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「3連覇の鍵を握る男」3.緒方監督 若手の積極起用で黄金時代長期化計画!?

2018年記事
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野球情報満載デイリースポーツ/キャンプ打ち上げ サプライズで5人に監督賞「期待を込めて」

情報源: キャンプ打ち上げ サプライズで5人に監督賞「期待を込めて」/デイリースポーツ online

しかし、月日の経つのは早いよな。この間キャンプが始まったかと思ったら、もう打ち上げ。開幕まであと一か月になっちまった。細々とした故障者は出るには出たけどな、大きなけが人も出ずになんとか選手たちは乗り越えてくれたよな。

1軍キャンプのメンバーに抜擢された若鯉たち。何人かは脱落してしまったけど高卒2年目の高橋昂也、アドゥワはその存在感をアピールしながらキャンプを乗り越えた。これは大きな財産になるだろうねぇ。4年目の藤井皓も持ち前の真っすぐで三振の取れる投手であることをアピールしてくれたよな。

野手では坂倉が非凡な打撃センスを下地に高度な打撃技術をアピールできたしな、この2016年のドラフトはひょっとしたら今の黄金時代を5年も10年も伸ばしていく原動力になる予感もする。改めてカープのドラフト&育成の力ってのに感心させられるよな。


キャンプの監督賞も若鯉からの選出が目立った。高橋昂也、アドゥワの2年目コンビ、4年目の藤井皓、外野にも挑戦した上本、そして昨シーズンのリーグ優勝ではすっかり蚊帳の外だった下水流。しかしこれだけ監督賞を選ぶってのも珍しい。それだけ緒方監督にとっては充実したキャンプだったってことだよな。

ところで監督賞。キャッシュかね?1月に亡くなった星野さんが中日の監督時代、監督室の金庫には常時3千万くらい入ってたってな。監督賞も相当な金額もらっていたらしい。ある選手は年俸に手をつけずに監督賞や賞金だけで1年過ごせたって話も聞く。カープの監督賞、どの位なのか興味深いよな。

中にはカープは金満球団みてぇになったって声も聞こえてくるけどな、いいんじゃねぇの?監督賞くらいさ。逆に選手の契約更改で丸や菊池の年俸が低い。もっと上げねぇと出てっちまうよなんてな。柳田はこんだけもらっているとか、巨人ならこのくらいとかね、そんな話。残念ながらそれは球団のスタンスの問題であって評価・査定の違いではないと思うわけよ。

カープの場合はFA選手は採らんし、FA宣言した選手は基本引き留めない。巨人や阪神などの老舗球団やソフトバンクの場合、年俸以外にも「引き留め料」ってのが加算されてるんだよ。他球団で同じくらいの成績の選手よりも20~30%位上乗せして提示してんだよ。そこにはFAやメジャー挑戦しそうな人気選手に「出て行っては困る」というメッセージが込められているんだろうねぇ。これも金満球団だからこそなせる業なのよ。

それと同じことをカープにやれって言ってるのがいる。古いカープファンとしては理解に苦しむし、もっと勉強してから語れとも思う。それをやるようになったらカープはおしまいよ。カープじゃねぇよ、そんなの。


話を戻すけど、緒方監督がこうして監督賞を出すことがニュースになるってのも初めてじゃねぇかねぇ?就任4年目でこういう振る舞いってのはどうやら監督業も少しは板についてきたんだろうねぇ。

大きな補強をせず「現有戦力」で3連覇、黄金時代の道を突っ走るには新たな戦力ってのは不可欠。連覇しているからこそ、緒方監督は「次の世代」のレベルアップに取り組む意気込みでキャンプインしたんだろうねぇ。その意気込みに若手選手が応えてくれた。手ごたえを感じた。それがこの「監督賞」につながったんじゃねぇかねぇ。いい仕事してるよな。


ただ、やはり「監督」として、特に采配面では過去3年でまだまだってのを感じた同志も多いだろう。短期決戦の弱さ、ここ一番で勝てない弱さ、この辺ってのは監督の力量が少なからず影響してくる。特に短期決戦での投手起用や好調な選手の抜擢なんてぇのは緒方監督の苦手分野だよな。

実際に今のカープは野手に関しては「タナキクマル」+新井さん+誠也」とういうブロックがつなぎ合わせて1+1+1+1+1が5ではなくて10になるチーム。誠也が故障した後は「タナキクマル+松山+安部」とこれまたいいブロックの組み合わせで強力打線を維持してきたよな。これがカープの強さの要因だと思うし、他球団にとってみては脅威なわけよ。


このブロックが強力な理由は「タナキクマル」が必ず中心のブロックにいること。3人だけどその倍くらいの力を持つ強力なブロックなのよ。カープ野手陣のベースってのがこのブロックてのはカープファンなら誰でもうなずいてくれるよな。

ただ、この強力なブロックにいつまでも頼っているわけにもいかんのよ。まだみんな30前だけど丸は今年FAを取るしカープに残留するかわからん。残留するなら多分球団は契約更改で複数年契約を打診しているはず。でも単年ってことはFA移籍にある程度含みを持たせていると判断していいだろう。

菊池だって去年はWBCから始まってポストシーズンまで戦いぬいてきたわけで、今年だって長年の勤続疲労だってあるだろう。いつも目いっぱいプレーしてくれているからなおさらだよな。時には休ませながらの起用だって考えんといかんよな。


その辺を考えるとこの強力なブロックがいずれはヒビが入ったり壊れたりするだろう。緒方監督だってそのことを全く考えていないわけではねぇよな。だからこのキャンプ、現有戦力の底上げで新しい強力なブロックを作るための下準備として若手を積極的に1軍に抜擢たんじゃねぇか?アタクシはそう睨んでるんだよ。

何も強力なブロックは野手陣でなくてもいい。鉄壁の先発陣やリリーフ陣でもいいわけよ。高橋昂也やアドゥワはこの強力なブロックを作るためのピースとして候補にあがっていたのかもしれん。若いこの二人に薮田、岡田、辺りで先発四天王を作るのも悪くねぇ。塹江や藤井の成長+中﨑、今村で鉄壁のリリーフ陣を作り上げるのもいいよな。

そんな構想を緒方監督は描いていて、このキャンプでそのメンバーがアピールしてくれた。脱落せずにキャンプをやり切ってくれた。恐らく相当うれしかったろうし、自信を持ったんだろうねぇ。その気持ちの表現が「監督賞」って形になった。アタクシは勝手にそう思っているよ(笑)


まぁ洒落じゃなくて、この辺の若手が順調に育ってくれれば、黄金時代の道筋は明るいよな。この辺を考えながらチームを作っていくのだとしたら緒方監督も「成長」しているのかもしれん。2年連続でリーグ優勝しながらもポストシーズンで敗れた経験がこうした方向へ進ませてくれたのかもしれんよな。

やはり、監督の采配で取れる試合もあれば負ける試合もある。とは言っても年に数試合。でも監督のチーム作りが成功か否かでAクラスかBクラスかは間違いなく決まる。そこに日頃の選手起用であったり、選手との接し方だったり、チーム作りがブレなかったりってのが加わって初めてリーグ優勝ってのは成し遂げられるもんだと思う。そういう意味で今キャンプ、緒方監督はチーム作りに光が差してきたことを何よりも実感したのかもしれんよな。

3連覇に向けてこのシーズン緒方監督の「成長」ってのも一つ注目していこうと思ってるよ。頑張ってほしいよな。

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