実力不足ですし、こういう結果にしてしまったので申し訳ない気持ちです」。勝てば首位に返り咲く一戦を託されるも、期待に応えることはできなかった。

旧ツイッターであるXを見るとたくさんのカープファンもこの7連戦を前にして緊張しているなんてポストが結構見受けられた。そう、泣いても笑っても勝負の9月。そして優勝争いをするチームとの直接対決が続く7連戦。初戦を見る限りだと、どうもカープナインが完全にこの緊張感に飲まれてしまっている印象を受ける。まぁそう感じているのはアタクシだけじゃないだろうねぇ。この辺が長年のカープの「課題」でもある。長年Bクラスに喘いでいた「歴史」も大きく影響していると思うけど、克服するには本当に厄介な「顔」がこの9月に出てしまっているように思うねぇ。

対巨人8連勝中の森下が…

先発はカープが森下、巨人が菅野。まぁ巨人は先発ローテを詰めてこの初戦に菅野をぶつけてきた。今後の登板は全てカープ戦という噂もある。カープはローテ通りに森下だけど、前回登板のDeNA戦では5失点でマウンドを降りただけにちょっと心配なマウンドではあった。

初回、2番に入った坂本に一発食らった。勝負の9月に入って何度も見る光景。初回の失点、カープにはない武器である「一発」での失点。たかが1点、されど1点。非常にダメージが残る一発だった。ボクシングで言えば1ラウンドでいきなりいいパンチをもらっちまった。そんな感じだよな。

この日の森下はやはり、コントロールに苦しんだ。チェンジアップが高めに来てなかなか低めに制御できない状態。前回登板と内容はさほど変わっていない印象だったよな。それとせっかく2死とってもそこから菅野にヒット打たれたり四球出したりとリズムが悪かったよな。4回はカーブを多投してしっかり抑えたけど、6回にとうとう捕まった。これも2死からモンテスにヒット、続く浅野には肘をかする死球。まぁ森下は前回登板でも牧に死球を与えて崩れたけど、この浅野の死球はベンチに下がって手当てするほどでもなかったものだけど、森下にとってはダメージが残ったものになってしまったようだ。
続く、門脇の打球は左中間に落ちる打球。長打はないと外野が前に来ていた分、打球に追いつくのに時間がかかった。そのスキをついて1塁走者の浅野までホームイン。2点タイムリーとなってしまった。この辺はカープのお株を奪うような好走塁を見せつけられた格好になったよな。
ここで両軍のベンチが動いた。新井監督は8番小林を申告敬遠。9番の菅野勝負を選択。すると巨人・阿部監督はここで秋広を代打に起用。菅野を引っ込める選択をした。まぁ2死だけど取れるだけ取りたいと勝負に出たよな。その采配がズバリ的中。秋広にもタイムリーが出てこの回森下は3失点。2死走者なしからということで非常にもったいなさが残るイニングだったよな。

菅野対策は昔と変わらず…

対する巨人先発・菅野は今季の好調さをそのままにカープ打線をねじ伏せた…というよりはカープお得意の「早打ち」で逆に菅野がペースを握った。そんな印象が残った。
まぁカープの打撃コーチは大体好投手相手に対しては追い込まれると厳しいからファーストストライクから打っていくという何とかの一つ覚えみたいな指示が多いよな。これね、アタクシはシーズン中、それも春先とかまだまだ順位争いに大きくかかわらない時なら「それもあり」と無理くり納得するけど、残りゲームが少なく、順位のかかったこの時期にそんな能天気なことでいいのか?と思うのよ。カープの真骨頂は何なんだ??相手がイヤと思うことをしつこくやっていく、カープのスピリットは何なのか??こういう時だからこそそこを引き出せるような指示を出して欲しいなぁと。イヤ、指示なんかいらない。むしろそういった気持を引き出して打席で菅野に襲い掛かるぞ!!くらいのムード作りをするだけでいい。この位置にいるのは選手の頑張りがあってこそ。ならば、指示よりもムードであったりスピリットを燃やせるように持っていく雰囲気作りだけでいいように思うねぇ。この辺にやはり「勝つ経験」の乏しさを感じてしまうのはアタクシだけだろうかねぇ??

菅野という投手はここ数年厳しいシーズンが続いたけど、やはり球威に衰えが出てきたのが一番大きかっただろう。その球威が戻ってきて生き返った。「勝つ経験」をたくさん重ねてきているだけに、相手がどんな姿勢で来るのかがわかればそれを逆手にとって投球ができる投手。個人的にはカープの作戦を菅野が上手に利用された印象が強く残ったねぇ。さすがだよな。

カープファン同志の皆さんの中には菅野は中4日できているわけで、巨人ベンチも無理くり引っ張ることはしてこないはず。ならば、球数を投げさせる作戦の方が…といったご意見をお持ちの方も多いと思う。それも有効な作戦だよな。
小技を交えてマウンドの菅野を「動かす」ことも有効だったように思う。ベテランの年齢だし初回、2回くらいはセーフティなんかで右に左に動かすことも十分な「揺さぶり」だっただろう。カープを相手にする球団はこうしたことをやられるのが一番イヤなはず。何か、勝負の9月に来てカープ自身が自分たちの持ち味を忘れてしまったような、そんなゲームが続いているよな。

菅野5回降板で反撃ムード

0-4にされたけど菅野はマウンドを降りた。巨人サイドから見れば菅野に代打は勝負をかけたといっていいだろう。ただ、マツダスタジアムを苦手にしているし、まだカープの攻撃は4イニング残っている、7連戦の初戦ということを考えると継投策も難しくなる。まだ「勝てる」という確信はなかっただろう。
カープ打線も菅野がマウンドを降りたことで「まだまだ」という気持ちになる。6回はそういったムードで点が取れたよな。この攻撃も2死から。巨人のマウンドには船迫。2死から秋山がヒットで出塁。ここから左が続く場面で巨人ベンチは高梨にスイッチ。この高梨が矢野に四球。野間はフルカウントからライト線へツーベースで1点を返した。阿部監督の目論見を見事に崩した格好になった。なおも2死2,3塁の場面で小園は中飛に終わったけど、反撃ムードがマツダスタジアムを覆ったのは間違いなかったよな。ただ、残念なのは盛り上がったのはこの「一瞬」だけだった。

松本竜が打たれて試合が決まる

7回表。まぁここが大きなポイントになった。1点を返して3点差。苦手にしているマツダで3点差はまだまだ苦しいと巨人ベンチも考えていたはず。この7回表を3人で片づけられたら一気にカープに流れが…というシナリオを描いていたカープファン同志も多かったことだろう。
しかし7回にマウンドに上がった松本竜が背信投球。2点を失った。まぁこれでゲームが決まった感じになってしまったよな。
まぁ3点差のビハインドだから、「普通なら」松本竜でいいのだろう。ただ、物足りなさを感じたのは順位に影響する7連戦の初戦、確かに中継ぎの負担を考えるのは当然だけど、もっと勝負に出る継投をしてもよかったように思う。もちろん勝ちパを出す必要はないと思うけど、それでもハーンを出したりというのはあってもよかったような気がする。このイニングを抑えれば俺たちは行けるんだ!!というムードを演出してもよかったかなぁと。巨人ベンチとは対照的に「ムチ」がなかなか入らないというかね、この辺に9月、「乗り遅れている」感じがどうしてもしてしまうんだよねぇ。
このイニングをもし0でいったのであれば、アタクシはもう少し違う展開があったように気がしてならない。別に松本竜がダメということではなく、このイニングで松本竜が失点してしまっただけに、もう少し何とかならなかったか??という悔いが残る。結局7回は松本竜に任せた形になったけど、あらゆる投手を駆使ししてでもこのイニング0にという気持ちをベンチは示して欲しかったよな。

光る巨人の実績組の選手

このゲームは両チームの打線、先発投手の「実績の差」が出たように見えた。まぁ「さすが」とうならせてもらった。先制点をたたき出した坂本はこの日2安打。先発の菅野もカープ打線を5イニングを完ぺきに抑えた。こういう大事なゲームで実績のある選手がしっかり結果を出す。素晴らしいよな。
カープは対巨人8連勝中の森下。しかしこのゲームの内容を見るとそういった「データ」を感じさせなかった。マツダでも分がいいとされたこのカードだけど、巨人が強さを感じさせたし、カープの勝負弱さも同時に感じたカープファン同志は多かっただろう。
勝負の9月に入る前は「カープ有利」の声が圧倒的に多かった。その根拠はあくまでもこれまでのデータに基づいてのこと。「勝負」とは別物なんだよな。
この1戦見てもわかるけど、選手も元気はないんだけど、ベンチも「勝負」できていないように見える。9月に入ってムチを入れた阿部監督だけど、当初は取りこぼしが多かった。それでも菅野と戸郷でしっかり勝っているし、このゲームの勝ちは巨人ナインを「その気」にさせたようにも思えた。この辺のタクトさばきは見事といっていいだろう。まだ新井監督は少し慎重になりすぎているというか、選手を信じすぎているようにも見える。もっと大胆に動いてもいいように思うけどねぇ??

これで3位の阪神と0.5差となった。尻に火がついてきた感じだよな。まぁいいよ。一度3位に落ちるのもカープにとってはいいかもしれん。そこからまた這い上がってきて、優勝できずとも巨人や阪神を慌てさせるような何かを見せて欲しいと思っている。新井監督が下を向く必要はないといっているけど、その通り。まずはこの時期にこの位置にいることを誇りに思い、残りゲームでしっかり今季のカープの野球を表現してほしい。ファンも優勝すればそれはそれでうれしいけど、今、失いかけているのはそこなんで、まずはそれを取り戻して欲しいよな。今日の先発はアドゥワだ。立ち上がりに注目だけど、打線もね、もっともっと思い切ってやりたいことやればいい。グリフィンをあっちこっち動かしてこっちのペースに引き込んじゃえくらいの野心を持って頑張ってほしいよな。

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