
情報源:デイリースポーツオンライン 広島 新井監督「1年ぶりです!」「青学TVさん大丈夫ですか?」指名あいさつで大爆笑 2年連続の同門ドラ1指名
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)広島の新井貴浩監督は1巡目指名した青学大・佐々木泰内野手の指名あいさつに訪れ、「監督!1年ぶりです!」と語って会場を大爆笑させた。
昨年は同じ青学大の常広を1巡目指名。2年連続で同門からのドラフト1位だけに勝手を知っていたのか。代表質問が終了すると「青学TVさん大丈夫ですか?」と学生に問いかけ、再び会場は爆笑に包まれた。
自宅のリビングで妻がピアノのレッスンをやっているのでここ数年のドラフト会議はネット中継で楽しんでいたけど、今年はリビングでそれも家族でドラフト会議を楽しむことができた。1位指名を公言した明治大・宗山君の獲得には5球団が競合。ドラフトの抽選の緊張感を小4の息子もドキドキしながら見守っていた。2位以降は抽選はないと知るや「え、もっとくじ引きやればいいのに」と残念そう。この子、ひょっとしたらギャンブル好きかも(笑)残念ながら獲得はならなかったけど大学生で右のスラッガー2人の獲得に成功したし、大学生の左腕投手も獲得。将来性を感じさせる投手も2人と非常にカープの補強ポイントにマッチしたドラフトができたような気がするんだけど、カープファン同志の皆様はいかがですかな??まぁアタクシはアマチュア野球には詳しくないんだけど、アタクシなりにこのドラフトを簡単に総括してみようかねぇ。
1位は右のスラッガー・サードの青学大・佐々木
まずは明治大・宗山くん。パリーグ中心の指名が多い中、セリーグではカープだけが手を上げた格好になった。5球団の抽選、2番目にくじを引いた楽天が交渉権を獲得。新井監督がくじを引いた時にはすでに当たりはなかったわけで、まぁ、これも縁だろうねぇ。楽天に決まった宗山くんは表情を崩さなかったけど、なんとなく「楽天か…」と複雑だったように見えた。カープとしては残念な結果になったけど、これも縁。宗山くんには楽天で頑張ってほしいと思うし、今後カープに縁があるかもしれん。頑張ってほしいよな。
競合必至の宗山くんを1位でいったのだから、カープスカウト陣も当然、くじが外れた時の1位指名は考えていただろうし、その1番手が青学大の佐々木くんだったのだろう。カープが今、一番欲しいのは右のスラッガー。宗山くんは左のショート。確かにショートには矢野がいるし、小園だってショートのポジションを取り返しに来るだろう。この二人は左。ここに宗山くんが入ることことよりも、1,3塁、特に右のサードの強打者が入ってくれれば一番ハマるのは確か。本音はポジションも含めて実情にフィットするのは佐々木君だっただろう。そういう意味では欲しい選手が取れたといっていいだろうしな、宗山君の抽選よりも、佐々木君が競合してくれるな!!というドキドキの方が新井監督を筆頭にカープのテーブルはそっちの方が緊張したんじゃないだろうかねぇ。キャンプテンシーもあるしサードというポジションからも内野陣をまとめる役割にも期待できる。もちろんプロに入ってからが勝負だけど、非常にカープの補強ポイントにフィットした選手を1位で取れた。これでドラフトは50%成功だったろうねぇ。
2位は富士大のエース・佐藤柳之介
2位指名。あくまで個人的な見立てだけど、今季のドラフトは野手の即戦力中心で投手は下位指名で素質型かなぁと。割合で行けば野手の方が多いドラフトになると踏んでいた。右のスラッガータイプの内野手を1位で取れたので次は右の外野手。そんな見立てをしていた。と、なれば2位は広陵出身の大商大・渡部くんを取れればなんて勝手に思っていた。ところがこの渡部君を西武が先に指名してしまった。さて、カープはどうするのか??と非常に興味深く見守っていた。そして2位指名は何と富士大のエース佐藤柳之介投手。この指名にはちょっとびっくりしたねぇ。左投手は昨季のドラフトでも指名しているし、ブルペンなんかを見ても左右のバランスもいいしな、2位指名で取る必要性には疑問を感じていたんだけど、ドラフトの解説者によれば1位指名でもおかしくない素材なんだそうで、カープサイドからすればいい投手がここまで残っていたといった感じなのかもしれんねぇ。
「柳之介」なんて、なんか昭和の映画スターのような重みのあるいい名前。まぁアタクシも含めて佐藤姓は日本で一番多い。登録名も「柳之介」でいったら面白いよな。
肝心の投球だけど、むちゃくちゃ球が速いタイプではないけど、真上から投げ下ろす本格派でありながらも、体の開きが非常に遅いので打者は非常に球の見極めが難しそう。先発タイプだろうねぇ。床田と並んで左の2枚看板に成長してくれるといいよな。
4位は富士大の4番打者・渡辺
4位には右のスラッガー、富士大の渡辺君を指名。こちらも内野手だけど体も大きくパワーを感じる素材。いい選手が取れたように思うねぇ。ポジションはファーストが主ということでこちらはバッティングでとにかく結果を出して欲しい選手。こういう選手の指名はカープとしては珍しいように思う。まぁこれまで走攻守3拍子揃ったバランスタイプを好んで指名してきただけに、こうした選手の指名に踏み切れたというのはある意味、カープの「変化」なのかもしれん。今から楽しみな選手だよな。
なんでも今季のドラフトで富士大学は7名の選手がプロ志望届を提出したそうで、そのうちの2人、それもエースと4番を指名できた。富士大学といえば東北の大学だし、地元の岩手めんこいTVは大騒ぎだろう(笑)。遠い広島とは縁がなさそうだけど、この獲得を機に太いパイプができるといいよな。富士大学といえばソフトバンクの山川や西武の外崎といった個性的な選手、カープOBでも中村恭平さんがいる。スケールの大きい選手に育ってくれるといいよな。
3位、5位は素材型
さて順位が逆になったけど3位指名には甲南大の岡本君を指名。本格派右腕の呼び声が高い投手だ。ただ、大学に入ってから投手を始めたそうで、まだまだ線も細そうだしこれからとった印象が強い。まぁカープの場合は昨季の滝田もそうだけど、大学生、高校生投手の3位、4位指名というのは素材型を指名する傾向にあるのだろう。その滝田も今季最終戦でプロデビューを果たして白星をゲット。岡本君にも続いてほしいよな。性格も素直そうだし、どんどんいいものを吸収してほしいよな。
5位の菊地ハルン君はもう200%素材型の投手。200cmの大型投手だ。高校生だしプロの体になったらどんだけの投手になるか期待だよな。
終わってみれば投手3野手2
野手偏重のドラフトになると思いきや終わってみれば投手が3人、野手2人という結果になった。どうだろう??個人的には外野が手薄になってきている印象があるんだけど、この辺は交渉が進んでいるであろう助っ人の絡みもあるのかなぁと。内野は菊池、小園、矢野に佐々木君や渡辺君が育ってくればバランスは整うのかなぁと。他にも左には羽月、韮澤、林、右は二俣、内田、仲田、ベテランで左の広輔、右の上本、堂林。ここにファーストの助っ人がプラスされる感じかな??内野手はこのドラフトで非常にいい補強ができたように見える。
捕手は問題ないとして、あとは外野手。ここに助っ人を充てるのか??それともFA??で獲得するのか??今後の補強策に注目だよな。
今回投手を補強したのも九里の海外FAがあるというのもあるだろう。各球団のドラフトを見ても西武はショートにこだわりを、オリックスはセンターにこだわりを見せたようにカープもこだわっていた右のスラッガーを獲得できたし、いいドラフトだったのではないだろうか??
もちろん、プロに入るのがゴールじゃないからな、指名された選手たちはここからがスタート。数年後の成長した姿を見るのが楽しみだよな。宗山君は獲れなかったけど、100点に近いドラフトだったんじゃないだろうかねぇ。
こんにちは。
宗山の交渉権獲得ならずでしたが、正直補強ポイントにマッチしていませんし、地元のイケメンスター枠みたいな選手よりは外れ1位(ビッグボス曰く外れ1位はやめようとのことでしたが)で獲得した佐々木の方がいいだろうとは思いました。
もう1人の地元のスター渡部は多分ドラフト2位で狙っていたのでしょうが、西武が指名しましたね。
まあ今年は2位の指名のウェーバーはパ・リーグからなので、仮に広島が最下位でもパ・リーグの最下位チームにとられていた可能性はありましたね。
渡部1位で行くと言っていたら今度は佐々木がとられていた可能性もありますし。
西武の場合はおかわりくんの後釜候補も欲しいでしょうから広島が渡部を1位指名してても西武が2位で佐々木を獲得、仮に西武が獲得していなくても楽天辺りは正三塁手候補で佐々木を獲得していたように思えるので、いずれにせよ渡部と佐々木両方を指名するのは無理だったのかもしれません。
2位以降の指名は賛否両論あるようですが、渡部を獲得できていたらまた変わったものになっていたのでしょうね。
2位の佐藤は即戦力候補なので、どこかのタイミングで先発してもらいたいですね。
3位の岡本は県民大会議でも指名候補にあがっていましたが、3位は予想外でしたね。
4位以降の評価だったのかもしれませんが、他球団が4位で指名する情報を掴んでいたのかもしれません。
無事に入団してもらって、特に上位の選手にはなんらかの形で活躍してもらいたいものです。
佐々木は正三塁手候補なので期待が大きくなりすぎるかもしれませんが。