カープ反省会4 上位チームとの対戦に見せる「隙」が課題

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情報源: エルドレッド、メッセ撃ちに意欲「集中して打ちたい」 23日、リーグ戦再開/デイリースポーツ online

 アタクシはどちらかというと楽天的でね、嫌なことがあっても大体一晩寝ちまうと忘れてる。困難を迎えても「まぁ、なんとかなる」で切り抜ける。そんなアタクシでもまだ、交流戦のV逸だけは引きずってる(笑)オマケに阪神に9点差をひっくり返された傷もまだ癒えていない(笑)ことカープに関しては性格がガラリと変わっちまうのかねぇ?自分でも不思議だよ。

 交流戦終わって貯金16。交流戦で貯金が6つ増えた。これまでパリーグのチームにコテンパンにやられていたことから考えると大躍進。これで交流戦の苦手意識も吹っ飛んだようにも見えなくもないんだけど、その証としてね、やはり交流戦優勝と言うタイトルがどうしても欲しかった(しつこい!)

 どうしたら、カープは交流戦優勝できるのか?この交流戦、どうすれば優勝できたのか?勝手に検証してみようと思うんだよな。

 まぁ、一言で言えば、「強いチームに弱い。」これに尽きると思うんだよな。

 パリーグ上位のチーム、現在のカープと同じ位貯金を持っている2チームに負け越したよな。いやいや、相手が強いんだもん、しゃぁねぇよって声も聞こえてきそうだけどな、結局はここなのよ。昨年の日本シリーズもそう、交流戦の楽天、ソフトバンクとの戦いもそう。この二つのどちらかに勝ち越していれば交流戦Vを手中に出来たわけでね、いかに強い相手に勝ち越せる力があるか?それが今後のペナントにも大きな影響を及ぼす思うんだよな。

 この楽天・ソフトバンク戦で目立つのが「序盤で先制点を与える」ってこと。つまり相手に主導権を渡してしまうパターンが多いよな。振り返ってみれば楽天戦の初戦、大量リードで勝った試合以外は先制点を許している。そうなると先発投手がこういう相手に対して、味方が先制するまでいかに我慢のピッチングができるか?ここが一つのポイントだよな。

 そしてこの6試合で目立つのがミスで先制を許すパターンね。広輔の内野フライ見失い事件、ジョンソンのワイルドピッチ、ブラッドの送球ミスとね、初回に先制された3試合はいずれもミスが絡んでるよな。

 今シーズンも去年よりも速いペースでカープは「逆転勝ち」をおさめている。もんげぇよな。ただ、今回の上位チームに対しては逆転勝ちはソフトバンクの2戦目だけ。祐輔が先制を許しながらも終盤まで粘ったし、中盤で同点に追いついた。そして何よりも祐輔の失点には「ミス」が絡んでないのがミソなんだよな。フォアボールも絡んでねぇし、非常に引き締まったいい試合だった。8回のいいタイミングで丸の1発が飛び出して試合を取れた。本来なら上位チームとはこういう試合をしていかなきゃならんのに、相手がちと上だと思うとミスで自滅するチームに変わってしまう。ここが大きな課題なんじゃねぇかなぁと。

 下位にいるチームってのはそれなりに問題を抱えているから下位に沈んでいるわけで、そこを克服できれば自ずと上位に上がってこれる。例えば打線に得点力がないのであれば、多少先制されても追加点を取られるリスクは低いから、しっかり腰をすえて逆転に向けて攻撃することが出来る。

 相手の中継ぎ陣に不安があるのであれば、先発に球数を投げさせて中盤あたりで相手ベンチに交代を意識させることができる。相手からすればそれだけでプレッシャーなんだよな。そこをついて一気に逆転のパターンも多いよな。

 一言で言えば下位チームは「隙」がある。カープは上手くそこを突いて相手を切り崩す。これはこれで強いチームの条件といってもいいよな。

 でも上位にいるチームには「隙」がない。全くないわけではないけど少ないよな。

 そんな相手に対してはなぜかカープは先に「隙」を作ってしまう。勝負弱いのか?それともビビリーなのか?まぁそれはどっちとも言えるかも知れんけどな、やはり強い相手となれば色んな不安だったり、選手が固くなったりってのはあると思う。それをプラスの方向へ持っていくのはさ、アタクシはベンチの仕事だと思うんだよな。

 名将・梨田監督、巨大戦力ソフトバンクの工藤監督とそばに控える達ちゃん。もしかしたら選手は相手のベンチを見て野球をしてしまっているのかもしれねぇよな。いや、それではプロ失格だよ!なんて声も聞こえてきそうだけどな、その辺を気にしてしまうってのも長き渡ってパリーグにいいようにやられて来たトラウマもあるだろう。特に上位チームとなればなおさら。そら、意識すんなと言われても…って感じだと思うよ。

 それを克服するためには緒方監督を筆頭にベンチがいかに選手を試合に、プレーに集中させるか?大事な仕事だよな。反対意見も頂いたけど、やはり「自分達の野球」「いつも通りの野球」ばかり唱える緒方監督の発言や選手起用ってのに、物足りなさと頼りなさを感じてしまうんだよな。

 監督がこの試合はこうして戦おう!といつもと違う戦法を使って選手を集中させる。リスクも伴うかもしれないけど、そういう「決断」ってものが選手に勇気を与えることだって沢山あるはずなんだよな。

 例えば、ソフトバンクとの初戦ね、確かに内川やなんだっけ?ロッテから横取りした助っ人。この辺の主力を欠いた戦いの中、工藤監督は「手堅い」戦法をやってきた。ランナーが出れば手堅く送りバントの采配。これってどうってことねぇかもしれねぇけど、交流戦では無類の強さを誇るソフトバンクが送りバントで攻めてくる。そしてきちんと決められちゃうんだよな、これが。ノーアウトのランナーで2回、ワンアウトのランナーで2回。全部送りバント。強い強いソフトバンクがこんな手堅い攻撃をそれも1度も失敗せずに決めてくる。これだけでカープのベンチ選手はプレッシャーを感じたと思うよ。完全にソフトバンクに主導権が渡った。丸が3発打とうが初回から点差以上に圧倒されていたよな。

 これ、例えば試合の中で4回も送りバントのサイン出したら1度くらいは失敗するよな。プロだから、あまりバント練習しねぇし、プレッシャーもかかるしね。それを特に二つくらいは普段打席に立たないバンデンハークが決めている。本当に「隙」がねぇよな。

 見えないプレッシャーの前にカープが先にミスを犯す。そしてそれが失点に繋がっていく。若い選手が多いとは言え、じゃ楽天やソフトバンクがベテランばかりと言えばそうじゃねぇ。カープも優勝しているんだから若いチームって言い訳はもう効かねぇと思うし、緒方監督の「自分達の野球」ってのも、ファンは進化を求めるのものだし、物足りなさを感じ始めているの事実だよな。

 まぁその辺が結局はパの上位チームには通用しなかったということ。さぁて、緒方監督はこの辺の課題を克服できるのか?

 そして舞台をセリーグに目を移せば、明日からのリーグ戦再開は2位の阪神、そして3位のベイスターズ。カープはこの上位チーム(ベイは借金生活だけど)に今の所、負け越しているんだよな。そして今後もこの2チームとは15試合ずつ計30試合ある。ここをどう戦っていくか?が連覇へのポイントになるだろうねぇ?

 星勘定からいえば、この2チームが苦手なら5割前後でいいのよ。直接対決で貯金が減らないなら他で勝ち越せば貯金が増えるからな。ただそういう気持ちで戦っちまうと足元すくわれる可能性もある。連敗を喰らうと収集がつかなくなって大型連敗の影も見えてくる。そうならないためにもカープはこの2チームに対して「隙」を見せない野球を心がけるか、緒方監督がベンチワークで試合の主導権を握る工夫を施したりしながら選手の士気を高めて高い集中力で戦い抜くかってことがポイントになるだろうねぇ。

 その辺の課題を克服しての交流戦優勝が見たかったんだけど、まだ宿題として残っちまってるわけでね、3ゲーム差で首位だけどまだまだ予断を許す段階ではねぇよな。さぁて、勝負の9月に緒方カープがどういうチームになっているのか?楽しみでもあるし、ちと怖い気もしますがね(笑)

 アタクシ、明日は阪神ファンのマスターが経営するお店に殴りこみ応援しに行く予定。果たして生きて帰ってこれるか(笑)どうかですが、とにかく初戦が大事。薮田にはまた痺れるピッチングを期待したいよな。楽しみだ。