貧打の原因は助っ人のチョイス!?デビッドソンが残っていれば!?新井監督に本気で乗り出して欲しい「4番打者育成」


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情報源:サンスポコム 【球界ここだけの話(3558)】広島・エルドレッド駐米スカウトが球団に直訴「長距離タイプは2年待ってほし優良助っ人は1年にしてならず―。とある日のマツダスタジアム。広島の元主砲で2020年に駐米スカウトに就任したブラッド・エルドレッド氏(44)が球団幹部に直訴をした。

「長距離タイプは2年待ってください」

〝ニアミス〟から出た発言だろう。今季、加入したジェイク・シャイナー内野手とマット・レイノルズ内野手は故障でシーズン途中に契約解除となった。一方、昨季1年限りで広島を退団したマット・デビッドソン内野手は韓国・NCダイノスで大ブレーク。131試合に出場し打率・306、リーグトップの46本塁打、119打点と文句なしの成績を収めた。

世間ではCSを逃したチームの動きが活発化してきた。8球団はすでに第一次戦力外通告を実施。カープもそろそろいった感じだろう。CS進出した阪神・岡田監督も退任を発表。まぁ色々な意見があるんだろうけど、アタクシ個人的には年齢的なことや岡田監督が再登板することの「意味」がなんとなく分かっていたから2年で退任というのは決して驚いていないし、恐らく岡田監督も最初から2年と決めていたように思う。まぁその2年という短い期間の中で日本一も果たし、今季も2位に食い込んできた。さすがとしか言いようがないよな。

同じセ・リーグで3年連続最下位に沈んだ中日・立浪監督が辞任。後任はまだ決まっていないようだけど、井上2軍監督が昇格といった線が濃厚のようだ。成績は芳しくなかったけど立浪監督になってから観客動員が伸びたそうな。もちろん中日球団の集客努力もしっかり実ったようで12球団中4番目の動員を記録。逆にカープは新井監督が就任してからの2年はマツダで空席も目立つようになってきた。この辺はまたの機会に書こうと思うけどこの辺、地方球団の気質というかねぇ??独特のものを感じるよな。

オリックスの中嶋監督も3連覇からのV逸で辞任。色々と考えていたところがあったようだし、この辺はカープが3連覇後V逸4位で辞任した緒方監督とダブらせてみている。強いチームを作れば作るほどそこから来る綻びや驕りというのがどうしても気になる気持ちってすごく共感できるところがあって、あるときどこかかで自分がやってもこれ以上良くならないという直感する時があるんだけど、なんとなくそんな気持ちになってしまったのかなぁと。そういう気持ちになるともう一度やり直そうという気にはどうしてもならないもの。だって、これまで相当な労力と時間をかけて作ってきたチームだもん。もう一度やれといってもその苦労が身に染みているから「もう無理」と気持ちがどうしても前に出て来てしまう。「潮時」なんだろうねぇ。

岡田監督にしても中嶋監督にしてもその監督しての力量は素晴らしいのは間違いないから、周りは「もう1年、もう1度」と懇願するのはわかるんだけど、本人が「潮時」と感じて続けてもいいことはない。残念だけど、仕方ないことだろうねぇ。

まぁ監督もそうだけど、選手も結果が出なければユニフォームを脱がなきゃならんのがプロ。しかし「チーム作り」という角度から見れば当然「時間」も必要だろう。今季2年目を終えた新井カープは9月の大失速でBクラスでフィニッシュ。前回記事でも書いたけど天国から地獄のシーズン全日程を終了…若鯉の活躍と新井監督が口にした「変化」に期待しちゃっていいのか??新井監督は来季に向けて大きな変化をファンたちに予感させるコメントを残した。まぁこれからの補強策を見て来季への期待は膨らませるとして、気になるのはカープ球団の助っ人への対応というかねぇ??これはカープだけではなく日本球界全体が助っ人選手の扱い方に「古さ」を感じるようになってきた。もっと言えばカープは助っ人選手への対応は以前は素晴らしいとさえ考えていたけど、ここ数年の対応は他球団と何ら変わらなくなってきたように見える。もちろん外国人選手との「契約」だから非常にドライな感じで「ダメなら切る」のが当たり前と言えば当たり前だし、再契約ともなれば今度は球団が足元見らたりとアタクシ達が知ることのない裏話も色々あるんだろうけど、そのドライさゆえに同じ失敗を繰り返してきているようにも見えるんだよねぇ。

セ・リーグ打撃成績にカタカナ名がたったの3人

昔は各球団に助っ人選手がいてそれぞれがチームの中軸を打っていた。助っ人選手がドカッと4番に座り日本人の好打者がその前後を固めるというのはどのチームやっていたし、当然打撃成績の上位にはカタカナ名が躍っていた。
しかし今季のセ・リーグの規定打席到達の打撃成績を見てみると助っ人選手は首位打者のオースティン、ヤクルトのサンタナ、そして打率17位にオスナがいるだけ。つまり助っ人野手が機能したのはDeNAとヤクルトだけで他の4球団の助っ人補強策は失敗と言われても仕方ないほどの「外れっぷり」だったわけだ。

ホームランキングはヤクルトの村上。ホームランキング争いを見ても上位10人の内助っ人はオースティン、サンタナ、オスナだけ。昔は助っ人選手が多く名を連ねていたよな。例えば10年前の2014年、規定打席に達していた助っ人外国人は今の倍の6人。1球団に一人はチームの中心でゲームに出ていたことがわかる。こと本塁打となると10本以上打っている助っ人は11人。15本以上でも7人いる。その中にはカープのエルドレッドが37本でHRキングになっている。この時代にはブランコ、バレンティン、ロペス、マートン、ルナといった選手が名を連ねている。その時代に比べると格段に助っ人選手の活躍が激減しているのがわかるよな。

日本の投手のレベルが上がっているのは確か

こうして各球団助っ人選手に苦労している。もちろんカープもそうだし、その中で阪神は助っ人打者がほとんど機能しなくても2位をもぎ取っているし、優勝した巨人もその中軸に一時はヘルナンデスが頑張っていたけど、故障もあってタイトル争いに顔を出してくるほどではなかった。日本に来る助っ人陣が苦労するシーンが毎年どんどん多くなってきているよな。
もちろんその大きな理由は日本人投手のレベルが格段に上がったということだろう。球速は外国人にかなわなかった時代が長かったけど、日本人の体格の大型化や科学的トレーニングを取り入れて150㌔投げる投手が格段に増えた。コントロールはもともと得意な中に力で押せるようになったし、多彩な変化球も操れる。初見ではなかなか打てないというのが非常に増えたよな。

昔はオフに日米野球なんてやっていたけど、まぁメジャーリーガーの球がピンポン玉のように飛んでいくのを生で見たけど、こりゃ全然かなわないわとレベルの違いをものすごく感じた。しかし今はそんなことないもんな。時代は変わったよな。
それだけレベルの高い投手が揃っている日本球界では昔ほど助っ人選手が稼げなくなっているというのは間違いないだろうねぇ。

カープは助っ人政策を大きく見誤った!?

こうなると各球団助っ人の選定にも相当神経を使っているだろう。やはり日本球界を経験している助っ人の方に価値を見出す、方向性を打ち出すのも無理はないのかもしれん。しかし、昨オフにカープは2年在籍したマクブルームと19本塁打のデビッドソンをリリース。そのデビッドソンは韓国球界でHRキング、打点も119打点と大活躍。逃がした魚は大きかったよな。もちろん鈴木本部長のコメントのように日本と韓国では投手のレベルがかなり違うというのは国際大会を見ても明らかだし、そういう意味では日本で同じ成績をおさめるとは言い難いというのは理解はできる。できるけど、なんやかんや19本打っている打者を手放したわけだし、今季貧打にあえいだカープ打線のことを考えれば「残しておけば…」と後悔しているカープファンだって多いはず。
デビッドソンとマクブルームをリリースして獲得してきたレイノルズとシャイナーは当然、それ以上に打つという触れ込みで獲得候補に上がったから二人ともリリースした。しかしマクブルームは仕方ないにせよ、デビッドソンを切ったというのは結果的にミスチョイスになった。今季デビッドソンがカープにいたら少なくとも15本は打っていただろうし、それでもチームトップの数になる。この辺にもったいなさが残るよな。なんとなくダメなら切るという流れがカープのフロントにも考え方の主流になってしまっているようにも思う。

エルドレッド氏「長距離砲には2年必要」

そこで冒頭の引用記事。エルドレッド氏はカープOBで駐米スカウト。ただ、残念ながらエルドレッドが駐米スカウトになってから来日してきた助っ人はあまりパッとしなかった。クロンを筆頭にマクブルームやデビッドソンとみんな「真面目」だけど、むしろそれが災いとなり力を発揮できなかったようにも見える。みんな、悩みながら打席に立っているよう見えたよな。

むしろその前の時代に貧打解消のためにシーズン途中から来た助っ人だってそこから2ケタホームランを打っている選手はいた。キラやフィリップスといった選手もいたけど結局長期契約には至らなかった。日本球界を経験しているからと契約した助っ人も多かった。マクレーン、バークレオ、ルナ、アレックス。アレックスの応援タオルは今でも持っているよ(笑)。
そういった経緯もあるからカープの助っ人補強策には昔から矛盾を感じていた。

ここ数年は矛盾というより「迷走」しているとさえ感じている。カープは若手選手だけではなく助っ人選手も長い目で見ていたように思う。もちろん助っ人だから結果が全てではある。あるけど、エルドレッドのように3年目でHRキングを取るなど、時間もかけてあげる必要はあるように思う。今季活躍した助っ人陣もオースティンは故障で2シーズんをほぼ棒に振りながらも今DeNAは契約を続けて今季しっかり成績を出せたし、サンタナとオスナのヤクルト助っ人陣も3年目かな??完全に中軸に定着して日本の野球に慣れたよな。こういうのを見れば、時間も必要という意見ももっともだと思う。今季ダメだったレイノルズやシャイナーも個人的にはどちらか残してもいいように思うし、ハッチも先発がダメでも中継ぎで来季契約してもいいのかなぁという気もしている。もちろん年俸は大きく下げなきゃいかんだろうけどね。昨季の助っ人もデビッドソンは残しても良かったように思うし、ターリーは年俸面がネックだったのとハーンといういい投手が獲れたことによりリリースしたんだろうけど、もう少し長い目で見たら今季活躍していたかもしれん。9月の大失速を見るにつけ露呈した「戦力不足」の現状を見ると助っ人の選定失敗も影を落としているように見えるよな。

ビシエド獲得のうわさもあるけど…

中日に長きに渡って在籍してきたビシエドが来期の契約を結ばないという発表があった。まぁ予想はされていたけど、立浪監督辞任で残留の可能性も匂わせていただけに、中日球団が完全に戦力外といった判断をしたのだろう。そのビシエドは日本球界でプレーを希望しているようで、シーズン終了前からカープが獲得するのでは??という噂はあった。果たしてカープがこのビシエドを獲得するのか??それとも助っ人陣を一新して来季に臨むのかというのも注目だし、ファンの間でも意見が分かれるだろうねぇ。
個人的にはとってもいいとは思う。思うけど、補強ポイントとしてそれがいいかというと少しズレているようにも見える。それはなぜか。
一番のポイントはこのビシエドに首脳陣が何を期待するのか??ということ。ビシエド自身は故障で1軍に上がれなかったわけではなく、ファームのゲームにもずっと出続けていたそうだから、フィジカルは問題ないだろう。カープに来れば当然「ファースト」を守ることになる。ビシエドの守備はいいし、坂倉を守らせるよりはいいだろう。でも1塁を守らせるためにビシエドと契約するのかと言えばそうではなく、やはり打撃、長打力に期待してということだろう。そうなるとある程度、ビシエドを「固定」して使って行かないと戦力としての意味をなさないだろう。その起用法が新井監督「変化」のシーズンにマッチするのか??大きなポイントはそこのような気がしている。そこにマッチするのであれば、獲得には賛成だし、今季のように打てないと坂倉をファーストに回したりということの繰り返すのであれば、不要かなぁという気もしている。もちろん獲得に動いている助っ人候補と比較してということもあるんだろうけど、その辺はこれから注目だよな。
もちろん坂倉とビシエドを併用ということであれば手薄感のある代打陣の補強にはつながるとは思うけどね。こうしてみるとカープは手を着けなきゃいかんところがたくさんあるよな。

限界を感じた4番上本・菊池・小園

新井監督が就任して1年目は2位だった。開幕4番はマクブルーム。しかし極度の不振となり4番にはオリックスに移籍した龍馬が入ったり、松山を入れたりといった展開になった。しかし龍馬が離脱、いよいよ4番がいないとなった時に新井監督は4番に上本や菊池を据えた。HRや打点を期待する4番ではなく、あくまで4番目の打者としての苦肉策だった。ただ、これがある程度うまく行った「成功体験」があったよな。
今季は4番に堂林を据えるも不振。末包も故障。助っ人陣も開幕2試合目で揃ってダウン。ここで首脳陣は4番に小園を置いてこれがある程度うまく行った。確かに上手くはいったけど、この起用法がチームの打撃を弱くしてしまっている要因のように思っている。苦しい時はある。あるけど、そこに若手の抜擢、本来なら林あたりを上げて経験を積ませるのも良かったように思う。仮にそこで定着しなくても経験は積めるし、打てるようなら儲けもので何も上本や菊池といった「タイプではない」選手を4番に座れせていたずらに負担を増やすようなことにならなかっただろう。残念ながらこうした起用法が選手たちの「疲労」につながってしまったのではないか??そんな風に考えている。小園もそう。本来なら4番タイプではないし、3番や6番、1番といった打者だろう。そういう打者がいてある程度長打の打てる4番となれば形が出来ただろう。残念ながらカープはその4番打者が定着できなかったことが貧打や疲労を生んだ形になったよな。
新井監督の変化の中に4番打者の確立というのは入っているのだろうか??アタクシはそこにムチャクチャ注目している。新井監督も現役時代に浩二さんに4番打者に抜擢されて相当苦しんだ経験をお持ちだ。その苦しみが後にHRキングを取るまでの打者に成長できた要因であることは新井監督自身がよくわかっているだろう。ならば、このフラフラした打線を強くするために誰かを4番打者として育てるプランがあるのか?非常に興味深いよな。個人的には是非ともそこに乗り出して欲しいと思っている。内田でもいいし、仲田でもいい。日本人の4番打者を作り出して欲しいよな。もちろん、いやいや若手よりも経験とばかりにビシエドを獲得したり、FA獲得が噂されているDeNA・佐野をそこに据える構想を持っているのか??それとも次期助っ人打者に託すのか??まずはそこをどうするのか??見てみたいよな。仮にそこに手を付けずにとなると新井カープはかなり厳しいかなぁとも思っている。貧打で負けたんだから、そこにメスを入れるのは当然だろう。そこまでやり切れるのか??ベテランの処遇も含めて見どころになるだろうねぇ。

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Mageちゃん

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 東京生まれの東京育ち。なぜか広島東洋カープに魅せられファン歴もうすぐ50年のカープ応援ブログ「Mageちゃんの鯉恋日記」を運営しています。「強いカープが見たい!!」をコンセプトにゲームの感想、勝てば大絶賛、負ければ…それはお楽しみということでぜひ足を運んでみてください!!

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