広島は6日、永川勝浩投手(38)が今季限りで現役引退すると発表した。本人から引退の申し入れがあり、了承した。今季の本拠地最終戦、23日の中日戦(マツダ)で引退セレモニーが行われる予定。
情報源: 【広島】永川、引退…本拠地最終戦の23日中日戦で引退セレモニー
9月14日東京ドームのチケットあるよ~と言われ、行きつけの居酒屋へ。ここのマスターが阪神ファンなので昨日の観戦はそこで。
序盤からカープのワンサイドになったので4回で観戦終了。ラグビーのテストマッチにチャンネルを切り替えたので、試合の寸評はなしよ。
まぁただ打線は阪神・高橋遥を序盤から攻略。しっかりつながったよな。まぁ欲を言えば追加点を終盤当たりに欲しかった言えば、欲しかったけど、その重要性を感じさせないほど九里のピッチングが冴えていたということだろうねぇ。
九里はここに来て非常に安定しているよな。見ていて安心感がある。まぁバントはもうちょっと練習せぇと言いたいが(笑)。
九里の出身大学は亜細亜大学。数々のツーシームの使い手を輩出しているよな。その亜細亜大学の大先輩にあたる永川がとうとう引退ということになった。さみしいよな。
最近ファンになった同志は永川という名前にピンと来ないかもしれん。30歳を過ぎたあたりから故障との戦い、そして投球スタイルとの戦いに明け暮れなかなか1軍でその姿をみることはなかった。
カープが低迷していた時代の抑えのエース。劇場と言えば今は中崎なんだけど、元祖劇場は永川劇場(笑)。色々な思い出があるけど、どちらかと言えば思い出したくないシーンの方が多いよな。
歪んだドラフトで金持ち球団が横行していた時代、「自由獲得枠」「希望枠」「逆指名」といったものにカープは縁がなく、即戦力投手が取れない年が続いた。
永川がカープにとっては初めての自由獲得枠で獲った選手。地元広島県出身というのもいいよな。
真っすぐと2種類のフォークの使い分け。この球種では先発は無理。当然フォークを駆使した抑えの役割を担うことになった。
足を顔の前くらいまで上げる独特のフォームから繰り出す速球とフォークで三振の山を築いた。4年くらいかな?連続で30セーブ以上を記録。年俸も1億までいったよな。ホームランを打たれない投手という印象もあった。
フィジカルに頼ったフォームは年齢を重ねることによって、様々な問題が出てきた。足の故障が増え、ボールに力が伝わらなくなった。
フォークの精度が落ち、カウントを悪くしたことによって真っすぐを狙い打たれる。真っすぐの切れがなくなりフォークを見極められる。どうしても永川にはあと一つ、二つ変化球の必要性を感じたよな。
しかし、永川自身、非常に不器用なんだろうねぇ。投球フォームを変えてもなかなかしっくりいかないし、変化球も4,5年前くらいにスライダーをようやく覚えて中継ぎとして復活できた。
全盛期にもっと早くスライダーなり、チェンジアップなんかを覚えていたら、もっとセーブを稼げたと思う。本当に不器用な名投手だよな。
晩年は故障に悩まされた。まぁあの独特のフォームから来るものだろう。それでも38歳。燃え尽きるまでプレーできた。カープに入ってよかったよな。これからはゆっくり休んで第2の人生、頑張ってほしいよな。
さて、3位争いはカープ先勝でだいぶ有利になった。ただ、今日明日と先発がどうなるかってのも問題だよな。もう一つ勝っておけばほぼ3位は大丈夫、後は上を見てどれだけ行けるかということだろうねぇ。
今日の先発は薮田。対するは苦手の西だよな。
薮田は前回の登板ではある程度使える内容を見せてくれた。ただ、あれが続くかどうか?だよな。
薮田も永川とタイプは違うけど、独特のフォームから繰り出す速球とフォークまたツーシームの使い手。共通するところもある。広島出身、亜細亜大学出身というのもあるし、かわいがられただろう。引退する先輩にいいところ見せてほしいよな。
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