情報源:デイリースポーツオンライン 広島の恋心 12球団最速で明大・宗山塁のドラフト1位指名公表 くじ引きなら新井監督「信じています」
広島は11日、マツダスタジアム内でスカウト会議を開き、24日のドラフト会議で明大の宗山塁内野手(21)を1位指名すると公表した。田村恵スカウト部長(48)は「純粋に(今年の候補選手の中で)一番高く評価した。カープとして誠意を見せる意味でも」と12球団最速で公表に至った意図を説明。競合必至のスタープレーヤーを必ず引き当てる。
昨日からCS始まっているようだけど、アタクシは全く興味なし。夏場には間違いなくカープはCSに残るだろう、今季は秋が深まるまで野球を楽しめると思っていただけに、今季Bクラスの終わったのは本当に悔しいからな、なおさら見る気が起きない。そんなカープファン同志も多いことだろう。アタクシは毎年カープが出なけりゃポストシーズンはほとんど見ない。まぁ「いつもの10月」を過ごしているよ(笑)
ドラフト1位宗山を公表!!
こうなるとカープファンの楽しみはもうドラフト会議となる(笑)。カープはドラフト会議2週間前に明大・宗山くんの1位指名を公表した。これで斉藤・常広に続いて3年連続の1位指名公表となった。まぁ二人とも競合したけどくじで引き当てた。ゲン担ぎ的な要素もあるんだろうねぇ。まぁもともと今季のドラフトに向けて宗山くん獲得は公然の事実というか、1位候補には入っていたし、地元出身、今季は野手中心でという方針もある程度決まっていただけに、印象としては「順当」だろう。公表したことについては田村スカウトは「誠意」という言葉で表現した。それだけ担当の尾形スカウトを筆頭にカープスカウト陣が熱心に足を運んでいたのだろうし、当然1位指名をにおわしていただろうしな、まずはカープが約束を果たすよというメッセージだよな。もちろん宗山くんの胸には刺さってくれているとは思うけど、競合必至の好素材。あとは新井監督のくじ運に託すことにはなるだろうねぇ。
その年のいい選手を獲りにいくのは当然のこと
もちろん宗山くんを獲得できるかわからんけど、仮に取れたとしたらカープには20代のショートを守れる好選手が3人ということになる。それも全員左打者。来季シーズン中は矢野が26歳、小園が25歳、そして宗山くんが22歳。カープの補強カレンダーから行くと法則がだいぶ崩れているよな。仮に3,4年前のドラフトに宗山くんが候補に挙がっても獲得には二の足を踏んでいたことだろうし、指名すらしなかっただろう。
しかしここ数年、支配下登録の選手の年代などを考慮せず、その年の一番いい素材を獲りに行く姿勢を見せ始めている。坂倉指名の翌年に中村奨を指名したり、小園という将来を託す素材をとっても矢野という強肩内野手を補強した。昨季の常広もそうだしな、ちょっと前だけど社会人NO.1とされていた栗林も一本釣りした。チーム状況うんぬんよりも一番いい選手を獲りに行く。非常にいいことだし、むしろ当然のことだろう。この姿勢の変化は素直に評価したいと思うねぇ。
かつて日ハムがその年のいい素材を何としてでも取りに行く。そういった姿勢をドラフトで見せたよな。古くはダルビッシュから始まり、中田翔、斎藤佑、菅野(現巨人・入団拒否)、大谷、在原、清宮、吉田輝星とスター性のある選手をどんどん指名した。ヒルマン監督、栗山監督で2006年から16年の間にリーグ優勝5回、日本一に2回輝いている。決してこのドラフト戦略は間違えていないと思うし、むしろチーム強化のためには必要な姿勢だよな。カープの場合は昔は入団拒否されるんじゃないかと思うほど貧乏球団だったし、人気もなかった。アマチュアの関係者もカープはやめておけと言っていたとかいわないとか。まぁ今はそんな風潮はなくなったし、それならばその年で一番いい選手を獲り行くことは戦力不足を露呈したカープこそしっかりやらなきゃいかんドラフトだと思うねぇ。
ポストシーズンを勝ち抜くのもやはり「一発」は不可欠
海の向こうのメジャーリーグもポストシーズンに入って大盛り上がりだよな。特に大谷や山本由伸が所属するドジャースの動向は昼のワイドショーでも取り上げられているし、両軍の選手たちも本当に気持ちを入れて魂をすり減らして戦っているのが伝わってくる。その中でやはりゲームのポイントになるのは「一発」。改めてカープにとって必要な要素だし、これがないとやはりリーグ優勝やポストシーズンを勝ち抜くことは難しいだろう。ドラフト1位指名予定の宗山くんもそれなりに長打力はありそうだけど、どちらかといえば中距離打者。まぁ日本人選手で長距離打者というのは本当に数人しか思い浮かばないけど、やはりここぞという時に一発を打てる「可能性」を秘めた打者をスタメンで2,3人。並べたいよな。
カープは今季、先制されるとそのまま押し切られるゲームが非常に多かった。これは1,2点のビハインドを跳ね返す「武器」を持っていなかったらに他ならない。2点なら走者1塁で一発出れば追いつかれるわけで、この点差でも相手は気が抜けない。しかしカープに一発がないとわかれば、変な話先頭打者を出さないことに投手は集中できるし、仮に塁を埋められても取られて1点、多くて2点。そんな打線ならちっとも怖くないし、投手も警戒しすぎてコントロールを乱すことも少ないだろう。他球団なら打たれていてもカープには勝てるという投手は結構いるのはそういった「怖さ」で投球が崩れる投手なんだろう。
そんな打線でよく8月まで首位をキープしていたのは立派だよな。特に投手陣は本当に大変だったと思う。個人的には結構先発も中継ぎも相当な勤続疲労が来季出るような気がしている。何とかこのアンバランスな戦力をカープ球団はしっかり整えて欲しいよな。今季は野手中心の補強らしいけど、投手陣も即戦力投手を取る必要性はあるような気がするねぇ。
一発というのは本当にゲームの局面を変える力を持っている。ドジャース大谷も3点ビハインドを一気に追いつく3ランでゲームが非常に盛り上がった。足を絡めた攻撃は本当に1点勝負の場面では必要な要素だけど、それが「主力」では絶対に勝てない。カープ球団がこのオフ、どんな補強をするのか??あまり期待はしていないけど、注目だよな。
コメント
おはようございます。
宗山指名はちょっとびっくりしましたね。
ショートができる選手には小園と矢野がいる、宗山当人は子供の頃は二岡に憧れて、テレビでは小林誠司のファンぶりをアピール、父親が巨人戦ばかり見ていて二岡の先輩、宗山も二岡の兄から指導を受けた過去もあるので巨人案件じゃんとも思いましたし、巨人以外で考えても西武も宗山指名に動くのではないかみたいな話があったり、横浜も森に見切りをつけているのであれば宗山に行く可能性もある。そう考えるとハイリスクな使命にはなるかなと思いました。
個人的には大商大の渡部を推していたのですが、無骨な感じのビジュアルなので、爽やか系の宗山を指名してカープ女子に担いでもらいたいのか?とも感じてしまいましたね。
これが外国のリーグであればドラフトで獲得→余剰戦力+若手でFAまでが近い低迷しているチームの主軸やエースピッチャーを獲得するところでしょうが、日本だとなかなかそう言うのは見られないので可能性としては低いでしょうから、ショートとサードに小園、矢野、宗山で渋滞するのはリスキーな気もしました。
将来的には巨人に移籍されても構わない、それまでにショートとして使えればいいと言う割り切った運用をするのかもしれませんが、その場合は数年後ショートができる選手を上位や一芸枠で獲るのかもしれませんね。
近年は1番良さそうな選手を獲得していますが、現状で言えば成功の部類でしょうね。
中村奨成が伸び悩んでますが、あれは甲子園のホームラン祭りの影響もあったでしょうし。
ただ、かつて栗林をドラフト1位で指名した時もかつてドラ2で指名した横山がダメだったので社卒の投手の1位指名はダメだと思っていた中での大車輪の活躍ですから、宗山を指名できたら微妙なファンからの反応を打ち消すぐらい活躍してもらいたいものです。
地元のカープ県民大会議を見ていたら流しのブルペンキャッチャーが右の三塁手を何人かドラフト候補で挙げていたので、3位以下で行けるのであれば狙ってもいいのかなぁとも思いました。
内野手は内田と仲田がいますけど、切磋琢磨するためには若手を入れて競争させる必要もあるでしょうからね。