長いことアルバイトさんを使う仕事をやっているとね、お店のためにシフトに穴を空けないように頑張ってくれる人が必ずいてくれる。
お店としては多少仕事ができなくてもきちんとシフトをこなしてくれる人の方が実はありがたい。わかりやすく言えば8勝8敗だけどシーズン通して先発ローテーションをきっちり守ってくれる投手ってとこかねぇ。
まぁ どんな組織でもそうなんだろうけどな、アルバイトさんが休むなんてぇと誰か代わりを探さなきゃならん。そうなるとシフトに穴を空けることなんてどうでもいいと考えている人にお願いしても「なんで休みなのにでなきゃならないの?」となる。
休む方も断られるのがイヤなもんだから、責任感のある人にお願いする傾向にある。シフトに穴を空けてはいけないと考えるアルバイトさんは自分が大変でも引き受けてしまうんだよな。
ある日、立て続けに複数のアルバイトさんから「〇日休みますので、○○さんに代わってもらいました」と報告があった。代わりを引き受けたのは同じアルバイトさん。シフト表を見るとそのアルバイトさんの10日以上休みがない状態になってしまってね、これじゃいかんと思ったもんだよ。
もう、みんな、○○さんにお願いすれば休めるって風潮が定着してしまう前に、同じ時間帯のアルバイトを集めてこういったよ。
「なぜ決められたシフトが守れない?試験や修学旅行だったらしょうがねぇけど、○○くんが代わってくれるからって簡単にバイトが休めると思って予定をいれているんじゃねぇのか?君らは気軽に頼めていいかもしれんけど○○くんの負担を考えたことがあるのか?それでも同じ職場で働く仲間なのか?○○君が代わってくれることを当たり前とおもっていないか?申し訳ない思いと感謝の気持ちがあるなら、こんなに偏ったシフトにはならんだろう?君らにはシフトを守る責任感はないのか?お前ら、○○くんを何だと思ってんだ⁉」
それからはそういった風潮はなくなってね、後日○○君から「ありがとうございます。お陰でたすかりました。これからもがんばります!」といいに来た。その話はかれこれ15年位前の話。その彼は今もアタクシの右腕として正社員として頑張ってくれている。あの件があってからアタクシをずっと信頼してくれて頑張っている。ありがたい話だよな。
中田廉の投じた高めの真っすぐを山田がレフト上段まで運んだ満塁ホームランをみてね、アタクシは15年ぶりに叫んだよ…
「緒方ぁ~ テメェ、廉を何だと思ってんだぁ⁉」
満塁で緒方監督がベンチを出たときにイヤ~な予感がしたんだよ。満塁といえば廉。これって決していい投手起用ではないとずっと思っていた。廉は意気に感じて頑張ってくれているし、見事に火消しをしてくれている。でも毎度毎度そんな起用していいことが続くはずがない。ましてや、同点の場面でも負けている場面、延長戦での登板と出番が多いポジションなだけにね、ベンチのどこかで「廉なら頼める、廉ならなんとかしてくれる、こんな時は中田廉」ってね、悪い意味で便利屋扱いしているんじゃねぇのか?
そういう起用法ってのは裏から読めば首脳陣の能力の問題が見えてくる。
今日の試合展開は薮田とライアン小川の投げ合い。投手戦だよな。確かに薮田の方が先につかまりかけてきてはいた。6回を押し出しの1点で粘ってね、先発の責任は確かに果たしている。しかしここまで投げ合って来た試合だからな、薮田続投で試合が決するまで投げさせるって手はなかったかね?
確かにヤクルト打線に研究されている節あったけど、長打は食らってねぇわけで泣いても笑っても山田まで勝負させてから交代でもよかった思う。それで投手戦の決着はつくだろうし薮田も納得するだろうに。
もう一つは変えるなら廉ではなくて一岡でもよかったんじゃねぇかと。カープのブルペン陣で一番三振が取れるのは一岡。この試合どうしても取りに行くなら一岡に火消しをさせてもいいと思うんだよな。
だのに、なぜ中田廉だったのか?
もちろん打たれた中田廉の責任は大きいかもしれん。そう、打たれちゃいけねぇんだよ。しかしながらベンチのどこかに「満塁なら中田」っていうのが定番メニューになっていいのか?アタクシはどうもそこが引っかかる。2,3年調子が上がってこなかった中田廉が久々に大車輪の活躍を見せてくれている。貴重な戦力だよな。貴重だからこそ使う方には頭と気を使うべきだと思うんだよな。
全カードの阪神戦で廉は負け投手、サヨナラ負けを喫している。あの時も球が高かったし、今日の山田への初球、2球目と上ずっていた。3球目ストライクを取りに来たところをバシッと打たれた。そら山田ほどの打者なら打つよ。ミエミエだもん。待ってました!とばかりに振りぬいたよな。ハッキリ言って廉は調子を落としているのよ。その辺の調子に見極めを怠っていたんじゃねぇのか?
ベンチとしては6回のように押し出しやらかして試合が壊れることを恐れての薮田降板の判断が一番最悪、完全に試合が決めちまった投手起用をしちまったよな。これはベンチの責任。敗因はベンチだよ、この試合は。
まぁそれと打線の勢いも落ちてきている。あの場面で大量点を奪われれば今の打線とライアンの調子から言えば、守りに行かなきゃならんてのはわかる。わかるけど、そこでなんで中田廉だったのか?もしその答えが「廉は満塁に強いから」ってだけの理由なら、本当に緒方監督の胸ぐらつかんで言ってやりたい「監督!廉を一体何だと思ってんだ⁉」とな。
コメント
結果論だよね。
同じ時を過ごして言葉を交わし、
そばで見てきている首脳陣より、
自分が正しいと思ってんなら思い上がりも甚だしいよねぇ。
満塁斬りを重ねてきた中田と、
満塁でマウンドに上げたこともろくにない一岡、
どっちがその時点で正しい采配かね?
「満塁なのに俺じゃないのか」
こう思わせて信頼がないと感じさせてしまうことこそ、
一番避けるべきことじゃないの?
救援失敗は自分との戦いでもあり、
経験で払拭できるけど、
不信感を拭い去るのは簡単じゃないよ?
サファテ・ミコライオの失敗をまた監督に強いるの?
結果が自分の思い通りにならなかった、
そのことの不満を監督になすり付けてるだけにしか映らないね。
ワルサーさま。こんにちは。
”結果論だよね。”
はい、その通りです。それをいっちゃぁおしまいです。本文にも書いてありますがそう思われる方もいらっしゃるでしょうね。
”満塁斬りを重ねてきた中田と、
満塁でマウンドに上げたこともろくにない一岡、
どっちがその時点で正しい采配かね?”
今の中田廉と一岡の状態を考えればアタクシは一岡の選択でもいいと思います。正しいかどうかはその時点ではわかりません。ピンチに調子を落としている投手をマウンドにあげるんなら薮田で決着つけさせるのありかなぁと。独走しているわけですからそのくらいの冒険もいいのではないかと思います
”「満塁なのに俺じゃないのか」
こう思わせて信頼がないと感じさせてしまうことこそ、
一番避けるべきことじゃないの?”
これ、7回ですよね?5回、6回のイニングならアタクシも中田廉で行くと思います。終盤に差し掛かった展開ですから、勝ちパターンの投手を入れてもいいのでは?と思います。
また、選手に信頼がないと感じさせてしまうのが問題なら、あの場面1失点でここまで来た薮田の気持ちはどうでしょう?勝負の次に一番避けなきゃいけないことは中田廉が使えなくなること。前回サヨナラ負け喰らっているわけですから。何もあの場面に放り込むことはないと思うのですが。
救援失敗は自分との戦いでもあり、
経験で払拭できるけど、
不信感を拭い去るのは簡単じゃないよ?
では今回の継投で首脳陣の中田廉への信頼感はどうでしょうか?使ったオレが悪いと言ってくれても2試合連続救援に失敗した事実は残りますからねぇ。経験で払拭とおっしゃるなら、廉の気持ちを整理するうえでももう少し違う場面で自信を回復させてあげたかったと思います。
”結果が自分の思い通りにならなかった、
そのことの不満を監督になすり付けてるだけにしか映らないね。”
いえいえ、結果が思った通り、最悪のグランドスラムを喰らったから不満なんです。あの場面で廉をマウンドに上げたことが不満なんです。仮に抑えたとしても同じ事を書くと思います。本質は中田廉の使い方に問題提起をしているわけです。ペナントは昨日1日じゃなくまだ続く。優勝すればポストシーズンも戦い抜くわけですから中田廉の存在は絶対に必要なんです。だから使い方に関しては今後のブルペン陣にマイナスの影響を与えかねない。だからあえて申し上げたわけです。
敗戦は監督の責任です。ファンの不満も批判も甘んじて受けるのが監督の仕事です。
まぁこの辺の議論は野球ファンとしての醍醐味でもあります。それを結果論じゃん?といったらそれでおしまいですよ。論破って言葉ありますけど、野球談議で論破なんて必要ありません。あぁでもない、こうでもないとそういう議論が楽しいわけですよ。アタクシの記事に反対意見は大いに結構なことだと思いますし、この返信コメントに関して異論があればぜひコメントください。それがこのブログの趣旨なので。
長々と申し訳ありません。コメントありがとうございました。
廉くんの起用の仕方にもやもやしてたので、今日は思いっきり腹がたちました。
むぎさま。おはようございます。
「もやもや」。わかります。まさにそんな気持ちでしたよ、アタクシも。
中継ぎ投手。とくに勝負がどっちに転ぶかわからない展開で投げる投手が一番大変ですよな。
昨日の継投策は個人的には廉の体力的も精神的にも相当すり減らされてしまったはず。
これで2試合連続敗戦にかかわってしまいました。今後が心配ですね。
コメント ありがとうございました