抑え捕手って本当に必要なの??守護神・森浦に必要なものは…!?「若さ」で終わらせない「厳しさ」は絶対必要
「ヤクルト2-1広島」(2日、神宮球場) 広島が痛恨のサヨナラ負けで2連敗となった。
情報源: 広島が痛恨のサヨナラ負けで2連敗 守護神森浦がまさか・・・九回に2失点 岡本が7回無失点の快投もプロ2勝目スルリ
昨夜は妻の誕生日ということで家族で外食。帰ってきたのはちょうど9回裏が始まるところだった。なんでも先発・岡本が7回まで好投。打っては平川抹消でチャンスが回ってきた大盛が虎の子の1点をたたき出した。1-0のまま守護神森浦登板も9回逆転サヨナラ負け。まぁ新井監督になってから神宮球場の相性はあまり良くないしな、若さも出たしな、「強いカープ」になるにはまだまだ課題が多い。そんな9回裏だったねぇ。
抑え捕手・石原が盗塁を許す
ゲームを最初から見ていないのでスタメンが誰なのかもよくわかっていなかった。9回裏、1死からオスナがヒットで出塁。代走に赤羽が起用された。その赤羽がスチールを決めた。その時にカープの捕手が石原だったことに気づいた。「今日、石原がスタメン!?」と疑問に思い調べると8回裏から「抑え捕手」として起用されていた。そういった起用なら森浦も含めたバッテリーはここで盗塁を許しちゃいかんよな。この辺がカープの「甘さ」なんだろうと思うねぇ。結局このイニングだけで盗塁を2つ許してるし、盗塁した二人がホームを踏んでいるわけだからねぇ。
石原を抑え捕手として起用する意図はやはり「肩」なんだろうと思う。坂倉に比べれば「肩」だけみればその起用にはうなずける。出塁を許しても石原の肩はスチールに対しての抑止力になるもんな。でもその起用に対してしっかり答えを出すのがアタクシは「プロ」だと思うし、ならば、赤羽にスチールを許した時点でこの起用の意味がメチャクチャ薄まっちゃうし、じゃ、そういった起用をしてしまったのはベンチだしな、この起用は別に悪くはないけど、「抑え捕手」という起用をするのであれば、ベンチも選手ももっと厳しさをもっていかないと白星が逃げてしまう結果にどうしてもつながってしまうよな。
森浦が守護神としてやっていくには
石原を「抑え捕手」として起用する理由の一つとしては守護神が森浦というのもあるのかなぁと。この二人は天理大でバッテリーを組んでいた先輩後輩の間柄。守護神・森浦を十分理解してる捕手だからというのもあるのだろう。
そんな間柄のはずなのにこの日、森浦が石原のサインに首を振るシーンが多かったように思う。チャートを見るとこの日は変化球の割合が非常多かったように思うし、常にボール先行の展開だったよな。
確かにリリーフ、それも守護神だって年間60試合以上投げれば、調子の悪い日は必ずある。それでもチーム、先発投手に勝ちをもたらすのが守護神だからな、そういう意味ではこの日の森浦に物足りなさを感じたよな。
森浦の良さは何といっても決め球に使えるチェンジアップ。これを有効に使うにはやはり打者を常に追い込んでいく必要がある。真っすぐに力がある投手なら力いっぱい真ん中に投げ込んでいけば何とかなる場合もあるけど、森浦くらいの真っすぐなら変化球を交えながら「丁寧に」打者を「攻めて」いかなきゃいかんだろうねぇ。
と、なれば森浦の場合は常に「カウントを取れる球」がどうしても必要になってくる。これがあるとないとではかなり変わってくるのだろう。森浦の持ち球は左打者に対しては真っすぐとチェンジアップのコンビネーション。右にはこれにカーブが加わる。新球を覚えるのも一つの手だろうけど、できるならとうにやっているはず。難しいんだろうねぇ。
森浦のようなタイプで抑えというと中日の守護神だった岩瀬さんが思い浮かぶ。岩瀬さんは真っすぐも速かったけど、スライダーの使い手だった。このスライダーは決して一つではなく、ストライクが取れるもの、ファールを打たせてカウントを稼ぐもの、見せ球、そしてウイニングショットとスライダーを使い分けていた。スライダーだけで打者を打ち取る場面を何度も見せてくれた。プロだなぁと何度もうならせてくれた。
森浦に岩瀬さんをマネてスライダーを覚えろとは言わんけど、チェンジアップを様々な目的で使い分けることができれば、もっと楽にというか、森浦主導で打者と対峙できることが増えてくると思う。この日はあまりにも打者主導で森浦が投げ込む構図がゲームを支配してしまったよな。
若さ?甘さ??大事なのは厳しさ
最後は三遊間の打球をサード・佐々木が横っ飛びもグラブを弾いて転々とする間に2塁走者もホームに迎い入れる形でサヨナラ負け。ショート小園が追いついていただけに小園に任せていれば同点どまりだった、そんな声も聞こえてこよう。この辺は佐々木の若さが出たのかもしれんし、佐々木らしいといえば佐々木らしい。ただ、同点で切り抜けられたかもしれんのと負けるのとでは大違い。ここはきちんとコーチ陣が指導して欲しいよな。
なぜこんなことを言うかといえば、昭和の黄金期のカープはこういったプレーはほとんどなかった。みんな野球を知っていたといたというかね、これをやればこうなってしまうというをよくわかっていたように思う。ベンチも非常に厳しく指導していたんだよな。この日の佐々木のプレーは正田さんあたりがコーチなら飛び蹴り飛んでくるようなプレーだろう(笑)。
佐々木の若さもあるけど、SNS上で再三指摘されている新井カープの「ユルさ」ね。若さで終わらせずにゲーム後にしっかりコーチが指摘・反省、そしてゲームに活かす。やっていないとは思わないけど、そこに「厳しさ」もないとチームに浸透してこない。強いカープを作るにはこうした部分も必要だよな。

