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羽月の本塁突入失敗に見えてくる「積極性の限界」勝負の9月でも鬼門を破れなければAクラス入りは無理??

強いカープがみたい!
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情報源:デイリースポーツオンライン
広島 17年ぶり敵地9連敗 9月は4勝15敗の大失速 八回は代走・羽月が本塁憤死、新井監督「相手が『ここしかない』というところに投げてきた」
「中日2-1広島」(22日、バンテリンドーム)

広島が今月初の連勝を逃して再び4位に転落した。今月は4勝15敗、ビジターゲームは17年ぶりの9連敗を喫した。

先発・森下は同点の五回1死で涌井の二塁打からピンチを招き、村松に勝ち越し適時打。6回6安打2失点で、いずれも自己ワーストの5連敗で9敗目となった。八回は1死二塁で矢野が右前打を放ち、代走の二走・羽月が一気にホームを狙うも、細川の好返球で本塁憤死。バンテリンドームでは11試合連続3得点以下となった。以下、新井貴浩監督(47)の談話。

暑さ寒さも彼岸までとは昔の人はうまいことを言う。東京も今朝は涼しい朝で最高気温も28℃予想。ようやくといった感じになってきた。昨日はお彼岸ということで墓参り。久々に家族全員そろったということもあり、そのあとは実家で宴会だ。自宅に戻ったのは20時を過ぎていた。まぁ結構な暴飲暴食でグッタリしながらの野球観戦。まぁその前にもいろいろあったようだけど、やはりバンテリンの壁を打ち破ることができなかったよな。

森下5戦5敗…勝負の9月は「よく投げた」だけでは…

先発は9月に入ってから「4敗」の森下。対するはベテランの涌井だ。打線からすれば涌井からどれだけ点を取れるか??というのがポイントだったけど、初回の1点のみ。まぁこれが毎度毎度見せつけられるバンテリンドームでのカープの野球だよな。
ただ、初回に先制点を取っただけに、先発の森下には踏ん張ってほしかったというのはあった。2回裏に追いつかれて5回に勝ち越された。映像は見ていないけど、結果を見れば森下の「ミス」が発端となっている。同点の場面は細川への四球から、5回は投手の涌井に2ベースと先頭打者への四球、投手に打たれるというのは完全に投手のミスだし、「勝てない投手」の典型的な内容になってしまった。まぁ勝負の9月で自身の投球に対して思うところは森下もあるだろうけど、なんとなくそれを引きずっているような感じだよな。
もちろん6回を2失点は立派なクオリティスタートだけど、「勝負」となるとミスが絡んだだけに悔いが残る。これで5連敗で10勝9敗。シーズン終わって森下で貯金ができなかったとなるとやはり今季の「敗因」の一つにあげられるだろうねぇ。

羽月またもや本塁憤死…突入は正解だった??

さて、打線の方は中日投手陣に対し、チャンスは作れどあと1本が出ない毎度おなじみの拙攻で中日は勝ちパに入ってきた。7回は清水ではなく藤嶋が登板。チャンスあるかな??と思ったけど、見事に3人で片づけられた。そして8回に松山が登板。先頭の代打・磯村に四球を出した。
この日の松山は自慢の剛速球が影を潜めていた。150km以上の球がほぼなかった。こうなるともう一つの球種、フォークで勝負せざるを得なくなった。カープにとっては得点の大チャンスだったよな。カープベンチは代走に羽月を起用した。
続く野間がカウント2-2からのランエンドヒットで2塁進塁。1死2塁とした。ここで2番の矢野を迎えた。1ボールからの2球目、力のないストレートを引っ張った。しかし打球はセカンド・板山の守備範囲内…に見えた。打球は強烈。板山が飛びつき気味に取りにいくもそのわきの下をすり抜けてライト前に転がっていった。TV画像ではライトの細川がダッシュしてくる姿が見えたのでホームは無理でもよし、これで1,3塁と思いきや、細川がバックホーム。何と羽月がホームに突っ込んで来ていた。細川の好返球もあり本塁憤死。今季何度も見た光景だよな。

この羽月の走塁については賛否が分かれるところだろうけど、正直「またかよ!?」と感じたカープファン同志は多いだろう。以前にも羽月の走塁について書いたことがあるけど、積極走塁はやっていい時と悪い時がある。この場面は個人的には突っ込んではいけない場面だったと思う。ただ、本当に判断は難しかっただろう。
2塁走者の羽月は中日セカンドの板山のプレーを背にした形になる。こうなるとGOかストップは赤松ベースコーチの判断になる。あの打球、板山が触れていたら打球の力が弱まったり、方向が変わったりしたと思うし、それならGOだろう。でもあの打球はある意味「トンネル」。昨日のCS放送の解説者も「あれは取らなきゃダメ」といっていたけど板山に触れずに抜けていったから打球の勢いはそのままだった。しかし、赤松コーチの目には板山に触れたように見えたのかもしれない。と、なれば勢いづいている羽月をそのまま突入させるというとっさの判断だったようにも思う。まぁこのプレーは本当に判断が難しかっただろう。あの打球で普通に1,2塁間を抜けていれば、まちがいなく赤松コーチは止めていただろう。

この場面、同点だったら突っ込んでもよかったと思う。でもこの場面は1点負けている場面。まだ1死だし、3塁で止め、矢野が1塁に残ればそれは勝ち越しの走者になるし、中日サイドとしても松山の調子を考えるとそうされた方がイヤだったろうねぇ。
前にも書いたことがあるけど、場面場面で時には慎重な走塁は絶対に必要で、ましてや僅差負けならなおさらだろう。羽月が3塁に残れば1,3塁で秋山、小園に回るわけで、矢野が盗塁で1打逆転のケースは作れたはず。そこまで相手を追い込むような野球ってのがかつてのカープの専売特許だった。野村謙二郎さんあたりはそういうことを監督時代に叩き込んでいたように記憶しているし、昭和のカープもそういう野球をやっていたように思う。もちろん、セーフになれば羽月の好走塁は評価されるかもしれないけど、チームの勝利を最優先と考えるのであれば、失敗したときにダメージは大きい。さっきも書いたけど、この場面が同点なら全然OKだけど、僅差で負けているときというのは先のことを考えるというのも大事だろうねぇ。

上に上がるチームは必ず何かをぶち破る

今、カープはDeNAと3位争いをしているわけだけど、残念ながらそんなムードをカープからは感じられなかった。いつものカープでいつものバンテリンドームでいつもの1-2のスコアでの敗戦。まだ今日も試合があるけど今季は中日に足を引っ張られたし、苦手とされているバンテリンドームでもなかなか勝てなかった。こっちは3位争い、向こうは監督解任が決まりAクラス入りもない。ならば、目標を持つチームが相手を凌駕するくらいの勝ち方を見せつけるような野球をしていかなきゃならんし、上に行くチームはシーズン中の苦手とかそんなものをぶち破って勝ち残るもの。このゲームでのカープの「いつも通り」が非常に気に入らんというか、「それじゃ、CS出られないね」と言われても仕方ない負け方だったように思う。

思い起こせば勝負の9月に入る前は圧倒的に「カープが有利」と言われてた。その根拠は2位の巨人との対戦がすべてマツダスタジアム。巨人はマツダスタジアムを苦手にしているし、カープも勝率の高いマツダでのゲームが多いというのがあげられていた。しかしふたを開ければマツダでの直接対決を巨人が3連勝。巨人は「苦手」「鬼門」と言われる3連戦を見事に突破した。巨人はこうしたデータをぶち破ったから優勝マジックが灯っているんだよな。

残念ながらカープは苦手の神宮やバンテリンドームで勝負の9月に勝てていない。こういうことをやっていれば当然Aクラスに入れないだろう。今日のゲームでは意地を見せて欲しい。そういうものを今日こそは新井カープはぶち破ってほしい。せっかくここまで来たんだ。CS進出という軌跡くらいは残して欲しいよな。

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